「ジーク (Grand Order)」の版間の差分

提供: TYPE-MOON Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(台詞とメモ追加。その他もろもろ追記。)
176行目: 176行目:
 
:邪竜の姿の時と端末体の時の口調の違いを指摘されて。
 
:邪竜の姿の時と端末体の時の口調の違いを指摘されて。
 
:邪竜の姿に相応しい言動でと考えた末のことだったが、本人曰く血迷ってしまったとのこと。なお、邪竜の姿の時から既に口調と態度はブレブレであった。
 
:邪竜の姿に相応しい言動でと考えた末のことだったが、本人曰く血迷ってしまったとのこと。なお、邪竜の姿の時から既に口調と態度はブレブレであった。
 +
 +
;「この大聖杯は、あの聖杯大戦を戦ったサーヴァントが命懸けで求めた大切なもの。横紙破りをする者に、渡すわけにはいかないんだ。」
 +
:イベントシナリオ中で、ジークの大聖杯に向ける想いは何度も語られている。この聖杯へ向けられた願いを全て否定せず尊きものとして、彼はそれを奪った責任を己に課している。
  
 
;「思い出は沢山ある方が、面白そうだろう?」「あればあるほどいいんだ、特に俺は、忘れるほどの量がないからな。」
 
;「思い出は沢山ある方が、面白そうだろう?」「あればあるほどいいんだ、特に俺は、忘れるほどの量がないからな。」
195行目: 198行目:
 
;「さよなら、そうしてありがとう。友と呼んでくれた人。」「短くとも、宝石のような記憶だった。これから先、ずっと大切にするよ。」「さよなら、我が友人。そして、新しきマスター。」
 
;「さよなら、そうしてありがとう。友と呼んでくれた人。」「短くとも、宝石のような記憶だった。これから先、ずっと大切にするよ。」「さよなら、我が友人。そして、新しきマスター。」
 
:聖杯という宝を守り続ける邪竜は、友との思い出という宝を新たに手に入れ、再び眠りにつく。
 
:聖杯という宝を守り続ける邪竜は、友との思い出という宝を新たに手に入れ、再び眠りにつく。
 
 
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==

2018年7月16日 (月) 11:29時点における版

キャスター
真名 ジーク
性別 男性
身長 165cm
体重 53kg
出典 Fate/Apocrypha
地域 ルーマニア
属性 中立・善
声優 花江夏樹
デザイン 近衛乙嗣
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order‎‎
テンプレートを表示

概要

魔術師」のサーヴァント

略歴
かつて第三魔法を実現させようとしていた大聖杯を世界の裏側へと持ち去った元ホムンクルスの邪竜。肉体は既に消滅しており、邪竜の姿は彼の魂の形である。
しかし大聖杯の内部に潜んでいた何者かの残留思念に支配権を奪われていることを察知した彼は、その侵食および聖杯内部で行われる大戦を食い止めるべく、意思を持つサーヴァントの再現と、外界のもうひとりのマスターの召喚によって対抗を試みる。
カルナとジークフリートの宝具を受けて負傷し動けなくなったため、子機・端末体としてかつてホムンクルスであった頃の自分の姿を作成し、以後はこれで行動する。
問題が解決した後、恩人であり友と呼んでくれた主人公のもとへ端末体をサーヴァントとして送り込む。
人物
サーヴァントでありマスターでもある「ただのホムンクルスにして、ただの人間」。過去らしきものは殆ど存在しない。
見た目と知識、精神的いずれも青年期の男性に近いものだが、今の人間の姿は大聖杯に入った後に作り出した端末である。
サーヴァントとして召喚されたジークは「模造品」というよりは「端末に近い存在」であるため、人理修復後はその役目を終え消滅することが作中記述の時点で確実視されている。
端末体に意識を移している時は、本体である邪竜は中身のない着ぐるみのような状態だったが、イベントシナリオの最後に本体と端末を「切り離す」ことによって二つの身体が別々に思考し、行動することが可能となった。
ただし、切り離したことによって端末体であるジークは本体から完全に離れた別個の存在となり、端末体が経験したことが本体に反映されることはなくなった。
能力
『竜告令呪』による影響によって、邪竜ファヴニールとしての力と英霊ジークフリートとしての力双方を保有する。
アストルフォの細身の剣とフランケンシュタインの電撃、生まれつき持つ魔術「理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)」、ジークフリートへの転身や『幻想大剣・天魔失墜』を呼び出して戦う。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) E E E D B EX 単独行動:EX
ホムンクルス:C+
人工英雄(偽):B+
魔術:C
竜告令呪:EX

宝具

灼熱竜息・万地融解(アカフィローガ・アルグリーズ)
ランク:EX
種別:対人宝具(自身)
レンジ:0(ブレスレンジはおおよそ50レンジ)
最大捕捉:1
竜種“ファヴニール”への一時的な形態変化をもたらし、強力な竜の息(ドラゴンブレス)を放射する。
生前において竜となって空を飛び立ったことに由来するが、本人的には人間の時とさしたる違いはない模様。
『Grand Order』では「敵全体の防御力をダウン[注 1][注 2]&敵全体に強力な攻撃[注 1]」という効果のArts宝具。

真名:ジーク

ルーマニアで執り行われた聖杯大戦において、魔力供給の為に鋳造されたホムンクルスの一人。
本来なら魔力を絞り出されて死ぬ運命であったが、生き延びようと足掻いた結果ジークフリートの力を授かり、聖杯大戦の台風の目となる。
無垢と言えば聞こえはいいが、そこには目的のために生まれ、そして死ぬことが定められた諦観があった。
人間とは掛け離れたある意味で『完璧』な存在だった彼だったが、生き延びていく内に少しずつその完璧さは失われていった。
天草四郎時貞はそれを憎んだが、ジーク本人はそれを望んだ。最終的にその対立が、聖杯大戦の幕を閉じることとなる。
邪竜ファヴニールに変化したジークは、第三魔法を成就させんとする大聖杯を世界の裏側へと運んだ。
「いつか彼女が会いに来る」という希望を持ったまま、彼は世界の裏側で待ち続ける。
届かぬ星に向かって歯を食い縛りながら手を伸ばした者がいたとしたら、彼はその星を撃ち落とした側である。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』開催に伴い実装。イベント報酬。

人間関係

Fate/Grand Order

ジーク
自身の本体。邪竜ファヴニールと名乗る。
恩人であり新しい友になったマスターの元へ端末体を送る際に接続を断ち、別個の存在となった。
アキレウスケイローン
期間限定イベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』にて、苦渋の決断で意思を持たない影であった彼らをサーヴァントとして再現した。
アキレウスとは聖杯大戦にて絡む機会が無かったため、改めて交流する機会ができたことを喜び、互いに気心が知れるほどの関係になる。アキレウスからは「悲観的」と指摘されることも。
ケイローンとはアストルフォと共に命を救ってもらい、その後も同じ黒の陣営として共に戦ったことから信頼をしている。カルデアでは彼に教えを乞うも、直後に現れた課題の山に戸惑っていた。
ジャック・ザ・リッパー
聖杯大戦では不倶戴天の仇敵となった裏切り者のアサシンであり、彼女たちの記憶とその最期を目にし人間の悪性と向き合うきっかけとなった存在。
コラボイベントでも無意識に彼女たちを避けていたが、ジャックの方は聖杯大戦での記憶がない事もあって「殺し合いをしてたんだからそういう事もある」と特に気にしていなかった。そのため彼女たちとも話す機会があり、最後には穏やかに別れるなど、一転して良好な関係を結んでいた。
ジークフリート
自身に命と力を与えてくれた英雄。コラボイベントでは邪竜ファヴニールの力を用いながら彼と共闘し、別れ際にジークフリートから「君があの時の邪竜であったなら話し合いができたのではないか」と評されている。その際「そうなったら不死身にならず、名もなき戦士として野垂れ死んでいた」と自嘲する彼に、不死身の力やバルムンクがなくとも英雄になっていたと賛辞を贈る。

名台詞

Fate/Grand Order

マイルーム

「サーヴァント……ジーク。申し訳ない、ただのホムンクルスだ。
 戦力としては期待できないと思うが、登録された宝具ならどうにか戦えそうだ。
 存分に使ってくれ。」
召喚時の台詞。生来の控え目な性格らしい自己紹介。
「『理導/開通シュトラセ/ゲーエン』」
スキル使用1。ホムンクルスとして与えられた魔術を行使する。
「我が英雄よ、力をお借りする!」
エクストラアタック1。ジークフリートの力を憑依させた一撃を放つ。
「転身開始、彼方への巡礼を。我が身は天の杯を抱えて飛ぶ、邪竜なり。万物融解『灼熱竜息・万物融解アカフィローガ・アルグリーズ』!」
宝具解放。生前に変貌した邪竜・ファヴニールに一時的に変化し、強力な竜の息ドラゴンブレスにて敵を焼き払う。
「気にするな……所詮は、ただのホムンクルスだ……」
「生まれた時と同じだな……怖くは……ない」
戦闘不能時。かつて造られた存在としての諦観からか、自分自身の不幸に対しては冷淡で自嘲的である。
「彼の力を借りているおかげだ。卑怯な気がするが、マスターのためだからな」
「マスターは無事か? うん、それならいい」
勝利時。勝っても頑ななまでに自分の力を誇示しようとせず、マスターを気遣うところが彼らしい。
「そろそろクエストに向かった方がいい。血気盛んなサーヴァントが、ストを起こすと聞いた」
マイルーム会話1。どこの誰から得た情報なのか、かなり尖ったことを聞かされている。
「マスター、その……俺と、友達になってくれると嬉しい。こういう誘い方をするものなのかどうかは分からないが……いや、やっぱり忘れてくれ。照れくさい」
マイルーム会話「絆Lv5」。彼にしては珍しく照れた表情での申し出。人生経験が短いゆえの一面が伺える。
「ん……あぁ、オルレアンの聖女もいるのか。当然か。人理の危機に、彼女が動かないはずがない。
 ただ、彼女は俺のことを知らないだろうから、そっとしておいてほしい。
 今の俺も彼女に関してはおぼろげにしか記憶にない。いつか違う形で再会しない限りは、きっとそうなのだろう」
マイルーム会話「ジャンヌ・ダルク」。
本体から送られた端末のような存在である彼には、彼女との記憶がはっきりとしているわけではないようで、いずれ来るべき形で再会しない限りは互いに思い出すことはないだろうと語っている。
ただジャンヌの方はジークフリートがカルデアにいる際、ジークについても言及しているわけで…。
「やっぱりいたのか、ライダー。よく分からないが、俺の霊基は『相変わらずだな』と苦笑している。よし、お互いに頑張ろう」
マイルーム会話「アストルフォ」。
かつての己のサーヴァントである黒のライダーと再会を果たす。ジャンヌのときと同様はっきりと記憶していないようだが、霊基には彼と過ごしたときの思い出がしっかりと残っている。
「アヴィケブロン、か。貴方がかつて選択したことは、きっと許されるべきではないのだろう。
 でも、貴方の平和に対する叫びだけは本物だったと思う。だから、一緒に戦えるなら嬉しい」
マイルーム会話「アヴィケブロン」。
かつて自分を宝具の部品にしようとした人物であり、その後の戦いで彼が自分のマスターを裏切り宝具の炉心としたことに言及している。その選択を認めはしないものの、彼の平和への願いは本物だったと感じている。
アヴィケブロンからは、記録として彼が聖杯大戦を終わらせたことを知り、結果的に彼を生贄にしなかったことに良かったと述べている。
「かつては倒さなければいけない存在だった。しかし、味方陣営になったのならば、遺恨を抱くことはない。
 ……とはいえ、複雑な心境だ。天草四郎もそう思っているだろうな」
マイルーム会話「天草四郎時貞」。
聖杯大戦にて大聖杯を巡り最後に激突した大敵。彼の平和への願いを正しいと認識しながらも、彼の行おうとしていることを認めることができず争うことになり、ジャンヌ消滅後は怒りと殺意を以て相対した。
味方となることに異論は無いものの、互いの願いを賭けて殺し合いを演じたときの感情は未だに燻っている模様。
「貴方とは会話を交わす余裕すらなかった。しかし、今こうして己の意思があるのは、間違いなく貴方のおかげだ。
 ありがとう、ジークフリート。それ以外に言葉はない」
マイルーム会話「ジークフリート」。
かつて自分に命を与え、戦うための力をくれた存在。彼にとっては紛れもなく英雄であり、己の名に刻み込むほどの感謝を抱く人物と改めて言葉を交わす機会に喜びを抱いている。
「ケイローンか。今回は少しだけ、時間の流れも緩やかだ。可能であれば、俺もあなたに色々なことを教えてもらいたい。
 ……待ってほしい。課題の山が突然現れたのだが」
マイルーム会話「ケイローン」。
聖杯大戦にて黒の陣営として共に戦い、ライダーと共に彼を救ってくれた存在。コラボイベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』においても、アキレウスと共に彼をサーヴァントとして再現し、協力を仰いだ。カルデアにて改めて彼に教えを乞うも突然魔法のように課題の山が現れたことに戸惑いを隠せない。
「モードレッド、元気そうで何よりだ。答えは見つかったのだろうか。……そうか。では、君の父上に挨拶を……何故怒る?」
マイルーム会話「モードレッド」。
聖杯大戦にて初めて刃を交えた相手であり、その後共に戦った人物。かつて人間について、王について話し合いを行ったことがあり、彼女がその先の答えを見つけたことを喜ぶ。そのまま彼女の父上に挨拶に行こうとするも、モードレッドの前でアーサー王の話は取り扱い注意だということは知らなかった模様。
実際に挨拶に行くとしたら一体どのアルトリアに声をかけるのだろうか……
「聖杯……か。悪いが、どんな小さなな聖杯でも、俺は向こう側へと持って行きたがる。なのでなるべくなら、よそに持って行ってほしい。
 それから、天草四郎には渡さない方がいいと思う。多分だが……」
マイルーム会話「聖杯について」。
聖杯を見ると世界の裏側に持っていきたがる習性がついたらしい。また、経験則から天草四郎には渡さぬよう注意を呼びかけている。

本編

「――――定命の者、あるいは運命を切り開く者よ。我が呼びかけに応じよ。」
世界の裏側に召喚した主人公への呼びかけ。かつてのジークからは考えられない様子だが……。
「こちらでどうにかしようと思う。お騒がせして申し訳なかった。」
あっという間に素の彼の口調と態度に戻ってしまう。かつてないほどの丁寧で謙虚な態度を前に、主人公も積極的に話を聞こうとする。
「大体なんだ、定命の者って。思い出せば出すほど恥ずかしいぞ……!」「忘れて欲しい。忘れてください、うん。」
邪竜の姿の時と端末体の時の口調の違いを指摘されて。
邪竜の姿に相応しい言動でと考えた末のことだったが、本人曰く血迷ってしまったとのこと。なお、邪竜の姿の時から既に口調と態度はブレブレであった。
「この大聖杯は、あの聖杯大戦を戦ったサーヴァントが命懸けで求めた大切なもの。横紙破りをする者に、渡すわけにはいかないんだ。」
イベントシナリオ中で、ジークの大聖杯に向ける想いは何度も語られている。この聖杯へ向けられた願いを全て否定せず尊きものとして、彼はそれを奪った責任を己に課している。
「思い出は沢山ある方が、面白そうだろう?」「あればあるほどいいんだ、特に俺は、忘れるほどの量がないからな。」
少年はあまりに短かった人としての生涯に悲嘆することなく、今新たに英雄たちと駆けることに屈託なく笑う。
「何度も助けられたよ。俺の、誇りのサーヴァントだ。」
イベントシナリオ終盤の別れの時、アストルフォとの会話。
かつての相棒であり、一度別れた相手である彼を照れ臭さから避けていたが、最後には彼への気持ちを隠すことなく伝える。
「あなたは竜の血を浴びていなくとも、幻想大剣を帯びていなくとも――――英雄になったと思う。」
かつて命を捨ててまで自分を救ってくれた英雄への敬意。
「それは……秘密だ。」
世界の裏側で待つ相手は誰なのかという問いへの答え。誠実なジークにしては珍しい言葉であり、それ故に特別な想いがあることが伺える
「百年でも、千年でも、一万年でも。待つのは辛くないんだ。」「だって、いつか必ず訪れるとわかっているからな。」「そう信じられるだけの、人だったから――――」
永久にも等しい時間をただ独りで過ごすということも彼には辛くない。短くも誇り高い思い出と、いつか約束の人が訪れるという確信があるから。
「さよなら、そうしてありがとう。友と呼んでくれた人。」「短くとも、宝石のような記憶だった。これから先、ずっと大切にするよ。」「さよなら、我が友人。そして、新しきマスター。」
聖杯という宝を守り続ける邪竜は、友との思い出という宝を新たに手に入れ、再び眠りにつく。

メモ

  • 実はゲームボイス自体は兼役の風魔小太郎と一緒に同時期に収録していた。
    アニメ版Apocryphaの収録よりも早く録っていたらしく、CVが決まっていたのは2017年時点の2年ぐらい前なので、アニメのCVが決まったと同時に収録したと思われる。
    • しかし、以前収録したボイスはアニメ版と違って強めの演技だったので、アニメ版終了後に録り直したとのこと。[出 1]
  • 生きることと人類に対して悩み続けていた生前と比べて感情表現が豊かになり、笑うことも多くなっている。ただし、悩むこと、思考することを止めたわけではない。
  • マイルーム会話でジャンヌ・ダルクとアストルフォについて言及する際には、記憶がはっきりしていないことが伺えるが、その他のサーヴァントたちとの会話では特に記憶が不明瞭になっている様子はない。ジャンヌとアストルフォの二人に共通するのは、本体であるジークにとって最も大事な人であり、いつか再会の約束を交わした相手ということである。
  • イベント中では、大聖杯を料理に使ったり辞典のようにに使ったりしていることが語られている。とある神父がこれを知ったら何を思うのか……

脚注

注釈

  1. 1.0 1.1 3ターン
  2. オーバーチャージで効果UP

出典

  1. 「Fate/Grand Order カルデア放送局SP Fate/Apocryphaスペシャルイベント開催記念ステージ」より

リンク