「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」の版間の差分

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*現在の肉体は18代目、すなわちシキのもの。このため、身長や体重などのデータはシキと共通する。
 
*現在の肉体は18代目、すなわちシキのもの。このため、身長や体重などのデータはシキと共通する。
 
*「[[真月譚 月姫]]」の彼は外見が白髪・和装とシキのまま。ただし、性格や能力は両者が混ざり合っているようで、シキのように秋葉に執着したかと思えば、ロアのようにとことん冷淡になったりする。[[混血]]の力と魔術を両方使ったりもする。洋装もしたりする。
 
*「[[真月譚 月姫]]」の彼は外見が白髪・和装とシキのまま。ただし、性格や能力は両者が混ざり合っているようで、シキのように秋葉に執着したかと思えば、ロアのようにとことん冷淡になったりする。[[混血]]の力と魔術を両方使ったりもする。洋装もしたりする。
**アニメ版視聴者(原作プレイ済み)にはこの演出も不評であったが、漫画板では混血の力も魔術も魔眼も全て使いこなす文字通りの「ラスボス」状態で、アニメ版に比べれば原作派からも概ね好評らしい。また、「洋装のシキ」もシキからロアへの変移段階として描かれており、最終的にはシキからきっちり<del>ピアニスト</del>こちらのロアに変わる。
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**アニメ版視聴者(原作プレイ済み)にはこの演出も不評であったが、漫画版では混血の力も魔術も魔眼も全て使いこなす文字通りの「ラスボス」状態で、アニメ版に比べれば原作派からも概ね好評らしい。また、「洋装のシキ」もシキからロアへの変移段階として描かれており、最終的にはシキからきっちり<del>ピアニスト</del>こちらのロアに変わる。
 
*ロア自身のシキの評価は生きがいい、乱雑な頭など、割と小馬鹿にした印象を受ける。
 
*ロア自身のシキの評価は生きがいい、乱雑な頭など、割と小馬鹿にした印象を受ける。
  

2014年11月27日 (木) 17:51時点における版

ミハイル・ロア・バルダムヨォン

  • スペル:Michael Roa Valdamjong
  • 誕生日:9月29日 / 血液型:B型(遠野シキのもの)
  • 身長:178cm / 体重:65kg(遠野シキのもの)
  • CV:成田剣(MELTY BLOOD) / 吉野裕行(真月譚 月姫)

死徒二十七祖番外位、「転生無限者」「アカシャの蛇」。教会においては祖に並ぶものとして数えられているが、当の二十七祖たちには分不相応と軽蔑視されている。

略歴
聖堂教会の司祭で、魔術師
ネロ・カオスと同じく永遠を探求し、それに対する答えとして「転生」を考案、それを実行に移すために死徒になることを考える。そこで、吸血衝動が芽生えはじめていたアルクェイド・ブリュンスタッドを利用、彼女に血を吸わせて死徒となった。
親が最強の真祖であるアルクェイドだったこともあり、すぐに力をつけたロアは、封印されてしまった別の二十七祖の派閥をまとめあげ、一大勢力を築く。その力は、討伐に赴いたアルトルージュを退けるほど。数年後、アルクェイドは教会と手を組んで彼を滅ぼした。しかし、そのときにはすでに魂を『転生』出来るように加工する作業を終えており、以後、ロアは十八代に渡って転生を繰り返した。
現代のロアは遠野家長男・四季に転生。ルートによってロアが表層に出る場合、四季が主導権を掌握した場合に分かれている。
人物
転生後は「転生先の性格」に「ロアの意思」が加わって性格を成すため、確定的なものはない。ロアの覚醒まではその環境で決まるが、覚醒すれば善人であろうが悪人であろうが、凶悪な殺人鬼になってしまう。
人格そのものが不安定化する手法ゆえ、18代目ともなれば混在してしまって、初代の人格などほとんど残っていない。余談ながら、彼に関連する人物からは悉く嫌われている。各ヒロインは言わずもがなで、他の二十七祖も死徒としての在り方、初代の彼の暴虐から祖として認めていない。例外は盟友ネロ・カオスと、肉体の方に用がある七夜くらいのもの。
能力
最大の特徴が転生術式。初代が永遠を希求するために開発したもので、自らの魂を加工、「魂の情報」が転写できるようになっている。前世のロアが現出するにふさわしい年齢になったとき、初めてロアとして覚醒する。それまでの肉体が持っていた「人間としての意識」を「ロアの意思」が奪うことでロアとなる。この形となったのは「とにかく永遠を純粋に追い求める」ことを初代ロアが優先したため。
今代のロアはナイフを得物とし、直死の魔眼に似て非なる「物を生かしている部分(=命)」を視覚情報として捉える魔眼に目覚めている。通称「偽直死の魔眼」。当然、生物に対してしか力を発揮しない。代わりに脳への負荷はなく、平然と命の源である「線」を視て、生命力を消すことが出来る。なお、「生命力を消す」ため、線・点を攻撃してから死ぬまでには若干のタイムラグが存在する。この間に生命力を回復すると死を免れることができる。
一方、原作中ではほとんど使わなかったが、カバラ系の魔術師で、『MELTY BLOOD』では徒手空拳と雷属性の魔術蒼崎青子いわく「数秘紋による雷霆」「意外に正統派」)を駆使して戦っている。その魔術知識は魔術協会の王冠に匹敵するレベルだという。また「月姫」のアルクェイドとの闘いでは校舎を自身の「城」とし、学校全体と自身にあらゆる傷と損壊を即座に修復する魔術を施していた。
尚、四季の混血としての能力は使用出来ないという。

固有結界

オーバーロード(過負荷)
ロアが持つ固有結界。過負荷の名の通り、魔力の過剰供給を行なうことで使用する魔術の効果が倍化する「スクウェア」状態にする、らしい。
転生先の肉体はどれも初代ほどのスペックを持っておらず、そのため初代以外に発動できた肉体はなかったらしい。そのため『月姫』本編では出番はなく、第2回人気投票で名称が明らかにされた。第4回人気投票では、幻のさつきルートで使用することが明らかにされた。
MBAAのラストアーク「空洞航路・十七転生」では、発動時に「オーバーロード・ゲマトリア」という台詞がある。どうやら数秘紋を固有結界で強化しているらしい。

初代ロア

アルクェイドの死徒となったときのロア。

教会の司祭であり、後の埋葬機関となった部門の設立者。それと同時に、高い知識と技術を兼ね備えた魔術師でもある。永遠という命題に憑かれ、人間のままでは結果が出せないと悟った時、死徒となる道を選んだ。なお、理知的で穏やかな人柄ながら、根は冷酷で徹底した利己主義者だったらしい。

歴代でも最強のロアであり、数々のロアの中でも彼を越えるほどの能力を持ったものはいない。唯一、十七代目は匹敵しうるポテンシャルがあったのだとか。そうやって転生を繰り返しながら「永遠」を追い求めていると、周囲も自身も思っていたが、彼自身も最後まで理解していなかった本音とは、アルクェイドへの恋慕。一目見た彼女の姿に「永遠」を幻視してしまった彼は全てを捨ててまで挑んだ純粋に「永遠」を探求するという事が出来なくなっていた。

そして自らの純粋さを奪い、堕落させたアルクェイドを憎み、転生する度に彼女と相対する時を願い続けた。実際はその憎しみの正体はアルクェイドへの恋であったのだが彼自身は気付かぬまま、その執着を「永遠の希求」と思い込んで、無意識下でアルクェイドと相対することを目的に生きている。シエルはもしも彼にその感情は憎しみではなく恋だと教えられる者がいれば、或いは救いがあったのではないか、と洩らしていた。

尚、「MBAA」ではアルクェイドに「お前愛おしさに〜〜」と語り、彼女への恋愛感情を自覚していた。

登場作品と役柄

月姫
吸血鬼ルートのラスボス。
歌月十夜
ちょこっとだけ出る。それだけ。
MELTY BLOOD
Actress Againで追加。
各地でネタキャラ扱いされる。本家の表ラスボスだというのに。と言うか本編の表ラスボスなのに第4作まで追加されないと言う時点で扱いが酷い。
ただし自身のルートでは残酷かつイキイキとした悪役ぶりをみせてくれる。

人間関係

アルクェイド・ブリュンスタッド
死徒の親であり敵対者。月姫では彼女に焦がれていたことには気付かなかった様子だが、「MBAA」では自覚していた。
あくまで彼が求めたアルクェイドは当時の彼女であり、感情を露わにするようになった現在のアルクェイドに対しては「堕姫」と称して侮蔑の感情を抱いている。
ネロ・カオス
友人。
シエル
十七代目の転生先。これが原因となり彼女は不死となる。
遠野シキ
十八代目。
弓塚さつき
ロアは彼女を吸血鬼にした元凶である……のだが、MBAAでは親吸血鬼と気付いてもらえずに「影が薄い者同士」だのと無意識に馬鹿にされ、おまけに路地裏同盟の下っ端として勧誘されてしまった(下っ端なのは単に新入りだからである)。
ロアはもちろん拒否したのだが、この戦闘でさつきがロアに勝ったため、無意識のままさつきはロアから解放されてしまう。その際「あんなのが私の親なわけないって」と言われてしまう。但し、もう一つある勝利台詞ではちゃんと覚えていて、相当恨んでいる事を示唆する発言をしている。
琥珀
反転シキとして彼女に更なるトラウマを与えている。
その反動もあってか、AAでは彼女に新キャラにチェンジしろと言われたり、「私の知っている四季様はピアニストみたいな格好しない」と言われたり、恨み節たっぷりの扱いを受けた。
白レン
彼女をいたぶろうとするが、やっぱり徹底的に馬鹿にされる。
さつきに敗北した後で彼女に遭遇したらしく、白レンにまで「路地裏同盟でも一番の小物」と言われた際には「本気でかからなくてはならない」と恐怖を感じているほど。
カリー・ド・マルシェ
十七代目の頃の取り巻き。

名台詞

MELTY BLOOD

「喰いたりねぇ、飲み足りねぇ、殺りたりねぇじゃねえか!」
勝利ボイス。
欲望フルスロットルな一言。
「なんという屈辱! オレを哀れむな!
 オレをおまえと一緒にするな!
 オレの頭に身勝手な妄想を振りまくんじゃねぇ!」
MBAA・さつきルートでの戦闘前台詞。
さつきに親吸血鬼だと気付いてもらえず、「私と同じ影が薄くて出番も少なくて、八割の人に名前を覚えてもらえない、はぐれ吸血鬼」と評された挙句、同類扱いされて路地裏同盟の勧誘を受け、あまつさえ一番の下っ端扱いされそうになった。MBAAのさつきルートは比較的シリアスなはずなのだが……
なお、このセリフを聞いた当のさつきは「なんか本編っぽい言い回し」とメタな評で返した。
「なに!? あの小娘ばかりでなく、おまえもロジウラなんとかの一員か……!?
 ええい、これは本気でかからねば……!」
MBAA・白レンルートでの戦闘前台詞。
どうもさつきルートの後らしく、白レンが路地裏同盟の名前を出した途端、こんな事を言いだす。トラウマになったらしい。
「いい。他の連中がオレを知らないってのは、まあ、流してやってもいい。
 うん、いいよ、仕方ないし。つっこむのもつかれたし。
 けどなあ、おまえがオレを知らないって展開だけはねえだろうが!
 頼むぜ、もうちょっとこう、オレがどれだけラスボスに相応しいか説明してくれよ!」
琥珀に知らんふりをされ、思わず彼女にツッコミを入れつつ懇願する。メタ全開な発言である。
「おおお、ようやく勝ち取った参加枠だというのにこの仕打ち……!
 そんなに、そんなにオレが憎いのか琥珀ぅ……!」
上記の後に琥珀に「ネロアさん」と言われた際の台詞。
まあ徹底的にネタキャラ扱いされた挙句、知り合いのはずの琥珀にまで冷たい対応をされれば泣き言も言いたくなるだろうが、琥珀の過去と心情を慮ればむしろまだ優しい対応である。
「それでこそ、それでこそだ!
 800年前、私は確かに永遠を見た! あの時より些かも色褪せぬ月の姫よ!
 17の死、最期の転生。ここで燃やし尽くしてご覧に入れよう!!」
突如降臨した姫アルクに対して。これこそ自身が求めたものと歓喜し、突撃して果てていった。

メモ

  • 18代目(表)はその風貌から、ストーリーを知らない人が見ると「どこかにいそうなピアニスト」に見えるとか。
    ちなみに、スタッフの間では「ビジュアルジャンキー」や「ピアニスト」の通称がついていたという。
    • なお、「ピアニスト」の方はとあるマンガ家の描いたTYPE-MOON二次創作短編集の一幕が所以。
      氏の友人(月姫は未プレイ)にロアのイラストを見せたところ、「この人、ピアニスト?」と返答された、と作中に描かれたのがきっかけ。
  • 第一回人気投票ではラスボスなのに0票だった。
  • 命を視る魔眼は固有名称を持っておらず、ついたあだ名が「偽直死の魔眼」。公式名称ではないので注意。
    しかし、ロア本人は本物の直死であると素で勘違いしていたらしい。志貴を象徴するあの名言も、本家直死がそれを指摘したもの。
    • 元々、この魔眼は月姫ストーリーにおける「連続殺人の殺人鬼は志貴である」というミスリードのためのアイテム。
      ロアの勘違いも含め、作品終盤の怒濤の展開の中、プレイヤーのテンションを最高潮へ持っていくための舞台装置としての役目は十分に果たしている。
    • 直死が「エンジンそのものを破壊する」ならば、偽直死は「燃料タンクに穴を空け、エンジンを使えなくしてしまう」と例えることができる。
  • 固有結界の術者である。……が、月姫本編中で一切使わなかった上に、術者自身の影が薄すぎたこともあって、名称が公開されてもあまり覚えてもらえず、すっかり忘れられた。
    • 尤も、この設定が登場するのは没ルート扱いのさつき編でのことらしいので、ある意味致し方なし。
    • 地形効果はさつきの「枯渇庭園」とは見事なまでに正反対の効果である。
  • 現在の肉体は18代目、すなわちシキのもの。このため、身長や体重などのデータはシキと共通する。
  • 真月譚 月姫」の彼は外見が白髪・和装とシキのまま。ただし、性格や能力は両者が混ざり合っているようで、シキのように秋葉に執着したかと思えば、ロアのようにとことん冷淡になったりする。混血の力と魔術を両方使ったりもする。洋装もしたりする。
    • アニメ版視聴者(原作プレイ済み)にはこの演出も不評であったが、漫画版では混血の力も魔術も魔眼も全て使いこなす文字通りの「ラスボス」状態で、アニメ版に比べれば原作派からも概ね好評らしい。また、「洋装のシキ」もシキからロアへの変移段階として描かれており、最終的にはシキからきっちりピアニストこちらのロアに変わる。
  • ロア自身のシキの評価は生きがいい、乱雑な頭など、割と小馬鹿にした印象を受ける。

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