「投影魔術」の版間の差分
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アーチャーの腕を移植した際は技術だけでなくバーサーカーの怪力まで再現してみせたが、その後のセイバー戦では「身体が知識に追い付かない」と言っていたり矛盾している。 | アーチャーの腕を移植した際は技術だけでなくバーサーカーの怪力まで再現してみせたが、その後のセイバー戦では「身体が知識に追い付かない」と言っていたり矛盾している。 |
2019年10月26日 (土) 03:37時点における版
概要
グラデーション・エア。オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる魔術。
本来は失われたオリジナルを数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術であり、外見だけのレンタル[出 1]。投影した道具はオリジナルの道具と比べると劣化が激しく、さらに時間を経れば投影したものは世界の修正により魔力に戻ってしまう。また、イメージに破綻が起きても霧散してしまう[出 2]。
非常に効率の悪い魔術で、投影でレプリカを作るなら、ちゃんとした材料でレプリカを作った方がよほど手軽で実用に耐える[出 1]。
このため、野外で必要な道具をその都度調達する必要があるなどの特殊な状況ならともかく、魔術としては儀式で道具が足りない際に間に合わせで用意する、などの目的くらいにしか活用できない。
憑依経験
投影した武器の使用者の技術を模倣する技。 長年使用された刀剣には意思が宿り、その意思と共に刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製している。このため、仮に初見の武器の複製であっても完全ではないがある程度扱いこなすことが可能。
士郎は投影する際に以下のことを解析する。 「創造理念」、「基本骨子」、「構成材質」、「製作技術」、「憑依経験」、「蓄積年月」
具体的に言えば、創造の理念を鑑定、基本となる骨子を想定、構成された材質を複製、製作に及ぶ技術を模倣、成長に至る経験に共感、蓄積された年月を再現することで真に迫った物を投影している。 この「成長に至る経験」を解析した結果、扱い方の知識を得る。つまり、投影した剣を扱ってる時点で、憑依経験を意図せずとも使用している。
UBWルートで「ギルガメッシュには武器を扱うだけの身体能力があるだろうが自分にはそれがない」と身体能力は反映されていないととれる記述があり、少なくとも士郎は身体能力までの模倣は出来ていない。
アーチャーの腕を移植した際は技術だけでなくバーサーカーの怪力まで再現してみせたが、その後のセイバー戦では「身体が知識に追い付かない」と言っていたり矛盾している。
「是・射殺す百頭」を振るったのはアーチャーの腕である為、アーチャーの身体なら身体能力まで模倣出来るともとれるが詳細は不明。
使い手
- 衛宮士郎
- 強化魔術の修行ばかりしている彼が本来得意な魔術系統。投影対象は「剣」ばかりであるが、見れば宝具級の代物まで投影可能な上、破壊されなければ半永久的に残り続けるという規格外な代物。
- なお、彼が使用しているのは厳密には投影魔術ではない。詳しくはこちら参照。
- 衛宮士郎 (美遊世界)
- 『Fate/stay night』の衛宮士郎と異なり聖剣の鞘を埋め込まれていないため、強化魔術がメインだったが、エミヤのサーヴァントカードを使い続けたために置換され、上記の原理の投影を使えるようになった。
- クロエ・フォン・アインツベルン
- エミヤのサーヴァントカードを元に誕生した存在であり、同種の投影を使用可能。
- エミヤの本領を当初は理解していなかったことや椅子も普通に投影していたこと、イリヤの魔術の本領を考えると、まともな投影魔術も使用可能なのかもしれない。
- カーシュラ
- 『Fate/strange Fake』で登場した、セイバーを召喚する予定だった魔術師。
- 投影魔術と支配魔術の使い手で、ウォール街で色々とやらかしていたとのこと。信用保証のために見せ金を投影でもしていたのだろうか。
メモ
- 衛宮士郎以降、まともな投影魔術はほとんど登場していなかったが、本来の投影が『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で日の目を見ることになった。
脚注
注釈