「ジェームズ・モリアーティ」の版間の差分
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2017年10月11日 (水) 02:29時点における版
新宿のアーチャー | |
---|---|
真名 | ジェームズ・モリアーティ |
性別 | 男性 |
身長 | 175cm |
体重 | 68kg |
出典 | シャーロック・ホームズシリーズ |
地域 | ヨーロッパ全域 |
属性 | 混沌・悪 |
声優 | 土師孝也 |
デザイン | RAITA |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では西暦1999年の新宿において召喚され、己の目的を果たすために魔神バアルと同盟を結んだ。
- 彼の志す目的。それは宿敵シャーロック・ホームズを超え、地球を砕く事。
- たった一度でも宿敵を越えたいと願い、しかし己が悪役である限りどう足掻いても勝てない事を悟った彼が唯一可能性を見出したのは、宿敵の味方につく事……すなわち、「これまで通り悪役として戦う」のではなく「正義の味方になる」ことだった。
- 彼は手始めに、自身の記憶と悪性を削り善性を獲得することで善の存在「善のモリアーティ」として新生。一方で共謀するバアルは記憶を封じてモリアーティに化け、モリアーティとしての意識を植え付けた――「悪のモリアーティ」の誕生である。
- 新生の際に記憶を操作した両者はお互いを「元は一つの存在だったが善と悪の側面に分かたれた」と認識し、「悪のモリアーティ」は自身を本物のモリアーティだと認識し悪役として行動を開始。その一方で「善のモリアーティ」は記憶の一部喪失に加え善性を獲得している為に、悪を働く「悪のモリアーティ」一派と争う正義の味方として彼らと対立した。
- こうして下準備を整えた後、「善のモリアーティ」はレイシフト直後の主人公に接触、その後も味方として行動を共にする。
- 共に肩を並べて戦ううちに主人公を「自身の身と引き換えにしてでも守るべき大切な存在」として意識し、またその想いから生じた行動で当初は懐疑的だった他の味方サーヴァント達をも信用させていったが、それこそが記憶を失う前の彼自身の企んでいた事でもあった。
- 主人公の味方として「悪のモリアーティ」陣営と戦い続け、ついに「悪のモリアーティ」を倒すことに成功したその時、彼は全てを思い出した。ここまでの全てが今この瞬間までの布石であり、自分が今どう動くべきなのかを。
- 様々な不確定要素すらも計算の内に織り込んだ計画は見事に成功し、ホームズは油断の結果重要な推理を誤り、味方と信用しきっていたモリアーティに取り込まれるという形で敗北を喫した。
- そしてモリアーティは取り込んでいた幻霊「魔弾の射手」の持つ「七発目の弾は自らの最も大切なものを射抜く」という呪いを利用し、彼が初めて獲得した大切なもの…即ち主人公の頭上に「七発目の魔弾」として隕石を落下させ、地球を砕くという大犯罪の成就に王手をかけた。
- こうして目的の完全遂行まであと一歩というところまで漕ぎ付けたが、駆けつけた厳窟王とジャンヌ・オルタの二人により救出されたシェイクスピアと、この時の為に身を隠していたアンデルセンら二名が二次創作によって生み出された無数の名探偵達――本来彼と戦うべきシャーロック・ホームズには届かないまでも名だたる探偵達の幻霊――を召喚。彼らに力を与えられた主人公に"この事件の犯人である事を完全に証明され"弱体化し、敗北を喫する。
- 本来ならば幻霊探偵の支援を受けた主人公を相手にしてもなお充分な勝算はあったのだが、魔弾を命中させる為にどうしても消す事が出来なかった、主人公を大切に想う心が敗北の一因となってしまった。
- 落下中であった隕石もエミヤ〔オルタ〕とセイバーオルタの宝具攻撃によって粉砕・一掃され、計画は完全に失敗。
- 全てが終結した後、いつの日か正式に契約するかも知れない主人公に激励をかけ、初めて「正義の味方」という役割を体験できたことに満足したように消滅した。
- 人物
- 蝶をモチーフとした近現代風の衣装を纏ったアラフィフ紳士。
- 胡散臭い喋りでジョークをよく飛ばすなど愉快な印象を与える人物。一方で途轍もない頭脳を有しており、冷静な観察眼と計算を以て行動をしている。
- 幻霊「魔弾の射手」を取り込んだことによりアーチャーになっているが、本来はキャスターらしく自身の霊基がそう訴えているのを感じていた。
- 「黒い聖剣を使用する剣士の少女」という程度の情報からアルトリア・オルタの真名を推測するほどの高い推理力を持つ[1]。
- また、戦闘においても時間稼ぎを目的とした戦闘をきっちり予想通りの秒数で終わらせるほど理知的で、時折数式やギャンブル用語に例えている。
- 本来は悪役であり、宿敵であるホームズはおろか彼自身も、「モリアーティという存在」に善心が存在したことに驚きを感じていた(最も、この善心は前述の通り「元々持っていた」訳でもないようだが)。
- 他、無意味な死を何より嫌うと自称している。
- 能力
- カメレオンの持ち手が特徴なステッキは、サーベルと銃を仕込んでおり、遠距離と近距離に対応できる。
- 主武装としている超過剰武装多目的棺桶『ライヘンバッハ』は重機関銃にロケットランチャー、ビーム砲といった兵器を内蔵しているほか、これ自体を振り回して敵に叩きつけたりもする。
- 武器も、その扱い方もすべてが合理的であり、戦場を的確に把握し、部下を使って敵を追い込む。しかし真に恐ろしいのは、不確定要素を排除するどころかその不確定要素すら予測し計画に組み込んでしまえる圧倒的な頭脳。
- ただし「犯罪者は探偵に敗れる」という性質、そして彼自身が「一度も誰かに犯人だと特定されたことがない犯罪者」という基盤で英霊として成り立つ特性が原因で、探偵系のサーヴァントやその力を借りた存在に「(起こした事件の)犯人だと特定される」ことで力が抜けていき、極端に弱体化してしまうという弱点も持つ。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーチャー | 主人公 (Grand Order) | C | D | A | B | A | C | 対魔力:D 単独行動:A+ |
魔弾の射手:EX 蜘蛛糸の果て:A++ 邪智のカリスマ:A |
宝具
- 終局的犯罪(ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド)
- ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:100人 - 彼が目指す窮極の破壊、「惑星破壊」を具現化した宝具。
- アーチャーとしてのサーヴァントとして召喚されたため「対軍」に留まっているが、本来ならば「対都市」「対国」のランクである。
- 真名判明前でも疑似宝具として問題なく使用が可能だった。
- 終局的犯罪(カタストロフ・クライム)
- 亜種特異点Ⅰにて敵として登場した際に使用する宝具。
真名:ジェームズ・モリアーティ
- ジェームズ・モリアーティ。シャーロック・ホームズシリーズにおいて、ホームズ最大最強のライバルとして名高い数学教授。
- 登場した作品はわずか三作、その殆どはホームズの言葉でしか登場しないにも関わらず、ホームズ最後の事件の暗躍によって、絶大な支持を受けた悪のカリスマ。
- 天才、哲学者、思索家、極めて優れた頭脳、「犯罪界のナポレオン」。ただの数学教授でありながら、その組織網はヨーロッパ中に広がったとされる。
- 証拠を残さず君臨し続けたが故に、彼は一度たりとも、名指しで犯人とされたことはなかった。故に、犯人と指差された瞬間、これほどまでに弱体化する。
- 作中で明かされた設定によると、「犯罪コンサルタント」のような仕事に携わっていたとされている。
- 魔弾の射手
- モリアーティはサーヴァントとして召喚されているが、その実態は、幻霊「魔弾の射手」の能力を吸収した融合型サーヴァント。
- その為か、真名が秘匿されていた時は正体をアーチャーとして絞っても、キャスターとして絞っても「何かがズレている」と評されていた。
- 歌劇である「魔弾の射手」に登場する狩人は悪魔に魂を売り渡すことで、狙う獲物を必ず仕留める魔弾を手に入る。
- 七発目は自分が望んだ場所ではなく、悪魔が操作する。つまり、契約者の大切なものに放たれ、絶望に陥れる。
- この物語において、七発目の弾丸は死神にも等しい力を持ち、同時に悪魔は七発目を必ず撃たねばならない。
- そして『新宿幻霊事件』では七発目が確定したことで因果律が強化され、強制レイシフトの発動を無効化させる効果も得ていた。
- 小惑星の力学
- The Dynamics of an Asteroid…シャーロック・ホームズシリーズでは『恐怖の谷』で言及された、彼の手による論文。
- ホームズ曰く「純粋数学の最高峰に分け入った論文」であると言われている。
- 『Fate/Grand Order』での実体は「惑星破壊」の方法についての論文であり、この論文を実証したいと思った事が悪の道に入る切っ掛けになったように描かれている。
- なお、宝具名『終局的犯罪』と併せて、元ネタが存在している。(後述)
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』の解禁に際して真名を伏せる形で期間限定でガチャに追加。エミヤ〔オルタ〕と並ぶメインストーリーのキーパーソンだが、期間限定サーヴァントの一人になっており、恒常的な入手手段は現状ない。
その他
- ちびちゅき!
- 文化祭にて、謎の執事喫茶の一員として登場。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 亜種特異点Ⅰでのパートナーにして宿敵。
- 新宿での計画にとって必要不可欠な要素であり、自身の心境が変化するきっかけとなった存在であり、最終的に計画が頓挫した原因。
- 悪の素質がまったくないと言い切り、「善でありながら悪を否定せず、悪を認めているのに善を嗤わない」という在り方を評価している。
- 魔神柱バアル
- 亜種特異点Ⅰで「幻影魔人同盟」を組んだ相手。
- 互いに目標を達成する為のビジネスライクな関係であったが、一種の共感もあった模様。
- ヘシアン・ロボ
- 亜種特異点Ⅰでは主人公達と敵対する上での同志。基本的に言う事は聞かないので好きなようにやらせている。
- チャールズ・バベッジ
- イベント『デッドヒート・サマーレース!』にてチームを組んだ相手。『ネロ祭再び ~2017 Autumn~』でもチームを組んで参戦。
- 彼の現世での肉体でもある機関鎧を催眠術により改造。機関車への変形機能を持たせ、レース用の車両とする。
- なお本人はノリノリであった。
- フランケンシュタイン〔セイバー〕
- イベント『デッドヒート・サマーレース!』にてチームを組んだ相手。
- 「ぱぱ」と呼ばれてご満悦だが、その一方で何かしら悪辣な企みを進めている模様。
- イベントの縁か、最近は 通常状態の彼女とも仲良くしている姿も見られる。
- ブリュンヒルデ
- イベント『ネロ祭再び 2017Autumn』にて暴走するように嗾けた。
生前
- シャーロック・ホームズ
- 宿敵。
- 『Fate/Grand Order』では嫌いなものに挙げている上、「自分がアラフィフであいつだけ超絶イケメンなのが許せない」と不満の様子。
- とはいえ善悪の違いはあれど方向性は同じようで、亜種特異点Ⅰで協力した際には実力を認めて仲良くプランニングをしていた。
- ヘンリー・ジキル&ハイド
- 生前からの知り合い。彼に悪についての哲学を吹き込んだ。
- 『Fate/Grand Order』では出会った際に凄まじく悪い声でコミュニケーションをしようとした。
名台詞
- 「始めるとするか。準備運動があるので少し待ちたまえ……」
「よろしい。では、アラフィフ代表として……頑張るとしよう」 - 真名解放前の戦闘開始時の台詞。なんか妙に年寄り臭い。
- 「それでは授業を始めよう。紙とペンを!」
「モリアーティと“戦える”など、君たちは幸運だよ?」 - 真名解放後の戦闘開始時の台詞。数学教授であり、犯罪組織の頭領でもある彼が直接戦うことは少ない。
- 「頂くとしよう!」
「光栄だね」 - 真名解放前のスキル使用時の台詞。
- 「他愛ないな」
「蜘蛛を呼ぼう」 - 真名解放後のスキル使用時の台詞。犯罪界のナポレオンは、千本もの糸を張り出した蜘蛛の巣の真ん中に動かずに坐っている。
- 「射撃!!」
「放て!」
「うっはっはっはっは!」 - 真名解放前の攻撃時の台詞。悪性を封じているせいか心なしか明るい。
- 「ジャックだ」
「クイーン」
「キング」 - コマンドカード選択時の台詞。「カード」つながりか、トランプの絵札に由来する言葉を発する。
- この台詞は真名解放前も解放後と共通。
- 「では───ジョーカーだ」
- 宝具選択時の台詞。ジョーカーはトランプにおいて多数のゲームにおける最強の札であり、それ故か「切り札」と和訳されることも多い。
- そして宝具もサーヴァントの「切り札」なので、比喩としては正しい――というかFateシリーズの地の文とかでも普通に使われている。
- この台詞も真名解放前も解放後と共通。
- 「真名封鎖、疑似宝具展開……お仕置きの時間だネ!
……素晴らしい! 世界は破滅に満ちている! アッハハハハハハハハハ!」 - 真名解放前の宝具解放。最初の方はともかく、後半の台詞が不穏極まりない。彼の本性の一端であろうか?
- ちなみに宝具の真名を言わないのは隠しているわけではなく、ただ単に覚えてないだけだった。
- 「美少女だと思った? 残念、アラフィフの紳士でしたー!」
- 最初に告知された際の台詞。いい具合にお茶目である。
- このため、発表以降はユーザーからはアラフィフ呼ばわりされる羽目に。
- ビジュアル公開時の真名予想は「モリアーティ教授」か「コナン・ドイル」の2つにほぼ固まっていたのがこの台詞の公開を機に落ち着きかけていた議論が活発化。「ダヴィンチの男性バージョン」といったものを始め更に多数の予想が生まれた。
- 「おおっと、ジキル君じゃあないか。ハハハ、そんなに警戒せずとも。今は互いにサーヴァント。
仲良くやろうじゃないか。仲良く、な……」 - マイルーム特殊会話(真名解放後)「ヘンリー・ジキル&ハイド」。
- 剽軽なノリはなりを潜め、凄まじく邪悪で粘着質な口調で煽る。彼が生前にやらかしたことを思えばやむなしというか、ジキルからすれば近づくのもためらわれる存在だろう。
- 余計な火種をばら撒かないでほしい所であるが、さて……。
- (マスター君……早くアサシンを見つけるんだ……
じゃないとタワーリング炎熱地獄になっちゃう……!) - 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』より。一度交戦した主人公達を警戒しているアサシンを奇襲しようと異性に変装して彼の根城で開かれるパーティーに侵入した主人公に対して焦りを顕にする。
- というのも、主人公とアルトリア・オルタが自分を放ってダンスをしている事に拗ねたジャンヌ・オルタが腹いせにその辺のセレブを焼き払おうかと検討中だったのである………。
- 基本どんな場面でもあんまり動じなかった彼がビビりを表に出した珍しいシーン。
- 元ネタは、70年代のアメリカで公開した超高層ビルの火災を描いたパニック映画『タワーリング・インフェルノ』と思われる。
- 「そこで、二人の頼もしいサーヴァントが、
着飾って戦ってくれる、という訳だ。
確かこういうのは東方の諺で……そう!
馬子にも衣装!!」 - 同上。アサシンを確実に仕留めるための奇襲作戦のプランを説明する「善のモリアーティ」の台詞。若干ボケてるのだろうか。ボケてるのだろう。
- 『馬子にも衣装』とは「どんな人でも身なりを整えれば立派に見える」という意味であるが、馬子とは武家の家で馬を世話をする下働きの人間を指しており、(特にアーサー王にとっては)実質蔑称といっても差し支えない。
- 当然オルタペアの逆鱗に触れてしまい、ボコボコにされてしまった。
- ちなみに当人は「褒め称えたのに……。」とコメントし、宿敵は「キミは時々、微笑ましいくらい馬鹿になるな。」とコメントした。
- 「あれが毎回毎回、どれだけ足腰に負担をかけているのかわかっているのかネ!?
座骨神経痛、ヘルニア、その他諸々の危険性を覚悟して毎回やってるのサ! あと、銃声で耳鳴り!
できたらやりたくないナーと思いながらいつも跳んでいるのだよ、アラフィフの体力を舐めないでほしい!」 - 2017年夏イベント『デッドホート・サマーレース』より。
- チャールズ・バベッジとフランケンシュタイン〔セイバー〕と組んでレースに出たアラフィフだったが、途中溶岩地帯を移動する際にロコモーティブフォームを解除したバベッジから(スペースと安定性の問題で)降ろされてしまう。
- 宝具で跳んでるのだから自分で跳べとバベッジに言われた時のセリフ。何かと年齢を意識したセリフが多いが、ここまで強く明言したのはそうそう無い。
じゃあもっと別のやり方があるだろうと突っ込んではならない。
メモ
- ファンからの通称は、自他ともに言及されている「アラフィフ」、当初の名乗りの「新宿のアーチャー」、縮めて「新茶」、主人公に対する一人称から「ダディ」、2017水着イベから「パパ」など多岐に渡っている。
話題まとめ
- 終局的犯罪
- 彼の宝具となっている『終局的犯罪』には元ネタが存在している。
- アイザック・アシモフが書いたベイカー・ストリート・イレギュラーズ(世界的なシャーロックホームズの愛好会)向けの論文および、それを元にした短編ミステリ集『黒後家蜘蛛の会』の一編、その名もずばり『終局的犯罪(The Ultimate Crime)』。
- 作中では「『小惑星の力学』とはどのような論文か?」が推理の題材になっており、「モリアーティが最高の数学者であること」「純粋数学の最高峰であること」「にも関わらず学問の歴史が既存のそれと大きく変わっていない事」などが推理の材料になっている。(仮にモリアーティが相対性理論に至っていたのなら、科学史は激変していたはずである)
- 最終的には、「小惑星の力学とは「火星と木星の間にある小惑星群は一つの小惑星(アン・アステロイド)を起源とすると仮定し、その小惑星内部にどのような力が働けば現在の小惑星群が生まれるか」について記載した論文である」という結論となった。また、「地球でも同じ事をすることを目論んでいると看破した科学界が脅威に思い、論文自体を握りつぶした」という点も論文が残っていない説明として挙げられている。
- このモリアーティの悪意の具現、社会に害を与えるという行為の最高峰、人類社会そのものを惑星ごと根本から木っ端微塵に粉砕するという究極の犯罪として「終局的犯罪」の名が冠されている。
- また元ネタを同じとされると思われるアメリカのテレビ映画「アステロイド/最終衝撃」も存在する。
脚注
- ↑ とはいえその推理の過程には明らかに無理があるものも多く、「知らない筈の事をうっかり口を滑らせてしまったため、咄嗟にそれっぽい推理を後付けしてごまかした」という解釈も成り立つ。(そもそもセイバーオルタは風王結界を使用しないので真名は全員周知であるはずである。)いずれにせよ頭の回転は非常に速い。