忍者

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概要

中世日本で大名や領主に仕え、諜報や暗殺を行った者たち。「忍び」または「水破すっぱ」とも呼ばれる。女性の忍者は「くのいち」と呼称される。
土地に根付いて活動する集団もいれば、ごろつきのような集団も存在していたという。また、彼らが戦に参加する事もあった。
「忍具や忍術を使う」「隠密行動を得意とする」といったイメージや、有名な忍群「風魔」「伊賀」「甲賀」の名は現代にも残っており、日本はおろか世界中にその存在が広まっている。

該当者

甲賀

甲賀三郎
長野県諏訪地方に伝説が残る、甲賀一族の祖。
伊吹の国の地底を彷徨い、伊吹の神から呪を授けられたという。
望月千代女
甲賀三郎の子孫であるくのいち。だが、実際に忍者であったかどうかは定かではない。
血筋は本家のものではないのだが、甲賀三郎と同じく蛇を操る能力を持つ。
甲斐の武田家に仕えたとされる。

風魔

初代風魔小太郎
最初に「風魔小太郎」の名を名乗り、風魔一族の頭領となった人物。
多くの忍術を編み出したり、下記の加藤段蔵の製作に関わってもいた。
彼ら風魔一族は足柄山に里を持ち、後北条氏に仕えていたが、その滅亡後は衰退していったとされる。
加藤段蔵
「飛加藤」「鳶加藤」といった異名で知られる、風魔の流れを汲む忍者。
TYPE-MOON作品においては、初代風魔小太郎と果心居士が製作した絡繰であるとされる。
五代目風魔小太郎
『北条五代記』にも記載がある、風魔一族の五代目頭領。
TYPE-MOON作品においては、一族の配合操作によって異人の血や鬼種の血を引いており、最高傑作とも言える「忍び」として生まれた存在だとされている。

言及作品

メモ

  • 風魔一族は本来「風間」という名前で、「風魔」は任務の際に使用していた名だとTYPE-MOON作品では設定されている。
    • 風魔は伊賀や甲賀と比べても文献が少なく、大半の情報が不明であり、名前も文献によってまちまちである。
  • 『Fate/Samurai Remnant』に登場する柳生宗矩は忍者ではないものの、柳生但馬守宗矩のイフの姿であり、柳生の門弟の裏組織である忍者集団「裏柳生」の総帥であるという設定である。
    • これは史実の柳生宗矩が惣目付という大名の監査を行う役目であることと、伊賀などの忍者組織同様に柳生家の母体が近畿地方の土豪であったことからの昔からの創作ネタであり、そこから採用したものと思われる。
  • 杉谷善住坊はその出自が明確でない事もあり、一説には甲賀一族の一つである杉谷家出身の忍者であるとも言われる。

脚注

注釈


出典


関連項目