観布子の母
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観布子の母
- 読み:みふねのはは
- CV:くじら
本名不明。観布子市で辻占いをしている、恰幅のいい女性。
- 略歴
- 物心ついた時から、普通の人間には持て余す異能を持っており、幼少時は今よりも見え過ぎていた為、彼女に子供時代と呼べる物は無かった。
高校時代からずっと占い師をしており、それを天職と見定めたのか、最後までその生き方を貫き通そうと、人から求められる物は見えなくなっても路地裏に居続けている。
- 人物
- 1998年の時点で50代を過ぎており、2010年には70歳に近いとされる。2010年にはほとんど視力を失っている。
昔から気まぐれに店を出しており、1996年ごろにブームになった。その後はさっぱり話題にならなかったが、未だに店を出し続けている。
営業中は黒いヴェールで顔を隠し、全く意味のない見せ掛けの水晶玉を置くなど胡散臭い事この上ないが、女の子なら誰でも無料で占う。
- 能力
- 「予言」系の未来視。「未来を言い当てる」のではなく、「悲劇を回避させる」ことに長けている。具体的には悲劇を予言し、それを回避する術も含めて具体的にアドバイスする。アドバイスに従った場合は悲劇を回避し、アドバイスを守らなかった場合は例外なくその悲劇に直面する。これによって逆説的に的中率100%ではないかと持て囃されたが、評判を聞いた彼女は『未来を当てているわけではない』と不機嫌そうに言うため、ファンの女の子たちも必要以上に祭り上げることはしなかった。
彼女の未来視は、情報処理による「未来予測」や行動の積み重ねによって行われる「未来測定」などではなく、何の情報もなしに相手の未来を当てる純粋な予言者であり、聖人レベルの異能。瓶倉光溜からは「たいていの未来視は偽物だが、あのバアさんのは本物だよ」と評されている - 未来視とは言うが実際は過去も現在も未来も視る力を持つ。十年の間に明るい未来は見えなくなり、代わりに過去がより見えるようになったが、現代においてはどちらも望まれておらず時代の流れに取り残された。それでも占い師を続けているのは、自分の能力は誰かの役に立てるしか使い道がない、と思っているからとのこと。
登場作品と役柄
- 未来福音
- 占い師。
人間関係
- 両儀
- 殺人鬼であることや、全身全霊で一人相撲している想い人がいることを看破する。また真夜中にさ迷っていた織とも会っており「何をしようと死ぬ」と予言をするが、同時に彼が望む未来も言い当てている。
- 両儀未那
- 未来視を持つことから興味を持たれる。未那は彼女に懐いたため、後に両儀家から立ち退きを迫られた際に、瓶倉光溜の協力も取り付けて式を死ぬ気で説得する。
- 瓶倉光溜
- かつての同業者。
名台詞
- 「……ますます生意気な子だね。アンタにアタシの何が分かるっていうのさ。喧嘩売ってるなら買うよ?
手始めに、アンタが全身全霊で一人相撲してる想い人について有ること無いこと教えてやろうじゃないか」 - 式が爆弾魔について聞きに行き、断られて嫌味を言ったのに返答して。
蓮っ葉な口調は誰に対してもだが、相手が殺人鬼だと分かった上でこれである。脅し文句も地味にエグい。
実際、式は実行には移さなかったものの、本気の殺意を抱いた。