源頼光
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バーサーカー
- 真名:源頼光
- 身長:175cm / 体重:??kg
- 出典:史実、『御伽草子』より
- 地域:日本
- 属性:混沌・善
- 性別:女性
- CV:戸松遥 / イラスト:本庄雷太
「狂戦士」のサーヴァント。
- 略歴
- 人物
- 雅で清潔で艶やかな妙齢の女性。冷徹な武人で真面目な職業軍人だが、あふれ出る包容力を持ち、とりわけ金時の事になると子煩悩で心配性の泣き虫の一面を見せる。
- ショックなことがあってもひとしきり泣いて喚いてダダこねてしまえば開き直れるある種の心の強さを有しているが、本気で怒った時は金時も恐れている。
- 鬼嫌いであるものの、鬼やら蜘蛛といった妖怪が異形であるというだけで退治されることに余りにも無体と考えていた。
- 狂化のランクはEXだが意思疎通は可能で理性は失われておらず、平和を良しとする良識人に見えるが、その精神は神性が混じっているのと、異常なまでの母性愛の発露で道徳的に破綻しており、物事のとらえ方が俯瞰的、大局的になる事も。
- 反面、好きになってしまった相手への情は深く、「息子の為なら世界を敵に回す」といった母性愛の権化になるが、逆に言えば「愛するものの為ならあらゆるものを排除し、また、狂信的に守ろうとする」と精神的に病んでいる。
- まっとうな愛を語りながら、愛の為なら社会道徳が目に入らなくなり、あらゆる行為を容認しており、そういった破綻している所を外部にまったく悟らせないところが他のバーサーカーたちと一線を画している。故に、彼女を基本的に説得、改心させる事は不可能。
- なお、彼女にとって「恋人」とはイコール「自分の息子」なのであるが、本人はその捉え方のズレにまったく気づいていない。
- 能力
- 刀剣や弓矢の扱いも長けており、ステータスも高め。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーサーカー | 主人公 (Grand Order) | A | B | D | A | C | A+ | 対魔力:D 狂化:EX 騎乗:A |
神性:C 無窮の武練:A+ 魔力放出(雷):A 神秘殺し:A |
宝具
- 牛王招雷・天綱恢々(ごおうしょうらい・てんもうかいかい)
- ランク:B++
種別:対軍宝具
レンジ:1~100
最大捕捉:200人 - 魔性・異形としての自己の源である牛頭天王、その神使である牛(あるいは牛鬼)を一時的に召喚し、これと共に敵陣を一掃する。
- 神鳴りによって現れる武具は彼女の配下である四天王たちの魂を象ったものであり、ゲーム中でのモーションではそれぞれ四天王の武器で攻撃を仕掛け、締めに雷撃を纏った斬撃を食らわせる。
真名:源頼光
- みなもとのらいこう。源氏の嫡男として生まれ、摂津源氏の祖として清和源氏全体の発展に貢献した十~十一世紀の人物。
- 「大江山の酒呑童子」「京の大蜘蛛」「浅草寺の牛鬼」等々、多くの怪異を討ち滅ぼした平安時代最強の神秘殺し。
配下である頼光四天王――渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光を率いて都の安寧を守護し続けた。
- 無論、史実では男性。彼女が女性である理由は、その出世の秘密に由縁しているというが……?
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- バーサーカーのサーヴァントとして登場。レア度は最高位のSSR(☆5)。イラストレーターは本庄雷太氏。
人間関係
- 坂田金時
- 四天王の一人であり、自分の子供のような存在。無条件に愛情を向けている。
- 酒呑童子
- 生前退治した鬼。鬼嫌いの性だけでなく、彼女もまた金時に惹かれていることもあってか、両者ともに仲が悪い。
- 丑御前
- 「浅草寺の牛鬼」伝説で頼光が討ったとされている牛鬼。彼女とは血を分けた兄弟(姉妹?)であったと伝えられているが……?
名台詞
- 「こんにちは、愛らしい魔術師さん。サーヴァント、セイバー……あら? あれ? 私、セイバーではなくて……まあ」
「あの……源頼光と申します。大将として、いまだ至らない身ではありますが、どうかよろしくお願いしますね?」 - 召喚時のセリフ。剣の腕に長け弓や馬の扱いも一流な万能の武将……ゆえに本人もセイバーだと思い込んでいた様子。
- まさかの"狂"という識別にも全く動じた様子も見せず、丁重な仕草で契約の言葉を交わす姿からはとてもバーサーカーたる要素は見当たらないが……。
- 「蟲の気配がしますね……貧相な鬼の娘がぶんぶんと、まあ目障りなこと。ふふっ、大丈夫ですよ?」
「潰すにしても……貴方や金時の目の届かないところで処理いたしますから」 - マイルーム会話。酒呑童子の気配を感じて、にこやかな顔で殺意を露わにする。
- 「ふふっ。どうぞ、こちらへ。お疲れでしたら、私の膝をお貸し致します。源の膝枕です。」
「よかった、気持ちいいですか? ところでマスター。私、独占欲の強い女ですので……私以外にこのようなことをされては、悲しみますよ?」 - マイルーム会話絆Lv4。母性に満ちた愛情を注いでくれる頼光だが、情の深さ故の反動というものもまた然り。最後の言葉はその警告ともいえる。
なお、頼光が大蜘蛛を倒す際に用いた太刀を「膝丸」といい、渡辺綱が一条戻橋で鬼を斬った「髭切」と対で源氏重代の宝刀とされている。そこに引っかけての「源の膝枕」という訳ではないかもしれないが。
- 「誓いましょう、マスター。私は貴方を我が子のように愛します。ですからどうか、あなたも母を裏切らないように」
「そんなことになったら……私、何をしてしまうか分かりません」 - マイルーム会話絆Lv5。子とは頼光にとって恋人と同意の最大の愛情表現。子のためなら世界の全てをも敵に回すほどの……。
- 裏切られたと感じた時、その狂信的な愛と鬼の血による暴走は、彼女自身本当にわからないのかもしれない。
- 「繊細で慎重、小心ながらも理を持って万事に当たる……そんなお人柄を感じますが」
- ロマニの声を聞いての感想。恒例の女性サーヴァントによるロマニ第一印象シリーズ。
- 要するにチキンということだが、従来の女性サーヴァントと違い言葉を選んでおり、悪く思わせないところに品格の良さを感じさせる。
- 「はい。私が鬼になります(にっこり)」
- 頼光が残した鬼達の調伏を断ると仮定した場合の話。さぼり癖のついただらしない子には罰を。
- 母も辛い。辛いが悪い子にはお仕置きをしなければならない。
メモ
- 実装当初、頼光の担当声優の部分は別人(田中理恵)が表示されていた。
- 身長は175cmと女性陣のサーヴァントの中ではトップクラスの高身長である。
- 頼光の持つ刀は蜘蛛切、弓は雷上動か。
- 膝丸は『平家物語』「剣の巻」などの資料においては源義経の愛刀薄緑と同一のものであるとされている。膝丸は幾つもの名を持つことで有名であり、頼光が大蜘蛛を斬った際に蜘蛛切と名を変え、その後も源為義の代に蛇の鳴くような音を立てたために吠丸、一度熊野別当の手に渡ったのち義経に贈られた際には熊野の山の緑になぞらえ薄緑となり、義経が薄緑を奉納した箱根権現から頼朝の元へ献上された後は再び膝丸と名付け直された。
- 宝具によって現れる武器はおそらく黄色の鉞が坂田金時、赤色の刀が渡辺綱、緑色の弓が卜部季武、白色の槍が碓井貞光と、それぞれ頼光四天王たちの魂を象ったもの思われる。
- 渡辺綱が持つ髭切も一条戻橋の鬼の腕を斬り落とした際には鬼丸と名を変えたり、獅子の吠えるような音を立てて獅子の子、熊野へ渡った膝丸の代わりに宛がわれた対刀小烏丸を勝手に動いて一部を切り落としたとして友切ところころ名前を変えている。