茨木童子
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バーサーカー
- 真名:茨木童子
- 身長:147cm / 体重:50kg
- 出典:御伽草紙など
- 地域:日本
- 属性:混沌・悪
- 性別:女性
- CV:東山奈央 / イラスト:左
- 略歴
- イベント「鬼哭酔夢魔京 羅生門」にて初登場。
- 願いを歪めて叶える酒を飲んだことで「酒呑童子と一緒に大暴れしたい」という願いが「酒呑童子の力と一緒に大暴れ」という形に歪められ暴走、酒呑童子を捕縛し、日本の平安時代に現界して特異点を形成、京の都の人間に酒を振舞って人間たちを自滅させようとした。
- カルデア一行と金時との幾度もの戦いの末に敗北、負けを認めるが、角までは折れず、「自分を侮辱したことを後悔させる」と言い残して姿を消した。
- その後、酒呑童子と共に期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて再登場。茶屋で酒を鬼や人間達相手に振舞っていた。茶屋にてカルデア一行と金時に出会い、共にいた酒呑が同盟を組もうと持ちかけるが決裂。カルデア一行と戦うことになる。
- 人物
- 高圧的で傲慢、鬼としての強大な力を容赦なく振るっているが、これは母親の「鬼が傲慢に振る舞わなくして、誰が傲慢に振る舞うのか」という教えを律儀に守っているに過ぎない。素の彼女は生真面目で慎重な小心者である。
- 基本的に人間嫌いであり、人間に対しては負けず嫌い。だが根は童のようであり、負けた時の負け惜しみはまさに子供のそれとなっている。
- 食物連鎖のルールを守り、あくまで生存のために人間を殺めるという性質を持っているが、「鬼哭酔夢魔京 羅生門」時にはその性質をなくしていた。
- 能力
- 鬼としての異能を持つ。また「鬼哭酔夢魔京 羅生門」時は酒呑童子の力も加わることで生前よりも遥かに強くなり、鬼神の域へと到達していた。
- 高ランクの鬼種の魔スキルの持ち主。戦闘においては、魔力放出による炎や持ち前の怪力によって、豪快な戦いを繰り広げる。
- 高ランクの仕切り直しスキルを持っているため、逃走に関しては一級品。逃走の際には、一瞬で大跳躍を行う。作中では、源頼光には結局追いすがられてしまったが、主人公らは追いつけないと即座に判断していた。
- 高ランクの変化スキルも持っている。玉藻の前と同じランク。
- また、鍵開けと音消しが得意なようで、本人曰く「鬼の中でも右に出るものはいない」とのこと。
- ヘラクレスと同等のBランクの狂化持ちだが、意思の疎通には特に問題が見られない。最近ではよくあることだが、それにしても彼女の場合はバーサーカーらしい問題そのものが見受けられないほどである。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーサーカー | 主人公 (Grand Order) | B | A+ | C | C | B | C | 狂化:B | 鬼種の魔:A 仕切り直し:A 変化:A |
宝具
- 羅生門大怨起(らしょうもんだいえんぎ)
- ランク:C
種別:対軍宝具 - 渡辺綱によって腕を斬られた逸話を具現化した宝具。
- 所謂「ロケットパンチ」の要領で腕を猛烈な速度で切り離し、叢原火を纏って巨大化させた後、捕縛した相手を焼き砕く。
- ゲーム中では単体攻撃だが、対軍と分類されているとおり、一軍すら焼き砕ける威力を有している。
- 『Grand Order』ゲーム中では、単体にダメージ+強化解除と防御力ダウンを与える効果。
- 味方としても使いやすい効果だが、「羅生門」ボス時には、強烈な攻撃を凌ぐために掛けた防御効果をそれきりにされてしまい、ガッツに至っては完全に無視されるので、15ターン生存の障害の一つとして厄介な宝具となっていた。単体攻撃なので、開き直れば一人を犠牲にして凌ぐことはできるのが救い。
- 大江山大炎起(おおえやまだいえんぎ)
- ランク:不明 種別:不明
- 『天魔御伽草子 鬼ヶ島』のシナリオにて使用。
- 牛若丸と武蔵坊弁慶に向けて放たれた宝具。
- 炎を飛ばす宝具であるようだが詳しいことは不明。
- 燃費は良いようで、上記2人に対して10連発していた。
真名:茨木童子
- いばらきどうじ。平安時代、京に現れて悪逆を尽くした鬼の一体。
大江山に棲まう酒呑童子の部下であるとされ、源頼光と四天王による「大江山の鬼退治」の際には四天王・渡辺綱と刃を交えたという。
- 酒呑童子をはじめとする大江山の鬼が討たれる中で唯一生き残り、京の羅生門(もしくは一条戻橋)にて渡辺綱へ襲い掛かるも腕を切り落され、戦利品として一時奪われてしまう。
しかし、命からがら逃げおおせた茨木は、後に自身の腕を取り戻し、いずこかへと姿を消した。
- 実際のところ酒呑童子の部下ではなく、むしろ茨木童子こそが大江山に荘厳の御殿を建て、酒呑童子を義兄弟として愛おしみ、一騎当千の鬼の集団を統率して平安京で暴虐を振るい、人々を恐怖に陥れていた「荒ぶる鬼」、「大江山の鬼の首魁」であったと思われる。(享楽的に過ぎる酒呑童子は強大な存在なれども鬼の群れを自らが統率する気は一切なかった)
関連
- 羅生門
- 平城京や平安京といった条坊都市の中央を南北に貫いた朱雀大路の南端に構えられた大門。
- しかし、その門は暴風雨で二度も倒壊、引き取り手がいない死者を打ち捨てる場となり、荒廃した不気味な場所となった。
- なお、羅生門の逸話では「美しき女」の姿で現れている。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- バーサーカーのサーヴァントとして参戦。レア度は☆4(SR)。イラストレーターは左氏。
- イベント「鬼哭酔夢魔京 羅生門」で敵として初登場し、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」での再登場に合わせて正式実装された。
- 「羅生門」での登場時は、正式実装以後とは異なる専用のグラフィックやスキルが用意されていた。
人間関係
- 酒呑童子
- 伊吹山の鬼。鬼としての格は同じなのだが、彼女の「鬼としての気質」に惚れ込み、食客として招いて崇拝した。
- 実際、尊敬と畏怖の念を向けていると同時に頭が上がらず、主人公に酒呑を喰っていないことを指摘された際は恐れ慄く反応を見せていた。一方で、マイルームで主人公に好きなものを聞かれれば酒呑だと即答するほど。
- また、彼女からパワハラめいた無茶ぶりをさせられる事も。
- 源頼光
- 直接名前は出さないが、嫌いなものの話の中で「毒入りの酒を鬼退治に使う卑劣な武者」と露骨に罵倒している。
- マシュ・キリエライト
- 敵対していても礼儀正しい彼女に対して、「人間のクセにいい匂い」「名前に魔と酒が入っている」と好意的。
生前
- 渡辺綱
- 頼光四天王の一人。京都の羅生門で襲いかかるも右腕を切り落とされた。
- しかし、その後茨木童子は右腕を取り返すことに成功。
- 右腕を取り返した後の茨木童子の消息は不明である。
名台詞
- 「ガ―――!?き、きさま人間……ッ!」
「怖ろしいまでに残酷な事を口に……!酒呑を食べる、とはあくまで例え話にすぎぬ!」
「それを、事も容易げに……吾が、酒呑を食べられるものか――!」
「尊敬する酒呑には傷一つ付けておらぬわ、たわけ!そもそも後が怖い!殺されるに決まっておる!」 - 期間クエスト『鬼哭酔夢魔京 羅生門』にて。金時に「只の童、根性が足りなかった」と言われた後、主人公にその理由を「だって酒呑、食べてないじゃん」と言われて。
- 金時には「こういうヤツ」主人公には「チキン」呼ばわりされるなど、この台詞を引き金に、徐々に彼女の素の性格が現れ始める。
- 同時に茨木童子と酒呑童子の関係性も表している。
- 「ようし、覚えた。覚えたぞ人間!末代まで祟ってやるわ!存分に怖がるがいい!」
- 同上クエストにて主人公に「チキン」呼ばわりされ、怒り心頭に主人公の名を聞いて。
- 「恐れよ」でもなく「恐怖せよ」でもなく「怖がるがいい」という所がなんとも子供っぽい。
- 「し、仕方なかろう!これが鬼のしきたりというヤツなのだ!」
「鬼が威張らずして誰が威張るというのかっ!吾は母上にそう教わったぞっ!」 - 金時に口調の古くささを指摘されて。
- 母の教えを律儀に守る、彼女の生真面目さが表れている。
- 「う、く……だ、だが、我らは敵同士なのだし……壺などと言われても、陶芸とか分からぬし……」
- 『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて。自身らが今回の事件と特に関係ないことを酒呑があっさりバラしたことに不満を示したところ、「遊びのツボが分かってへん」と言われて。
- ツボどころか意味が分かっていない有様。残念系な印象が順調に加速してゆく。
- 「フハハ、聞いたかこの酒呑の遠大な作戦を!怖れよ!ひれ伏せ!泣き叫べ!」
- 『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて。この作戦というのは、酒呑発案の「良い酒が手に入ったので宴をしよう」というもの。
- 正直言って、作戦と言えるようなものではなく(茶屋経営をしていただけ)、この台詞も酒呑を茨木が勝手に持ち上げているだけである。
- 何はともあれ、小物感を大いに感じる台詞である。
- 「――にゃんとォ!」
- 『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて。頼光の後ろからの首狙いの不意打ちを、酒呑の声に応じて紙一重で避けたという切迫した場面なのだが、字面がなんともかわいらしい。
- 「褒めても何も出んぞ。いや褒めるのを止めろという話ではないぞ。」
- 酒呑に褒められて。鬼であろうとも好きな相手に褒められるのは嬉しいらしい。
- この台詞のあと、見事な大跳躍を行う。主人公達に「追いつけない」と言わしめた。
メモ
- 叢原火
- 宝具発動時に口走る「叢原火」とは本来別の妖怪の名称。窃盗を働いていた僧侶が仏罰により地獄に落ち、苦しんでいる彼の顔が映った鬼火が夜な夜な彷徨うという怪異のことである。