玄奘三蔵

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キャスター
真名 玄奘三蔵
読み げんじょう さんぞう
性別 女性
身長 160cm
体重 48kg
出典 『西遊記』など
地域 中国
属性 秩序・善
一人称 あたし
二人称 あなた/アンタ/○○
三人称 彼/彼女/あのひと
声優 小松未可子
デザイン 岡崎武士
設定作成 桜井光
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

魔術師」のサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order』イベント『星の三蔵ちゃん 天竺に行く』で初登場。
『西遊記』の世界にアンサモンされた主人公が五行の山の麓にある巨大な石に閉じ込められた所を助け、ダビデ李書文呂布奉先と共に経典を集める旅に出る。
牛魔王にたどり着いたものの、そこで今まで集めていた経典は自らの悟りの記憶を封じたものである事を聞かされ、全ての経典を集め終えた事で旅は終わりだと告げられる。
しかしそれを拒絶した彼女は牛魔王を退け旅を続け、天竺にたどり着きその試練を越えたことで、なぜ自分が虚ろな世界で旅をしていたのかを悟る。
第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では西暦1273年のキャメロットにオーダーの半年前に召喚され、2ヶ月程度賓客として聖都に滞在。そして本編開始直後に聖都を離れ、特異点の実態を探るべく砂漠越えを敢行する。が、砂漠から無事帰還したところで弟子と逸れ、更に荒野で迷子になった挙句敵に襲われていた所を主人公らに助けられる。
助けられた後は主人公の旅に同行し、聖都軍の砦に囚われていた藤太と静謐のハサンを救出し、その後も聖廟やアトラス院、複合神殿等を巡った。
そしてカルデアの聖都攻略戦に際して聖都の正門を突破するため、自身の存在を代償とした秘奥義・ファイナル如来掌を使用。正門に施された加護が弱点とする「善なるもの」によって主人公たちの道を切り開いたが、自身は藤太に看取られつつ次はカルデアに行くことを望みながら消滅した。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅥの座を統括する覗覚星アモンと交戦する。
人物
水着と間違われる程に露出度の高い袈裟を纏った美僧侶。
黙っていれば楚楚として誠実な美僧侶なものの、溢れんばかりのチャレンジ精神が表情を飾っており、勝気な性質を全く隠さない。
揺るぎない自信と未知のものへの探究心に溢れた人物であるが、自信があるのは仏法の尊さについてにすぎず、自分自身は偉大な人間であるなどを微塵も思っておらず、秀才であるという自覚もない。
超がつくポジティブシンキングだが、それは能天気なのではなく、『苦労の三倍頑張れば報われる』という確固たる信念がある事から。何事も「御仏の加護」と好意的に捉える程プラス思考を持っているが、かなり勢い任せで無鉄砲なところかがあり、酷い目にあうこともしばしば。要はポンコツ気味で周囲を焦らせる人物なのだが、最終的になした結果は上手くいく。実際幕間の物語でも微小特異点で最初は迷子になりかけたが、予感で移動した先に倒すはずの怪物が当初の発生場所から移動していて事なきを得た。“人の道”において決して間違わないが故の幸運EXだが、その代償か旅ではよく迷子になる。加えてさみしがりという一面も加わってか、迷子になるとすぐ泣く。
また、妖怪に対しては一貫して命は取らなくとも容赦なく懲らしめているが、悪事カウントゼロなら若干過激なお仕置き[注 1]程度と幾分か温情家だったりする。
厳しいようでいて、優しい性格。弱者にはひたすら優しく、特に困っている人がいれば見捨てない。一方で「弟子」とみなした相手には厳しいが、それは共に同じ道を歩み成長すると期待するが故である。
なお聖杯にかける願いはなく、そもそも聖杯自体「御仏的にダメ」と否定的だったりする。
能力
天界での師から教わったと思しき徒手の技を主に用いる。
棒、鍬、月牙铲など、孫悟空ら三人の弟子を連想させる武器や技を使用することもあるが、本人は気付いていない[注 2]
修業によって火の上を自在に渡ることができる能力を得ているが、高熱や煙を防ぐことはできないため、火焔山を渡ろうとした際は入滅し死にかけた。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) E D B A+ EX A 陣地作成:A+
神性:D
道具作成:-
高速読経:A
妖惹の紅顔:A
三蔵の教え:A

宝具

五行山・釈迦如来掌(ごぎょうさん・しゃかにょらいしょう)
ランク:B
種別:対軍・対城宝具
レンジ:0~40
最大補足:1~100人
敬うべき仏にして天界に於ける(前世での)師、釈迦如来の力のごく一部を借り受ける。
かつて孫悟空が至ったという「世界の端」―――すなわち巨大な釈迦の掌そのものが空から落ちて、仏法を貶めんとする敵対者を懲らしめる。覚者掌底。
『Fate/Grand Order』では相手に蹴りと掌底の連打を叩き込み、覚者掌底の一撃を与えて吹き飛ばし、岩山にぶつける。覚者掌底を使用する直前には背後に覚者らしき姿が、使用後は画面全体に「五行山 釈迦如来掌」の文字が表示される。
記別・栴檀功德(きべつ・せんだんくどく)
ランク:EX
種別:記別宝具
レンジ:-
最大補足:自身
西遊記の終盤に於いて予言された「一種の未来仏としての玄奘三蔵」すなわち栴檀功仏に由来する宝具。
玄奘三蔵の全身が後光に包まれて、一時的&限定的な仏モードになる。
大抵の攻撃を弾き、攻撃力はそれほどでもないが高い回復力で自陣を継続的に大回復し続ける上に状態異常攻撃を跳ね除け、精神系干渉も弾く。
ただし、使用後は霊基が完全に破壊されて玄奘三蔵は消滅する。

真名:玄奘三蔵

げんじょうさんぞう。紀元7世紀、唐代の法師。
仏典の原典(オリジナル)を求めてシルクロードを旅し、中央アジアからインドへと至り、六五七部に及ぶ経典を唐へと持ち帰って法相宗の開祖となった。
中国の小説『西遊記』の主要人物としても知名度はかなりのものであり、観音菩薩の命を受け、西海龍王の息子が変じた白馬・白竜(玉龍)に乗り、斉天大聖孫悟空(孫行者)、天蓬元帥猪八戒(猪悟能)、捲簾大将沙悟浄(沙和尚)を弟子として、行く手を阻む数多の妖怪にも挫けず、天竺を目指した。
『西遊記』では釈迦如来の弟子「金蝉子」として元は天界に在ったが、「とある事」がきっかけで俗界へ落とされたという。つまり、玄奘三蔵は金蝉子が転生した存在という事になる。

関連

三蔵
「律蔵」「経蔵」「論蔵」から成る仏教の三種の聖典を指し、これを修めた優れた僧侶を三蔵法師と呼ぶ。
玄奘三蔵とは「三蔵法師の玄奘」という意味合いになる。
火焔山
中国の国境地帯にある天山山脈付近にある丘陵。
『西遊記』では炎が上がる魔の山として登場しており、雨に消えず、燃え尽きることはなく、その炎は鋼鉄すら溶かしている。
人間はおろか、サーヴァントとしても迂闊に近づけず、それを乗り越えるには鉄扇公主の持つ芭蕉扇で炎をかき消す必要がある。
成仏得脱
『西遊記』の物語において彼女は、取経の旅の功績と大義により釈迦如来より仏に成る記別を与えられ、旃檀功徳仏になったとされている。『Grand Order』でも明言はされていないが、上記の第二宝具の設定や、霊基再臨4段階目の「おかげで私は旃檀功徳に近づけました」というセリフに名称が登場する。
成仏得脱し「仏は人の衰亡に関わる事はない」「人の滅びも宇宙の循環の一つ」として理解している玄奘は、それに干渉することを良しとしていない。
本来なら召喚に応じてサーヴァントとして現界することはないが、『Fate/Grand Order』では人としての意識と記憶が、人理焼却という未曾有の事態を捨て置くことが出来なかったため、召喚に応じた。
そして主人公がアンサモンされた『西遊記』の世界は、彼女のジレンマによって生み出されたモノであり、「仏」として召喚に応じることなく世界を傍観するか、「人」として召喚に応え、世界を救うかを決めるためのモノだった。
大唐西域記
天竺から帰国した玄奘が、時の皇帝大宗の命令で著した地誌。『西遊記』の原典の一つで、旅先で立ち寄った国々の風俗や習慣、政情などが子細に記録されている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』の開催に伴い先行実装され、第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』解禁に際して本格実装された。

その他

ちびちゅき!
所属不明。長旅を可能とした体力を生かして徒競走で活躍していた。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
マスターであり、一番弟子。彼(彼女)からは三蔵ちゃんと言われることがあるが、同時に大切な人でもある。
哪吒
『西遊記』で出会った宝具人間。御仏の使者、あるいは三蔵自身が御仏の姿を探る為のレンズとして召喚された存在。
覚者
前世の師にして敬う御仏、釈迦如来。天竺で経を渡し仏に至らせた後も五行山・釈迦如来掌等で力を貸す等彼女を悩みと行いを静かに見守る。
誰にだってお釈迦さまの加護があると考える。
ダビデ
イベント『星の三蔵ちゃん』での猪八戒役。最後には、「変なキャラ付けだけど場を和ませる汚れ役を買って出てくれた」と感謝した。
李書文
イベント『星の三蔵ちゃん』での沙悟浄役。道中では知恵(中国の英霊かつ近代の英霊であるために物語に詳しい)で助けられたと感謝した。
中々の槍捌きと評価し、一手指南してもらおうと思ったが、逆に教えてもらいたがられた。
呂布奉先
イベント『星の三蔵ちゃん』での白龍馬役。初めは怖がっていたが、肩に人を乗せ慣れているのか肩車の乗り心地はよかったとのこと。
俵藤太
メインシナリオ第六章でできた弟子。カルデアに来て以降も弟子として扱っている。
源頼光〔ランサー〕‎
イベント『デッドヒート・サマーレース』にてタッグを組んだ。風紀の為に暴走する彼女に普段はボケ気味な三蔵がツッコミ役に回る程の相手。
アステリオス
『Fate/Grand Order material』で「あなたは大丈夫」と発言している。
後に追加されたマイルーム台詞でも可愛がっている模様。彼女的には「人間を食べた経験のある善良な人外」は生前見慣れているからであろうか。
宝蔵院胤舜
同じ仏教徒ということもあってか、説法や手合わせを頻繁に行っている模様。
殺生院キアラ〔アルターエゴ〕
一応、同じ仏教徒ではあるのだが、だいぶ左道寄りなためか「アリ」か「ナシ」かで思い悩んでいる。

生前

孫悟空
『西遊記』で彼女とともに旅した弟子。一番弟子である孫悟空のことを特に頼りにしていた。
一方で仏教の多くの宗派では聖職者による肉食が禁じられているにも関わらず、すぐに戒律を破りたがることに対して頭を抱えていた。
『Fate/Grand Order material』で「コッチに来る暇があるなら、お嫁さんを見つける甲斐性を身に付けろ」と発言している。
猪八戒
『西遊記』で彼女とともに旅した弟子。悟能と呼ぶ。
一方で仏教の多くの宗派では聖職者による肉食が禁じられているにも関わらず、すぐに戒律を破りたがることに対して頭を抱えていた。
沙悟浄
『西遊記』で彼女とともに旅した弟子。

名台詞

「やだ、あたしの徳の高さにじみ出ちゃったかしら……。」
期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』にて、主人公に三蔵の目指すもの、つまり経典であることを言い当てられて。
出会ってすぐにわかる、三蔵の性格がにじみ出てしまってる台詞。もちろん徳の高さなど関係なく、彼女の旅物語『西遊記』が有名だからである。
「調伏した道案内妖魔には逃げら……はぐれちゃって、乗馬もうっかり獣に食べら……しばらく暇を与えて」
「もう幾日も一人で道にまよ……孤軍奮闘していた折に! きみと出会ったの!……うう怖かった……」
同上イベント。情けない経緯・現状をなんとか言い繕っているが、最後は本音が出てしまった。徳が高い……?ついでにいなくなった馬は白龍馬ではないと祈りたい。
「いつか偉くなった時のあたし曰く。善は急げ。悪は叩け。三蔵には従え。」
「というワケで、主人公? きみ、あたしの弟子になりなさい!」
同上イベント。これもまた三蔵という人物を説明するにこの上なく明確な言葉である。
「うっ……だって……あたし……まだ旅の途中だし……この先すっごく遠いし……。」
「食べ物も無いし……ぽんぽんぎゃーてーだし……諸行ムジョーだし……とにかく弟子が必要なの!」
上記弟子入りに対して「なんで?」と切り返された場合の反応。弟子になって支えてあげないとダメな人。
なお素直に弟子入りすると大喜びして一番弟子にしてくれる。
「いざ旅立たん西天の地、遥かなる天竺へ! GO WEST! GO!」
一番弟子を得た三蔵の新たな第一声。予告でも使われた台詞であり、後に弟子の主人公も使うなど、短いながらも勇気や元気の出る合言葉。
「あたしたち三蔵一行はこれより! 天竺に向かいながら、この経典を集めます!」
「文句があるもの、異論があるものは怒らないから前に出なさい!」
「頭に緊箍児きんこじをして説法をした後、考えを改めさせるわ! 逆らう事は許しません!」
新しく結成されたメンバーに対する最初の号令。緊箍児とは孫悟空が頭に付けている輪っかで有名である。
鬼のような言葉だがこの芯の強さがあるからこそ、問題児の孫悟空達を従えることができたと思われる。
「あの山は絶対に面白い!」
チャプタータイトルでもある、火焔山を前にしての突然の登山宣言。他作品の三蔵法師、西遊少女隊の三蔵法師の決め台詞。無類の登山家であるそちらの三蔵法師は、山を見る度にこう言って、無用のトラブルを招きこむ。
「もし未来に、御仏の導きを得て、サーヴァントとして顕現することあらば……。」
主人公? またきみを、あたしの弟子にしてあげるわ」
別れの時。大切な師匠と一番弟子(仮)が築いた絆は未来カルデアにも通じているはず。
そのとき『弟子』と呼ぶか『マスター』と呼ぶかは……主人公の功徳次第。
「やめて、飛び道具やめて、あたしキャスターなんだから肉弾戦で来なさいよー!」
6章で、砂漠にてスフィンクスに襲われた際の発言。
一般的なキャスターは肉弾戦なんてしません。
「っていうか、なんとなく思い出したんだけど、あたし、主人公には借りがあったの。」
「カレ(カノジョ)は覚えていないかもしれないけど、とっても楽しい旅の思い出がね。」
「……だからしっかり返しておかないと。ほら、あたし、高僧少女だから。」
6章。主人公達と別れた後、忘れていたはずの楽しい記憶を思い出す。
自分を助けてくれた一番弟子(仮)のために、今度は自分が助ける番だと、天竺帰りの本当の力を開放する。
「善なるものしか通さぬのなら、慈悲のこころで推し通る―――」
「破山一拝、釈迦如来掌! 木っ端微塵に反省なさ―――い!」
文字通りの、命を懸けた一撃。その救うための拳は、心なき攻撃を退ける聖都の門を打ち破った。
「なら……次は、どこかの雪山のてっぺんにある天文台とかに、行ってみたいな……」
「そこで、新しいお弟子をとって……またお経を集めたりして……」
「あたし、生きてきた頃は、修行ばっかりで、そういうの、してこなかったから……」
まさに命が尽きようとしている中で藤太に次はどうするかと問われ、彼女が心から望んだ夢。
これぐらいなら仏様もバチを当てたりしないだろうと言いながら、彼女は特異点を去った。

メモ

  • 通常攻撃を行う際「Buster」では鍬、「Arts」では棒、「Quick」では月牙铲らしき武器を使用するが、これは『西遊記』における弟子たち猪八戒、沙悟浄、孫悟空らの武器の形状と一致している。また「Extra Attack」では、それらに加えて光の輪で相手をしめつけるような孫悟空の頭に嵌めた緊箍児を思わせる攻撃を行う他、宝具使用前に敵の元へと移動する際は觔斗雲らしき金色の光に乗って移動している。
  • 連打から掌底で吹き飛ばし、岩山に激突させて砕き、宝具名のカットインという一連の宝具演出が、『スーパーロボット大戦』シリーズのヤルダバオトの「真覇剛掌閃」に酷似していると一部では言われている。
  • おなじみ女性化英霊……ではあるのだが、彼女に限っては他の女性化英霊と話が違ってくる。日本における『西遊記』をもとにした創作での三蔵法師は「設定上男性であっても女性が演じる」「完全な女性キャラクターとして扱う」といった具合に、何かしらの形で女性化されたり女性要素が付加されたりするものも多い。今回の女性化もそのセオリーに則っただけと捉えることもできる。
    • 本土中国では「うちのありがたいお坊様女にするなよ」と昔からこの風潮に否定的。
    • ちなみに日本でもかつてはイケメン男優が配役されていたが、1976~1977年頃に堀江美都子がミュージカルで、1978年に夏目雅子がテレビドラマで演じた頃から(いずれも孫悟空は堺正章)、女優が配役されるようになっている。
  • ビキニ水着の上に布地の少ない袈裟のようなものを纏っただけという、僧侶としてはかなり露出の多い格好をしている。イシュタルカップにて本人が語ったところによればこれは「天竺までの道のりが暑く、河で水浴びするのが気持ちいい」という気持ちが顕れたそれ系のあれで、ちょっとこれは肌出し過ぎかなーと思ったことも一度や二度では無いらしいが、悟空ら弟子達からは好評であった、とのこと。
  • 袈裟については「如来様から賜った大切な袈裟」と語っている。また、本人が言うには、この袈裟には火や熱を防ぐような効果もあるらしい。
    • 三蔵法師の袈裟にまつわる逸話だと「錦襴の袈裟」と「九環の錫杖」の逸話がある。この袈裟と錫杖はかの観音菩薩が如来から預かったモノであり、これは天竺へ経を取りに行く者に渡す為の装備であった。この袈裟が巡り巡って玄奘三蔵の元に送られそれがきっかけで玄奘三蔵は天竺へ旅立つこととなる。
    • ちなみにその錦襴の袈裟が持つ力としては、身につけて斎戒を守れば淪落を免れ、地獄に堕ちず、虎狼の禍を除けるという。先述の熱や火を防ぐ効果などからあの服装は錦襴の袈裟、あるいはそれをモチーフにしていると思われる。ちなみにこの袈裟は余りにも素晴らしい袈裟だったためか他の僧侶にこの袈裟を盗まれるトラブルも『西遊記』で語られているのだが…。
  • 絆Lv.1で開放される彼女のフレーバーテキストは実装翌日に変更されている。変更前のテキストは「子母河の水なんてもー絶対飲まないわ!」というもの。「子母河の水」とは『西遊記』に登場する飲めば男女に関係なく妊娠するという水で、いわば彼女の妊娠(とその後の堕胎)を思わせるテキストだった。
  • コハエース』にて、彼女の弟子である孫悟空が琥珀考案のランサークラスのサーヴァントとして登場したことは既知であるが、即没にされたあちらの孫悟空の設定その他は、どの程度正式な「孫悟空という存在」として生きているのかはいまだ不明。
  • ちなみにぼかされている金蝉子がやらかした「とある事」だが、伝承では師である釈迦の説法を眠りこけ聞かず、教えを軽んじた為下界に落とされたとされる。正直そこまで大層な事とも言えないが何故プロフィール中にぼかされていたのかは不明。

話題まとめ

脚注

注釈

  1. 具体的にはスクワット1万回or般若心経1万回写経。
  2. お師匠様を心配した弟子たちの想いの欠片が彼女の霊基に潜んでいるのかもしれないね、とはDr.ロマンが冗談交じりに述べた言葉。

出典


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