フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト
クラス不明 | |
---|---|
真名 | フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト |
性別 | 男性 |
一人称 | ワタシ |
デザイン | 荒野 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。
- 略歴
- 『踊るドラゴン・キャッスル! ~深海の姫君とふたつの宝玉~』で登場。
- 特異点となっている長崎の出島に妻や娘と共に住んでいる人物であり、竜宮城から逃げ出してきた主人公一行らと遭遇してひと悶着あったものの住処を貸した。
- そして物語中盤では主人公らと敵対していた海幸彦や乙姫清姫のマスターであった事が判明して決戦となるも敗北し聖杯を渡そうとした……が海幸彦が聖杯を奪って独自の目的のためにマスターと共に逃亡。以降は戦わずに傍観者として同行していた。
- 物語終盤で明かされた内容では、実はこの特異点におけるシーボルトは「シーボルト事件での帰路で聖杯を手にした生前のシーボルト」ではなく「晩年のシーボルトが聖杯で生み出した特異点に召喚されたサーヴァントのシーボルト」であり、彼の最終目的は「長崎の出島を江戸幕府から独立させることで間接的に江戸幕府に対する復讐として、シーボルト事件で人生を狂わせた人々への手向けとする」ことであった。
- 最後には娘のイネに海幸彦から加護を与えられ、出島に戻って妻とひと時を過ごしたのちに消滅していった。
- 人物
- 異様に大きなもみあげを持った精悍な西洋人の青年。
- 陽気でテンションが高く、片言の日本語で話しかけてくる暑苦しい性格。
- 生前の逸話通りに決闘好きで何かと決闘を吹っかけてくる事以外は意外とまともで学識ある人格ではある。
- 能力
- サーヴァントとしては戦闘能力はないようで、物語中では戦闘には直接参加していなかった。
ステータス
宝具
真名:フィリップ・フランツ・・フォン・シーボルト
- 江戸時代後期に日本を訪れたドイツ人の博物学者にして医者。
- 鳴滝塾という私塾を開設して蘭学と西洋医学を教え、幕末にかけての洋学者の養成に大きく貢献した。
- だが、下記の「シーボルト事件」でスパイ疑惑がかけられて日本を追放され、再び日本を訪れたのは30年後になってからであった。
- また、日本でできた愛妻「お瀧」と愛娘「イネ」と引き裂かれることになった悲劇でも知られている。
関連用語
- シーボルト事件
- シーボルトが一時帰国する際に持ち物から当時最新の日本地図が発見され、スパイ疑惑がかけられたことによって日本から追放された事件。
- シーボルト本人のみならず、日本地図を寄贈した当時の長崎奉行を含めた多くの関係者が処罰の対象となった。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『踊るドラゴン・キャッスル! ~深海の姫君とふたつの宝玉~』に登場するサーヴァント。
人間関係
Fate/Grand Order
- 海幸彦
- 特異点で召喚したサーヴァント。
- 後半で聖杯を奪われてしまったが、直前に自分が主人公らに降伏していたこともあってそこまで悪感情はなかった。
- 乙姫清姫
- 特異点で召喚したサーヴァント。
- 召喚後に離反されて独自行動されていたが、それについては特に恨みは持っていなかった。
生前
- お瀧
- 日本で出来た妻。長崎のとある商家俵屋の娘。
- 普段は夫を立てる貞淑な女性だが、暴走した時は
ハリセンを持ち出しての叱責も厭わない良妻賢母。シーボルト事件で彼女を日本に残したまま帰国することになり、彼女自身も不幸にしてしまった。 - 期間限定イベント『踊るドラゴン・キャッスル!』では、長崎の出島で生前の彼女と共にひと時を過ごすことができた。なお、シーボルトが日本の紫陽花を本国に紹介した際、彼女にあやかって「オタクサ」という学名を付けた。
- イネ
- 日本で出来た愛娘。妻同様シーボルト事件で引き離され、ある意味妻以上の不幸を背負わせてしまった。
- 期間限定イベント『踊るドラゴン・キャッスル!』でも文字通り終始肌身離さず連れまわしていた[注 1]。
- 葛飾北斎
- 生前に浮世絵を発注した画家。
- 納品されたものの薄給のために半額にしてほしいと交渉した所、「最初から言ってくれれば相応の経費で絵を描いた」と激怒されてしまった。
- なお、シーボルトが北斎の絵をオランダに持ち帰った事から、後にヨーロッパでゴッホ達印象派画家を中心とした、ジャポニズムの一大ブームが起きたと伝えられている。
- カピタン
- オランダ商館長で直属の上司にあたる。
- 北斎との売買トラブルを聞きつけると仲裁役[注 2]となり、当然ながらもの凄く怒られたものの、絵の代金を彼が肩代わりしてくれた為に事なきを得た。
名台詞
Fate/Grand Order
メモ
脚注
注釈
出典