ベオウルフ
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バーサーカー (Grand Order)
- 真名:ベオウルフ
- 身長:186cm / 体重:81kg
- 出典:ベオウルフ
- 地域:北欧
- 属性:混沌・善
- 性別:男性
- CV:中井和哉 / イラスト:下越
- 設定担当:東出祐一郎
『Fate/Grand Order』に登場する「狂戦士」のクラスのサーヴァント。全身に傷跡を持つ筋骨隆々とした戦士。
- 略歴
- 真名はベオウルフ。巨人グレンデルや悪竜の退治を行った英雄。
- 人物
- 戦闘狂であり、殴り合うことを楽しみとしている。しかし、バーサーカーで召喚されたにも関わらず、多少の凶暴性が残っている程度で狂気はその片鱗すら浮かばず、高等な会話とそれによる意思疎通も可能。
- これは生前にて老いてなおも理性を保ったままドラゴンスレイヤーを成し遂げた逸話があるため、狂化ランクが『E-』とかなり低いためであり、狂化のメリット及びデメリットはほとんど失われている。
- 能力
- 通常時は二本の魔剣を使用し、宝具解放時は徒手空拳で戦う。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 バーサーカー 主人公 (Grand Order) A A C D A A 狂化:E- ベルセルク:A
直感:B
戦闘続行:B
宝具
- 源流闘争(グレンデル・バスター)
- ランク:A+
- 種別:対人宝具
- 発動時に二本の魔剣を手放した後、敵一体に拳を乱打する。
真名:ベオウルフ
ベオウルフ。英文学最古の叙事詩と言われる『ベオウルフ』の主人公である。
叙事詩の舞台となっているのは現在の南スウェーデンからデンマーク近辺。
物語は二部構成であり、第一部はベオウルフが十五人の部下と共に巨人グレンデルを退治に赴く話が、
第二部は五十年後ドラゴンと死闘を繰り広げる老いたベオウルフが描かれている。
関連
- ベルセルク
- サーヴァントのクラスの一つであるバーサーカーの語源は北欧神話・伝承に登場する、異能の戦士ベルセルクであるが、ベオウルフの名もまたベルセルクが由来であるといわれている。
- この英雄の真名そのものがバーサーカーという言葉に影響を受けているというべきか。
- ドラゴンの原型
- 老いたベオウルフが戦ったドラゴンは、財宝を溜め込み、炎を吐き出すというファンタジーに登場するドラゴンの原型とでもいえる存在である。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- バーサーカーのサーヴァントとして参戦。レア度はSR(☆4)。イラストは下越氏。
人間関係
Fate/Grand Order
- ブリュンヒルデ
- 彼女の体験クエストにて遭遇。
- 英雄をヴァルハラに誘う存在であるがゆえに露骨に避けようとするが、別の対象に目を付けているのを知ると多少態度を軟化させる。
- フィン・マックール
- ブリュンヒルデの体験クエストにて共闘。
- 肉体派と頭脳派で全然違うものの、根っこの部分では英雄性で共感している。
生前
- グレンデル
- フロースガール王の領地を我が物顔で荒らした人食いの巨人。ベオウルフの隙をついて奇襲するなど、怪力なだけでなく頭も回る。しかし、素手のベオウルフに片腕をもぎ取られて母親の元に逃げ帰って共に討たれる。
- 湖の魔女
- グレンデルの母親である魔女。本名不詳。
- 息子の敵であるベオウルフを攻撃するるが返り討ちにされる。
- フロースガール王
- デンマークの国王。グレンデルの縄張りに新しい館を建てた事で彼の怒りを買い、13年もグレンデルの襲撃に怯えた。
名台詞
- 「サーヴァント、バーサーカー。真名ベオウルフ。じゃあ、殴りに行こうぜマスター! ……オイオイ、引くなよ」
- 召喚時。開口一番カチコミ宣言。これにはさすがの主人公も少し引いた模様。
- 「今気づいたが、無趣味だな俺……。殴り合いが好きってのは駄目か? 駄目だよな……」
- マイルーム会話。好きな事を聞かれて、自分にこれといった趣味がないことに気付く。
- 「竜は大嫌いだ。だが喰ったら美味い」
- マイルーム会話。嫌いな事を聞かれて。
- 相討ちとなった竜には苦手意識がある模様。しかし味は美味らしい。……今際の際にでも食べたのだろうか。
- 「これが闘いの根源だ! 要するに殴って蹴って立っていた方の勝ちってやつよ! オラオラオラァッ! ぶっ飛べ!」
- 宝具解放。己が肉体から放たれる必殺の連撃。これこそが闘争の源流。
メモ
- 『魔法使いの夜』の登場人物、ルゥ=ベオウルフの名の元となった人物。
- 原点では名剣を用いて戦ったがこれらは敵に通じなかったり、ベオウルフの怪力によって尽く折れたりする。巨人のグレンデルとその母である怪物、ドラゴンを撃破したのは、己が力によるもの。そのためか、宝具は剣を手放しステゴロで敵を滅多打ちにするというものとなっている。
- 彼の持つ名剣の一つであるフルンティングはエミヤの投影法具「赤原猟犬」として登場している。
- 形状からすると、ベオウルフが使用している鎖で連結された二本の剣の片方、細身のものがフルンティングと思われる。もう片方については不明だが、竜退治に使用されたネイリング、グレンデルの母を退治したときに使用したヨツンの剣などが候補として考えられる、
- ベオウルフのコンセプトは某映画の登場人物「タイラー・ダーデン」とのこと。
- 原典のベオウルフは戦闘狂の側面は皆無であり、むしろ国への忠義に厚く正義感も強い極めてオーソドックスな英雄となっている(仇討ちに積極的など、北欧らしい任侠じみた文化に染まっていることはいるが)。型月ではまま見けられる、性格改変度の高い英霊の一人。
- ベオウルフというとグレンデルとその母親が取り上げられることが多いが、老齢の頃に戦った火竜も地味に特殊な存在である。
- 今でこそオーソドックスとなった「財宝を守る、火を吐き翼で空を飛ぶドラゴン」の原点とも言える存在。型月的にはどうなのか難しいところだが、西洋のドラゴンとしては割と珍しい存在(大抵のドラゴンは原典を読むと火を吐く特徴は後世に後付けされていることが多い)。