『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』で発生した特異点の「織田信長」の一人。
- 史実通りに尾張を本拠地として行動しており、甲斐の織田吉法師とは小競り合いをしていた模様。
- 勢力を拡大しつつあった越後のカルデア家と一戦交えるも、衝突前にカルデア家が一時撤退したことで戦勝祝いをするが、同じ陣営に居た織田信勝に毒殺され、退場した。
- 一応織田信長が魔王信長を倒した時、信長の一人として統合された。特異点『三千信長世界 デ・アルカ』を維持している事に気が付き本能寺の炎の中に消える前の信長の中の信長会議で発言したが、カイザー・ノブナガに「世界観が狂うからいきなり出てくるな」とツッコまれた。
- 人物
- Fateシリーズでは女性という設定になっている織田信長であるが、彼はれっきとした男性。……というより、外見も含めてプレイヤーが史実として知っている「織田信長(の有名な某肖像画)」そのまんま。
さすがに、顔はシルエットになっていたが。
- 自分の別バージョンとして互いに理解はあった織田信長達と異なり、他の全ての織田信長を「偽物」と見なしている。統合された後は一応同じ信長だとは認めている模様。
- 人物像としては器が大きくて声が甲高く[注 1]、女性の信長同様に身内には甘い。これが彼の首を絞める事になってしまった。
- 能力
- サーヴァントとしてのクラスや詳しい能力は不明。そもそも自分をサーヴァントと認識しているかも怪しい。
- 少なくとも采配は確かであり、常備兵や補給路の確保など、地道で手堅い戦略を得意としている。
- また、どこまで真面目に考えていいかは不明だが、その本物っぷりは他の「織田信長」に対しては非常に有利に働き、相手はまともに行動できなくなるようである。
クラス |
マスター |
筋力 |
耐久 |
敏捷 |
魔力 |
幸運 |
宝具 |
クラス別能力 |
保有スキル |
備考
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- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』に登場。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 織田信長
- なんだかんだで互いに別バリエーションと見ている女性の織田信長達と異なり、「偽物」と認識している。
- アストルフォ〔セイバー〕の幕間では彼女に物真似をされた。
- 織田信勝
- 史実における弟。自身が蘇り、偽物がはびこっている状況では彼が居てもおかしくないと思い、心を入れ替える事を条件に配下に加えている。
- 彼に対する態度を見ていると「本物信勝」も彼と似た外見をしていたようである。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 「いや、貴様ら、流石に驚きすぎではないか?
だいたいこの信長が女なわけがなかろう。」
- 姿を見て仰天して慌てふためく主人公達に対する言葉。
- 言われてしまえばその通りのド正論なのではあるが、Fate的にはいろいろと台無しである。
- 完全に出オチそのものの存在。作中でも「いったい何が本物なんだ」と疑問に思われていたが、実際に登場するとプレイヤーも「これは本物としか言いようがない」と仰天する事となった。
- 織田信長達も完全にパニックになっており、古参のゲームプレイヤーには『行殺♡新撰組』を連想した人も多かったとか[注 2]。
- マシュも「教科書で見たような信長」と言っていたため、Fate世界でも世間一般の認識の「信長」はプレイヤー世界と大差ないようである。
- このため「本物信長」は「世間一般の人達の織田信長へのイメージが形となって霊基を確立した存在ではないか」と一部のプレイヤーからは推測されている。
- 我々がよく知る織田信長の肖像画は、狩野元秀が描いた「紙本著色織田信長像」と呼ばれる肖像画で、天正11年6月2日(旧暦)に家臣の余語正勝が信長の1周忌法要に合わせて長興寺に寄進したものである。
- ちなみにこの長興寺、あまりの偉容から敵方の城と勘違いした信長に放火されて黒焦げになるというとんでもない災難に見舞われている。
やっぱり仏敵じゃねぇか!
- 2019年11月14日に出版された書籍「信長名鑑(太田出版)」は本作に登場したノッブを含め全ての信長が網羅されており、同書の182ページに「本物信長」の名前で名を連ねている。
- ぐだぐだシリーズがメイン型月作品と設定が異なるという奈須きのこの発言があるのだが、本物信長こそ本筋タイプムーンにおける英霊織田信長ではないかという説があった。
- が、後に登場した杉谷善住坊の台詞から考えると、やはりあくまで「ぐだぐだシリーズの本物信長」でしかないようだ。
- ↑ 信長と面会したルイス・フロイスの残した記述にも「信長は甲高い声をしていた」と記されており、女性説の根拠の一つになっている。
- ↑ TYPE-MOONライターの一人である星空めてお氏が過去に所属していたライアーソフトのシミュレーションゲーム。「新撰組がモチーフの美少女キャラ達が幕末の京都でドタバタ劇を繰り広げる」という作品であるが、ゲーム内で隠しパラメータの「不条理度」を0にすると「本物の新撰組が戻ってきて主人公達があわてて逃げ出す」というバッドエンドになる。