「ジャック・ザ・リッパー (Fake)」の版間の差分

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(→‎人間関係: Apocrypha2巻であのアサシンが本当にジャック・ザ・リッパー事件の犯人だったと判明したので)
(Apocryphaとstrangefakeは平行世界なので、断言は避けたいと思います。)
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;[[アサシン (Apocrypha・黒)]]
 
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:同じ真名を持つが全くの別存在。だが、彼女たちが「ジャック・ザ・リッパー」の正体であり、また彼女たちの起こした事件により生まれたため、本人の知らないところで関連性はとても深い。
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:同じ真名を持つが全くの別存在。『Apocrypha』世界では「彼女たち」が「ジャック・ザ・リッパー」事件の真犯人であるが、こちらの世界でも真相が全く同じという確証はない。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==

2013年10月15日 (火) 09:47時点における版

バーサーカー (strange fake)

  • 真名:ジャック・ザ・リッパー
  • 身長/体重:取る姿により様々
  • スリーサイズ:取る姿により様々
  • 属性:-
  • イメージカラー:-
  • 特技:-
  • 好きなもの:-
  • 天敵:-
  • CV:-

偽りの聖杯戦争において、「狂戦士」のクラスで召喚されたサーヴァント
時計塔の若き魔術師フラット・エスカルドスをマスターとし、己でも解らぬ己の正体を知るため、戦いに臨む。

略歴
フラットが師であるロード・エルメロイII世より譲り受けた「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(但しレプリカ)」を触媒として召喚したサーヴァント。
真名はジャック・ザ・リッパーと言うことになるが、かつてヴィクトリア朝に生きた連続猟奇殺人鬼そのものではなく、ただ恐怖の象徴として、本当の顔も名前も知られぬままに人々から想像され、推理され、物語られた、無数の『ジャック・ザ・リッパーの伝説』から形作られし英霊である。ジャック・ザ・リッパーとして疑われた者「全てである」と同時にその「誰でもない」がゆえに、スノーフィールドの聖杯戦争に招かれた「それ」は、『本物のジャック・ザ・リッパーの正体を知る』という願いを聖杯に託す。
人物
本来ならば狂気に染まった殺人鬼として、召喚した者の体を乗っ取り殺戮を繰り返すだけの存在として顕現する筈だったが、運よくバーサーカーのクラスを得たことで本来の狂気が狂化によって打ち消され「マイナス×マイナス=プラス」という理屈で正常な精神性を持った状態に落ち着いた。
むしろ、多少殺人行為などに忌避感が薄い程度で思考回路は至って常識人に近いため、マスターであるフラットの非常識なまでのユルさ、能天気さに驚いたり絶句したりつっこんだりと、やけに人間くさいリアクションを見せるようになっている。
犯人探しのミステリーから生まれた「誰でもない」ものであるがゆえに定まった姿形を持たず、平常時はフラットの頭の中に気さくな紳士風の口調で語りかける声としてのみ存在する。その「声」にもはっきりとした特徴はなく、性別も、年の頃も、身分その他の素性も感じ取れず、あたかも顔のない怪物と会話しているような気分にさせられるという。
実体を現す際は、娼婦や警官など「ジャック・ザ・リッパーの容疑者」たちの中の誰かに変身するが、その人物としての演技をしていない限り、口調は元々の紳士風のもののままである。
能力
「誰でもない」がために「誰にでもなれる」、つまり変身能力を持つ。劇中で見せたものは娼婦や警官など「ジャック・ザ・リッパーの容疑者」に含まれる存在だったが、フラットに語った言葉の内容からして、おそらくどんな人間の姿にもなれるものと思われる。
それ以外の戦闘行為に関する力量は不明だが、本人の口から「英雄たちほどの力も期待できない」と自己申告されており、時代的にもかなり新しめの神秘であるため、あまり強力なものではない可能性が高い。


宝具

現時点では不明

登場作品と役柄

Fate/strange fake
スノーフィールドで行われる偽りの聖杯戦争に、バーサーカーのクラスで召喚される。奇跡的な偶然によって正常な精神状態を獲得するも、破天荒なマスターに振り回されそうな予感。

人間関係

フラット・エスカルドス
マスターである魔術師の青年。あまりにも破天荒かつ天然すぎてツッコミが追い付かないが、自己のアイデンティティーさえ不確かな、正体不明の殺人鬼に裏表のない好意を示してくれる得難い相棒である。
ロード・エルメロイII世
フラットの魔術の師。彼が間違えて購入したゲームソフトについていたアンケート葉書を律儀に投函したことにより、フラットとバーサーカーは運命的な出会いを果たした。
アサシン (Apocrypha・黒)
同じ真名を持つが全くの別存在。『Apocrypha』世界では「彼女たち」が「ジャック・ザ・リッパー」事件の真犯人であるが、こちらの世界でも真相が全く同じという確証はない。

名台詞

『正直な話、私にもわからん』
『我が真名は――』という勿体ぶった引きからのオチに、珍しくフラットがつっこむ側に。とはいえ、バーサーカーにとっては至って真剣な悩みである。
『私は伝承に過ぎず、真実ではない。
 だが、自分が何者かもわからぬまま、ただ人々の紡ぎ出す物語や考察で自分の形を変容させていくというのは、とてもとても恐ろしいことなのだ。
 肉を持ち、名を持ち、過去を持つ君には理解できないことかもしれないが』
自らの願いの切実さを、神妙な声色で語るバーサーカー。
確かに、それなりの根拠がある推理ならまだしも、後世の人々が好き勝手に想像したフィクションまでもが自分の要素としてどんどん追加されてくるのはアイデンティティー上の恐怖かもしれない。
なにせ、下手をすると露出度の高い人外ロリにされてしまうかもしれないのだ。
『さて、マスターよ、まずはどう動く?
 私の能力があれば、あらゆるところに侵入し、敵のマスターを直接潰すことも可能であろう!
 私は君の指示通り動かせてもらうつもりだが?』
「英雄たちほどの力も、人間としての倫理観も望めない自分みたいなサーヴァントをよく呼び出す気になったな」と自虐混じりの皮肉を言ったらベタ褒めで返されてちょっぴり前向きになったバーサーカーさん。気合を入れて自分のセールスポイントをアピールするが、マスターから返ってきた答えは……
それはともかくとしてこのサーヴァント、別世界のルーマニアで派手に大暴れしているロリっ子とクラスを交換するべきではないだろうか。

メモ

  • 人々の語る恐怖の噂から生まれ、その恐怖を再演する、という在り方はどことなくタタリを髣髴とさせもする。
  • 比較的新しい時代の神秘であること、元々の狂気と打ち消し合って狂化補正が働いていない可能性があること、その他諸々の理由から考えてサーヴァントとしての火力は高いものとは言えなさそうだが、上記の台詞にもあるように使い方によってはアサシン (第四次)並の反則級戦力にも充分なり得る。
    まあ、こちらもマスターの性格上、そういった「有効な使い方」はされないに違いないが。
  • 地の文では「悲劇しか生み出さぬ悪霊」と言われているが、プロローグの時点で既にお笑い属性に侵食されかかっている。というか、パラメーターをLUCKに全振りされてる人が懸賞で当てた触媒で呼ばれた時点で、なんとなく良運に恵まれていそうですらある。

ステータス

クラス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 備考
バーサーカー

保有スキル:

話題まとめ

『ジャック・ザ・リッパー』
ヴィクトリア朝時代のロンドン、イースト・エンドとホワイト・チャペルで、判明している範囲では5人の娼婦を惨殺した「だけ」の犯人がこれ程に後世まで名を残し、人々の興味を掻き立てているのはこれが劇場型犯罪の元祖であること、そして犯人が逮捕もされず、今日に至るまで正体すら判明していないがためである。
夜道とはいえ、ほぼ公共の場である路上で次々と女性を殺害、その死体を無残に解体しディスプレイしてのけるという大胆にして残忍な犯行、そして新聞社に署名入り犯行声明を送りつけると言う自己顕示的行為があってさえ、警察は謎の犯罪者の有力な手がかりすら掴むことが出来なかった。このことはロンドン市民の間に恐怖と、疑惑と、好奇心と、ある種の狂騒を植え付け、人々はこぞって『ジャック・ザ・リッパー』の正体を推理し、想像し、時には怪しいと睨んだ人物を警察に告発し、ありとあらゆる可能性を検討・考察するようになる。
当時、真犯人と目された者は医者・弁護士・教師・娼婦・警察官・軍人・王侯貴族・肉屋・靴職人・外国人船員など、社会的階層や男女を問わず多数に上り、更に後世の研究や再調査、ジャックを題材にした創作やパロディなども加わって、その人物像は悪魔や亡霊、吸血鬼など「人でないもの」にまで拡がった。
なお、『ジャック』とは英語圏で呼び名の定まらぬ男性を指す代名詞的に用いられる名であり、犯人を女性として仮定する場合には『ジル・ザ・リッパー』と呼ぶ。

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