「マリー・アントワネット」を編集中
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| 地域 = 欧州 | | 地域 = 欧州 | ||
| 属性 = 秩序・善 | | 属性 = 秩序・善 | ||
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| 性別 = 女性 | | 性別 = 女性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = |
| 天敵 = | | 天敵 = | ||
| デザイン = ギンカ | | デザイン = ギンカ | ||
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; 能力 | ; 能力 | ||
: スキル『魅惑の美声』の効果により、王権への敵対者に対して歌声で魔力ダメージを導く。 | : スキル『魅惑の美声』の効果により、王権への敵対者に対して歌声で魔力ダメージを導く。 | ||
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== 別クラス / バリエーション == | == 別クラス / バリエーション == | ||
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詳細は「[[マリー・アントワネット〔キャスター〕]]」を参照。 | 詳細は「[[マリー・アントワネット〔キャスター〕]]」を参照。 | ||
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== ステータス == | == ステータス == | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | | [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || D || B || B || B+ || A+ || 対魔力:C<br />騎乗:A+ || 魅惑の美声:C<br />麗しの姫君:A<br />神の恩寵:B | + | | [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || D || B || B || B+ || A+ || 対魔力:C<br />騎乗:A+ || 魅惑の美声:C<br />麗しの姫君:A<br />神の恩寵:B || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
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: 旧名は[[シュヴァリエ・デオン|フルール・ド・リス]]。 | : 旧名は[[シュヴァリエ・デオン|フルール・ド・リス]]。 | ||
: 『Fate/Grand Order Arcade』では演出がさらに強化されており、周囲一体にガラスの結晶が水晶のように析出し、ガラスに閉じ込められた敵を突撃した馬が蹴り砕くようになっている。 | : 『Fate/Grand Order Arcade』では演出がさらに強化されており、周囲一体にガラスの結晶が水晶のように析出し、ガラスに閉じ込められた敵を突撃した馬が蹴り砕くようになっている。 | ||
− | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃 | + | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&味方全体のHPを回復<ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&味方全体の弱体状態を解除」という効果のQuick宝具。 |
− | : | + | :強化後は「味方全体のクリティカル威力をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>」という効果が追加される。 |
; 愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス) | ; 愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス) | ||
: ランク:B+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0~100<br />最大捕捉:1000人 | : ランク:B+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0~100<br />最大捕捉:1000人 | ||
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== 真名:マリー・アントワネット == | == 真名:マリー・アントワネット == | ||
− | : | + | :マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ。ハプスブルク家の系譜にあたるフランス王妃。王権の象徴として愛され祝福されて生きながら、王権の象徴として憎まれ貶められて死に果てた女性。 |
− | : | + | :儚き貴婦人。ドイツ系大貴族ハプスブルグ家の裔たるマリア・テレジアとロレーヌ公爵家出身の神聖ローマ皇帝フランツ一世の間に生まれた、欧州世界の「高貴による支配」を象徴する存在。ヴェルサイユにて嫌味と陰謀が渦巻く戦場での孤独の戦いを強いられた。<br> |
:マリーは14歳でルイ16世の妃(ただし、結婚当時はまだ即位していないため、正確には王太子妃である)となり、民に乞われて王妃になった。民なくして王妃は王妃になれない。<br>母の元から離れて王家の白百合となることを決め、民を愛し、民を思い、民を救おうとした。<br>それでも民が望まないなら、望まなくとも退場する。それが国に仕える人間の運命である。 | :マリーは14歳でルイ16世の妃(ただし、結婚当時はまだ即位していないため、正確には王太子妃である)となり、民に乞われて王妃になった。民なくして王妃は王妃になれない。<br>母の元から離れて王家の白百合となることを決め、民を愛し、民を思い、民を救おうとした。<br>それでも民が望まないなら、望まなくとも退場する。それが国に仕える人間の運命である。 | ||
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:王妃と不仲であったロアン枢機卿に対し、王妃と親しいと吹聴するラ・モット伯爵夫人が接近し、「高額な首飾りを購入して王妃にプレゼントすれば仲直りできる。私が仲介するから」と持ちかけた。 | :王妃と不仲であったロアン枢機卿に対し、王妃と親しいと吹聴するラ・モット伯爵夫人が接近し、「高額な首飾りを購入して王妃にプレゼントすれば仲直りできる。私が仲介するから」と持ちかけた。 | ||
:信じた枢機卿の購入後に、首飾りを受け取った伯爵夫人は即座に解体してロンドンで転売し横領。首飾りの製作元から代金の催促があって事件が明るみになった。 | :信じた枢機卿の購入後に、首飾りを受け取った伯爵夫人は即座に解体してロンドンで転売し横領。首飾りの製作元から代金の催促があって事件が明るみになった。 | ||
− | : | + | :勝手に名前を騙られて激怒した王妃は裁判所に提訴し、枢機卿は無罪になったものの伯爵夫人は有罪となって投獄された。(もともと、首飾りが当時の金1t相当ととんでもなく高額だったことと政敵のために作られたものだったため、王妃は嫌がっていた) |
:王妃自身は事件とは無関係だったものの、「実は伯爵夫人とグルで代金を着服したのではないか」などとあらぬ噂が立ち、王宮への不信感に繋がってしまった。 | :王妃自身は事件とは無関係だったものの、「実は伯爵夫人とグルで代金を着服したのではないか」などとあらぬ噂が立ち、王宮への不信感に繋がってしまった。 | ||
:『Fate/Grand Order』でのマリーはこの事件について「ちょっと嫌な事があった」と深くは語らないものの、首飾りそのものは「キラキラしていてとても綺麗」と評価している。 | :『Fate/Grand Order』でのマリーはこの事件について「ちょっと嫌な事があった」と深くは語らないものの、首飾りそのものは「キラキラしていてとても綺麗」と評価している。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
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; [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ; [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
: そこそこ出番は多い。 | : そこそこ出番は多い。 | ||
: 本編と比較するとギャグ漫画のためか天然ボケの度合いが酷くなっており、欲望にも結構忠実。 | : 本編と比較するとギャグ漫画のためか天然ボケの度合いが酷くなっており、欲望にも結構忠実。 | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
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: 彼女曰く、初恋の相手。生前プロポーズされたことがあり、生前に会っていた期間は短いものの彼の素行を変態と罵ったりする程親しい間柄。 | : 彼女曰く、初恋の相手。生前プロポーズされたことがあり、生前に会っていた期間は短いものの彼の素行を変態と罵ったりする程親しい間柄。 | ||
: 第一特異点では現界後に偶然出会い行動を共にしていた。 | : 第一特異点では現界後に偶然出会い行動を共にしていた。 | ||
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; [[シャルル=アンリ・サンソン]] | ; [[シャルル=アンリ・サンソン]] | ||
: 生前彼女を処刑した人物。 | : 生前彼女を処刑した人物。 | ||
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; [[シュヴァリエ・デオン]] | ; [[シュヴァリエ・デオン]] | ||
: 生前関わりがあった騎士。女性として認識している。彼女(?)にドレスを贈ったとされる。 | : 生前関わりがあった騎士。女性として認識している。彼女(?)にドレスを贈ったとされる。 | ||
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; [[ジャンヌ・ダルク]] | ; [[ジャンヌ・ダルク]] | ||
: 第一特異点で共闘する。生前は聖女として尊敬していたが、彼女の心情を知り友人になることを提案する。 | : 第一特異点で共闘する。生前は聖女として尊敬していたが、彼女の心情を知り友人になることを提案する。 | ||
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: その後も友人関係は続いているようで、期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』ではコンビを組んで同人誌サークル「st.オルレアン」を結成していた。 | : その後も友人関係は続いているようで、期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』ではコンビを組んで同人誌サークル「st.オルレアン」を結成していた。 | ||
; [[清姫]] | ; [[清姫]] | ||
− | : | + | : 第一特異点で共闘する。 |
: コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では一緒に女子会をしていたが、彼女の恋バナには若干引いていた。 | : コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では一緒に女子会をしていたが、彼女の恋バナには若干引いていた。 | ||
; [[アビゲイル・ウィリアムズ]] | ; [[アビゲイル・ウィリアムズ]] | ||
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: 期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』にて、一緒に連れ立って閻魔亭に逗留しに来た。 | : 期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』にて、一緒に連れ立って閻魔亭に逗留しに来た。 | ||
: 普段は周囲を振り回しているマリーがその活発さに振り回される数少ない相手。 | : 普段は周囲を振り回しているマリーがその活発さに振り回される数少ない相手。 | ||
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=== マンガで分かる!Fate/Grand Order === | === マンガで分かる!Fate/Grand Order === | ||
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:彼女が監督する映画によく出演しているが、同時にスポンサーであるため製作方針に干渉している。 | :彼女が監督する映画によく出演しているが、同時にスポンサーであるため製作方針に干渉している。 | ||
:後に彼女に協力して百合特異点を形成し、主人公を籠絡にかかった。 | :後に彼女に協力して百合特異点を形成し、主人公を籠絡にかかった。 | ||
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=== 生前 === | === 生前 === | ||
;ルイ十六世 | ;ルイ十六世 | ||
− | : | + | :夫。彼女曰く、人生で二番目に恋をした相手。 |
− | ; | + | ;ルイ=シャルル |
:「ルイ十七世」の称号を持つ息子。彼女への意趣返しで彼が殺されたことについて、「国民を少しだけ憎んでいる」と感情を露にしている。 | :「ルイ十七世」の称号を持つ息子。彼女への意趣返しで彼が殺されたことについて、「国民を少しだけ憎んでいる」と感情を露にしている。 | ||
− | :『[[Fate/Requiem]]』によると[[アヴェンジャー]] | + | :『[[Fate/Requiem]]』によると[[アヴェンジャー]]として英霊の座に登録されているらしいが、相当に酷い有様のようである。 |
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
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;「マリーよ。さあ、一緒にヴィヴ・ラ・フランス!」 | ;「マリーよ。さあ、一緒にヴィヴ・ラ・フランス!」 | ||
:戦闘開始時。ヴィヴ・ラ・フランスというのは「フランス万歳」という意味であり、たとえそれが'''数千年前のローマであっても'''言う。 | :戦闘開始時。ヴィヴ・ラ・フランスというのは「フランス万歳」という意味であり、たとえそれが'''数千年前のローマであっても'''言う。 | ||
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;「御免なさいね……靴……汚してしまったら……」 | ;「御免なさいね……靴……汚してしまったら……」 | ||
:被撃破時。断頭台の上でうっかり足を踏んでしまったサンソンに向けての最期の言葉からの史実ネタ。 | :被撃破時。断頭台の上でうっかり足を踏んでしまったサンソンに向けての最期の言葉からの史実ネタ。 | ||
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;「パンが無いの?」 | ;「パンが無いの?」 | ||
− | :マイルーム会話。'''あまりにも有名すぎる''' | + | :マイルーム会話。'''あまりにも有名すぎる'''史実ネタ。…もっともこれが彼女本人の発言であったという確証はなく、別の人物の発言であったという説もある。 |
:なお、(当然と言うべきか)「それならケーキを~」などと続いたりはしない。 | :なお、(当然と言うべきか)「それならケーキを~」などと続いたりはしない。 | ||
;「私は皆が大好き。皆の為になんでもするわ。なんでも、したわ」 | ;「私は皆が大好き。皆の為になんでもするわ。なんでも、したわ」 | ||
− | : | + | :絆LV3での発言。民を愛し、民を想った彼女、だがその晩年はその民に憎まれて死んでいった、余りにも皮肉かつ報われないモノだった――けれど。 |
;「聖杯なんてなくても私の願いは変わらない。空に輝きを。地には恵みを。民に幸せを」<br>「私の最期はどうあれ、私の人生は華やかだった……それでいい、それでいいの。だから、今はすっごく幸せ! こんな私にも、貴方のような人の力になれる日が来たのだもの」 | ;「聖杯なんてなくても私の願いは変わらない。空に輝きを。地には恵みを。民に幸せを」<br>「私の最期はどうあれ、私の人生は華やかだった……それでいい、それでいいの。だから、今はすっごく幸せ! こんな私にも、貴方のような人の力になれる日が来たのだもの」 | ||
− | : | + | :マイルーム会話及び絆LV5での発言。彼女は「悲劇の消去」ではなく、「民の幸せ」を第一に願う。あらゆる時代の民が築いた人類史のために戦う[[主人公 (Grand Order)|マスター]]に彼女は力を貸すことだろう。 |
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;「まあ、面白い挨拶ですね! チ……チーッス! シクヨロ!」(日本語版) | ;「まあ、面白い挨拶ですね! チ……チーッス! シクヨロ!」(日本語版) | ||
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;「ああ、幻滅です。魔女というのはそんな理屈もわからないの?」<br />「確かにわたしは処刑されたわ。嘲笑もあったし、蔑みもあったわ。」<br /> 「でも――だからといって、殺し返す理由にはなりません」<br /> 「わたしは民に乞われて王妃となった。民なくして王妃は王妃と呼ばれない。」<br />「だからあれは当然の結末だった。彼らが望まないのなら、望まなくとも退場する」<br />「それが国に従える人間の<ruby><rb>運命</rb><rt>さだめ</rt></ruby>。わたしの処刑は、次の笑顔に繋がったと信じている。」<br />「いつだって、<ruby><rb>フランス万歳</rb><rt>ヴィヴ・ラ・フランス</rt></ruby>!星は輝きを与えて、それでよしとすればいい。」 | ;「ああ、幻滅です。魔女というのはそんな理屈もわからないの?」<br />「確かにわたしは処刑されたわ。嘲笑もあったし、蔑みもあったわ。」<br /> 「でも――だからといって、殺し返す理由にはなりません」<br /> 「わたしは民に乞われて王妃となった。民なくして王妃は王妃と呼ばれない。」<br />「だからあれは当然の結末だった。彼らが望まないのなら、望まなくとも退場する」<br />「それが国に従える人間の<ruby><rb>運命</rb><rt>さだめ</rt></ruby>。わたしの処刑は、次の笑顔に繋がったと信じている。」<br />「いつだって、<ruby><rb>フランス万歳</rb><rt>ヴィヴ・ラ・フランス</rt></ruby>!星は輝きを与えて、それでよしとすればいい。」 | ||
:第一特異点にて、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]に民を守る使命に酔いしれたのかと問われ答えた、王妃としての誇り高い台詞。 | :第一特異点にて、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]に民を守る使命に酔いしれたのかと問われ答えた、王妃としての誇り高い台詞。 | ||
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;「デオンは本当に名うてのスパイでしたの? もしかして可愛いから敵に見逃されていただけではないかしら?」 | ;「デオンは本当に名うてのスパイでしたの? もしかして可愛いから敵に見逃されていただけではないかしら?」 | ||
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:直前に「諦めなかった」マリーが言っているように、普段の態度もこの呪詛も等しくマリーの本音である。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]とはやはり心の在り方が違うのであろう。 | :直前に「諦めなかった」マリーが言っているように、普段の態度もこの呪詛も等しくマリーの本音である。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]とはやはり心の在り方が違うのであろう。 | ||
:余談ではあるが、「回転悲劇」というのは設定担当の桜井氏の作品でよく出てくるフレーズである。彼女の象徴でもあるメリーゴーラウンドとも引っ掛けているのであろうか。 | :余談ではあるが、「回転悲劇」というのは設定担当の桜井氏の作品でよく出てくるフレーズである。彼女の象徴でもあるメリーゴーラウンドとも引っ掛けているのであろうか。 | ||
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===マンガで分かる!Fate/Grand Order=== | ===マンガで分かる!Fate/Grand Order=== | ||
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* 宝具「百合の王冠に栄光あれ」の際に使用するのはガラスの馬のみだが、イベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』によれば「出し入れ自由なガラスの馬車(積載量3トン以上)」も所有している。第一特異点でもガラスの薔薇を投げつけたり、コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』でもとっさにガラスの盾を生み出したりしているので、ガラスを連想させる「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス)」ともども全て同一の起源からの派生である可能性もある。 | * 宝具「百合の王冠に栄光あれ」の際に使用するのはガラスの馬のみだが、イベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』によれば「出し入れ自由なガラスの馬車(積載量3トン以上)」も所有している。第一特異点でもガラスの薔薇を投げつけたり、コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』でもとっさにガラスの盾を生み出したりしているので、ガラスを連想させる「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス)」ともども全て同一の起源からの派生である可能性もある。 | ||
**後に登場した「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)」が、「王権の輝きを身に纏う宝具」と説明されたため、この輝きこそが彼女の力の根源なのかもしれない。 | **後に登場した「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)」が、「王権の輝きを身に纏う宝具」と説明されたため、この輝きこそが彼女の力の根源なのかもしれない。 | ||
− | * 一説には、史実のマリー・アントワネットはウエスト58~59センチ、バスト109センチという、2次元でも滅多に見ない抜群のスタイルを誇っていたとされる。残念ながら(?)本作ではフランス王太子妃となった14歳頃の少女らしいボディで現界している。お月見イベントでは「栄養は全て胸にいく体質」「いっぱい食べた分だけ胸のサイズが大きくなる」と自称し、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]も「王妃は将来、フランスでもトップランクのお体に成長なされる」と証言し、同席していた[[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]を動揺させていた。 | + | * 一説には、史実のマリー・アントワネットはウエスト58~59センチ、バスト109センチという、2次元でも滅多に見ない抜群のスタイルを誇っていたとされる。残念ながら(?)本作ではフランス王太子妃となった14歳頃の少女らしいボディで現界している。お月見イベントでは「栄養は全て胸にいく体質」「いっぱい食べた分だけ胸のサイズが大きくなる」と自称し、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]も「王妃は将来、フランスでもトップランクのお体に成長なされる」と証言し、同席していた[[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]を動揺させていた。<!-- |
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* 武内氏によると、キャラクターデザインを担当しているギンカ氏に「まっとうなお姫様でありつつ、アイドルらしく」というコンセプトで注文している。バラの指輪がマイクになっているのはその名残。 | * 武内氏によると、キャラクターデザインを担当しているギンカ氏に「まっとうなお姫様でありつつ、アイドルらしく」というコンセプトで注文している。バラの指輪がマイクになっているのはその名残。 | ||
*因みに史実のマリー・アントワネットは鷲鼻に受け口という典型的なハプスブルク顔だったようで、外見に関しては一貫して「素晴らしくは無い」という評価であり、これは風評被害ではなくほぼ確実である。ただし、それを差し引いても首飾り事件以前は国民に愛されていたようで、受け口もチャームポイントとなっていたらしい。 | *因みに史実のマリー・アントワネットは鷲鼻に受け口という典型的なハプスブルク顔だったようで、外見に関しては一貫して「素晴らしくは無い」という評価であり、これは風評被害ではなくほぼ確実である。ただし、それを差し引いても首飾り事件以前は国民に愛されていたようで、受け口もチャームポイントとなっていたらしい。 | ||
283行目: | 212行目: | ||
** とはいえ、前述の評価や後述の「パンがなければ……」といった事をTYPE-MOONエースVol12でのインタビューにおいて武内氏が触れており、「FGO」でのキャラクター設定やビジュアルはそれを払拭させるものか。 | ** とはいえ、前述の評価や後述の「パンがなければ……」といった事をTYPE-MOONエースVol12でのインタビューにおいて武内氏が触れており、「FGO」でのキャラクター設定やビジュアルはそれを払拭させるものか。 | ||
* その天性のアイドルともいうべき癒やし系の魅力は伊達ではなく、その点は彼女がストーリー上でフォウくんに懐かれている(主人公やマシュを除いた)数少ない人物であることからも窺える。 | * その天性のアイドルともいうべき癒やし系の魅力は伊達ではなく、その点は彼女がストーリー上でフォウくんに懐かれている(主人公やマシュを除いた)数少ない人物であることからも窺える。 | ||
− | + | --> | |
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
; 「パンがなければ……」 | ; 「パンがなければ……」 | ||
− | : | + | : マリー・アントワネットの台詞として名高い……ということになっている台詞。この後に「ケーキ(お菓子)を食べればいいじゃない」と続くのだが、名台詞の項で述べた通り、実際は別人の発言であるという説がある。 |
− | : | + | : 「パンがなければ……」の大元をたどると、ジャン=ジャック・ルソーの著作『告白』に行きつく。この時点では、「ある王女」が言ったとされる言葉をルソーが思い出したという話で、誰の発言かは明らかでない。更に言えば、ルソーが執筆した当時マリーはまだ9歳で、オーストリアにいた。 |
− | : | + | : この言葉が巡り巡って、革命期前後のフランスにおいて貴族を糾弾するための材料として引用され、いつの間にかマリーが言ったことにされた、というのが別人説の概要である。 |
: なお、「ケーキ」というのは日本語に意訳した時のもので、これは「ブリオッシュ」(フランス発祥の菓子パン)を指しているとされる。ブリオッシュは卵黄とバターを多量に使った黄色い生地が特徴であり、マリーのマイルーム会話の中にもこれが好きだとの発言がある。 | : なお、「ケーキ」というのは日本語に意訳した時のもので、これは「ブリオッシュ」(フランス発祥の菓子パン)を指しているとされる。ブリオッシュは卵黄とバターを多量に使った黄色い生地が特徴であり、マリーのマイルーム会話の中にもこれが好きだとの発言がある。 | ||
− | : | + | : 余談だが、当時ブリオッシュの値段は'''パンより安かった'''ので、本来は「(高価な)パンがないのなら、(安価な)ブリオッシュを食べればいい」という意味の言葉だったと思われる。 |
− | + | : ちなみに似たような逸話に中国は西晋王朝の恵帝が言ったとされる「何不食肉糜(米粥が食べられないなら肉粥を食べればいいではないか)」があるが、こちらは確かに言ったという史実ソースがある。アジアからヨーロッパに恵帝のこの逸話が流れ流れてマリーの「パンがなければ……」になったのではという仮説もあるが、前述の通りそもそもの趣旨からして異なっているため信憑性に乏しい。 | |
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; 鉄壁の要塞 | ; 鉄壁の要塞 | ||
: 『Grand Order』において、敵として登場するサーヴァントはプレイヤーのものと違ってスキルの使用に制限がない。 | : 『Grand Order』において、敵として登場するサーヴァントはプレイヤーのものと違ってスキルの使用に制限がない。 | ||
304行目: | 227行目: | ||
: 無敵(3回)を張られてしまうと、強化解除や無敵貫通といった特殊効果を用意していなければそのターン内ではEXアタック以外にダメージを与える手段がなくなり、非常に体力を削り辛い。 | : 無敵(3回)を張られてしまうと、強化解除や無敵貫通といった特殊効果を用意していなければそのターン内ではEXアタック以外にダメージを与える手段がなくなり、非常に体力を削り辛い。 | ||
: これに宝具・スキルによる回復や魅了による行動不能、そしてクエストボス特有の非常に高い体力が合わさった結果、根負けして全滅するマスターが続出。 | : これに宝具・スキルによる回復や魅了による行動不能、そしてクエストボス特有の非常に高い体力が合わさった結果、根負けして全滅するマスターが続出。 | ||
− | : その脅威を知らしめたのが曜日クエストの「騎の修練場 | + | : その脅威を知らしめたのが曜日クエストの「騎の修練場 超級」であるために、それから現在まで週に1回程度、場合によっては何度も戦うことになるので誰しもが対策を学ぶことになる。更に高HPで登場する彼女自身の二回目のキャラクエなどは、[[シュヴァリエ・デオン|どこぞの亡霊]]同様に最初期屈指の凶悪クエストとして名を馳せていた。 |
; "Whassup! My homies!" | ; "Whassup! My homies!" | ||
: 『Fate/Grand Order』の日本語版では「チーッス! シクヨロ!」と軽いノリだったスラングが、北米版では"Whassup! My homies!"(よーっす! 兄弟!)とストリートの黒人訛りのスラングに翻訳された。 | : 『Fate/Grand Order』の日本語版では「チーッス! シクヨロ!」と軽いノリだったスラングが、北米版では"Whassup! My homies!"(よーっす! 兄弟!)とストリートの黒人訛りのスラングに翻訳された。 | ||
311行目: | 234行目: | ||
: 北米版『Fate/Grand Order』では終局特異点においてもマリーがこの挨拶を引っ提げて主人公の下に駆け付けている。 | : 北米版『Fate/Grand Order』では終局特異点においてもマリーがこの挨拶を引っ提げて主人公の下に駆け付けている。 | ||
: 「[https://fate-go.us/tour2019/ Fate/Grand Order U.S.A. Tour 2019]」のキービジュアルでマリーのシャツに書かれている"WASSAP"<ref group = "注" name="WASSAP">正しくは"WASSUP"、"Whassup"の短縮形</ref>の文字は、この翻訳ネタを意識したものと思われる<ref group = "出" name="Namieさんのツイート">[https://twitter.com/namgoreng/status/1084989872945868800 Namieさんのツイート]</ref>。 | : 「[https://fate-go.us/tour2019/ Fate/Grand Order U.S.A. Tour 2019]」のキービジュアルでマリーのシャツに書かれている"WASSAP"<ref group = "注" name="WASSAP">正しくは"WASSUP"、"Whassup"の短縮形</ref>の文字は、この翻訳ネタを意識したものと思われる<ref group = "出" name="Namieさんのツイート">[https://twitter.com/namgoreng/status/1084989872945868800 Namieさんのツイート]</ref>。 | ||
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==関連商品== | ==関連商品== | ||
<amazon>B078Y2Q2D3</amazon> | <amazon>B078Y2Q2D3</amazon> | ||
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[[Category:Fate/Grand Order Arcade]] | [[Category:Fate/Grand Order Arcade]] | ||
[[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | [[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
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