武則天

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不夜城のアサシン

  • 真名:武則天
  • 身長:138cm / 体重:35kg
  • 出典:史実
  • 地域:中国
  • 属性:秩序・悪
  • 性別:女性
  • CV:井澤詩織

暗殺者」のサーヴァント

略歴
亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』ではシェヘラザードの手で西暦2000年のアガルタに歪曲召喚され、不夜城の支配者として君臨していった。
ダユーが支配するイースを調査する主人公の前に現れ、身元が分からない少女のふりをして居城に案内したが、ダユーが逃走を図るところに現れ、キャスターがダユーを見限ってイースの水門を開けたことを、主人公達に生き延びたら不夜城に訪れることを許可するを告げて去った。
不夜城の元に訪れた主人公達に不夜城を自慢したが、その在り方を含めてイースと大差ないと一蹴されたことで対立、戦闘に陥ったが、その最中に現れた巨英雄の攻撃で潰されてしまう。実際は霊基の反応が消えたことで消滅したとカルデア側が勝手に判断し、アサシンとしての気配遮断で密かに生存していた。
そしてシェヘラザードと同化したフェニクスを倒すための機を伺うべく身を隠し、最終版で主人公達と戦うフェニクスを倒すべく姿を現した。国を荒らす不届きものであるフェニクスを「告密羅職経」に落として撃破する機会を生み出したが、その際フェニクスに反撃を食らって重傷を負ってしまう。フェルグスが「極・虹霓剣」でフェニクスを討ち滅ぼしたことを見届けた彼女は消滅した。
人物
人への態度は傲岸不遜、振る舞いは得手勝手の限り。根本的に派手好きな童女。
童女呼ばわりすると怒り出し、主人公からちゃん付けする選択を選ぶ度に怒る場面が度々見られる。
しかし常に優れた統治者であることを心がけており、人材登用に重きを置いているが、彼女の思う正しさと、民草が望む正しさに乖離が目立っている。
また、王としての矜持を有しており、「天の意志すらも自分の膝を屈することはできない」と言い放ち、実際自身が消滅寸前に陥ってもなお己の足で立とうとしている。
能力

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン 主人公 (Grand Order) D E A B A B 気配遮断:D 拷問技術:A
皇帝特権:B
女帝のカリスマ:A

宝具

告密羅職経(こくみつらしょくけい)
ランク:B
種別:対人宝具
この宝具は「彼女は自由に罪人を生み出せる」という国家的法則の体現に等しい。すなわち、彼女がこの宝具を展開した時、彼女は誰に対しても「拷問するもの」となり、相対するものは問答無用で「拷問されるもの」となる。
本来ならば多種多様の拷問方法で不届き者を罰する事が出来るのだが、最近は、かつて政敵を害した酒壺と毒を拷問用にアレンジしたものをよく使っているようだ。
また、拷問とは生かし続け、殺し続けることであり、拷問の痛苦を鋳型に形作られた生と死の坩渦であり、それらの概念が入り混じった一種の異界。フェルグスはこの中に入り込み、コロンブスが使おうとした玉手箱の魔力で瞬間的に再生することで、本来のフェルグスの存在を部分的に引き出すことに成功。

真名:武則天

ぶそくてん。中国史上唯一の女帝。またの名を則天武后。
「武則天」は通りの良さを優先して名乗っているが、死後の諡「則天大聖皇后」に基づくもの。
彼女自身としては、初めて帝位についた際の「聖神皇帝」の肩書がお気に入り。
はじめは唐の二代皇帝太宗の後宮、妾の一人であったが、太宗の息子高宗と通じ、太宗の死後高宗の妾にもなる。
そして武氏は高宗の子を産むが、その小さな命の火はほんの乳飲み子のうちに消えた。
武氏はその子を殺した犯人として王皇后を追求し、寵姫・蕭氏とともに失脚させ、自らが高宗の皇后の座についたと言われている。
その際、武氏は二人の手足を切り取った上で「骨まで酔わせてやる」と酒壺に投げ込むという刑により処刑したという。
この流れから、武氏が自ら子を殺して皇后に罪をなすりつけたのではないかと考える者もいたが、真実は定かではない。
皇后として実権を握った彼女は、邪魔な親族・政敵を次々と殺害(暗殺)。
高宗の死後、国号を「周」と変え、ついに自ら帝位につき、「聖神皇帝」を名乗ることになる。
彼女は国を治めるにあたり、密告を奨励する恐怖政治を敷いた。「酷吏」と呼ばれる役人達による残虐な拷問を、民草は心から恐れたという―――
最初から皇帝として生まれついたのではなく、ただ役人の娘であったが、父が死んで死んで引き取られた親戚共に憂さ晴らしに虐げられる日々を送っていた。
そんな彼女が皇帝になったのは学問を、武芸を、女の技を、自分にとって不要なほかの全てを捨てて磨いた。単に、そう願い、そう決意し、そう努力したから―――。

関連

告密羅職経
彼女の統治時代に記されたと言われる、酷吏(拷問官)達の指導書。言わば罪人を作り上げるための、拷問と尋問のハウツー本であった。

登場作品と役柄

Fate

Fate/Grand Order
  • 〔アサシン〕キャラクターデザイン: 原田たけひと/ 設定作成:??? / レア度:☆4
亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』の解禁に際して真名を伏せる形で実装。

人間関係

シェヘラザード
ダユーを見限り自分の側に付くことを選んだ彼女を不夜城に迎え、軍師として側近に取り立てる。
状況的にスパイなどの可能性もある彼女の有用性を見抜いて要職に就かせるあたり、人事に秀でる彼女らしい采配だったと言える。
タマモキャットジャガーマン
カルデアにいる彼女らを「猫っぽい奴がいる」とやたら怖がっている。
これは上述の王皇后を処刑した際、拷問にかけられる中で王皇后が「武則天は死後生まれ変わって鼠になる。私は猫に生まれ変わってそれを食い殺してやる」と言い残したことが原因で、生前の彼女はそれ以降宮中で猫を飼うことを禁止するほど恐れていたという。
荊軻
中国史上唯一の女帝である彼女にとって、生前始皇帝の暗殺を企てた荊軻の存在はやはり不安になるらしく、自身の暗殺を企てていないかと心配している。

名台詞

「妾は一人で国を統べてきた。お飾りの愚王や即物的な僧はいたが、本当に頼れる者と一緒に国を治めた事など無い。
 だからな、その、試しに次の国は共同統治者を置いてやってもいいというか……ええい、みなまで言わせるな! 気付けバカ!」
マイルーム会話「絆Lv5」真名開放時。
「才有る者は重く用いられ、才無き者はその下につく。生まれや育ちなど関係無く、そうあるべきじゃ。わかっておらん奴が多すぎるがの」
カルデアにて語る人事論。彼女の人事登用は、どれだけ否定的なスタンスで彼女を研究する歴史家でもその点の優秀さだけは認めざるを得ないとまで言われるほどである。
「妾は赤子のころ、この子はいずれ天に至ると道士に予言されたという。
それをのちに聞かされたとき、妾は憤った。――余計なことを、と。
妾がこの頂に辿り着いたのは、天命ではない!そのようなものに邪魔はさせぬ!
妾は妾の足でここに立っておる。なればこそ、その足を動かせるのは自分だけじゃ。
他の誰かではない。他のいかなる要因でもない。賢者の諫言でも、愚者の刃でも、万の懇願でもない!
そう、たとえ天の意志ですらも!妾以外に、妾の膝を屈させることなど――できようはずもないッ!」
亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界アガルタ』より。主人公達に追い詰められた際に放った台詞。
今にも消滅してしまいそうなぼろぼろの霊基の中、その力強い言葉は追い詰めているはずの主人公たちにさえ圧を感じさせた。
「うぅ……猫。猫っぽいやつがおる。ワンとか言っておるし、全然意味がわからん。こ、恐くはないぞ。ただ嫌いなだけじゃ!」
「うぇ……猫。猫っぽいやつがおる。トラ猫かのう……なんじゃあの凶悪な鉤爪は。……恐ろし、くはないぞ。次の拷問に借りようかなと思って見ておっただけじゃ!」
それぞれタマモキャットとジャガーマンを所持している際に追加される台詞。怖がっている理由は前述のとおり。

メモ

  • 日曜七時に放映するアニメ『ヘボット!』の公式ツイッターが亜種特異点Ⅱ配信時に実装された後に「そろそろ眠らないと アサ シン どいヘボ」[1]というツイートがある。
    • これは、不夜城のアサシン演じる井澤氏が同作に登場するキャラクター「ヘボット」を演じており、それに関連したネタと思われる。というか、井澤氏もそれに反応するようにツイートしてる[2]
  • 見て分かる通りに明らかな幼児体型なのだが、彼女のイラスト担当である原田たけひと氏を知るユーザーからは巨乳キャラと判断されることがある。というのも氏の描くキャラクターは極端に体型が描写される傾向があり(下手すればワダアルコ氏と同等以上)、巨乳キャラはとにかく巨乳、逆に貧乳キャラは寸胴・まな板・平面とさえ称されるレベルに描かれていることも珍しくないからである。「成長する前の姿であり文献などを読む限り巨乳に育っている」「原田氏の絵でありながら第一再臨以降の絵で膨らみが確認出来、寸胴まな板ではない」という理由から、相対的評価として巨乳枠にされるという、実に奇妙な判断のされ方をされている。
    • また、氏がイラストを担当するキャラメイクシステムのある人気やりこみゲームシリーズの関係から「ディスガイアのアサシン」なる呼び方をするユーザーも一部にいる。

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