武蔵坊弁慶

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2015年9月9日 (水) 12:25時点における (トーク | 投稿記録)による版 (通常攻撃は槍(薙刀)ですし剣宝具を持ってないセイバーは他にもいますし)
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ランサー

  • 真名:武蔵坊弁慶(を演じる常陸坊海尊)
  • 身長:199cm / 体重:88kg
  • 出典:『義経記』『平家物語』
  • 地域:日本
  • 属性:混沌・善
  • CV:稲田徹

Fate/Apocrypha』のオンラインゲーム企画時に登場したサーヴァント。厳つい姿をした僧兵。

略歴
真名は、五条大橋から源義経に仕え、衣川にて主の自害の時間を稼ぐために壮絶な立ち往生を遂げた荒法師・武蔵坊弁慶………ではなく、弁慶を演じる「常陸坊海尊」という人物。小説版『Fate/Apocrypha』には未登場。
Fate/Grand Order』では序章のAD.2004の冬木に登場。聖杯戦争にランサーのサーヴァントとして召喚されたが、黒化したセイバーに敗北。その後、泥に汚染されたシャドウ・サーヴァントと化し、アサシンと共に主人公たちに襲いかかった。
人物
彼も義経の郎党であったが、義経・弁慶主従が最期を遂げた衣川の合戦にて怯懦の余り逃げ出してしまう。そのことを恥じた彼は修業を積み不死の仙人となって、弁慶の勇名を永遠に語り継ぐため彼を演じ続けている。
外見から厳格な人物に見えるが、時折表に出る海尊としての人格はおどけたひょうきん者。
能力
固有スキル『怨霊調伏』は、“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す、邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込められる。
「演じる」という海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。
企画段階『Apocrypha』ではそこにいるだけでマスターの身体能力を強化し、更に敵サーヴァントの能力を封印するという反則的な能力を持つ『くろがねの傅』、対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することができ、判定に成功すれば命令書を信じる信じないに関わりなく対象は宝具を封印される(ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する)という『白紙の勧進帳』というスキルを保有していた。


ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー A B+ C D C C くろがねの傅:?
怨霊調伏:?
白紙の勧進帳:?
主人公 (Grand Order) A B+ C D C C 対魔力:C+ 怨霊調伏:A
仁王立ち:B

宝具

五百羅漢補陀落渡海
ランク:EX
種別:対軍宝具
『Grand Order』では曼荼羅らしきものを召喚し敵全体にスタンと呪いを与える宝具。
企画段階『Apocrypha』では遊行聖の大行列を呼び出す。彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。
呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。南無。
八つ道具
対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。
こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。
ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。
弁慶仏
その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。
分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1~7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。

登場作品と役柄

Fate/Apocrypha
企画段階で登場していた。
カプセルさーばんと
さーばんとの一匹。
コストの割にHPが高くひるまないが、移動、攻撃を一切しない純粋な壁キャラ。
コスト:400 / 戦闘力:- / 突破力:- / 移動力:- / 体力:A++ / 忍耐力:EX / リキャスト:A
Fate/Grand Order
ランサーのサーヴァントとして参戦。レア度はUC(☆2)。イラストレーターは真じろう。
メインシナリオでは序章に黒化した姿で敵として登場。クー・フーリンがキャスターとなっているため、冬木のランサー枠が彼になっている。

人間関係

源義経
かつての主君。日本を代表する英霊の一人。
武蔵坊弁慶
その勇名を語り継ぐため、彼の名と姿を借りる。

名台詞

メモ

  • キャラクターデザイン原案は寺田克也氏。設定制作を担当したのは茗荷屋甚六氏。
  • 小説版『Apocrypha』で彼が没になった理由として、メンタリティが複雑すぎて主人公のパートナーにでもしなければ描ききれないキャラクターなのだがすでにパートナーが決まっていたこと、日本のサーヴァントであったこと、そして彼以外のランサー2人がヴラド三世カルナであったことが挙げられている。
  • 彼の他には坂田金時ゲオルギウスダビデが没案になった。
  • 弁慶は数え六つで疱瘡にかかり肌が黒くなったという。この色は母がつわりで鉄を食べたための生来の色とする説もある。
  • 『くろがねの傅』の「傅(ふ、いつき)」とは、神に仕える僕のこと。牛若を少年神と見ると、お供の弁慶は神話的な定番イメージに合致する。
  • 不死の仙人なのだが、仙術がTYPE-MOON世界ではどのような存在なのか説明されたことは無い。また、不死を象徴するような能力は持っていない。
    • Zero執筆時、キャスターを誰にするかで悩んだ虚淵氏が「仙人はどうか」と奈須氏に相談したところ「冬木は東洋の英霊は駄目。それに仙人は強すぎる」と回答されているのでTYPE-MOON世界の仙人は相当な強さを持った存在であると考えられる。

話題まとめ

風評被害?
設定上は衣川の合戦において敵前逃亡した…という事になっているが、実のところは開戦前に他の義経配下共々山寺へ参拝し、陣営が手薄になったところを襲撃され義経・弁慶主従の死に繋がった…というのが主流の説である。
チキン呼ばわりされるべきではない人物なのは確かだが、「うっかり」の言葉では済まされない失態であるというのもまた事実。

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