「言峰綺礼」を編集中
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;「酒の味とは、思いの外化けるものだ」 | ;「酒の味とは、思いの外化けるものだ」 | ||
:すぐ下で繰り広げられていた駒同士による愛憎劇をギルガメッシュと共に鑑賞した後に酒を飲んだ感想。 | :すぐ下で繰り広げられていた駒同士による愛憎劇をギルガメッシュと共に鑑賞した後に酒を飲んだ感想。 | ||
− | : | + | :始めて自らが書いた台本はギルガメッシュが言うように本人も認める三文芝居だった。が、時臣の死体という舞台装置でそれを取り巻く役者は言峰の描いた台本通りに演じてくれた。それをつまみにして飲んだ酒は以前と同じ銘柄だが、かつて飲んだ時よりも美酒と感じた。正に、人の苦しみや絶望こそが彼にとって酒をより極上にしてくれるつまみであった。 |
:聖職者でありながら、悪辣である自らの本質を悟り始めていた。 | :聖職者でありながら、悪辣である自らの本質を悟り始めていた。 | ||