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== 概要 ==
 
== 概要 ==
   
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。
 
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。
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:その後、大帝の軍勢に襲撃された[[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]]と[[主人公 (EXTRA)]]の前に現れ、協力を申し出る。
 
:その後、大帝の軍勢に襲撃された[[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]]と[[主人公 (EXTRA)]]の前に現れ、協力を申し出る。
 
:彼自身の遍歴は3通りの経緯をたどることになるが、そのいずれにおいても最終的にはカール大帝の打倒を成し遂げ、然る後に消滅している。
 
:彼自身の遍歴は3通りの経緯をたどることになるが、そのいずれにおいても最終的にはカール大帝の打倒を成し遂げ、然る後に消滅している。
:『[[Fate/Grand Order]]』第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』においては、「彼方からの贈り物」として大規模特異点に十二勇士達との『縁』を辿って召喚されたが、諸々の事情でセーフモードにせざるを得ないまま「シートン」と言う仮名を名乗って行動することに。
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:『[[Fate/Grand Order]]』では第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』に登場。「彼方からの贈り物」として大規模特異点に十二勇士達との『縁』を辿って召喚されたが、諸々の事情でセーフモードにせざるを得ないまま「シートン」と言う仮名を名乗って行動することに。
 
:シナリオ開始時点では復讐界域の獄中に囚われており、そこに捕まったばかりの[[主人公 (Grand Order)]]と壁越しに会話する形で正体を伏せつつ接触。[[サロメ]]の危険性などいくつかの情報を与えつつ主人公を精神的にサポートする。
 
:シナリオ開始時点では復讐界域の獄中に囚われており、そこに捕まったばかりの[[主人公 (Grand Order)]]と壁越しに会話する形で正体を伏せつつ接触。[[サロメ]]の危険性などいくつかの情報を与えつつ主人公を精神的にサポートする。
 
:数日後、主人公が王道界域側のスパイによって救出された際のどさくさに紛れて自身も脱出し王道界域へ潜伏。その後も主人公と出会う度に助言やエールを送る一方、まだ自分が動くべきタイミングではない事を示唆していた。
 
:数日後、主人公が王道界域側のスパイによって救出された際のどさくさに紛れて自身も脱出し王道界域へ潜伏。その後も主人公と出会う度に助言やエールを送る一方、まだ自分が動くべきタイミングではない事を示唆していた。
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; 人物
 
; 人物
 
: 白いメッシュが入った黒髪に、白黒の鎧とマント姿の少年騎士。その英名とは裏腹に「自身は王に向いていない」と嘯く呑気な若者で、口調も王とは思えない程フランクでぶっきらぼう。
 
: 白いメッシュが入った黒髪に、白黒の鎧とマント姿の少年騎士。その英名とは裏腹に「自身は王に向いていない」と嘯く呑気な若者で、口調も王とは思えない程フランクでぶっきらぼう。
: 彼にとっての生前にまつわるあらゆる記憶がすべて空想のものでしかないことを認識・理解しており、マスターやアルテラに恥じぬ立派な騎士の生き様を目指している。<br/>それ故、行動と美的基準を「カッコイイかどうか」「ダサいかどうか」に置き、自身やマスターにとって不利であっても気にしないという若干問題のある性格をしている。
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: 彼にとっての生前にまつわるあらゆる記憶がすべて空想のものでしかないことを認識・理解しており、マスターやアルテラに恥じぬ立派な騎士の生き様を目指している。
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:それ故、行動と美的基準を「カッコイイかどうか」「ダサいかどうか」に置き、自身やマスターにとって不利であっても気にしないという若干問題のある性格をしている。
 
: かつての部下である[[アストルフォ]]からも「気持ちのいい馬鹿」と主君評とは思えないコメントを頂いている。その一方で「マジギレすると[[武則天]]並みに怖い」とも。
 
: かつての部下である[[アストルフォ]]からも「気持ちのいい馬鹿」と主君評とは思えないコメントを頂いている。その一方で「マジギレすると[[武則天]]並みに怖い」とも。
 
: 作中ではサーヴァントとして成立したばかりの存在であるため、他のあらゆるサーヴァントたちを「先輩」として敬意を払う。また、生前に古代遺跡でアルテラの姿と、その孤独を垣間見たことがあったらしい。
 
: 作中ではサーヴァントとして成立したばかりの存在であるため、他のあらゆるサーヴァントたちを「先輩」として敬意を払う。また、生前に古代遺跡でアルテラの姿と、その孤独を垣間見たことがあったらしい。
 
; 能力
 
; 能力
: 「白騎士」と表現されているように、セイバーらしくフランベルジュという波打った刃をした片手剣で戦っている。この聖剣「ジュワユーズ」には五大元素を操る能力があり、剣に纏わせて攻撃の威力や範囲の向上に使っている。
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: 「白騎士」と表現されているように、セイバーらしくフランベルジュという波打った刃をした片手剣で戦っている。この[[聖剣]]「ジュワユーズ」には五大元素を操る能力があり、剣に纏わせて攻撃の威力や範囲の向上に使っている。
 
: また、下記の宝具で展開された十二勇士の化身たる武器「輝剣」を操る「疑似勇士」というスキルや、ジュワユーズをアストルフォの黄金の馬上槍に変化させるスキルを習得している。
 
: また、下記の宝具で展開された十二勇士の化身たる武器「輝剣」を操る「疑似勇士」というスキルや、ジュワユーズをアストルフォの黄金の馬上槍に変化させるスキルを習得している。
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| rowspan="2"| [[セイバー]] || [[主人公 (EXTRA)]] || A || C || B || A || A || A+|| rowspan="2"|対魔力:A<br />騎乗:A ||rowspan="2"|聖騎士帝:EX<br />魔力放出(光):A<br />王道踏破:C→C+ || |
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| rowspan="2"| [[セイバー]] || [[主人公 (EXTRA)]] || A || C || B || A || A || A+|| rowspan="2"|対魔力:A<br>騎乗:A ||rowspan="2"|聖騎士帝:EX<br>魔力放出(光):A<br>王道踏破:C→C+ || |
 
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| [[主人公 (Grand Order)]] || A || C || B || A || A || A+ || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「王道踏破」のランクがC+に上昇
 
| [[主人公 (Grand Order)]] || A || C || B || A || A || A+ || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「王道踏破」のランクがC+に上昇
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== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣(ジュワユーズ・オルドル)
 
; 王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣(ジュワユーズ・オルドル)
: ランク:EX<br />種別:対王宝具(自身)<br />レンジ:1<br />最大捕捉:1人<br />由来:生前の愛剣にして聖剣「ジュワユーズ」
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: ランク:EX<br>種別:対王宝具(自身)<br>レンジ:1<br>最大捕捉:1人<br>由来:生前の愛剣にして[[聖剣]]「ジュワユーズ」
 
:史書や年代記には登場せず、武勲詩などで語られる名剣。武勲詩「ローランの歌」にも登場し、そこでは天下無双の御佩刀(みはかせ)と讃えられ、日に三十回色が変わると書かれている。また、柄の中には聖遺物として聖槍ロンギヌスの穂先が納められているという。名前はフランス語で「陽気、楽しい」の意味。
 
:史書や年代記には登場せず、武勲詩などで語られる名剣。武勲詩「ローランの歌」にも登場し、そこでは天下無双の御佩刀(みはかせ)と讃えられ、日に三十回色が変わると書かれている。また、柄の中には聖遺物として聖槍ロンギヌスの穂先が納められているという。名前はフランス語で「陽気、楽しい」の意味。
 
:真名解放の際には、聖剣・ジュワユーズが十二勇士の持つ武器それぞれに変化、連撃を放つ。その由来から、ジュワユーズの真価を発揮できるのはカール大帝ではなくシャルルマーニュの方。現実に生きたカール大帝にとって、ジュワユーズは後天的に幻想が付属された聖剣でしかない。
 
:真名解放の際には、聖剣・ジュワユーズが十二勇士の持つ武器それぞれに変化、連撃を放つ。その由来から、ジュワユーズの真価を発揮できるのはカール大帝ではなくシャルルマーニュの方。現実に生きたカール大帝にとって、ジュワユーズは後天的に幻想が付属された聖剣でしかない。
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:大帝の影であるシャルルマーニュは、大帝が倒されれば死ぬ。本体が居なくなれば影は消えてしまう。誰が大帝を討とうが、どこかに逃れたとしても、死は免れない。
 
:大帝の影であるシャルルマーニュは、大帝が倒されれば死ぬ。本体が居なくなれば影は消えてしまう。誰が大帝を討とうが、どこかに逃れたとしても、死は免れない。
:そしてシャルルマーニュの現界は、ただ一度の奇跡であり、またとないイレギュラーな召喚である。<br/>次に召喚される時は、力づくで世界を統一するカール大帝でもなく、世界を救う為なら命を捨てるシャルルマーニュでもなく…現実と理想を両立させ、史実と夢想の混ざった「カール大帝」が召喚されるのみである。
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:そしてシャルルマーニュの現界は、ただ一度の奇跡であり、またとないイレギュラーな召喚である。
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:次に召喚される時は、力づくで世界を統一するカール大帝でもなく、世界を救う為なら命を捨てるシャルルマーニュでもなく……現実と理想を両立させ、史実と夢想の混ざった「カール大帝」が召喚されるのみである。
 
:それを理解した上で、彼は暴走するカール大帝を騎士として、同じ<ruby><rb>シャルル</rb><rt>カール</rt></ruby>として倒すために奔走するのだ。
 
:それを理解した上で、彼は暴走するカール大帝を騎士として、同じ<ruby><rb>シャルル</rb><rt>カール</rt></ruby>として倒すために奔走するのだ。
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;[[シャルルマーニュ十二勇士]]
 
;[[シャルルマーニュ十二勇士]]
 
:シャルルマーニュ伝説に登場するシャルルマーニュの仲間である12人の英雄。
 
:シャルルマーニュ伝説に登場するシャルルマーニュの仲間である12人の英雄。
:詳細は「[[シャルルマーニュ十二勇士]]」を参照。
   
;パラディン
 
;パラディン
 
:元は国王や上級貴族直轄の高位の役人や騎士を指す言葉。
 
:元は国王や上級貴族直轄の高位の役人や騎士を指す言葉。
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:番外編「育ステラのエクストラ」で登場。
 
:番外編「育ステラのエクストラ」で登場。
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
:コミック版の亜種特異点Ⅱにて、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]のイメージとして僅かに登場。その後は第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』の開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。EXTELLA LINKでの活躍と出来事が昇華されたことに加え、十二勇士達との『縁』を辿って召喚された事が示唆されており、あの世界での記憶も保有している模様<ref group="注">絆Lv3会話における「大キャンプ」という単語と、此処には知り合いが沢山いると言った内容からもそれが窺える。事実Grand Orderには、[[アルキメデス]]とカール大帝を除いた登場サーヴァント全員が実装している。</ref>。
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:コミック版の亜種特異点Ⅱにて、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]のイメージとして僅かに登場。
:2024年ホワイトデーイベント『[[シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!]]』では主役を務め、同時に変装と舞台衣装を兼ねた霊衣「ディスガイズ・コスチューム」が実装する。
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:その後は第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』の開幕に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
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:『EXTELLA LINK』での活躍と出来事が昇華されたことに加え、十二勇士達との『縁』を辿って召喚された事が示唆されており、あの世界での記憶も保有している模様<ref group="注">絆Lv3会話における「大キャンプ」という単語と、此処には知り合いが沢山いると言った内容からもそれが窺える。事実『Grand Order』には、[[アルキメデス]]とカール大帝を除いた登場サーヴァント全員が実装されている。</ref>。
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:2024年ホワイトデーイベント『[[シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!]]』では主役を務め、同時に変装と舞台衣装を兼ねた霊衣「ディスガイズ・コスチューム」が実装されている。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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;「セイバー、シャルルマーニュだ。ま、ひとまず落ち着いて俺の話を聞いてくれねえか?」
 
;「セイバー、シャルルマーニュだ。ま、ひとまず落ち着いて俺の話を聞いてくれねえか?」
 
:公式サイトの自己紹介。騎士然とした姿とは裏腹に非常に馴れ馴れしい。
 
:公式サイトの自己紹介。騎士然とした姿とは裏腹に非常に馴れ馴れしい。
;「一夜一時の幻と言えども、此処に我は楔を穿つ!<br/> 伝説よ蘇れ、我が剣に彼らの力を! 『<ruby>王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣<rt>ジュワユーズ・オルドル</rt></ruby>』!」<br/>「永続不変の輝き。千変無限の彩り。我が王勇を示すため、この刃に我らの伝説を刻み給え! 『<ruby>王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣<rt>ジュワユーズ・オルドル</rt></ruby>』!」
+
;「一夜一時の幻と言えども、此処に我は楔を穿つ!<br> 伝説よ蘇れ、我が剣に彼らの力を! 『<ruby>王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣<rt>ジュワユーズ・オルドル</rt></ruby>』!」<br>「永続不変の輝き。千変無限の彩り。我が王勇を示すため、この刃に我らの伝説を刻み給え! 『<ruby>王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣<rt>ジュワユーズ・オルドル</rt></ruby>』!」
 
:宝具発動。力を宿した十二の剣とセイバー自身の光の剣が敵を蹂躙する。
 
:宝具発動。力を宿した十二の剣とセイバー自身の光の剣が敵を蹂躙する。
   −
;「うん。どうやら、喚び出したのはアンタで正しいらしい。俺はまあ、アレだ。野良サーヴァントみたいなもん……かな。<br/> なあに、細かいコトは気にするな!アイスの当たり棒を引き当てたみたいなモンだと思って、気軽に命令してくれ!」<br/>「よーし、そんじゃまあ。カッコ良く!ビシッと!初陣決めてみせるぜ!」
+
;「うん。どうやら、喚び出したのはアンタで正しいらしい。俺はまあ、アレだ。野良サーヴァントみたいなもん……かな。<br> なあに、細かいコトは気にするな!アイスの当たり棒を引き当てたみたいなモンだと思って、気軽に命令してくれ!」<br>「よーし、そんじゃまあ。カッコ良く!ビシッと!初陣決めてみせるぜ!」
 
:プロローグにて。突如襲われた主人公の下へ颯爽と駆け付けたのは、春風のように軽やかで、隼のように涼やかな少年。
 
:プロローグにて。突如襲われた主人公の下へ颯爽と駆け付けたのは、春風のように軽やかで、隼のように涼やかな少年。
 
:それが、彼らの新たな冒険談のはじまりだった。
 
:それが、彼らの新たな冒険談のはじまりだった。
   −
;「いや!しかしあえて!我が真名を解放する!我が<ruby>真名<rt>な</rt></ruby>はシャルルマーニュ!どうかその胸に刻んで貰いたい、SE.RA.PHのマスターよ!」<br/>「あ、重要なのは<ruby>シャルル<rt>・・・・</rt></ruby>と呼んで欲しいってとこだ。シャルルでもシャルでも構わないが、もう一つのメジャーな呼び方はアウトな!<br/> 別に<ruby>アッチ<rt>・・・</rt></ruby>がカッコ悪いって訳じゃないが、ちょっと今の俺には重荷に過ぎるんだ。」
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;「いや!しかしあえて!我が真名を解放する!我が<ruby>真名<rt>な</rt></ruby>はシャルルマーニュ!どうかその胸に刻んで貰いたい、SE.RA.PHのマスターよ!」<br>「あ、重要なのは<ruby>シャルル<rt>・・・・</rt></ruby>と呼んで欲しいってとこだ。シャルルでもシャルでも構わないが、もう一つのメジャーな呼び方はアウトな!<br> 別に<ruby>アッチ<rt>・・・</rt></ruby>がカッコ悪いって訳じゃないが、ちょっと今の俺には重荷に過ぎるんだ。」
 
:春風の剣士はあっさりと真名を明かす。ところでシャルルマーニュと言えばもう一つメジャーな呼称があるが、それは──。
 
:春風の剣士はあっさりと真名を明かす。ところでシャルルマーニュと言えばもう一つメジャーな呼称があるが、それは──。
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:1日目、帝都にて。シャルルにとってネロはローマを統べた「先輩」にあたる。
 
:1日目、帝都にて。シャルルにとってネロはローマを統べた「先輩」にあたる。
   −
;「いいや、意味はあるね!力持つ存在には責務が伴う。俺にはそもそも無抵抗など許されない。そして何より──。<br/> 抵抗する俺は!カッコ良い!理由はそれで十分!何故って、俺は単純な<ruby>構造<rt>ツクリ</rt></ruby>だからな!」
+
;「いいや、意味はあるね!力持つ存在には責務が伴う。俺にはそもそも無抵抗など許されない。そして何より──。<br> 抵抗する俺は!カッコ良い!理由はそれで十分!何故って、俺は単純な<ruby>構造<rt>ツクリ</rt></ruby>だからな!」
 
:同上。“天声同化”されたカルナとの戦い。シャルルが抗う理由は至極単純だが、あくまでカッコ良さにこだわる理由とは……
 
:同上。“天声同化”されたカルナとの戦い。シャルルが抗う理由は至極単純だが、あくまでカッコ良さにこだわる理由とは……
 
:そして、この後に進むルートによっては「俺以外の誰かに倒される」という彼の直感が的中することになる。
 
:そして、この後に進むルートによっては「俺以外の誰かに倒される」という彼の直感が的中することになる。
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:第一・第二ルート2日目、千年京にて。玉藻の前に対してはなぜか「姉御」呼びである。
 
:第一・第二ルート2日目、千年京にて。玉藻の前に対してはなぜか「姉御」呼びである。
   −
;「理解してるさ。後方には無辜の市民、逃げ場のない黄金の都ローマ。こちらはそれを守る騎士団だ。<br/> 戦争に大義名分なんてまずないけどな。非武装の市民を守るってのは、そのごくわずかな例外だ。<br/> 俺たちは勝たなくちゃならない。これほどカッコ良い騎士の戦場があるかい?」
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;「理解してるさ。後方には無辜の市民、逃げ場のない黄金の都ローマ。こちらはそれを守る騎士団だ。<br> 戦争に大義名分なんてまずないけどな。非武装の市民を守るってのは、そのごくわずかな例外だ。<br> 俺たちは勝たなくちゃならない。これほどカッコ良い騎士の戦場があるかい?」
 
:第一・第二ルート2日目、ローマにて。「状況を把握してほしい」と言う無銘に対する返答は、カッコ良さにはこだわりつつも的確に状況を見据えていた。
 
:第一・第二ルート2日目、ローマにて。「状況を把握してほしい」と言う無銘に対する返答は、カッコ良さにはこだわりつつも的確に状況を見据えていた。
   −
;「いいな、マスター。あんたの所に集まってくる英霊は、カッコ良いヤツばかりじゃねえか!<br/> きっと、あんたがカッコ良いからだと俺は思うな。新人サーヴァントとしちゃ、最高に恵まれた環境だ!」
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;「いいな、マスター。あんたの所に集まってくる英霊は、カッコ良いヤツばかりじゃねえか!<br> きっと、あんたがカッコ良いからだと俺は思うな。新人サーヴァントとしちゃ、最高に恵まれた環境だ!」
 
:第一・第二ルート3日目、千年京にて。まるで子供のように無垢で純粋な賞賛。同時に主人公には『新人サーヴァント』という自称について疑問を抱かれるが……?
 
:第一・第二ルート3日目、千年京にて。まるで子供のように無垢で純粋な賞賛。同時に主人公には『新人サーヴァント』という自称について疑問を抱かれるが……?
   −
;「知ってるとも!オレのダチではもっとも面白い野郎だ!<br/> 空を飛べば<ruby>雷<rt>いかずち</rt></ruby>よりも早いが、走ると子猫より遅い!友のためなら月へも飛び立ち、理性を蒸発させて帰ってくる!<br/> およそ天下に英雄豪傑数あれど、騎士アストルフォより面白いやつはまあいない!カッコ良いバカだ!」
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;「知ってるとも!オレのダチではもっとも面白い野郎だ!<br> 空を飛べば<ruby>雷<rt>いかずち</rt></ruby>よりも早いが、走ると子猫より遅い!友のためなら月へも飛び立ち、理性を蒸発させて帰ってくる!<br> およそ天下に英雄豪傑数あれど、騎士アストルフォより面白いやつはまあいない!カッコ良いバカだ!」
 
:第一・第二ルート3日目。ロビンフッドに「アストルフォを知っているか?」と尋ねられて。一癖も二癖もある十二勇士のひとり、アストルフォのことは「カッコ良いバカ」と評している。恐らく褒め言葉。
 
:第一・第二ルート3日目。ロビンフッドに「アストルフォを知っているか?」と尋ねられて。一癖も二癖もある十二勇士のひとり、アストルフォのことは「カッコ良いバカ」と評している。恐らく褒め言葉。
   −
;「まあ、それはそれとして、後でたっぷりお説教な!<br/> 卑しくも聖騎士ともあろうものが、何ですかそのスカートは。父ちゃん情けなくて涙が出らぁ!」
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;「まあ、それはそれとして、後でたっぷりお説教な!<br> 卑しくも聖騎士ともあろうものが、何ですかそのスカートは。父ちゃん情けなくて涙が出らぁ!」
 
:同上。“天声同化”が解けたアストルフォに対し、味方に襲い掛かったことを説教するのかと思いきや……。
 
:同上。“天声同化”が解けたアストルフォに対し、味方に襲い掛かったことを説教するのかと思いきや……。
 
:ノリが男子高校生並みのそれである。十二勇士のあまりのキャラの濃さには玉藻の前も唖然。
 
:ノリが男子高校生並みのそれである。十二勇士のあまりのキャラの濃さには玉藻の前も唖然。
   −
;「──ま、要するにオルタと同じだ。<ruby>別の側面<rt>・・・・</rt></ruby>ってやつさ。<br/> ──八世紀から九世紀にかけて、西ヨーロッパ社会を統一し、ついにはローマ皇帝を名乗った男、カール大帝。<br/> それが俺であり、アイツだ。俺はセイバークラスとしての全盛期の頃で召喚され、アイツは王としての全盛期で召喚された。<br/> だから、主義も違うし考え方も違う。俺は少なくとも、アイツを倒す気でいるよ。」
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;「──ま、要するにオルタと同じだ。<ruby>別の側面<rt>・・・・</rt></ruby>ってやつさ。<br> ──八世紀から九世紀にかけて、西ヨーロッパ社会を統一し、ついにはローマ皇帝を名乗った男、カール大帝。<br> それが俺であり、アイツだ。俺はセイバークラスとしての全盛期の頃で召喚され、アイツは王としての全盛期で召喚された。<br> だから、主義も違うし考え方も違う。俺は少なくとも、アイツを倒す気でいるよ。」
 
:第一ルート5日目。アルジュナから「大帝というサーヴァントは何者なのか?」と尋ねられての返答。「大帝」とはカール大帝……つまり、シャルル自身である。
 
:第一ルート5日目。アルジュナから「大帝というサーヴァントは何者なのか?」と尋ねられての返答。「大帝」とはカール大帝……つまり、シャルル自身である。
 
:それでも別側面として召喚されたからこそ、彼は大帝を拒絶し、打倒するために戦うのだった。
 
:それでも別側面として召喚されたからこそ、彼は大帝を拒絶し、打倒するために戦うのだった。
   −
;「永続不変の輝き、千変無限の彩りを!万夫不当の騎士達よ、我が王勇を指し示せ!『<ruby>王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣<rt>ジュワユーズ・オルドル</rt></ruby>』!!」<br/>「足りなかったか……!ちくしょおおおおおおッ!!」
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;「永続不変の輝き、千変無限の彩りを!万夫不当の騎士達よ、我が王勇を指し示せ!『<ruby>王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣<rt>ジュワユーズ・オルドル</rt></ruby>』!!」<br>「足りなかったか……!ちくしょおおおおおおッ!!」
 
:第一ルート6日目、カルナとの最終決戦。宝具の発動が間に合いそうにないアルジュナを庇うように飛び出し、宝具を発動する。
 
:第一ルート6日目、カルナとの最終決戦。宝具の発動が間に合いそうにないアルジュナを庇うように飛び出し、宝具を発動する。
 
:全力でぶつかるも、強力無比な攻撃を相殺するにはあと一歩及ばなかった。
 
:全力でぶつかるも、強力無比な攻撃を相殺するにはあと一歩及ばなかった。
   −
;「城は……ひとりで建てるもんじゃない。あんたの戦いもひとりで成し遂げるもんじゃねえ。<br/> 向こうはまあ、大帝がバックについている。なら、こちらはチームワークで勝負だ。」
+
;「城は……ひとりで建てるもんじゃない。あんたの戦いもひとりで成し遂げるもんじゃねえ。<br> 向こうはまあ、大帝がバックについている。なら、こちらはチームワークで勝負だ。」
 
:同上。先行させたはずのシャルルが戻ってきたことに驚愕するアルジュナに対して。彼の力強い言葉にアルジュナも何かを感じ得たらしく、最後はシャルルの背中を押して散ってゆく。
 
:同上。先行させたはずのシャルルが戻ってきたことに驚愕するアルジュナに対して。彼の力強い言葉にアルジュナも何かを感じ得たらしく、最後はシャルルの背中を押して散ってゆく。
 
:シャルルと主人公は共に、これまで一緒に戦ってきた仲間の最期を見届けた。
 
:シャルルと主人公は共に、これまで一緒に戦ってきた仲間の最期を見届けた。
314行目: 316行目:  
:第一ルート7日目。いよいよ突入を目前にして、彼を心配するアストルフォに対して。
 
:第一ルート7日目。いよいよ突入を目前にして、彼を心配するアストルフォに対して。
   −
;「俺の役割は、アンタを止めるただ一点のみ。間違った夢、間違った幻想をだ。──砕きに来たぞ、大帝。夢の最果てで眠れ。」<br/>「だけど、そいつはアンタがひとりで作った城だ。マスターが皆と一緒に作った<ruby>国<rt>けん</rt></ruby>に、かなうわけねえだろ。<br/> 行こうぜマスター。指示をくれ。俺は大帝なんて存在じゃない。俺はあんたの騎士──シャルルだからな。」
+
;「俺の役割は、アンタを止めるただ一点のみ。間違った夢、間違った幻想をだ。──砕きに来たぞ、大帝。夢の最果てで眠れ。」<br>「だけど、そいつはアンタがひとりで作った城だ。マスターが皆と一緒に作った<ruby>国<rt>けん</rt></ruby>に、かなうわけねえだろ。<br> 行こうぜマスター。指示をくれ。俺は大帝なんて存在じゃない。俺はあんたの騎士──シャルルだからな。」
 
:同上。ついに対峙したカール大帝との決戦。彼の目的はただ一つ──もう一人の自分を止めることのみ。
 
:同上。ついに対峙したカール大帝との決戦。彼の目的はただ一つ──もう一人の自分を止めることのみ。
 
:ここに至るまでに得た仲間たちに支えられ、彼は今、大帝の夢を砕かんとする。
 
:ここに至るまでに得た仲間たちに支えられ、彼は今、大帝の夢を砕かんとする。
322行目: 324行目:  
:直後、マスターからは「君のところの勇士基準、おかしくありませんか?」と突っ込まれた。
 
:直後、マスターからは「君のところの勇士基準、おかしくありませんか?」と突っ込まれた。
   −
;「みんなが笑顔になれる国を作りたい。その気持ちは変わっちゃいない。だが今の貴様の行動は、妄想に他ならない。<br/> ……おまえは、壊れているんだよ。どうしようもなくな。」
+
;「みんなが笑顔になれる国を作りたい。その気持ちは変わっちゃいない。だが今の貴様の行動は、妄想に他ならない。<br> ……おまえは、壊れているんだよ。どうしようもなくな。」
 
:第二ルート6日目、「アルテラの見せてくれた夢を妄想と言うのか?」と問うカール大帝に対しての返答。
 
:第二ルート6日目、「アルテラの見せてくれた夢を妄想と言うのか?」と問うカール大帝に対しての返答。
 
:夢や理想は肯定しつつも、現実に生きた大帝とは決して相容れない。
 
:夢や理想は肯定しつつも、現実に生きた大帝とは決して相容れない。
   −
;「ま、要するに俺はカール大帝を倒すために召喚された限定サーヴァントって訳だ。<br/> その目的があったからこそ、俺は未熟でも強い能力を持つことができた。<br/> ……いや、でも。最終的にはやっぱりマスターのお陰だよ。この七日間を駆け抜けることができたのは、アンタがいてくれたからだ。<br/> 未熟で、初陣だった俺にとって、アンタは灯台のようだった。嵐の海の只中にあってもなお、微動だにしない、力強い光──<br/> 俺のジュワユーズにすら勝る、生命体としての輝きだ。<br/> でもカール大帝を倒した俺に、もう道標は必要ない。それは他のサーヴァントが受け取るべきものだ。」<br/>「……うん、そうか。俺のような奴でも、アンタに少しは思い出を刻めたのか。<br/> ああ、まったく──。最高に楽しくて、最高にカッコ良い七日間だった!」
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;「ま、要するに俺はカール大帝を倒すために召喚された限定サーヴァントって訳だ。<br> その目的があったからこそ、俺は未熟でも強い能力を持つことができた。<br> ……いや、でも。最終的にはやっぱりマスターのお陰だよ。この七日間を駆け抜けることができたのは、アンタがいてくれたからだ。<br> 未熟で、初陣だった俺にとって、アンタは灯台のようだった。嵐の海の只中にあってもなお、微動だにしない、力強い光──<br> 俺のジュワユーズにすら勝る、生命体としての輝きだ。<br> でもカール大帝を倒した俺に、もう道標は必要ない。それは他のサーヴァントが受け取るべきものだ。」<br>「……うん、そうか。俺のような奴でも、アンタに少しは思い出を刻めたのか。<br> ああ、まったく──。最高に楽しくて、最高にカッコ良い七日間だった!」
 
:第二ルート、エンディング。カール大帝を倒した以上、彼はこの世界から去らなくてはならない。そしてもう二度と“彼”には出会えない。
 
:第二ルート、エンディング。カール大帝を倒した以上、彼はこの世界から去らなくてはならない。そしてもう二度と“彼”には出会えない。
 
:それでも、「涙に濡れたお別れ」ではなく「笑顔でカッコ良いお別れ」を選んだ春風の剣士は、吹き抜ける風のように消えていった。
 
:それでも、「涙に濡れたお別れ」ではなく「笑顔でカッコ良いお別れ」を選んだ春風の剣士は、吹き抜ける風のように消えていった。
   −
;「…………ああ。これはどっちが本物なのか、なんて単純な話じゃない。<br/> はるか昔、西ヨーロッパを統一し、ローマ帝国崩壊以来の混乱に終止符を打った男、カール大帝──それが、俺のはずだ。<br/> けどな。どうも、その記憶はおぼろげなんだ。俺の中にはもうひとつの記憶がある。<br/> 邪悪な怪物と戦い、十二勇士と大冒険をした記憶。それが、俺を形作った。伝説の中に住んでいる、シャルルマーニュ。<br/> 俺にあるのはそれだけで、それ以外何もない。今の俺は……そうだな。子供の頃の夢なんだ。どこまでも正々堂々、民のために剣を振るう。<br/> ……そう。俺は本当は、そう生きられなかった。侵略者、好色漢、野心家、皇帝僭称者。フランク族の頭目の、野蛮人の親玉さ。<br/> でもな。本当に憧れてた。騎士として生きたかった。神のため、平和のため、人々のために。」<br/>「俺は影で、あちらのカール大帝が本体だ。奴は、リアリズムの権化だ。本当の意味で、ヒトを救いたいと願っている。<br/> それでもだ。それでもだ、マスター。<br/> 今の俺を騎士として戦わせてくれ。アルテラが捕まっているなら、なおさらだ。昔の俺は、あの子に借りがある。」
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;「…………ああ。これはどっちが本物なのか、なんて単純な話じゃない。<br> はるか昔、西ヨーロッパを統一し、ローマ帝国崩壊以来の混乱に終止符を打った男、カール大帝──それが、俺のはずだ。<br> けどな。どうも、その記憶はおぼろげなんだ。俺の中にはもうひとつの記憶がある。<br> 邪悪な怪物と戦い、十二勇士と大冒険をした記憶。それが、俺を形作った。伝説の中に住んでいる、シャルルマーニュ。<br> 俺にあるのはそれだけで、それ以外何もない。今の俺は……そうだな。子供の頃の夢なんだ。どこまでも正々堂々、民のために剣を振るう。<br> ……そう。俺は本当は、そう生きられなかった。侵略者、好色漢、野心家、皇帝僭称者。フランク族の頭目の、野蛮人の親玉さ。<br> でもな。本当に憧れてた。騎士として生きたかった。神のため、平和のため、人々のために。」<br>「俺は影で、あちらのカール大帝が本体だ。奴は、リアリズムの権化だ。本当の意味で、ヒトを救いたいと願っている。<br> それでもだ。それでもだ、マスター。<br> 今の俺を騎士として戦わせてくれ。アルテラが捕まっているなら、なおさらだ。昔の俺は、あの子に借りがある。」
 
:第三ルート2日目、帝都にて。アルキメデスが帝都を訪れたことにより事態は急展開する。
 
:第三ルート2日目、帝都にて。アルキメデスが帝都を訪れたことにより事態は急展開する。
 
:シャルルの正体は「大帝の影」。大帝が現実に生きた英雄であるならば、彼こそは幻想にのみ生きることを許された騎士だったのだ。
 
:シャルルの正体は「大帝の影」。大帝が現実に生きた英雄であるならば、彼こそは幻想にのみ生きることを許された騎士だったのだ。
 
:アルテラを救うため、「騎士」として「大帝」を倒すため、ローマと千年京をアルジュナに預けて主人公たちは機動聖都を目指す。
 
:アルテラを救うため、「騎士」として「大帝」を倒すため、ローマと千年京をアルジュナに預けて主人公たちは機動聖都を目指す。
   −
;「……。なあ、マスター。俺がこうして召喚されたのはイレギュラーだ。大帝もな。<br/> 次に召喚された俺は……。もっと、ちゃんとした英雄さ。<br/> そいつは、力づくで世界を統一するバカでも、世界を救うためなら命なんかいらないアホでもない。<br/> 現実と理想を調和させた、カッコいい男だ……と思う。でもな……今ここにいる俺は、俺なんだ。<br/> だから、俺は俺の命を、俺の存在を大帝にぶつけたい。消えてしまう夢なら、納得のいく終わりが欲しい。<br/> ──一回こっきりの人生だ。カッコつけさせてくれよ、マスター。」
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;「……。なあ、マスター。俺がこうして召喚されたのはイレギュラーだ。大帝もな。<br> 次に召喚された俺は……。もっと、ちゃんとした英雄さ。<br> そいつは、力づくで世界を統一するバカでも、世界を救うためなら命なんかいらないアホでもない。<br> 現実と理想を調和させた、カッコいい男だ……と思う。でもな……今ここにいる俺は、俺なんだ。<br> だから、俺は俺の命を、俺の存在を大帝にぶつけたい。消えてしまう夢なら、納得のいく終わりが欲しい。<br> ──一回こっきりの人生だ。カッコつけさせてくれよ、マスター。」
 
:第三ルート4日目。大帝を倒せば己は死ぬ。そして「シャルルマーニュ」が召喚されることは二度とない──ならばせめて自分の存在をぶつけて散りたい。
 
:第三ルート4日目。大帝を倒せば己は死ぬ。そして「シャルルマーニュ」が召喚されることは二度とない──ならばせめて自分の存在をぶつけて散りたい。
 
:彼がカッコ良さにこだわる理由と、そのささやかな願いを聞いた主人公はもう、何も言えなかった。
 
:彼がカッコ良さにこだわる理由と、そのささやかな願いを聞いた主人公はもう、何も言えなかった。
343行目: 345行目:  
:大帝を守ろうと立ちはだかる彼女の覚悟を受け止めるため、シャルルは真っ向から勝負を挑むのだった。
 
:大帝を守ろうと立ちはだかる彼女の覚悟を受け止めるため、シャルルは真っ向から勝負を挑むのだった。
   −
;「ああ。姉さんのこと、この世界のこと……。俺は、ようやく俺を理解できた……!<br/> 行こう、マスター。これが本当の本当に、最後の戦いだ──!」
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;「ああ。姉さんのこと、この世界のこと……。俺は、ようやく俺を理解できた……!<br> 行こう、マスター。これが本当の本当に、最後の戦いだ──!」
 
:第三ルート7日目。カルナの問い掛けに対する力強い返答。これより、シャルルと主人公は文字通り、最後の戦いへと身を投じることになる。
 
:第三ルート7日目。カルナの問い掛けに対する力強い返答。これより、シャルルと主人公は文字通り、最後の戦いへと身を投じることになる。
   −
;「俺の辿った人生は、幻想と現実が入り混じった夢物語。そう、だから──。だからせめて、カッコ良く生きたいんだよ。<br/> アンタだってそうだろ、大帝。──みんなが笑える国が欲しかったんだろ?殺し合わずに暮らせる国が。<br/> 他の神を信じる連中とも、いつかは上手くやれると思ってただろ?ああ、そう思ってた。<br/> どうあれ平和を求める行動が同じであれば、皆いつかは分かり合えると。」
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;「俺の辿った人生は、幻想と現実が入り混じった夢物語。そう、だから──。だからせめて、カッコ良く生きたいんだよ。<br> アンタだってそうだろ、大帝。──みんなが笑える国が欲しかったんだろ?殺し合わずに暮らせる国が。<br> 他の神を信じる連中とも、いつかは上手くやれると思ってただろ?ああ、そう思ってた。<br> どうあれ平和を求める行動が同じであれば、皆いつかは分かり合えると。」
;「……イヤだね。平和は正しい。万人の幸福は正しい。<br/> 矛盾だらけのこの世界を、悪戦苦闘してどうにかしようとするアンタは──多分、正しいんだろうさ。<br/> 夢物語に生きている俺なんかよりはずっとな。でもな。やっぱり最初の一歩目から間違えている。<br/> 現実の苦闘を無かったことにするな。それは……やっぱりカッコ悪い。」
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;「……イヤだね。平和は正しい。万人の幸福は正しい。<br> 矛盾だらけのこの世界を、悪戦苦闘してどうにかしようとするアンタは──多分、正しいんだろうさ。<br> 夢物語に生きている俺なんかよりはずっとな。でもな。やっぱり最初の一歩目から間違えている。<br> 現実の苦闘を無かったことにするな。それは……やっぱりカッコ悪い。」
;「この世界の運命をひとりでもう背負わなくていい。普遍の価値なんてなくなっていい。<br/> 幻想の聖騎士も、虚構の救世主も必要ない。終わらせようぜ、<ruby>カール大帝<rt>シャルルマーニュ</rt></ruby>──!」
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;「この世界の運命をひとりでもう背負わなくていい。普遍の価値なんてなくなっていい。<br> 幻想の聖騎士も、虚構の救世主も必要ない。終わらせようぜ、<ruby>カール大帝<rt>シャルルマーニュ</rt></ruby>──!」
 
:同上。シャルルマーニュとカール大帝。万人を救い、世界の平和を願う──幻想にそれを求め続けた騎士と、現実でそれを叶えるために戦い続けた大帝。両者の手段は違えども、そこにある想いは同じだった。
 
:同上。シャルルマーニュとカール大帝。万人を救い、世界の平和を願う──幻想にそれを求め続けた騎士と、現実でそれを叶えるために戦い続けた大帝。両者の手段は違えども、そこにある想いは同じだった。
 
:ただ生きたい。自分として生きたい。カール大帝の“天声同化”の奥底にあったのは、そんなささやかな願いだった。
 
:ただ生きたい。自分として生きたい。カール大帝の“天声同化”の奥底にあったのは、そんなささやかな願いだった。
 
:だからこそすべてを終わらせる。己の信念を貫き、自分の命も顧みず、たった一人の騎士として最後まで駆け抜けるために。
 
:だからこそすべてを終わらせる。己の信念を貫き、自分の命も顧みず、たった一人の騎士として最後まで駆け抜けるために。
   −
;「こうして召喚されてようやく、実感したよ。幾つも幾つも間違いを犯してきたけれど……<br/> 俺はまだ、カッコ良くありたいと思うし、そうあろうと動くことはできる。<br/> ……マスターに恥じない生き方がしたい。会うことができた姉さんに、顔向けできる立派な騎士でありたい。<br/> 俺は、救われなくていいんだ。──それだけなんだ。俺にとっては、それが生きるってことなんだ!」<br/>「な……マスター。俺たち、カッコ良かったよな?」
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;「こうして召喚されてようやく、実感したよ。幾つも幾つも間違いを犯してきたけれど……<br> 俺はまだ、カッコ良くありたいと思うし、そうあろうと動くことはできる。<br> ……マスターに恥じない生き方がしたい。会うことができた姉さんに、顔向けできる立派な騎士でありたい。<br> 俺は、救われなくていいんだ。──それだけなんだ。俺にとっては、それが生きるってことなんだ!」<br>「な……マスター。俺たち、カッコ良かったよな?」
 
:同上。決着はつき、二人の「騎士」は消える。それでも彼らはひたすらに自分として生き、長くも短い七日間を駆け抜けた。その在り方はどうしようもなく儚く、そしてきっと、紛れもなく「カッコ良い」ものだった。
 
:同上。決着はつき、二人の「騎士」は消える。それでも彼らはひたすらに自分として生き、長くも短い七日間を駆け抜けた。その在り方はどうしようもなく儚く、そしてきっと、紛れもなく「カッコ良い」ものだった。
 
:しかし、彼らが召喚されることはもう二度とない。長い、良い夢から醒めるように、二人の物語はここで終わる。
 
:しかし、彼らが召喚されることはもう二度とない。長い、良い夢から醒めるように、二人の物語はここで終わる。
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====幕間の物語====
 
====幕間の物語====
 
====イベント====
 
====イベント====
;「おう! 邪霊公爵シャルルマーニュのお出ましだ!<br/> 今日からガンガン、人間どもを滅ぼそうな、徐福!」
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;「おう! 邪霊公爵シャルルマーニュのお出ましだ!<br> 今日からガンガン、人間どもを滅ぼそうな、徐福!」
 
:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』のハタオリヤの二冊目の同人誌作成で、写真集の「敵役」の一員として呼ばれて。
 
:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』のハタオリヤの二冊目の同人誌作成で、写真集の「敵役」の一員として呼ばれて。
 
:相方の[[徐福]]の話に出てくるように「飲みに行こうぜ!」な感じの爽やかなノリで物凄く物騒な言動をキャラ作りしている。
 
:相方の[[徐福]]の話に出てくるように「飲みに行こうぜ!」な感じの爽やかなノリで物凄く物騒な言動をキャラ作りしている。
 
:「訳の分からない理由で後ろから刺してきそう」と恐怖するプレイヤーも多い反面「シナリオライターの田中天のトンチキな敵によくあるタイプ」という意見もある。
 
:「訳の分からない理由で後ろから刺してきそう」と恐怖するプレイヤーも多い反面「シナリオライターの田中天のトンチキな敵によくあるタイプ」という意見もある。
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====その他====
      
==メモ==
 
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