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:;[[モルガン|妖精妃モルガン]]
 
:;[[モルガン|妖精妃モルガン]]
 
:: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚された、汎人類史側のサーヴァントたる[[ルーラー]]クラスのモルガン。
 
:: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚された、汎人類史側のサーヴァントたる[[ルーラー]]クラスのモルガン。
::召喚後は平原が広がるブリテンの様子に困惑していたが、ベリルからこの惨状の理由と過程を聞かされると'''「[[アルトリア・ペンドラゴン|<ruby><rb>邪魔者</rb><rt>アルトリア</rt></ruby>]]がいないこの世界なら、今度こそ自分の国が手に入る」'''という考えに至り、自分の力で[[レイシフト]]を解析し[[魔術]]で再現、自らを過去の異聞帯へと飛ばす。本来レイシフトは歴史の修正力から身を守る必要がある行為だが、モルガンの場合はレイシフト先に『異聞帯の自分』が存在することでこれを成し遂げ、自らが持つ記録と知識を異聞帯側の自身へ譲渡<ref group = "注">ベリルはこれをアカウント(モルガン)にネットワーク(レイシフト)を使ってメール(情報)を送信したようなものだと解析している。ちなみに[[ムーンセル・オートマトン|ムーンセル]]上には同じことを行った[[主人公 (EXTRA)|前例]]が存在する。</ref>する事に成功。
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::召喚後は平原が広がるブリテンの様子に困惑していたが、ベリルからこの惨状の理由と過程を聞かされると'''「[[アルトリア・ペンドラゴン|<ruby><rb>邪魔者</rb><rt>アルトリア</rt></ruby>]]がいないこの世界なら、今度こそ自分の国が手に入る」'''という考えに至り、自分の力で[[レイシフト]]を解析し[[魔術]]で再現、自らを過去の異聞帯へと飛ばす。本来レイシフトは歴史の修正力から身を守る必要がある行為だが、モルガンの場合はレイシフト先に『異聞帯の自分』が存在することでこれを成し遂げ、自らが持つ記録と知識を異聞帯側の自身へ譲渡<ref group = "注">ベリルはこれを、アカウント(モルガン)にネットワーク(レイシフト)を使ってメール(情報)を送信したようなものだと解析している。ちなみに[[ムーンセル・オートマトン|ムーンセル]]上には、同じことを行った[[主人公 (EXTRA)|前例]]が存在する。</ref>する事に成功。
 
::歴史の修正力によってルーラーのモルガンは消滅する結果となってしまったが、その代わり「過去の異聞帯のモルガン」は元の人格の上に、ブリテン異聞帯の末路を含めた知識が上書きされた存在となった。そして彼女の介入によりブリテン異聞帯は「[[妖精]]たちの暮らす異聞世界」となるが、これはベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に起こった出来事となる。
 
::歴史の修正力によってルーラーのモルガンは消滅する結果となってしまったが、その代わり「過去の異聞帯のモルガン」は元の人格の上に、ブリテン異聞帯の末路を含めた知識が上書きされた存在となった。そして彼女の介入によりブリテン異聞帯は「[[妖精]]たちの暮らす異聞世界」となるが、これはベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に起こった出来事となる。
 
::容姿はカルデアのサーヴァントとなった異聞帯モルガンの第三再臨時と同じ立ち絵が使われているが、時系列的にはこちらがオリジナルだと思われる。
 
::容姿はカルデアのサーヴァントとなった異聞帯モルガンの第三再臨時と同じ立ち絵が使われているが、時系列的にはこちらがオリジナルだと思われる。
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::当初は妖精暦4000年に「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は崩壊編にて、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に養育されていた。しかし「楽園の妖精」による断罪を恐れて結託した他の氏族たちの手により、一族諸共滅ぶこととなる。その結果として厄災への対抗手段が失われ、後の「大厄災」により妖精たちは滅亡。ブリテン異聞帯は無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た、本来のブリテン異聞帯である。
 
::当初は妖精暦4000年に「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は崩壊編にて、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に養育されていた。しかし「楽園の妖精」による断罪を恐れて結託した他の氏族たちの手により、一族諸共滅ぶこととなる。その結果として厄災への対抗手段が失われ、後の「大厄災」により妖精たちは滅亡。ブリテン異聞帯は無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た、本来のブリテン異聞帯である。
 
::しかし、ルーラーのモルガンのレイシフトによって知識の讓渡がなされたことにより、『この先のブリテン』と『ブリテンへの執着』を知った彼女<ref group="注">恐らくこの時に「ヴィヴィアン」の名前を捨て、代わりに受け取った記録の大本である「モルガン」の名前を自らの『真名』と定めた事により、実質上『楽園の妖精』から変質してしまったと考えられる。</ref>は雨の氏族への襲撃を逃れて生き永らえる。そこからは雨の氏族たちの「ブリテンを争いのない平和な国にする」という願いと、妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に、ブリテン本土へ渡り救世主としての道を歩み出す。また、その際に義母である雨の氏族の王妃から与えられた「トネリコ」の名を仮名として名乗り始める。
 
::しかし、ルーラーのモルガンのレイシフトによって知識の讓渡がなされたことにより、『この先のブリテン』と『ブリテンへの執着』を知った彼女<ref group="注">恐らくこの時に「ヴィヴィアン」の名前を捨て、代わりに受け取った記録の大本である「モルガン」の名前を自らの『真名』と定めた事により、実質上『楽園の妖精』から変質してしまったと考えられる。</ref>は雨の氏族への襲撃を逃れて生き永らえる。そこからは雨の氏族たちの「ブリテンを争いのない平和な国にする」という願いと、妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に、ブリテン本土へ渡り救世主としての道を歩み出す。また、その際に義母である雨の氏族の王妃から与えられた「トネリコ」の名を仮名として名乗り始める。
::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に仲間を増やして、100年毎の「厄災」や1000年ごとに発生する「大厄災」を祓い、その他にも氏族や人間との間の争い等、「厄災」の火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けつつ、全てが終わると『棺』と呼ばれる[[魔術礼装]]<ref group="注">カルデアのコフィンを模倣したもの。</ref>を使って眠りに入り、次の厄災に備える…というサイクルを繰り返していた。また同時期には『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』が彼女の召喚に応じ、[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして現界。彼から魔術の手ほどきを受けつつ、各地を放浪していた。
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::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に仲間を増やして、100年毎の「厄災」や1000年ごとに発生する「大厄災」を祓い<ref group = "注">そのやり方とは、町を巻き込む小規模程度の「厄災」であれば、魔術を用いて'''物理的に打ち祓い'''、国を巻き込む大規模な「大厄災」であれば、カルデアのレイシフトを模倣した『水鏡』を用いて、'''厄災そのものを剪定事象となっている過去の世界へ飛ばしてしまう'''という方法。最も後者はどの時代へ飛ぶか分からないという<ruby><rb>副作用</rb><rt>デメリット</rt></ruby>がある為、トネリコ時代は少なくとも国がある程度安定した時点で使うのを止めていた模様。</ref>、その他にも氏族や人間との間の争い等、「厄災」の火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けつつ、全てが終わると『棺』と呼ばれる[[魔術礼装]]<ref group="注">カルデアのコフィンを模倣したもの。</ref>を使って眠りに入り、次の厄災に備える…というサイクルを繰り返していた。また同時期には『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』が彼女の召喚に応じ、[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして現界。彼から魔術の手ほどきを受けつつ、各地を放浪していた。
::だが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後の最後で、'''「全てを壊せば面白そう」'''、'''「トネリコ達が気に食わないからいらない」'''、'''「平和な世界などつまらないし飽きた」'''という妖精たちの本能的な言動から来る、『単純で些細な気まぐれと、その場における咄嗟の思いつき』によって全てをひっくり返され、それによって発生した数多くの不幸の責任を一方的に押し付けられ、迫害を受けた末に自身も殺害されかけるという仕打ちに幾度となく遭い続けた。その度に裏切った妖精を魔術で自分の姿に変えて記憶も消し、身代わりとして処刑させる事によって、傍から見れば死んで『次代』として蘇っている様に見せかけて生き延びていた。
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::だが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後の最後で、'''「全てを壊せば面白そう」'''、'''「トネリコ達が気に食わないからいらない」'''、'''「平和な世界などつまらないし飽きた」'''という妖精たちの本能的な言動から来る、『単純で些細な気まぐれと、その場における咄嗟の思いつき』によって全てをひっくり返され、それによって発生した数多くの不幸の責任を一方的に押し付けられ、迫害を受けた末に自身も殺害されかけるという仕打ちに幾度となく遭い続け、その度に裏切った妖精を魔術で自分の姿に変えて記憶も消し、身代わりとして処刑させる事によって、傍から見れば死んで『次代』として蘇っている様に見せかけて生き延びていた。
::最後の活躍の年である妖精暦400年では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、戴冠式にまで漕ぎ着けるが、やはり不満を持つ一部の妖精の企みでウーサーと円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
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::最後の活躍の年である妖精暦400年では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、何とか戴冠式にまで漕ぎ着けるが、やはり不満を持つ一部の妖精の企みによってウーサーと円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
 
::これにより溜まりに溜まっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、救世主として救うのではなく支配者として君臨することを決意。偽装工作を行った後に以降の厄災を見過ごすことを決め、仲間たちもそれぞれの理由で全員が離脱。その後に発生した「大厄災」によって、妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。
 
::これにより溜まりに溜まっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、救世主として救うのではなく支配者として君臨することを決意。偽装工作を行った後に以降の厄災を見過ごすことを決め、仲間たちもそれぞれの理由で全員が離脱。その後に発生した「大厄災」によって、妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。
 
::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされる事となる。また、妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、実質的に「新しい2回目」の分岐が発生するも、彼女に『妖精騎士ギャラハッド』と名乗らせ、未来の出来事を自分と他の仲間以外誰にも話さない様に忠言してこの時代への介入を極力減らした為、マシュの協力により大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外特に変化はなく、全てが終わった後は彼女を「棺」に入れてその事を忘却したので、「新しい2回目」は「2回目」と同様の結末を迎えた。
 
::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされる事となる。また、妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、実質的に「新しい2回目」の分岐が発生するも、彼女に『妖精騎士ギャラハッド』と名乗らせ、未来の出来事を自分と他の仲間以外誰にも話さない様に忠言してこの時代への介入を極力減らした為、マシュの協力により大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外特に変化はなく、全てが終わった後は彼女を「棺」に入れてその事を忘却したので、「新しい2回目」は「2回目」と同様の結末を迎えた。
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