5行目: |
5行目: |
| :[[ゲーティア]]が人理定礎を掻き乱すことで誕生した、正常な時間軸から切り離された現実であり、もしもの世界。人理定礎と呼ばれる座標、人類史のターニングポイントとなる出来事に存在している。縦軸である時間軸に七つの特異点が存在している状態。 | | :[[ゲーティア]]が人理定礎を掻き乱すことで誕生した、正常な時間軸から切り離された現実であり、もしもの世界。人理定礎と呼ばれる座標、人類史のターニングポイントとなる出来事に存在している。縦軸である時間軸に七つの特異点が存在している状態。 |
| :この七つの特異点は人類のターニングポイントであり、“この戦争が終わらなかったら”“この航海が成功しなかったら”“この発明が間違っていたら”“この国が独立できなかったら”そういった現在の人類を決定づけた究極の選択点。それが崩されるということは、人類史の土台が崩れることに等しい。 | | :この七つの特異点は人類のターニングポイントであり、“この戦争が終わらなかったら”“この航海が成功しなかったら”“この発明が間違っていたら”“この国が独立できなかったら”そういった現在の人類を決定づけた究極の選択点。それが崩されるということは、人類史の土台が崩れることに等しい。 |
− | :[[ゲーティア]]は歴史を狂わせる特異点として聖杯を造り、自分がデザインした魔術師たち<ref group = "注">遺伝子に[[魔神柱]]の寄り代となる呪いを刻んであり、[[ゲーティア]]の意思で魔神へと変貌する。</ref>を子孫として担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。 | + | :ゲーティアは歴史を狂わせる特異点として[[聖杯]]を造り、自分がデザインした[[魔術師]]たち<ref group = "注">遺伝子に[[魔神柱]]の寄り代となる呪いを刻んであり、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する。</ref>を子孫として担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。 |
| :それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。 | | :それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。 |
| | | |
12行目: |
12行目: |
| :レイシフトの術者は特異点にいるだけでその存在が曖昧となり、世界の観点からすれば意味不明なものとなるため、本来の術者と微妙に異なる能力をしたイフがカルデアスに映れば現実に戻れなくなる危険性がある。そのためレイシフトを行っている最中の[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]は、術者の実在を常に証明し意味消失を防いでいる。 | | :レイシフトの術者は特異点にいるだけでその存在が曖昧となり、世界の観点からすれば意味不明なものとなるため、本来の術者と微妙に異なる能力をしたイフがカルデアスに映れば現実に戻れなくなる危険性がある。そのためレイシフトを行っている最中の[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]は、術者の実在を常に証明し意味消失を防いでいる。 |
| | | |
− | :特異点は「いま正しいこと」「強いこと」が優先される。その為、正常な時空であれば生前の人物と死後サーヴァントになった人物は同時に存在できるが、特異点では「サーヴァントとして存在している以上、その人物が生きているのはおかしい」という時代の修正力が働く。 | + | :特異点は「いま正しいこと」「強いこと」が優先される。その為、正常な時空であれば生前の人物と死後[[サーヴァント]]になった人物は同時に存在できるが、特異点では「サーヴァントとして存在している以上、その人物が生きているのはおかしい」という時代の修正力が働く。 |
− | :また特異点内では抑止力が働かない。 | + | :別世界のデータが入り交じったり、違う時間の存在が同時に存在すると<ruby><rb>衝突</rb><rt>コリジョン</rt></ruby>が発生する。コリジョンの際に違う時間の存在はより新しい方に更新され、『魔法使いの夜アフターナイト』ではその性質を活かして事件の解決策が取られた。 |
| + | :また特異点内では[[抑止力]]が働かない。 |
| | | |
| :人理定礎崩壊のための起爆剤としての役割を抜きとしても、そもそも発生した時点で危険なものでもある。 | | :人理定礎崩壊のための起爆剤としての役割を抜きとしても、そもそも発生した時点で危険なものでもある。 |
50行目: |
51行目: |
| : 「真っ当な滅亡」ならば死が溢れるものであり、煉獄、冥界、その他諸々あらゆる魂の行き先で溢れるが、「人理焼却による滅亡」は死ぬことなく消滅し、「死にすら置いて行かれた残骸」と化してしまう。 | | : 「真っ当な滅亡」ならば死が溢れるものであり、煉獄、冥界、その他諸々あらゆる魂の行き先で溢れるが、「人理焼却による滅亡」は死ぬことなく消滅し、「死にすら置いて行かれた残骸」と化してしまう。 |
| : 人の使う奇蹟には魔術、儀式、秘蹟、呪いがあり、さらにその上に神々が持っているとされている[[権能]]があるが、人理焼却は膨大な時間逆行で地球が誕生する瞬間に跳躍するので全て当てはまらない。 | | : 人の使う奇蹟には魔術、儀式、秘蹟、呪いがあり、さらにその上に神々が持っているとされている[[権能]]があるが、人理焼却は膨大な時間逆行で地球が誕生する瞬間に跳躍するので全て当てはまらない。 |
− | : [[ゲーティア]]が46億年前に遡って天体が生まれる瞬間のエネルギーを取り込み、自らを新しい天体として創世記をやり直して惑星から死の概念を取り除くための準備として、46億年前に遡るためのエネルギーと、天体の誕生に立ち会い制御を行う一瞬にして無限の調整を行う膨大な魔力を得ようと行ったもの。 | + | : ゲーティアが46億年前に遡って天体が生まれる瞬間のエネルギーを取り込み、自らを新しい天体として創世記をやり直して惑星から死の概念を取り除くための準備として、46億年前に遡るためのエネルギーと、天体の誕生に立ち会い制御を行う一瞬にして無限の調整を行う膨大な魔力を得ようと行ったもの。 |
− | : 特異点によって人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、[[ゲーティア]]の凝視で火を放つ。炎は地表を覆い、あらゆる生命と文明を燃やし、残留霊子として抽出する。その際、特異点によって歴史の流れが分断され前後のつながりは排斥されていたため、魔力の回収は一度きりではなく現在から過去にかけて無尽蔵に行われている。 | + | : 特異点によって人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、ゲーティアの凝視で火を放つ。炎は地表を覆い、あらゆる生命と文明を燃やし、残留霊子として抽出する。その際、特異点によって歴史の流れが分断され前後のつながりは排斥されていたため、魔力の回収は一度きりではなく現在から過去にかけて無尽蔵に行われている。 |
− | : 人理焼却を成し実行していたのは、[[ゲーティア]]の手で過去の古代メソポタミアに送られた第七の聖杯であり、それを修復するまでは他の特異点を修復しても人理焼却は成立し続け、 [[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]が2017年に到達した時点で人類史は完全に消滅するようになっていた。 | + | : 人理焼却を成し実行していたのは、ゲーティアの手で過去の古代メソポタミアに送られた第七の聖杯であり、それを修復するまでは他の特異点を修復しても人理焼却は成立し続け、 [[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]が2017年に到達した時点で人類史は完全に消滅するようになっていた。 |
− | :それに対し第七特異点の修復が成し遂げられ、その直後[[ゲーティア]]の本拠地である終局特異点「冠位時間神殿ソロモン」と接触した[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の[[マシュ・キリエライト]]と[[主人公 (Grand Order)|主人公]]、そして彼らが出会った[[サーヴァント]]達によって[[ゲーティア]]は討滅され、人理焼却は却下された。 | + | :それに対し第七特異点の修復が成し遂げられ、その直後ゲーティアの本拠地である終局特異点「[[冠位時間神殿ソロモン]]」と接触したカルデアの[[マシュ・キリエライト]]と[[主人公 (Grand Order)|主人公]]、そして彼らが出会った[[サーヴァント]]達によってゲーティアは討滅され、人理焼却は却下された。 |
| : しかし、事件の発生から解決までの空白の一年間は無かったことにはなっていない。外の人間にはただ『目が覚めたら一年経過しているような状態』、すなわち「一年の間は地球上のすべての知性活動が停止していた」という事実が残っている。 | | : しかし、事件の発生から解決までの空白の一年間は無かったことにはなっていない。外の人間にはただ『目が覚めたら一年経過しているような状態』、すなわち「一年の間は地球上のすべての知性活動が停止していた」という事実が残っている。 |
| : なお、'''人理焼却そのものは最初期にカルデアが観測した「人類から2016年以降の未来が消滅した」事象の原因ではない'''。これはカルデアの人理保証という使命が未だ全うされていないことを意味する。 | | : なお、'''人理焼却そのものは最初期にカルデアが観測した「人類から2016年以降の未来が消滅した」事象の原因ではない'''。これはカルデアの人理保証という使命が未だ全うされていないことを意味する。 |
62行目: |
63行目: |
| | | |
| ==移動特異点== | | ==移動特異点== |
− | : 第二魔法の関係者でないながらも、並行世界をさまよう存在。彼らはサーヴァントでこそ無いものの、生きながらにして英霊同然の身とも言われ、数多の可能性を内包している塊とも言える存在となっている。 | + | : [[魔法|第二魔法]]の関係者でないながらも、並行世界をさまよう存在。彼らはサーヴァントでこそ無いものの、生きながらにして英霊同然の身とも言われ、数多の可能性を内包している塊とも言える存在となっている。 |
| : これに類する者が二人でも同じ世界にいた場合、たちどころに人類史上の特異点と同等なまでに世界が歪んでいく危険性を持ち合わせる。 | | : これに類する者が二人でも同じ世界にいた場合、たちどころに人類史上の特異点と同等なまでに世界が歪んでいく危険性を持ち合わせる。 |
| : 明確に移動特異点と言われているのは、それぞれの剪定事象における[[宮本武蔵]]と[[天草四郎時貞 (剪定事象)|天草四郎]]。移動特異点とは言及されていないが、主人公の所感では似ているとされているのは『Grand Order』時点の[[アーサー・ペンドラゴン]]も挙げられている。 | | : 明確に移動特異点と言われているのは、それぞれの剪定事象における[[宮本武蔵]]と[[天草四郎時貞 (剪定事象)|天草四郎]]。移動特異点とは言及されていないが、主人公の所感では似ているとされているのは『Grand Order』時点の[[アーサー・ペンドラゴン]]も挙げられている。 |
| : 彼らの共通項として、いずれも『Grand Order』世界の人類史、ひいてはカルデアとは本来関わりのない存在であるということ。武蔵と天草の場合は生まれた世界が剪定事象として消滅してしまったために元の世界へ戻れることはなく絶え間なく数多の並行世界へと弾かれていき、アーサーの場合は並行世界どころか異世界の区分である『Prototype』世界から、マーリンの導きを受けて対の概念を持つビースト(と思しき脅威)を討つために数多の世界を渡り歩く旅人となった。 | | : 彼らの共通項として、いずれも『Grand Order』世界の人類史、ひいてはカルデアとは本来関わりのない存在であるということ。武蔵と天草の場合は生まれた世界が剪定事象として消滅してしまったために元の世界へ戻れることはなく絶え間なく数多の並行世界へと弾かれていき、アーサーの場合は並行世界どころか異世界の区分である『Prototype』世界から、マーリンの導きを受けて対の概念を持つビースト(と思しき脅威)を討つために数多の世界を渡り歩く旅人となった。 |
| + | : また『ポホヨラのクリスマス・イブ』で登場した猫耳を持つサーヴァントも、使役する魔物の一匹によって<ruby><rb>漂流</rb><rt>ドリフト</rt></ruby>、或いは並行世界移動の一種を行っている。彼女本人はこれを「呪的エスケープ」と呼んでいるが、詳細は不明。 |
| | | |
| ==各特異点== | | ==各特異点== |
150行目: |
152行目: |
| :善人はそのほとんどが死に絶え、魔術使い、魔獣、動く人形、雀蜂と称される軍人もどきなど、特級の悪人だけが生き残った正真正銘の世紀末。 | | :善人はそのほとんどが死に絶え、魔術使い、魔獣、動く人形、雀蜂と称される軍人もどきなど、特級の悪人だけが生き残った正真正銘の世紀末。 |
| :新宿区が壁に取り囲まれた世界のみで構成されており、壁の外はほぼ全てが人理焼却された際の特異点外周と同じ状態であり、一切の通信はおろかカルデアの解析すら不可能。 | | :新宿区が壁に取り囲まれた世界のみで構成されており、壁の外はほぼ全てが人理焼却された際の特異点外周と同じ状態であり、一切の通信はおろかカルデアの解析すら不可能。 |
− | :ただし、第六特異点と同じくすでに歴史から切り離された特異点である為、仮にこの特異点の世界が「星を破壊される」などで滅びたとしても、人理には何の影響ももたらすことはなかった。<br>代わりに「空想の街」となったことに伴いサーヴァントが元の伝承などの影響を強く受けるようになったことを利用し、英霊と幻霊、幻霊と幻霊を融合したサーヴァントがこの事件の犯人によって生み出された。 | + | :ただし、第六特異点と同じくすでに歴史から切り離された特異点である為、仮にこの特異点の世界が「星を破壊される」などで滅びたとしても、人理には何の影響ももたらすことはなかった。 |
| + | :代わりに「空想の街」となったことに伴いサーヴァントが元の伝承などの影響を強く受けるようになったことを利用し、英霊と[[幻霊]]、幻霊と幻霊を融合したサーヴァントがこの事件の犯人によって生み出された。 |
| | | |
| ;亜種特異点Ⅱ「[[伝承地底世界 アガルタ]]」 | | ;亜種特異点Ⅱ「[[伝承地底世界 アガルタ]]」 |
205行目: |
208行目: |
| | | |
| ===[[幕間の物語]]=== | | ===[[幕間の物語]]=== |
− | ;ラーマの幕間の物語 | + | ;ラーマの幕間の物語「ヴィシュヌの試練」 |
| :アメリカ・アルカトラズ島で形成された微少特異点。[[ラーマ]]に対する幾つもの試練が待ち構えている。 | | :アメリカ・アルカトラズ島で形成された微少特異点。[[ラーマ]]に対する幾つもの試練が待ち構えている。 |
| | | |
− | ;イシュタルの幕間の物語 | + | ;イシュタルの幕間の物語「リターン・オブ・イシュタル」 |
| :[[イシュタル]]が[[ギルガメッシュ]]と[[エルキドゥ]]をギタボコするために、カルデアで得た知識を応用して作った『女神特異点』。 | | :[[イシュタル]]が[[ギルガメッシュ]]と[[エルキドゥ]]をギタボコするために、カルデアで得た知識を応用して作った『女神特異点』。 |
| :時系列も因果関係もだいたい彼女の思うままに改変できるらしい。人類史に影響が出ないのは事前に確認しておいたとのこと。 | | :時系列も因果関係もだいたい彼女の思うままに改変できるらしい。人類史に影響が出ないのは事前に確認しておいたとのこと。 |
| | | |
− | ;モリアーティの幕間の物語 | + | ;モリアーティの幕間の物語「静かなる時を求めて」 |
| :ロンドンの魔術協会を元に発生した微小特異点。実は[[ジェームズ・モリアーティ|モリアーティ]]が「[[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]の疑いについて彼本人に介入されずマスターに訴えられる時間」を作るために企てたもの。 | | :ロンドンの魔術協会を元に発生した微小特異点。実は[[ジェームズ・モリアーティ|モリアーティ]]が「[[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]の疑いについて彼本人に介入されずマスターに訴えられる時間」を作るために企てたもの。 |
| | | |
− | ;バーソロミューの幕間の物語 | + | ;バーソロミューの幕間の物語「ドリーム・トレジャー」 |
| :海上の微小特異点。財宝がもう存在しなかったとある宝島で果てた、ある海賊の悪霊が聖杯相当の魔力源を得て発生させたもの。 | | :海上の微小特異点。財宝がもう存在しなかったとある宝島で果てた、ある海賊の悪霊が聖杯相当の魔力源を得て発生させたもの。 |
| | | |
− | ;ダ・ヴィンチの幕間の物語 | + | ;ダ・ヴィンチの幕間の物語「小悪魔からの贈り物」 |
− | :西暦1524年のヨーロッパ・ミラノ郊外で発生した微小特異点。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]の弟子であるジャン・ジャコモ・カプロッティが微小聖杯の影響下で亡霊化して暴れている。 | + | :西暦1524年のヨーロッパ・ミラノ郊外で発生した微小特異点。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]の弟子である[[ジャン・ジャコモ・カプロッティ]]が微小聖杯の影響下で亡霊化して暴れている。 |
| | | |
− | ;シェヘラザードの幕間の物語 | + | ;シェヘラザードの幕間の物語「思い出される物語」 |
| :ヨーロッパのとある街に発生した微小特異点。聖杯の欠片的なものを所有していたと思われる魔術師の遺した『魔本』と『物語を喰らう怪物』が起因している。 | | :ヨーロッパのとある街に発生した微小特異点。聖杯の欠片的なものを所有していたと思われる魔術師の遺した『魔本』と『物語を喰らう怪物』が起因している。 |
| | | |
259行目: |
262行目: |
| :人理定礎値:CCC | | :人理定礎値:CCC |
| :『深海電脳楽土 SE.RA.PH』にて発生した亜種特異点。『Epic of Remnant/EXTRA』の副題及び[[魔神柱|魔神]]や[[ビースト]]が本格的に関与している点で、規模そのものが他の亜種特異点に劣らぬものとなっている。 | | :『深海電脳楽土 SE.RA.PH』にて発生した亜種特異点。『Epic of Remnant/EXTRA』の副題及び[[魔神柱|魔神]]や[[ビースト]]が本格的に関与している点で、規模そのものが他の亜種特異点に劣らぬものとなっている。 |
− | :海洋油田基地セラフィックスが[[ゼパル]]の手で電脳化して、迷宮に再構成されたものを元にしており、正面ゲートだった場所など大部分の構造がほぼ別物と化している。 | + | :[[海洋油田基地セラフィックス]]が[[ゼパル]]の手で電脳化して、迷宮に再構成されたものを元にしており、正面ゲートだった場所など大部分の構造がほぼ別物と化している。 |
| :[[メルトリリス (Grand Order)|メルトリリス]]曰く、月の世界における霊子虚構世界・SERIAL PHANTASM(通称SE.RA.PH)を模倣したもの。[[Fate/EXTRA]]のそれと比べると規模は小さいが、油田基地をベースにしたSE.RA.PHは元の規格より遥かに拡大されている他、時間の尺度も外の100倍になっている(現実世界の1分がここでは100分に相当する)。 | | :[[メルトリリス (Grand Order)|メルトリリス]]曰く、月の世界における霊子虚構世界・SERIAL PHANTASM(通称SE.RA.PH)を模倣したもの。[[Fate/EXTRA]]のそれと比べると規模は小さいが、油田基地をベースにしたSE.RA.PHは元の規格より遥かに拡大されている他、時間の尺度も外の100倍になっている(現実世界の1分がここでは100分に相当する)。 |
| :『Grand Order』の殺生院キアラが己自身を新生快楽浄土としてSE.RA.PHの土台となったため、外見は人間の女性を模している。中央管制室があったエリアが胸部(ブレスト)、港やヘリポートがあったエリアが太股(サイ)、海底へ調査の手を伸ばすという機能のあったエリアは腕部(アーム)に、腕部の内の探査用マニピュレーターの制御やメンテナンスを行っていた区間はヘアに近い場所、地質を調査するためのアームが存在するのは先端の掌部(シィーナー)、腕部より破壊的な用途で作られたものが集まっているエリアが脚部、管制室の近くはうなじ(ネープ)等と変化している。 | | :『Grand Order』の殺生院キアラが己自身を新生快楽浄土としてSE.RA.PHの土台となったため、外見は人間の女性を模している。中央管制室があったエリアが胸部(ブレスト)、港やヘリポートがあったエリアが太股(サイ)、海底へ調査の手を伸ばすという機能のあったエリアは腕部(アーム)に、腕部の内の探査用マニピュレーターの制御やメンテナンスを行っていた区間はヘアに近い場所、地質を調査するためのアームが存在するのは先端の掌部(シィーナー)、腕部より破壊的な用途で作られたものが集まっているエリアが脚部、管制室の近くはうなじ(ネープ)等と変化している。 |
478行目: |
481行目: |
| ;[[ピエール・コーション]] | | ;[[ピエール・コーション]] |
| :第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』において[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]に殺害される。 | | :第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』において[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]に殺害される。 |
− | :その後はジャンヌ・オルタ共々煉獄行きとなり、「ほぼ週刊 サンタオルタさん」で再登場。 | + | :その後はジャンヌ・オルタ共々煉獄行きとなり、「ほぼ週間 サンタオルタさん」で再登場。 |
| :本来の没年は1442年。 | | :本来の没年は1442年。 |
| ;[[シャルル七世]] | | ;[[シャルル七世]] |
| :第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』においてジャンヌ・オルタに殺害されたことが語られている。 | | :第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』においてジャンヌ・オルタに殺害されたことが語られている。 |
− | :幕間の物語「正さねばならないもの」ではかろうじて自我は保ったものの怨霊と化してしまう。 | + | :ジャンヌ・オルタの幕間の物語「正さねばならないもの」ではかろうじて自我は保ったものの怨霊と化してしまう。 |
| :本来の没年は1461年。 | | :本来の没年は1461年。 |
| ;[[イザベル・ヴトン]](ロメ) | | ;[[イザベル・ヴトン]](ロメ) |
− | :『[[Fate/Apocrypha]]』や幕間の物語でも登場している[[ジャンヌ・ダルク]]の母親。 | + | :『[[Fate/Apocrypha]]』や[[ジャンヌ・ダルク]]の幕間の物語「我が神はここにありてⅡ」でも登場しているジャンヌの母親。 |
| :コミカライズ版『-turas rèalta-』のオルレアン編ではワイバーンに襲われていたところをジャンヌに助けられるも、逃げ延びた街で[[ファヴニール]]に街ごと燃やされてしまった。 | | :コミカライズ版『-turas rèalta-』のオルレアン編ではワイバーンに襲われていたところをジャンヌに助けられるも、逃げ延びた街で[[ファヴニール]]に街ごと燃やされてしまった。 |
| ;シモン・マグス | | ;シモン・マグス |
494行目: |
497行目: |
| ;[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]] | | ;[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]] |
| :第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』において『魔霧計画』を遂行する3人の首謀者の一人『M』として行動している。 | | :第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』において『魔霧計画』を遂行する3人の首謀者の一人『M』として行動している。 |
− | :カルデアと戦うために魔神柱バルバトスを召喚するも敗れ、ロンドンに充満した魔霧で[[ニコラ・テスラ]]を呼び出すも、モードレッドによって致命傷を負い死亡。 | + | :カルデアと戦うために[[バルバトス|魔神柱バルバトス]]を召喚するも敗れ、ロンドンに充満した魔霧で[[ニコラ・テスラ]]を呼び出すも、[[モードレッド]]によって致命傷を負い死亡。 |
| ;ジョージ・ワシントン | | ;ジョージ・ワシントン |
| :第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』においてケルト軍に討ち取られたことが[[女王メイヴ|メイヴ]]によって語られている。 | | :第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』においてケルト軍に討ち取られたことが[[女王メイヴ|メイヴ]]によって語られている。 |
502行目: |
505行目: |
| :第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』において[[ティアマト]]の眷属[[ラフム]]に拉致されてラフム化される。 | | :第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』において[[ティアマト]]の眷属[[ラフム]]に拉致されてラフム化される。 |
| :自我を保ったまま主人公に助けを求めるも、彼女だと知らない主人公達に攻撃されてやむなく逃亡。その後他のラフムに用済みとして殺害されかかった[[キングゥ]]を助け出し、消滅。 | | :自我を保ったまま主人公に助けを求めるも、彼女だと知らない主人公達に攻撃されてやむなく逃亡。その後他のラフムに用済みとして殺害されかかった[[キングゥ]]を助け出し、消滅。 |
− | :しかし後述のケースにより彼女の死亡が回避されており、幕間の物語「渡る世間はオニばかり」では生存が示唆された。 | + | :しかし後述のケースにより彼女の死亡が回避されており、[[茨木童子]]の幕間の物語「渡る世間はオニばかり」では生存が示唆された。 |
| | | |
| ===イベント=== | | ===イベント=== |
513行目: |
516行目: |
| :ただし、舞台が丸ごと2030年にレイシフトした後だったことに加え、[[BB (Grand Order)|BB]]が一連の事件を虚数事象として処理した為に、殆どの職員は死の運命がなかったことになり、2017年現在も生存しているものと思われる。 | | :ただし、舞台が丸ごと2030年にレイシフトした後だったことに加え、[[BB (Grand Order)|BB]]が一連の事件を虚数事象として処理した為に、殆どの職員は死の運命がなかったことになり、2017年現在も生存しているものと思われる。 |
| :;[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラ]]、[[ゼパル]] | | :;[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラ]]、[[ゼパル]] |
− | ::『深海電脳楽土 SE.RA.PH』のセラフィックスにおける殺生院キアラがビーストⅢ/Rに変生するにあたり、ゼパルは隷属状態に陥って切り捨てられ消滅してしまう。 | + | ::『深海電脳楽土 SE.RA.PH』のセラフィックスにおける殺生院キアラがビーストⅢ/Rに変生するにあたり、ゼパルは隷属状態に陥って切り捨てられ消滅してしまう。 |
| :: 単独顕現スキルを持ってしまっていたこともあり、BBによる虚数事象の処理は適用されなかった。 | | :: 単独顕現スキルを持ってしまっていたこともあり、BBによる虚数事象の処理は適用されなかった。 |
| | | |
524行目: |
527行目: |
| **だが、実は第七特異点も第六特異点の獅子王と同様のケースであり、その基点となっていたのはティアマトなどの脅威に際して治世方針を大きく変えたと思しき[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ギルガメッシュ]]であった。ティアマトとギルガメッシュの2人が消滅したことで[[ティアマト]]の被害はなかったことになり、被害は三女神同盟までのものに収まった他、結末の解釈も変化し、「ウルク第五王の治世は終焉したものの、この後に続くウルクの第六王の時代は健在」となる。 | | **だが、実は第七特異点も第六特異点の獅子王と同様のケースであり、その基点となっていたのはティアマトなどの脅威に際して治世方針を大きく変えたと思しき[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ギルガメッシュ]]であった。ティアマトとギルガメッシュの2人が消滅したことで[[ティアマト]]の被害はなかったことになり、被害は三女神同盟までのものに収まった他、結末の解釈も変化し、「ウルク第五王の治世は終焉したものの、この後に続くウルクの第六王の時代は健在」となる。 |
| *'''一つだけ、人理精算が済まされない特異点もある'''のだが、奈須氏曰く「それはまあ、おいおい」ということらしい。 | | *'''一つだけ、人理精算が済まされない特異点もある'''のだが、奈須氏曰く「それはまあ、おいおい」ということらしい。 |
| + | **候補として予想されるのはアメリカ合衆国を担うメンバーが殺害され、さらに他の国も滅んだとされている『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』だろうか。 |
| *第四特異点に召喚された[[チャールズ・バベッジ]]は[[魔神柱]]の配下となったことですべての数値を把握したため、“仮に、人理焼却を破却した後の未来”も既に計算のうちに入れていた。その際に[[ゲーティア]]が人理焼却を行わずとも2017年より先の未来はゲーティアの下から逃亡した魔神柱によって崩壊するという計算結果を得ており、そのことを[[シャーロック・ホームズ]]に伝えていた。 | | *第四特異点に召喚された[[チャールズ・バベッジ]]は[[魔神柱]]の配下となったことですべての数値を把握したため、“仮に、人理焼却を破却した後の未来”も既に計算のうちに入れていた。その際に[[ゲーティア]]が人理焼却を行わずとも2017年より先の未来はゲーティアの下から逃亡した魔神柱によって崩壊するという計算結果を得ており、そのことを[[シャーロック・ホームズ]]に伝えていた。 |
| *'''歴史から切り取られた特異点は[[抑止力]]の様な安全装置が働かなくなる'''ため、地球で生まれた存在であっても地球を滅ぼすことが出来るようになるという。 | | *'''歴史から切り取られた特異点は[[抑止力]]の様な安全装置が働かなくなる'''ため、地球で生まれた存在であっても地球を滅ぼすことが出来るようになるという。 |
| **特異点を利用して、本来抑止力に阻止されるような悲願を果たそうとする者も現れたが、何らかの形で未遂に終わっている。 | | **特異点を利用して、本来抑止力に阻止されるような悲願を果たそうとする者も現れたが、何らかの形で未遂に終わっている。 |
| *特異点を作成するためには聖杯かそれに匹敵する魔力源と、レイシフトのように歴史に干渉する技術の両方が必要である。逆に言うとこの二つが揃っていれば魔術王やカルデアでなくても特異点を作成することは可能。 | | *特異点を作成するためには聖杯かそれに匹敵する魔力源と、レイシフトのように歴史に干渉する技術の両方が必要である。逆に言うとこの二つが揃っていれば魔術王やカルデアでなくても特異点を作成することは可能。 |
− | **中国異聞帯の[[始皇帝]]は世界中の宝を咸陽に集めており、かつシャドウボーダーを鹵獲した際に中にあったカルデアスのバックアップも解析しており上記の条件を満たした結果、特異点を作成することが可能となった。 | + | **中国異聞帯の[[始皇帝]]は世界中の宝を咸陽に集めており、かつ[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー|シャドウボーダー]]を鹵獲した際に中にあったカルデアスのバックアップも解析しており上記の条件を満たした結果、特異点を作成することが可能となった。 |
| ***この場合、中国異聞帯と汎人類史が分岐するB.C.210より後であれば影響は中国異聞帯だけになるので問題がないが、それ以前である場合は汎人類史側からも観測可能になる。つまり、'''分岐より前の特異点を介すれば異聞帯から汎人類史に干渉できる。''' | | ***この場合、中国異聞帯と汎人類史が分岐するB.C.210より後であれば影響は中国異聞帯だけになるので問題がないが、それ以前である場合は汎人類史側からも観測可能になる。つまり、'''分岐より前の特異点を介すれば異聞帯から汎人類史に干渉できる。''' |
| | | |