26行目: |
26行目: |
| :『Fate/stay night』の3年前、桜が魔術教育を施されている場面に出くわしたことで、桜こそが間桐の後継者でありいらない子は自分の方だということに気付き、更に今まで勘違いしていた自分の惨めさに気付く。 | | :『Fate/stay night』の3年前、桜が魔術教育を施されている場面に出くわしたことで、桜こそが間桐の後継者でありいらない子は自分の方だということに気付き、更に今まで勘違いしていた自分の惨めさに気付く。 |
| :その桜から謝られたことで歪みに繋がることになる。 | | :その桜から謝られたことで歪みに繋がることになる。 |
− | :以降は慎二に隠さなくても良くなって開き直った父や祖父から存在しない物として扱われ、彼は屋敷における「空気」になった。その「空気」を無視せず同情を向け続ける桜を憎み、同時に希望を持つ。具体的に言えば家族として、兄としての複雑な感情を捨て切る事も出来なかったようである、この辺りが実に彼らしく[[ギルガメッシュ]]をして『最高の道化』と言わしめる点なのだろう。なおその[[ギルガメッシュ]]からもその『道化としての在り方』から桜が向ける哀れみとは別の哀れみを向けられていた。慎二本人曰く(桜が)いっそ無視してくれれば良かったらしい。 | + | :以降は慎二に隠さなくても良くなって開き直った父や祖父から存在しない物として扱われ、彼は屋敷における「空気」になった。その「空気」を無視せず同情を向け続ける桜を憎み、同時に希望を持つ。具体的に言えば家族として、兄としての複雑な感情を捨て切る事も出来なかったようである、この辺りが実に彼らしく[[ギルガメッシュ]]をして『最高の道化』と言わしめる点なのだろう。なおそのギルガメッシュからもその『道化としての在り方』から桜が向ける哀れみとは別の哀れみを向けられていた。慎二本人曰く(桜が)いっそ無視してくれれば良かったらしい。 |
| :今までの自分を形成してきたものが全てひっくり返り、桜を徹底的に抑えつけないと自分の立場が無くなるという強迫観念に囚われ、暴力に訴える様になる。 | | :今までの自分を形成してきたものが全てひっくり返り、桜を徹底的に抑えつけないと自分の立場が無くなるという強迫観念に囚われ、暴力に訴える様になる。 |
| :その後は彼にとって苦痛でしかないと感じるような3年間を味わうこととなる。この自分の理想とする世界と自分のいる世界のギャップは彼を大きく歪めることとなる。 | | :その後は彼にとって苦痛でしかないと感じるような3年間を味わうこととなる。この自分の理想とする世界と自分のいる世界のギャップは彼を大きく歪めることとなる。 |
37行目: |
37行目: |
| :彼にとって「使える奴」という評価は相手を認めているということ。士郎は彼にとって自覚は無いがライバルでありたいと思うような、他に代えのない特別な存在。 | | :彼にとって「使える奴」という評価は相手を認めているということ。士郎は彼にとって自覚は無いがライバルでありたいと思うような、他に代えのない特別な存在。 |
| :聖杯戦争中は、マスターとなれたことで増長しているため、普段より割り増しで傍若無人な性格になっている。普段の慎二はあそこまでひどい人間ではない<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97" />。 | | :聖杯戦争中は、マスターとなれたことで増長しているため、普段より割り増しで傍若無人な性格になっている。普段の慎二はあそこまでひどい人間ではない<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97" />。 |
− | :欠点は多いが、[[言峰綺礼]]のような真性の悪人ではなく、倫理観が欠落する魔術師でもなく、あくまでも一般人の感覚で聖杯戦争を戦っており、凛は彼を「人畜無害な存在」と評している。ただし、一般人であるがゆえに、サーヴァントの強大な力を自身の欲望のために悪用するような小人物でもある。 | + | :欠点は多いが、[[言峰綺礼|言峰]]のような真性の悪人ではなく、倫理観が欠落する魔術師でもなく、あくまでも一般人の感覚で聖杯戦争を戦っており、凛は彼を「人畜無害な存在」と評している。ただし、一般人であるがゆえに、サーヴァントの強大な力を自身の欲望のために悪用するような小人物でもある。 |
| ;能力 | | ;能力 |
| :成績は常に上から5位に収まる<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97" />。運動能力も高い方で、弓道部副部長は実力でなったものであり、士郎にも高く評価されている。また『氷室の天地』で行われたセパタクローではポイントゲッターになっていた。努力は嫌いでありながら高い能力を発揮し、一般人の枠では確かに天才。 | | :成績は常に上から5位に収まる<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97" />。運動能力も高い方で、弓道部副部長は実力でなったものであり、士郎にも高く評価されている。また『氷室の天地』で行われたセパタクローではポイントゲッターになっていた。努力は嫌いでありながら高い能力を発揮し、一般人の枠では確かに天才。 |
96行目: |
96行目: |
| :東京在住の大学生。光のカプさばおじさんに出会い、子供の頃にやっていたカプさばを通して闇のカプさば使いとの戦いに巻き込まれてゆくが…… | | :東京在住の大学生。光のカプさばおじさんに出会い、子供の頃にやっていたカプさばを通して闇のカプさば使いとの戦いに巻き込まれてゆくが…… |
| ;[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]] | | ;[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]] |
− | :スターシステムとして「間桐少佐」として出演。バーサーカーのマスター。 | + | :スターシステムとして「間桐少佐」として出演。[[森長可|バーサーカー]]のマスター。 |
| ;[[ちびちゅき!]] | | ;[[ちびちゅき!]] |
| :冬木の「慎二」と『EXTRA』の「シンジ」が登場。 | | :冬木の「慎二」と『EXTRA』の「シンジ」が登場。 |
109行目: |
109行目: |
| :表向きの祖父。実際は6代前の先祖。慎二の顔は若い頃の彼譲り。桜ルートでは幾度となく失敗し、ライダーを消滅させかけたことで完全に見限られ、失敗作と罵られた。慎二にとっては恐怖の対象だが、臓硯は何だかんだで慎二の事を一応は可愛がっており、慎二に'''「優越」と「権利」'''を教えた。 | | :表向きの祖父。実際は6代前の先祖。慎二の顔は若い頃の彼譲り。桜ルートでは幾度となく失敗し、ライダーを消滅させかけたことで完全に見限られ、失敗作と罵られた。慎二にとっては恐怖の対象だが、臓硯は何だかんだで慎二の事を一応は可愛がっており、慎二に'''「優越」と「権利」'''を教えた。 |
| ;[[間桐鶴野]] | | ;[[間桐鶴野]] |
− | :実父。『Fate/stay night』の3年前に死去。間桐家の再興を願う臓硯とは反対に、慎二に「存在」と「落第」を教え、間桐家を絶やそうと考えた。そのため慎二は父親に何の感情も抱いていない。タスクオーナ版では彼との会話が描かれる。 | + | :実父。『Fate/stay night』の3年前に死去。間桐家の再興を願う臓硯とは反対に、慎二に'''「存在」と「落第」'''を教え、間桐家を絶やそうと考えた。そのため慎二は父親に何の感情も抱いていない。タスクオーナ版では彼との会話が描かれる。 |
| ;[[間桐雁夜]] | | ;[[間桐雁夜]] |
| :叔父。父よりも生まれつき魔術の才能はあったものの、魔術師の家系を継ぐことを拒否し、普通の人間としての生き方を選んだ。『hollow』によると、慎二は彼が聖杯戦争に参加して死亡したことを知らないようである。 | | :叔父。父よりも生まれつき魔術の才能はあったものの、魔術師の家系を継ぐことを拒否し、普通の人間としての生き方を選んだ。『hollow』によると、慎二は彼が聖杯戦争に参加して死亡したことを知らないようである。 |
205行目: |
205行目: |
| :何故か京都弁。意味合いを強引に訳するなら「さんざん迷惑かけられたから清々した」という感じであろうか。 | | :何故か京都弁。意味合いを強引に訳するなら「さんざん迷惑かけられたから清々した」という感じであろうか。 |
| :彼が臓硯にされた事を考えれば本人が言うように「最大譲歩してこれ」なのだろうが、当然ながら周囲には「この恩知らずめ!」と盛大に詰られた。 | | :彼が臓硯にされた事を考えれば本人が言うように「最大譲歩してこれ」なのだろうが、当然ながら周囲には「この恩知らずめ!」と盛大に詰られた。 |
− | ;「知らぬが仏とは、こういう事だよなぁ......」 | + | ;「知らぬが仏とは、こういう事だよなぁ……」 |
| :そして、偲ぶ会の当日。臓硯の遺影を前に盛大な拍手が送られるが、実体を知る彼からすればブラックジョークにしか見えず、呆れながら周囲に合わせて控えめに拍手する。なお、場面には出ていないが、桜も同じ心境だと思われる。 | | :そして、偲ぶ会の当日。臓硯の遺影を前に盛大な拍手が送られるが、実体を知る彼からすればブラックジョークにしか見えず、呆れながら周囲に合わせて控えめに拍手する。なお、場面には出ていないが、桜も同じ心境だと思われる。 |
| | | |
229行目: |
229行目: |
| ;ワカメ | | ;ワカメ |
| :彼の髪に由来する愛称(蔑称?)。最早メーカー公認のネタであり、桜の日記帳にワカメのイラストが描かれている。また、『[[トラぶる花札道中記]]』ではMPが'''WP'''(ワカメポイント)になっている。 | | :彼の髪に由来する愛称(蔑称?)。最早メーカー公認のネタであり、桜の日記帳にワカメのイラストが描かれている。また、『[[トラぶる花札道中記]]』ではMPが'''WP'''(ワカメポイント)になっている。 |
− | :アニメ版『[[Fate/Zero]]』で判明した父の[[間桐鶴野]]も同じくワカメ。設定資料で公開されている[[間桐臓硯]]も、髪型こそ違えど髪質は同様に見える。髪がワカメであるのは間桐家の遺伝であるらしい。 | + | :アニメ版『[[Fate/Zero]]』で判明した父の[[間桐鶴野|鶴野]]も同じくワカメ。設定資料で公開されている[[間桐臓硯|臓硯]]も、髪型こそ違えど髪質は同様に見える。髪がワカメであるのは間桐家の遺伝であるらしい。 |
| | | |
| ==脚注== | | ==脚注== |