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| : 偽りの魔術王が捨てた名の本当の持ち主が名乗りを上げる。 | | : 偽りの魔術王が捨てた名の本当の持ち主が名乗りを上げる。 |
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− | ;「……命とは終わるもの。生命とは苦しみを積みあげる巡礼だ。<br>だがそれは、決して死と<ruby><rb>断絶</rb><rt>だんぜつ</rt></ruby>の物語ではない。<br>ゲーティア。我が積年の<ruby><rb>慚愧</rb><rt>ざんき</rt></ruby>。我が亡骸から生まれた獣よ。<br>今こそ、ボクのこの手で、おまえの悪を裁く時だ。」 | + | ;「……命とは終わるもの。生命とは苦しみを積みあげる巡礼だ。<br> だがそれは、決して死と<ruby><rb>断絶</rb><rt>だんぜつ</rt></ruby>の物語ではない。<br> ゲーティア。我が積年の<ruby><rb>慚愧</rb><rt>ざんき</rt></ruby>。我が亡骸から生まれた獣よ。<br> 今こそ、ボクのこの手で、おまえの悪を裁く時だ。」 |
| :人間になることを望んだ王は自らが生み出した[[ゲーティア|獣]]に引導を渡すため、定命の者としての答えを携え再び王座のもとに戻る。 | | :人間になることを望んだ王は自らが生み出した[[ゲーティア|獣]]に引導を渡すため、定命の者としての答えを携え再び王座のもとに戻る。 |
| :その王の名は───'''魔術王ソロモン'''。 | | :その王の名は───'''魔術王ソロモン'''。 |
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| :だが、ソロモン王にとっても「自らの宝具で消滅する事」は初めから確信のうちにあったのだ。 | | :だが、ソロモン王にとっても「自らの宝具で消滅する事」は初めから確信のうちにあったのだ。 |
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− | ;「ゲーティア。おまえに最後の魔術を教えよう。<br> “ソロモン王にはもう一つ宝具がある”と知ってはいたものの、その真名を知り得なかった───<br> いや、知る事のできなかったおまえに。」<br>「おまえの持つ九つの指輪。そして私の持つ最後の指輪。<br> 今、ここに全ての指輪が揃った。なら<ruby><rb>あの時</rb><rt>・・・</rt></ruby>の再現が出来る。」<br>「ソロモン王の本当の第一宝具。私の唯一の、“人間の”英雄らしい逸話の再現が。」 | + | ;「ゲーティア。おまえに最後の魔術を教えよう。<br> “ソロモン王にはもう一つ宝具がある”と知ってはいたものの、その真名を知り得なかった───<br> いや、知る事のできなかったおまえに。」<br>「おまえの持つ九つの指輪。そして私の持つ最後の指輪。<br> 今、ここに全ての指輪が揃った。なら<ruby><rb>あの時</rb><rt>・・・</rt></ruby>の再現が出来る。」<br>「ソロモン王の本当の第一宝具。私の唯一の、“人間の”英雄らしい逸話の再現が。」 |
| :遙かなる過去の時代において、かの王は万能の指輪をただ一度のみしか使用せず、最後には天に還したという。 | | :遙かなる過去の時代において、かの王は万能の指輪をただ一度のみしか使用せず、最後には天に還したという。 |
| :人間の愛を理解できなかった獣の主として、そして魔術王として。彼は“最後の魔術”を再演する。 | | :人間の愛を理解できなかった獣の主として、そして魔術王として。彼は“最後の魔術”を再演する。 |
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− | ;「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。<br>戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの。<br>そして───訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの…『アルス・ノヴァ』」 | + | ;「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。<br> 戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの。<br> そして───訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの…『アルス・ノヴァ』」 |
| :戦闘モーション付きの第一宝具解放。全てを修め、全てを始めた王の、世界との訣別。 | | :戦闘モーション付きの第一宝具解放。全てを修め、全てを始めた王の、世界との訣別。 |
| :モーション・ボイス付きのため、下述するシナリオ文章の台詞より少し短縮されている。 | | :モーション・ボイス付きのため、下述するシナリオ文章の台詞より少し短縮されている。 |