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: しかし自らの神性を取り込んだ[[ゴルゴーン]]の消滅に伴い、「一度死ぬ」ことで眠りから覚め、マーリンを消滅させる。放ったラフムに用済みとなった[[キングゥ]]から聖杯を奪い持ち帰らせることに成功し顕現。最初に現れた頭脳体は自身を拘束していたが、これを本体と勘違いしたカルデア陣営が攻撃、破壊したことにより本格的に行動を開始し、その本能に従って人類掃討に乗り出した。
 
: しかし自らの神性を取り込んだ[[ゴルゴーン]]の消滅に伴い、「一度死ぬ」ことで眠りから覚め、マーリンを消滅させる。放ったラフムに用済みとなった[[キングゥ]]から聖杯を奪い持ち帰らせることに成功し顕現。最初に現れた頭脳体は自身を拘束していたが、これを本体と勘違いしたカルデア陣営が攻撃、破壊したことにより本格的に行動を開始し、その本能に従って人類掃討に乗り出した。
 
: [[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]の浸食と自身やラフムの攻撃を以てメソポタミアを蹂躙し、最後の砦となったウルクをも飲み込まんとするも、[[ケツァル・コアトル]]と[[ゴルゴーン]]の二柱の女神による真体の足止めに遭い、最後に叛旗を翻した[[キングゥ]]の発動した“天の鎖”に拘束された挙句、[[エレシュキガル]]によってウルクの地下に相転移された冥界に[[イシュタル]]の全力の権能によって冥界への穴を空けられ、冥界に叩き落され、冥界の機構を利用した[[エレシュキガル]]による猛攻を浴びる。
 
: [[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]の浸食と自身やラフムの攻撃を以てメソポタミアを蹂躙し、最後の砦となったウルクをも飲み込まんとするも、[[ケツァル・コアトル]]と[[ゴルゴーン]]の二柱の女神による真体の足止めに遭い、最後に叛旗を翻した[[キングゥ]]の発動した“天の鎖”に拘束された挙句、[[エレシュキガル]]によってウルクの地下に相転移された冥界に[[イシュタル]]の全力の権能によって冥界への穴を空けられ、冥界に叩き落され、冥界の機構を利用した[[エレシュキガル]]による猛攻を浴びる。
: それでもなお[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]とラフムで冥界を飲み込み、更に自身の霊基をジュラ紀にまで回帰させ竜体となり地上へ脱出を図ろうとするが、アヴァロンから駆けつけてきた[[マーリン]]の本体に[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]を綺麗なだけの無害な花に変える魔術で抑え込まれ、[[“山の翁”]]の攻撃によって翼を壊され死の概念を付加される。更に駆けつけてきたギルガメッシュを交えての戦闘に敗北して奈落の底に墜ちた。
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: それでもなお[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]とラフムで冥界を飲み込み、更に自身の霊基をジュラ紀にまで回帰させ竜体となり地上へ脱出を図ろうとするが、アヴァロンから駆けつけてきた[[マーリン]]の本体に[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]を綺麗なだけの無害な花に変える魔術で抑え込まれ、[[“山の翁”]]の攻撃によって翼を壊され死の概念を付加される。更に駆けつけてきたギルガメッシュを交えての戦闘に敗北して奈落の底に墜ち、跡形もなく爆散した。
 
;人物
 
;人物
:大地を象徴する大角と星の内海を移す瞳を持つ女性の外見をしているがそれは頭脳体であり、本来の姿は桁違いの巨体を持つ魔物。
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:大地を象徴する大角と星の内海を移す瞳を持つ女性の外見をしているが、それは頭脳体であり、本来の姿は桁違いの巨体を持つ魔物。
 
:人格らしきものは確認できない。理性をなくしたのか、はじめから理性がないのかは不明。
 
:人格らしきものは確認できない。理性をなくしたのか、はじめから理性がないのかは不明。
 
:ただ子供を産み、育て、愛でる事だけを存在意義としているが、これを否定された為にティアマトと決別した人類との戦いに乗り出した。
 
:ただ子供を産み、育て、愛でる事だけを存在意義としているが、これを否定された為にティアマトと決別した人類との戦いに乗り出した。
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:霊基核は頭部に存在するが、竜体になればランクA++の攻撃すら通用せず、黒い海の第一波を防ぎ切ったナピシュテムの牙ですらせいぜい足止めにしかならない。
 
:霊基核は頭部に存在するが、竜体になればランクA++の攻撃すら通用せず、黒い海の第一波を防ぎ切ったナピシュテムの牙ですらせいぜい足止めにしかならない。
 
:[[ケツァル・コアトル]]が命懸けで放った『炎、神をも焼き尽くせ』のウルティモ・トペ・パターダを喰らっても僅かに後退しただけで何の損傷もなく、[[ゴルゴーン]]が己を犠牲にして発動した『強制封印・万魔神殿』でやっと右角が崩壊したことから、その規格外の硬さが伺える。
 
:[[ケツァル・コアトル]]が命懸けで放った『炎、神をも焼き尽くせ』のウルティモ・トペ・パターダを喰らっても僅かに後退しただけで何の損傷もなく、[[ゴルゴーン]]が己を犠牲にして発動した『強制封印・万魔神殿』でやっと右角が崩壊したことから、その規格外の硬さが伺える。
:何より生まれつき『死』というものが存在しない。ティアマトはその存在自体が全ての生命の母である。そのため、地上で生きている生命がいること自体が逆説的に自らの存在を証明している。要は、始まりにして終わりの女であるため、あらゆる攻撃でも通用しないどころか、人類はおろか地球上の全生命が死に絶えない限り、何をやっても生命としての死が訪れない。
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:何より生まれつき『死』というものが存在しない。ティアマトはその存在自体が全ての生命の母であり、地上で生きている生命がいること自体が逆説的に自らの存在を証明している。要は「始まりにして終わりの女」であるため、人類はおろか地球上の全生命が死に絶えない限り、いかなる手段を講じても生命としての死が訪れることはない。
:本編においては[[ケツァル・コアトル]]と[[ゴルゴーン]]の二柱の女神による真体の足止め、ウルクそのものを囮にした[[イシュタル]]による冥界落とし、意を決した[[キングゥ]]の捨て身の“天の鎖”による拘束、エレシュキガルによる冥界の刑罰、[[マーリン]]による[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]の権能を花を咲かせるだけの力に変換して無力化する魔術、そして[[“山の翁”]]による剣の一刀を以ての「死の概念」の付加へと繋いだことによってようやく討伐が叶った。
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:本編においては[[ケツァル・コアトル]]と[[ゴルゴーン]]の二柱の女神による真体の足止め、ウルクそのものを囮にした[[イシュタル]]による冥界落とし、意を決した[[キングゥ]]の捨て身の“天の鎖”による拘束、エレシュキガルによる冥界の刑罰、[[マーリン]]の花の魔術によるによる[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]の無力化、そして[[“山の翁”]]の冠位の剣の一刀による「死の概念」の付加と、あらゆる抵抗手段を尽くしたことによってようやく討伐が叶った。
 
:自己改造スキルにより顕現した姿は巨体とは裏腹に、速さにおいても群を抜いており、[[ジャガーマン]]の見立てでは半日で海から岸に上がり、一日で岸からウルクに辿り着くとの事。
 
:自己改造スキルにより顕現した姿は巨体とは裏腹に、速さにおいても群を抜いており、[[ジャガーマン]]の見立てでは半日で海から岸に上がり、一日で岸からウルクに辿り着くとの事。
:脚が巨体と重量を支えるには細すぎであり、本体は海そのものなので海水の上でしか歩行できず、陸地にあがる事はできないが、地(キ)の女神でありながら大角を持ち上げ、泥上で体積を緩和している魔力の素子が角に集まって背部巨大骨格を展開し、飛行可能。
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:脚が巨体と重量を支えるには細すぎであり、本体は海そのものなので海水の上でしか歩行できず、陸地にあがる事はできないが、地(キ)の女神でありながら大角を持ち上げ、泥上で体積を緩和している魔力の素子が角に集まって背部巨大骨格を展開することで飛行可能。
 
:顕現してからは休む事なく子供たちである魔獣たちを生み出し、人類を食い尽くしている。
 
:顕現してからは休む事なく子供たちである魔獣たちを生み出し、人類を食い尽くしている。
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;―――かないで――― <br>―――いかないで―――<br>―――れないで―――<br>―――はなれないで―――<br>―――わたしから、また―――<br>―――また、わたしをおいていかないで―――<br>かえってきて―――かえって―――<br>もういちど、わたしのもとに―――<br>もういちど―――もういちど―――<br>いえ―――いいえ―――<br>もうにどと―――もうにどと―――<br>わたし を あいさない で   
 
;―――かないで――― <br>―――いかないで―――<br>―――れないで―――<br>―――はなれないで―――<br>―――わたしから、また―――<br>―――また、わたしをおいていかないで―――<br>かえってきて―――かえって―――<br>もういちど、わたしのもとに―――<br>もういちど―――もういちど―――<br>いえ―――いいえ―――<br>もうにどと―――もうにどと―――<br>わたし を あいさない で   
 
:第7章で主人公の夢の中に干渉してきた際の彼女の独白。
 
:第7章で主人公の夢の中に干渉してきた際の彼女の独白。
:己が子供たちに不要とされて虚数世界へと追放されたことへの嘆き、再び子供たちを愛でたいという願望が見て取れる台詞であるものの、最後に何故「私を愛さないで」と言ったのかは不明。現人類も原初の母たる彼女の子供なので、それを己が願望のために滅ぼすのを躊躇うという僅かな理性の一端だったのかもしれない。
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:己が子供たちに不要とされて虚数世界へと追放されたことへの嘆き、再び子供たちを愛でたいという願望が見て取れる台詞であるものの、最後に何故「私を愛さないで」と言ったのかは不明。
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: 現人類も原初の母たる彼女の子供なので、それを己が願望のために滅ぼすのを躊躇うという僅かな理性の一端だったのかもしれない。
    
==メモ==
 
==メモ==
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*最終戦における11体のベル・ラフムが[[魔神柱]]よりも強いのは、あれがティアマトにとっての『[[魔神柱]]の拠点』扱いなため。
 
*最終戦における11体のベル・ラフムが[[魔神柱]]よりも強いのは、あれがティアマトにとっての『[[魔神柱]]の拠点』扱いなため。
 
**[[ゲーティア]]直属の使い魔が魔神柱72体であるのに対し、ティアマト直属の使い魔はあの11体のラフムに集約されるという形で、つまり量より質となっている。
 
**[[ゲーティア]]直属の使い魔が魔神柱72体であるのに対し、ティアマト直属の使い魔はあの11体のラフムに集約されるという形で、つまり量より質となっている。
**だが、このベル・ラフムは扱いとしては「HPの高いモブ敵」であり、神性特攻を受ける上に即死耐性がないという重大な欠陥があったため、サポートNPCなどで使用できる[[“山の翁”]]に屠らせたユーザーは多い。
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**だが、このベル・ラフムは扱いとしては「HPの高いモブ敵」であり、神性特攻を受ける以上に即死耐性がないという重大な欠陥があったため、サポートNPCなどで使用できる[[“山の翁”]]や、最もポピュラーな高確率即死攻撃宝具を持つ[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]などに屠らせたユーザーは多い。
 
*『Grand Order』で初登場したティアマトだが、彼女と彼女が持つ権能『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の名前は『CCC』にてすでに語られていた。『百獣母胎』は[[BB]]があらゆる地母神の根源たる「チャタル・ヒュユクの女神」の[[権能]]を取りこんだことで獲得したスキルとして登場し、ティアマト(ティアマット)の名はチャタル・ヒュユクの女神から派生した地母神たちの中の1つとして言及される他、『百獣母胎』によって神々や人の脅威となった女神の代表例としても語られている。
 
*『Grand Order』で初登場したティアマトだが、彼女と彼女が持つ権能『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の名前は『CCC』にてすでに語られていた。『百獣母胎』は[[BB]]があらゆる地母神の根源たる「チャタル・ヒュユクの女神」の[[権能]]を取りこんだことで獲得したスキルとして登場し、ティアマト(ティアマット)の名はチャタル・ヒュユクの女神から派生した地母神たちの中の1つとして言及される他、『百獣母胎』によって神々や人の脅威となった女神の代表例としても語られている。
**そのためなのか、BBのアルターエゴである[[キングプロテア]]とは驚くほど共通点がある。<br>どちらも無垢であり、少女であり、巨大であり、自己拡大し、縛られており、大地母神であり、―――不要と切り捨てられ、虚数の海に沈んだものである。<br>両者とも間桐桜のキャラクター性を発展させて生みだされたため、相似する点が多いのはある意味必然か。
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**そのためなのか、BBのアルターエゴである[[キングプロテア]]とは驚くほど共通点がある。<br>どちらも無垢であり、少女であり、巨大であり、自己拡大し、縛られており、大地母神であり、―――不要と切り捨てられ、虚数の海に沈んだものである。<br>両者とも間桐桜のキャラクター性を発展させて生みだされた存在なので、相似する点が多いのはある意味必然か。
 
***また、それとは別にビーストの初披露というのもあってか、企画当時から「怪獣もの」として登場することが想定されたが、あれだけ巨大になったのは奈須きのこが「シン・ゴジラ」を見た影響が大きい。
 
***また、それとは別にビーストの初披露というのもあってか、企画当時から「怪獣もの」として登場することが想定されたが、あれだけ巨大になったのは奈須きのこが「シン・ゴジラ」を見た影響が大きい。
 
**キングプロテアはあらゆる神話に共通する大地母神のエッセンスを元に創られているため、大地母神たるティアマトの情報も組み込まれた結果、彼女によく似た存在になったのかもしれない。
 
**キングプロテアはあらゆる神話に共通する大地母神のエッセンスを元に創られているため、大地母神たるティアマトの情報も組み込まれた結果、彼女によく似た存在になったのかもしれない。
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