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:五年後、切嗣は病のために死去。彼は、切嗣が最後に呟いた「正義の味方になりたかったんだ」という言葉から、その志を継ぐことを決意。
:五年後、切嗣は病のために死去。彼は、切嗣が最後に呟いた「正義の味方になりたかったんだ」という言葉から、その志を継ぐことを決意。
:それからの五年間、彼は義父に教わった初歩の[[魔術]]を独学で鍛錬し続ける。切嗣から魔術刻印は継承せず、その言葉通り魔術師ではなく「魔術使い」を名乗る。
:それからの五年間、彼は義父に教わった初歩の[[魔術]]を独学で鍛錬し続ける。切嗣から魔術刻印は継承せず、その言葉通り魔術師ではなく「魔術使い」を名乗る。
:穂群原学園生となった彼は、偶然から夜の学校で争う紅槍を手にした男・[[クー・フーリン|ランサー]]と赤い外套の男・[[エミヤ|アーチャー]]を目撃。ランサーの手により口封じのために瀕死の重傷を負わされるものの、駆けつけた[[遠坂凛]]の治癒魔術により、奇跡的に命を取り留める。
:穂群原学園生となった彼は、偶然から夜の学校で争う紅槍を手にした男・[[クー・フーリン|ランサー]]と赤い外套の男・[[エミヤ|アーチャー]]を目撃。ランサーの手により口封じのために致命傷を負わされるものの、駆けつけた[[遠坂凛]]の治癒魔術により、奇跡的に命を取り留める。
:誰に助けられたか分からぬままなんとか自宅に戻った士郎だったが、再度ランサーに襲撃を受ける。
:誰に助けられたか分からぬままなんとか自宅に戻った士郎だったが、再度ランサーに襲撃を受ける。
:必死の応戦も虚しく徐々に追い詰められ、死を覚悟するも、偶然土蔵で金髪の美少女「[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]」を召喚し、ランサーを撃退。駆けつけた凛に事情を聞き、[[聖杯戦争]]を終わらせるべく、セイバーとともに魔術師同士の殺し合いにその身を投じることになる。
:必死の応戦も虚しく徐々に追い詰められ、死を覚悟するも、偶然土蔵で金髪の美少女「[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]」を召喚し、ランサーを撃退。駆けつけた凛に事情を聞き、[[聖杯戦争]]を終わらせるべく、セイバーとともに魔術師同士の殺し合いにその身を投じることになる。
:それはもともと切嗣が諦めた理想であり、その遺志を継ぐという考えと、「十年前の大災害で唯一生き残ってしまった」自分は人の為に生きねばならない、という強迫観念に似た義務感(サバイバーズギルト)のため培われた理想である。
:それはもともと切嗣が諦めた理想であり、その遺志を継ぐという考えと、「十年前の大災害で唯一生き残ってしまった」自分は人の為に生きねばならない、という強迫観念に似た義務感(サバイバーズギルト)のため培われた理想である。
:日常生活においては「主夫」。家庭料理をはじめとする家事一般に長け、一家を支えている。学園内ではさまざまな要望に応じて各所に赴き、機械の修理や頼まれごとを引き受けていることから、「穂群原のブラウニー」「偽用務員」「ばかスパナ」といった二つ名を持つ。「魔術師は等価交換で動くもの」と幾度か凛に指摘されているのだが、前述の義務感とあいまって、「頼まれごとを引き受けること」がその対価であると士郎は考えている。
:日常生活においては「主夫」。家庭料理をはじめとする家事一般に長け、一家を支えている。学園内ではさまざまな要望に応じて各所に赴き、機械の修理や頼まれごとを引き受けていることから、「穂群原のブラウニー」「偽用務員」「ばかスパナ」といった二つ名を持つ。「魔術師は等価交換で動くもの」と幾度か凛に指摘されているのだが、前述の義務感とあいまって、「頼まれごとを引き受けること」がその対価であると士郎は考えている。
:「人助けが生きがい」であり、それ以外に興味がない・興味の持てない性格で、遊びごとなどには無縁で人生に余裕がない。人生における優先順位が公私の「公」に偏重していて、感情の機微に疎く、他人の好意にも悪意にも鈍感。「命を救われた」ことが切嗣から受けた正義の行いであるため、彼の「他人を救う」という目的は「命を救う」という方面に偏っている。
:「人助けが生きがい」でありそれ以外に興味がない・興味の持てない性格で、遊びごとなどには無縁で人生に余裕がない。人生における優先順位が公私の「公」に偏重しすぎており、感情の機微に疎く、他人の好意にも悪意にも鈍感。「命を救われた」ことが切嗣から受けた正義の行いであるため、彼の「他人を救う」という目的は「命を救う」という方面に偏っている。
:だが、「心を救う」という行為もまた正義の行いであり、それを無自覚に実践しているにも関らず、そのことの価値に気付いていない。
:だが「心を救う」という行為もまた正義の行いであり、それを無自覚に実践しているにも関らず、そのことの価値に気付いていなかった。
:養父からの『借り物の理想』を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、奈須氏によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。
:養父からの『借り物の理想』を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、奈須氏によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。
:[[言峰綺礼]]が先天的な破綻者であるとすれば、彼は冬木大火災が元で人生が狂った後天的異常者である。
:[[言峰綺礼]]が先天的な破綻者であるとすれば、彼は冬木大火災により人生を早々に狂わされてしまった後天的異常者である。
;能力
;能力
:魔術師ではあるが、根源への到達を目指していないため正しくは「魔術使い」。士郎にとって魔術は手段であって目的ではない。
:魔術師ではあるが、根源への到達を目指していないため正しくは「魔術使い」。士郎にとって魔術は手段であって目的ではない。
:魔術回路の数は27で、代続きしていない魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凛からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、実践的な魔術である「強化」の成功率はほぼゼロ、「投影」はガワしか作れない、他の魔術はからっきし、知識面は慎二にも劣るという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
:魔術回路の数は27で、代続きしていない魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凛からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、実践的な魔術である「強化」の成功率はほぼゼロ、「投影」はガワしか作れない、他の魔術はからっきし、知識面は慎二にも劣るという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
:その本質は、起源・魔術属性共に「剣」と、一点特化した魔術であり、[[魔法]]に近いと評される大魔術である[[固有結界]]、「無限の剣製」を展開できる稀有な才能の持ち主(詳細は「[[エミヤ|アーチャー]]」の頁にて)。いつまでたっても消失しない投影品や、構造把握能力に長ける、といった彼の特技もすべてはこの固有結界に起因している。
:その本質は、起源・魔術属性共に「剣」として一点特化した魔術であり、[[魔法]]に近いと評される大魔術である[[固有結界]]、「無限の剣製」を展開できる稀有な才能の持ち主(詳細は「[[エミヤ|アーチャー]]」の頁にて)。いつまでたっても消失しない投影品や、構造把握能力に長ける、といった彼の特技もすべてはこの固有結界に起因している。
:ただし、未熟であるため物語開始時点で自ら固有結界を起動させることはできず、投影魔術もモノによっては時間が掛かりすぎて実戦に堪えれられない。また、守護者であるアーチャーと違って固有結界に世界からの修正力が働くなどのペナルティを受ける。
:ただし、未熟であるため物語開始時点で自ら固有結界を起動させることはできず、投影魔術もモノによっては時間が掛かりすぎて実戦に堪えれられない。また、守護者であるアーチャーと違って固有結界に世界からの修正力が働くなどのペナルティを受ける。
:士郎が未熟であるのはこのあまりに異質な魔術特性にも一因がある。彼に魔術を教えた切嗣、指導を行った凛の両名ともに、その異常性に気づきはしたもののどう指導して良いかわからなかった(切嗣の方はむしろ士郎が魔術師になることを嫌がっていたため、当初は教導自体を断っていた)。最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた[[間桐桜]]から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物(この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明。切嗣が半端に教えたことを士郎が勘違いしたまま切嗣が死去した、などの可能性はいくつか考えられるが、正確なところは語られていない)。これを切嗣が死んでから五年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
:士郎が未熟であるのはこのあまりに異質な魔術特性にも一因がある。彼に魔術を教えた切嗣、指導を行った凛の両名ともに、その異常性に気づきはしたもののどう指導して良いかわからなかった(切嗣の方はむしろ士郎が魔術師になることを嫌がっていたため、当初は教導自体を断っていた)。最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた[[間桐桜]]から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物(この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明。切嗣が半端に教えたことを士郎が勘違いしたまま切嗣が死去した、などの可能性はいくつか考えられるが、正確なところは語られていない)。これを切嗣が死んでから五年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
:「全て遠き理想郷」の影響で士郎の魔術特性は「剣」に変わっており、また起源も「剣」に変わりつつあるという(士郎が本来持つ魔術特性・起源については不明)。
:「全て遠き理想郷」の影響で士郎の魔術特性は「剣」に変わっており、また起源も「剣」に変わりつつあるという(士郎が本来持つ魔術特性・起源については不明)。
:属性と起源が「剣」にも拘わらず、剣の腕は凡人よりは良いという程度で、あまり秀でていない。しかし弓の腕は神がかっており、セイバーと戦闘中の[[ヘラクレス|バーサーカー]]のこめかみに矢を当てる程。
:属性と起源が「剣」にも拘わらず、剣の腕は凡人よりは良いという程度で、あまり秀でていない。しかし弓の腕は神がかっており、セイバーと戦闘中の[[ヘラクレス|バーサーカー]]のこめかみに矢を当てた。
:幼少期から[[藤村雷画]]の勧めで弓道を始め、その腕前の伸びは[[藤村大河]]も認めるところ。弓道部に所属する頃には部長・[[美綴綾子]]の知る限り、彼が矢を的に外したのは射る前から外れると分かっていた上で射た場合を除いてゼロ。文字通り百発百中の腕前になっている。
:幼少期から[[藤村雷画]]の勧めで弓道を始め、その腕前の伸びは[[藤村大河]]も認めるところ。弓道部に所属する頃には部長・[[美綴綾子]]の知る限り、彼が矢を的に外したのは射る前から外れると分かっていた上で射た場合を除いてゼロ。文字通り百発百中の腕前になっている。
:ただ、本人が称するところではそれは弓の腕ではなく、毎夜日課になっている魔術の鍛錬の成果でイメージ通りに矢を的中させられるだけとのこと。この辺り、分かる人には分かるらしく、 美綴からは「弓を持たなくても会心に入れるんだから、むしろ弓なんて邪魔じゃないってムカついた」「そもそも弓を持つ、なんて事がアンタには余分」と言われている。
:ただ、本人が称するところではそれは弓の腕ではなく、毎夜日課になっている魔術の鍛錬の成果でイメージ通りに矢を的中させられるだけとのこと。この辺り、分かる人には分かるらしく、 美綴からは「弓を持たなくても会心に入れるんだから、むしろ弓なんて邪魔じゃないってムカついた」「そもそも弓を持つ、なんて事がアンタには余分」と言われている。
:また体の鍛錬自体を日課としてこなしているせいもあるのか、魔術を使用しない素手での戦いならそれぞれの試合形式では専門家に及ばないもののルールのないどちらが根を上げるのが先かのような勝負なら学園中最強である。
:また体の鍛錬自体を日課としてこなしているせいもあるのか、魔術を使用しない素手での戦いならそれぞれの試合形式では専門家に及ばないものの、ルールのないどちらが根を上げるのが先かのような勝負なら学園中最強である。
:HFルートでは中盤の戦闘で左腕を失い、消滅に瀕したアーチャーの発案から腕を移植されることにより命脈を保つ。これによりアーチャーの蓄えた戦闘経験と技術を継承したことに加え、左腕から宝具を引き出す事で使用目的に最も適した宝具を投影しており、[[ヘラクレス|黒化バーサーカー]]や[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバー・オルタ]]サーヴァントと互角の戦いを繰り広げる力を得た。
:HFルートでは中盤の戦闘で左腕を失い、消滅に瀕したアーチャーの発案から腕を移植されることにより命脈を保つ。これによりアーチャーの蓄えた戦闘経験と技術を継承したことに加え、左腕から宝具を引き出す事で使用目的に最も適した宝具を投影しており、[[ヘラクレス|黒化バーサーカー]]や[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバー・オルタ]]サーヴァントと互角の戦いを繰り広げる力を得た。
:だが、肉体強度は読み込み失敗、アーチャーの宝具である固有結界「無限の剣製」は士郎とアーチャーの心象風景が異なるため使用不能、複製できるものは士郎が直接学んだものかアーチャーが記録した宝具のみとなっている。
:だが、肉体強度は読み込み失敗、アーチャーの宝具である固有結界「無限の剣製」は士郎とアーチャーの心象風景が異なるため使用不能、複製できるものは士郎が直接学んだものかアーチャーが記録した宝具のみとなっている。
:森に落ちていた枝を強化の応用で変形させたもの。
:森に落ちていた枝を強化の応用で変形させたもの。
;警策
;警策
:柳洞寺で使用。強化して使うが、これで戦おうとするとデッドエンドなので要注意。
:柳洞寺で使用。強化して使うが、これで戦おうとするとデッドエンドとなる。
;黒鍵
;黒鍵
:魔術を学ぶものが一人前になった際に送られる儀式用の剣。Fateルート、HFルートでは遠坂凛から譲り受ける。奇しくも両ルートとも凛のありったけの宝石と魔力を注ぎ込んだ代物。
:魔術を学ぶものが一人前になった際に送られる儀式用の剣。Fateルート、HFルートでは遠坂凛から譲り受ける。奇しくも両ルートとも凛のありったけの宝石と魔力を注ぎ込んだ代物。
;宝石剣ゼルレッチ
;宝石剣ゼルレッチ
:遠坂の血筋に対する宝石翁の宿題として遠坂家に伝わる設計図を基に、アーチャーの腕とイリヤの中の過去の記録を用いて投影したもの。本編中実際に使用したのは遠坂凛。限定的な第二魔法行使を可能とする。剣を見た当初、士郎には理論がまるで理解できなかったが材質や構造などといった部分を解析することでなんとか複製に成功する。何の魔力も感じられず、剣としての機能すら有さないこの剣を投影した士郎本人の第一印象は「なんかへぼっちい」。
:遠坂の血筋に対する宝石翁の宿題として遠坂家に伝わる設計図を基に、アーチャーの腕とイリヤの中の過去の記録を用いて投影したもの。本編中実際に使用したのは遠坂凛。限定的な第二魔法行使を可能とする。
:剣を見た当初、士郎には理論がまるで理解できなかったが材質や構造などといった部分を解析することでなんとか複製に成功する。何の魔力も感じられず、剣としての機能すら有さないこの剣を投影した士郎本人の第一印象は「なんかへぼっちい」。
===Fate/hollow atraraxia===
===Fate/hollow atraraxia===
:なお、士郎はHFルートの最終局面で捨て身の投影として「知りえる中で最強の剣」を投影し、光の斬撃を放っている。状況的にこれは「約束された勝利の剣」とも思えるが、明言はされていない。
:なお、士郎はHFルートの最終局面で捨て身の投影として「知りえる中で最強の剣」を投影し、光の斬撃を放っている。状況的にこれは「約束された勝利の剣」とも思えるが、明言はされていない。
:ただし、「神造兵装の投影は不可能」とされており、この時の士郎は「アーチャーの腕」を移植されているため、士郎が直接見ていなくともアーチャーから受け継いだ記録の中から「約束された勝利の剣」以外の光の斬撃を放てる剣を引き出した可能性もある。
:ただし、「神造兵装の投影は不可能」とされており、この時の士郎は「アーチャーの腕」を移植されているため、士郎が直接見ていなくともアーチャーから受け継いだ記録の中から「約束された勝利の剣」以外の光の斬撃を放てる剣を引き出した可能性もある。
:また、[[無銘]]は、「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」という、「約束された勝利の剣」の劣化品を「無限の剣製」の展開中のみの限定で投影している。(設定上展開しなくてもなくても作ること自体は可能だろうが)、こちらは本編時より錬鉄可能条件がアップしているため。
:また、ムーンセルのアーチャー・[[無銘]]は、「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」という、「約束された勝利の剣」の劣化品を「無限の剣製」の展開中のみの限定で投影している。(設定上展開しなくてもなくても作ること自体は可能だろうが)、こちらは本編時より錬鉄可能条件がアップしているため。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;[[Fate/hollow ataraxia]]
;[[Fate/hollow ataraxia]]
:主人公。繰り返す四日間の中で、謎の聖杯戦争の真相を探る。
:主人公。繰り返す四日間の中で、謎の聖杯戦争の真相を探る。
:厳密には、『hollow』の士郎は「アヴェンジャーが士郎の殻を被ったもの」であり、士郎本人とは違う。
:だが同作の主人公は厳密には「アヴェンジャーが士郎の殻を被ったもの」であり、士郎本人とは違う。
:とはいえアヴェンジャーがもともと無個性、無人格だったため性格的には本人と全く変わりなくイリヤ曰く「本物と全く変わらない偽物」
:とはいえアヴェンジャーがもともと無個性、無人格だったため性格的には本人と全く変わりなくイリヤ曰く「本物と全く変わらない偽物」
;「もう泣くな。桜が悪い奴だってことはよくわかったから。<br> ―――だから、俺が守る。どんなことになっても、桜自身が桜を殺そうとしても―――俺が桜を守るよ。<br> 俺は桜の為だけの正義の味方になる」
;「もう泣くな。桜が悪い奴だってことはよくわかったから。<br> ―――だから、俺が守る。どんなことになっても、桜自身が桜を殺そうとしても―――俺が桜を守るよ。<br> 俺は桜の為だけの正義の味方になる」
:いままで隠してきた真実を知られ泣き崩れる桜を抱きしめながら
:いままで隠してきた真実を知られ泣き崩れる桜を抱きしめながら。いままでの二つのルートを翻す「Heaven's Feel」を代表するシーン。
:イリヤの言葉に励まされ、「桜を失いたくない」と自覚した士郎は万人の為の正義の味方を辞め、たった一人の為の正義の味方になると誓う。その先にどんな運命があろうとも。
:イリヤの言葉に励まされ、「桜を失いたくない」と自覚した士郎は万人の為の正義の味方を辞め、たった一人の為の正義の味方になると誓う。その先にどんな運命があろうとも。
;「――信頼して、いいんだな」
;「――信頼して、いいんだな」
;「そうか、来るところまで来たな!!」
;「そうか、来るところまで来たな!!」
:行くとこまで行ってしまったトーサカを見ての感想。
:行くとこまで行ってしまったトーサカを見ての感想。
;「うん、そんな気してたからまあいいか」
;「うん、そんな気してたからまあいいか」
:トーサカが突然思い立ったベンチャー起業に巻き込まれることになったがあっさり受け入れた。幼くてもそういうところ変わってないとトーサカさん絶賛。
:トーサカが突然思い立ったベンチャー起業に巻き込まれることになったがあっさり受け入れた。幼くてもそういうところ変わってないとトーサカさん絶賛。
**『Fate/Zero』のカウントダウンは、切嗣が士郎に出会うまでの残り時間。出番は最終章に少しだけだが、彼と切嗣の問答『月下の誓い』が作品のラストを締める。
**『Fate/Zero』のカウントダウンは、切嗣が士郎に出会うまでの残り時間。出番は最終章に少しだけだが、彼と切嗣の問答『月下の誓い』が作品のラストを締める。
**アニメ『Fate/stay night [UNLIMITED BLADE WORKS]』では、士郎と切嗣の座る場所が逆になっている。Fateルートであるアニメ『Fate/stay night』よりも短く、あまり尺を割けなかった様子がある。
**アニメ『Fate/stay night [UNLIMITED BLADE WORKS]』では、士郎と切嗣の座る場所が逆になっている。Fateルートであるアニメ『Fate/stay night』よりも短く、あまり尺を割けなかった様子がある。
*彼とアーチャーの呪文(オリジナルスペル)である「体は剣で出来ている」だが、PC版ではルビが振っていないため剣が「'''つるぎ'''」なのか「'''けん'''」なのかでファン内では物議を醸しだされたことがある。コンプティーク2006年2月のFate道場にて、「体は剣で出来ている」の剣をどう読むのが正しいかという質問に対して「''「'''つるぎ'''です」世の中には剣と書いてブレイドと読む正義の味方もいるがな''」と公式見解が出ている。しかし、その後もタイガーころしあむや劇場版アンリミテッドブレイドワークスでは「けん」であり、そもそも同じ意味の言葉である為、原作ゲームように読みやすい方で読めばそれでいいと思われる。
*彼とアーチャーの呪文(オリジナルスペル)である「体は剣で出来ている」だが、PC版ではルビが振っていないため剣が「'''つるぎ'''」なのか「'''けん'''」なのかでファン内では物議を醸しだされたことがある。コンプティーク2006年2月のFate道場にて、「体は剣で出来ている」の剣をどう読むのが正しいかという質問に対して「''「'''つるぎ'''です」世の中には剣と書いてブレイドと読む正義の味方もいるがな''」と公式見解が出ている。しかし、その後もタイガーころしあむや劇場版アンリミテッドブレイドワークスでは「けん」であり、そもそも同じ意味の言葉である為、原作ゲームのように読みやすい方で読めばそれでいいと思われる。
*『Fate/stay night [UNLIMITED BLADE WORKS]』を制作会社であるufotableが発売した2015年の日めくりカレンダーでは誕生日が4月となっているが定かではない。ファンからの「型月は関わっているのか」「公式設定なのか否か」という質問が寄せられたが、広報担当者はツイッター上で「知らない」と回答。さらに、UBWリアルタイム上映会での同じ質問には「ネット公開を禁止する」と回答。2016年には誕生日記述自体が削除されており、完全な黒歴史と化している。
*『Fate/stay night [UNLIMITED BLADE WORKS]』を制作会社であるufotableが発売した2015年の日めくりカレンダーでは誕生日が4月となっているが定かではない。ファンからの「型月は関わっているのか」「公式設定なのか否か」という質問が寄せられたが、広報担当者はツイッター上で「知らない」と回答。さらに、UBWリアルタイム上映会での同じ質問には「ネット公開を禁止する」と回答。2016年には誕生日記述自体が削除されており、完全な黒歴史と化している。
*本来なら武具以外の複製は出来ない「無限の剣製」だが、訓練次第で美術品やその他の道具にも応用が利く。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
*本来なら武具以外の複製は出来ない「無限の剣製」だが、訓練次第で美術品やその他の道具にも応用が利く。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである(結果、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった)。
*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである(結果、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった)。
**このことと関連して、無限の剣製を制御できないHFルート終盤のような状況では臓器が剣で傷付いていき、最終的には身体が剣に呑みこまれててしまう。
**このことと関連して、無限の剣製を制御できないHFルート終盤のような状況では臓器が剣で傷付いていき、最終的には身体が剣に呑みこまれてしまう。
==詠唱==
==詠唱==
:『Fate/Grand Order』にて登場した[[概念礼装]]「リミテッド/ゼロオーバー」にて衛宮士郎が描かれているが、これは「衛宮士郎の完成系」というイメージのイラストとのこと。左半身に魔術刻印を宿し赤い射籠手を纏った姿はまさしくそのイメージに相応しいものだが、描かれた武装は[[エミヤ|干将莫邪]]でも[[アルトリア・ペンドラゴン|カリバーン]]でもなく、日本刀であった。
:『Fate/Grand Order』にて登場した[[概念礼装]]「リミテッド/ゼロオーバー」にて衛宮士郎が描かれているが、これは「衛宮士郎の完成系」というイメージのイラストとのこと。左半身に魔術刻印を宿し赤い射籠手を纏った姿はまさしくそのイメージに相応しいものだが、描かれた武装は[[エミヤ|干将莫邪]]でも[[アルトリア・ペンドラゴン|カリバーン]]でもなく、日本刀であった。
:このことについて、詳細文に「収斂こそ理想の証」と述べられていることから、「『無限の剣製』の全要素を収束させて一本の剣としたのではないか」との推測が立っている。
:このことについて、詳細文に「収斂こそ理想の証」と述べられていることから、「『無限の剣製』の全要素を収束させて一本の剣としたのではないか」との推測が立っている。
:ちなみに、「心象風景を収束させて形作った武器」には[[ジャンヌ・ダルク#宝具|前例]]がありそちらは「固有結界の亜種」との説明がされているのもこの説の信憑性を高める要因となっている。
:ちなみに、「心象風景を収束させて形作った武器」には[[ジャンヌ・ダルク#宝具|前例]]があり、そちらは「固有結界の亜種」との説明がされているのもこの説の信憑性を高める要因となっている。
== 商品情報 ==
== 商品情報 ==