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→本編
;「―――人間の味方なんてするものか。ボクは新しいヒト。ただひとりの新人類、キングゥだ。」<br>「だけど―――」<br>「……母親も生まれも関係なく。……本当に、やりたいと思った事を、か。<br> ……ボクにはそんなものはない。なかったんだ。なかったんだよ、ギル。」<br>「でも―――思えば、一つだけあったんだ。<br> キミに会いたかった。キミと話したかった。<br> この胸に残る多くの思い出の話を、その感想を、友としてキミに伝えたかった。」<br>「でも、それは叶わない。それはボクではなく、エルキドゥという機体の望みだ。」<br>「……そして。ボクの望みは、今も昔も変わらない。」<br>「新人類も旧人類も関係ない。ボクはヒトの世を維持するべく生を受けた。」
;「―――人間の味方なんてするものか。ボクは新しいヒト。ただひとりの新人類、キングゥだ。」<br>「だけど―――」<br>「……母親も生まれも関係なく。……本当に、やりたいと思った事を、か。<br> ……ボクにはそんなものはない。なかったんだ。なかったんだよ、ギル。」<br>「でも―――思えば、一つだけあったんだ。<br> キミに会いたかった。キミと話したかった。<br> この胸に残る多くの思い出の話を、その感想を、友としてキミに伝えたかった。」<br>「でも、それは叶わない。それはボクではなく、エルキドゥという機体の望みだ。」<br>「……そして。ボクの望みは、今も昔も変わらない。」<br>「新人類も旧人類も関係ない。ボクはヒトの世を維持するべく生を受けた。」
:第七特異点より。すべてが偽りだった人形は、生まれて初めての本物を手にした。
:第七特異点より。
:ギルガメッシュからの叱咤激励を受けたキングゥだったが、彼が期待した自由な生き方は、遂に見つけることが叶わなかった。
:一時はそんな自分の空虚さに絶望したものの、キングゥは最後の瞬間に、自分の目指した新世界への理想を思い出す。それはティアマトの目的とも違う、彼だけの持つ「本物」の願いだった。
;「さようなら、母さん。アナタは選ぶ<ruby><rb>機体</rb><rt>コドモ</RT></RUBY>を間違えた。」<br>「……うん。アイツの言った事は、よく分からない。でも―――」<br>「―――この体が。やるべき事を、覚えている。」<br>「ウルクの大杯よ、力を貸しておくれ。」<br>「ティアマト神の息子、キングゥがここに天の鎖の<ruby><rb>筺</rb><rt>な</RT></RUBY>を<ruby><rb>示</rb><rt>しめ</RT></RUBY>す!」<br>「母の怒りは過去のもの。いま呼び覚ますは星の<ruby><rb>息吹</rb><rt>いぶき</RT></RUBY>―――」<br>「<RUBY><RB>人よ 神を繋ぎ止めよう</RB><RT>エヌマ・エリシュ</RT></RUBY>―――!!!!!」
;「さようなら、母さん。アナタは選ぶ<ruby><rb>機体</rb><rt>コドモ</RT></RUBY>を間違えた。」<br>「……うん。アイツの言った事は、よく分からない。でも―――」<br>「―――この体が。やるべき事を、覚えている。」<br>「ウルクの大杯よ、力を貸しておくれ。」<br>「ティアマト神の息子、キングゥがここに天の鎖の<ruby><rb>筺</rb><rt>な</RT></RUBY>を<ruby><rb>示</rb><rt>しめ</RT></RUBY>す!」<br>「母の怒りは過去のもの。いま呼び覚ますは星の<ruby><rb>息吹</rb><rt>いぶき</RT></RUBY>―――」<br>「<RUBY><RB>人よ 神を繋ぎ止めよう</RB><RT>エヌマ・エリシュ</RT></RUBY>―――!!!!!」