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10,353 バイト除去 、 2022年2月28日 (月) 22:34
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===イベント ===
 
===イベント ===
;「仲が良いのは結構だけど。<br>話、始まらないなら帰っていいかな。起きたばかりでまだ怠いんだ。」
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;「本当の事だし……僕、朝は弱いんだよね……<ruby><rb>最強</rb><rt>ドラゴン</rt></ruby>だから……」
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:モルガンのバレンタインストーリーにて。バレンタイン10日前、ある目的から秘密裏に妖精騎士三人を招集し、モルガンは会議を開いた。
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:が、当のメリュジーヌは何故か不機嫌顔。バーヴァン・シーの軽口とそれを諌めるバーゲスト、そして相変わらず少しだけ言葉の足りないモルガンによる進まない会議にしびれを切らし、まだ眠いと文句を言う。
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:母親への文句に対し苛立ったバーヴァン・シーの威圧にも動じず、マイペースに振る舞う最強種。
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:なお、その後のバーゲストの独白から「妖精國がまだ存続していた頃は'''そもそも何があっても午後出勤だった'''」というとんでもない事実も判明。このドラ娘、自由すぎる……!
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;「ああ、そういうコト。分かるよ。彼/彼女の事だね。<br>とても目が覚めた。僕は応援するとも。恋人と妻は別のジャンルだからね。」
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:同上。モルガンの「夫/妻」にチョコを贈りたいというので知恵を貸してほしいという話題に対し、バーヴァン・シーとバーゲストはそれぞれ「陛下(お母様)に恋人……!?」と驚愕し、思い思いの持論を心のなかで考えていた。
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:そんな最中メリュジーヌは竜種の直感か、その「夫/妻」が何者であるかを一瞬で察し、先程とは打って変わって笑顔で応援する旨を述べるのだが……。
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:――おわかりだろうか。モルガンを妻と定義しつつ、'''しれっと自分を恋人と述べている事に。'''ジャンル違いならマスターの二股もオッケー、だって最強だから。
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:やはり彼女もまた、しっかりと「ランスロット」であった。
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;「私はやっぱり『自分自身』だね!」
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;「でも、さすがにこの体は差し出せないし、人間では歯が立たないだろうし。<br>妥協して、『心』を表したものにしたよ。妖精騎士としての『証』も添えて。」
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:同上。悩むモルガンにバーヴァン・シーは「高い造形技術を活かし大作を作り上げれば贈られた側は喜ぶのでは?」と提案し、バーゲストは「愛着があるもの、愛しているものを模すのが良いのではないか?」と提案。
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:その横で彼女は満面の笑みですでに準備済みの贈り物についてや、我道を爆進する恋愛観について話す。''流石に[[清姫|誰かさん]]の真似まではしなかったが''、モルガンは「自分自身は些か動物的では?」と赤面しながら諌めていた。
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:さて、彼女が用意した『証』と『心』なのだが……。
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;「おはようマスター。やった。いま起きたところでしょう?」
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;「早起きしてきた甲斐があった。最高の一日になりそう。」
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;「ね、朝いちばんに僕の顔を見られて嬉しい?嬉しいでしょ?僕は嬉しいな!」
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:メリュジーヌのバレンタインストーリーにて。バレンタイン当日、珍しく朝早くから活動していた彼女はカルデア女性職員からチョコを貰い続ける。
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:同性すら虜にする王子様ムーブで施設内を闊歩し、たどり着いた部屋はもちろんマスターの自室。
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:なにやら楽しみにしている様子で寝起きの彼/彼女に話しかける。
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;「ま、それはともかく!」
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;「はい、遠慮なくちょうだい、マスター!」
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;「どんなチョコを用意してくれたの?ホントの話、楽しみで昨夜は眠れなかったんだ!」
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:同上。王子様ムーブを解除し素の甘えん坊としての振る舞い。実は早起きではなく、楽しみすぎて'''寝てないだけ'''だった。
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:この彼女に対し、「メリュジーヌは男の子だったの?」とふざけた返しをすると……。
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;「……ないんだ。チョコもなければ甲斐性もないんだ。」
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;「やっぱりカルデアの労働環境が良くないよね……生きるので精一杯なんだし、それは可哀相だけど……」
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;「つがいの機嫌もとれないなんて、動物としてどうなの?死ぬの?」
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:同上。'''とてもわかりやすく落胆する。'''
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:しれっと「つがい」認定されているが聞かなかった事にしよう。
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;「受け取って。まずは一つ目。これは『僕』……妖精騎士ランスロットとして。」
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;「アロンダイトを模してみたんだ。格好いいの、好きだろう?」
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:同上。絆の交換、愛情の確かめ合いとして渡された『一つ目』のチョコレート。
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:竜皮より作られし光刃、『妖精剣アロンダイト』を模したホワイトチョコレートはカッコいいもの好きのマスターも大喜びさせる一品。
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:さて、その後にマスターは前々から気になっていた事を彼女に問いかけた。彼女がよく口にしている'''「おいおい」'''とは何なのかと。
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;「そっか、きみは普通の人間だから、<ruby><rb>そういう</rb><rt>・・・・</rt></ruby><ruby><rb>感覚</rb><rt>の</rt></ruby>、分からないんだ。」
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;「………うん。ちょっと待って。変身してくる。」
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:同上。どうやら彼女にとって「おいおい」を問われることは恥ずかしい事なのか、一瞬赤面し大胆だと照れる。
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:が、少し考えて自分が竜でマスターが人間という異種族である事に思い至る。なのでわかりやすく説明するためにアルビオンとしての竜人形態になることに。
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;「つまり。物事の捉え方、観測の視点が違うの。私、最強の中の最強でしょう?<br>だから運命の相手は見た瞬間に分かるの。一目惚れとかじゃなくて、最後まで見えるのよ。」
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;「あなたと私がこの先、どんな時間を過ごして、どんな戦いをこなして、どんな試練を乗り越えて―――<br>たくさんの『はじめて』を重ねて、何よりも誰よりも大切な『相手』になるか。」
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;「そんな運命を、直感で感じ取るの。」
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:同上。竜人形態の彼女より説明された「おいおい」。
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:その実態は文字通りのおいおい訪れる未来。竜種は人と違う観点を持ち、文字通りの未来を幻視する事でつがいとなる者を見つけ出す。
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:かつての自身を掬い上げた美しき翅の妖精、今の自分を召喚した人間のマスター。彼女がそれらに仕えたのは恩以上に、その運命を見たが故に惹かれたという事なのだろう。
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:だからこそ、あの主人の最期の言動を聞いたとき、想像していた輝かしい未来絵図が崩れ絶望の表情を浮かべたのかもしれない。<ref group="注">事実、マスターに「運命は変わることもある」と言われた際には「何かの拍子で未来が変わってしまう事はたしかによくあるけど……」と述べている。考えなしに行動を起こすオーロラのような相手であれば変動の頻度はかなりのものとなり、事実上予測不能な状態になるものと思われる。</ref>
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;「ワクワクするでしょう?あなたははじめから、私の<ruby><rb>獲物</rb><rt>こいびと</rt></ruby>だったのです。」
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:同上。それは愛深き捕食宣言。物騒な恋の告白。
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:境界の竜は<ruby><rb>喰らう</rb><rt>あいする</rt></ruby>べき<ruby><rb>獲物</rb><rt>こいびと</rt></ruby>を見定めていた。
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:続けて渡された『二つ目』のチョコレートは己の心臓、つまり竜の炉心を模したチョコレート。
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:彼女が渡したがっていた『証』と『心』とは、騎士の矜持の具現たるアロンダイトの模造と、文字通りの己の心の模造であった。<ref group="注">そしてこの竜の心臓型チョコ、なんと'''本当に魔力が込められている。'''その魔力量は'''マスターの100年分'''ほどで、一気に食べようものなら数日は寝込むレベル。いくらマスターが普通の魔術師よりも魔力に乏しいとはいえ、100年分も込められれば尋常ではない魔力量になる。</ref>
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:これから訪れる未来に胸を弾ませながら、その心臓の似姿に口をつけてほしい。私があなたをそう見ているように、と。未来を知る竜はマスターに囁く。
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;「うん! じゃ、チョコも受け取ってもらえたし、一緒に寝ていい?」
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;「寝てないから体温、下がっちゃって!暖めて、暖めて!」
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:同上。一通り渡したいものを渡し終えた後、我慢できなくなったのかマスターをベッドに押し倒し添い寝を求める。
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:その竜は騎士である以前に、原初の存在である以前に、ただただ甘えたがりであった。
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;「ねえマスター。私のきらいなもの、知っている?」
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;マスター「……ひとつだけあるって言ってたね / ……なんとなく分かるよ」
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;「そう。だからあまり無理はしないで。私を忘れないで。」
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;「だって、ほら。」
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;「運命に先立たれて生きるとか、可憐な私に耐えられるワケがないでしょう?」
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:同上。星に帰れない悲しみ、46億年の孤独、一度は失った最愛。
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:竜は最強の生物である前に、心を持つ存在。大切な人との死に別れを誰よりも嫌う。
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:今度こそ大切な人と共に生きたい。「おいおい」の未来ではなく現代のマスターに向けた言葉は、先に眠ってしまった彼/彼女には聞こえなかったが、愛する人を抱きしめて眠れる満足感に彼女もまた眠りに落ちた。
      
===その他===
 
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