差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
3,279 バイト追加 、 2022年10月3日 (月) 00:42
編集の要約なし
44行目: 44行目:  
::厭離穢土城が変状してからは決戦に同行し、剪定事象から現れた[[天草四郎時貞(剪定事象)|妖術師]]の固有結界を、神域に至った自身の宝具『都牟刈村正』によって穢土城もろとも両断。神ならぬ身で神剣を使った代償として、程なく消滅した。
 
::厭離穢土城が変状してからは決戦に同行し、剪定事象から現れた[[天草四郎時貞(剪定事象)|妖術師]]の固有結界を、神域に至った自身の宝具『都牟刈村正』によって穢土城もろとも両断。神ならぬ身で神剣を使った代償として、程なく消滅した。
 
:;異星の使徒のサーヴァント
 
:;異星の使徒のサーヴァント
::Lostbelt No.5前編『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』にて再登場した千子村正。<br>下総と異なりカルデアとは敵対する立場である[[異星の神]]の使徒の一人として、後天的に『神殺し』の逸話を持つ2柱の戦神<ref group="注">融合した神については最後まで明確に名前が判明する事はなかったが、本編での詳細な描写から北欧神話に登場するオーディンの息子で盲目の神ヘズと、日本神話に登場する[[伊吹童子|八岐大蛇]]を退治し天叢雲剣を手に入れた三貴子の一柱である須佐之男尊の可能性が示唆されている。</ref>を融合する形で[[ハイ・サーヴァント]]となった結果「[[アルターエゴ|アルターエゴクラス]]」となって召喚された事、[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]と共に二十騎以上もの汎人類史側のサーヴァントを撃破していたことが[[アストライア]]の口から明かされた。
+
::Lostbelt No.5前編『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』にて再登場。<br>下総と異なりカルデアとは敵対する立場である[[異星の神]]の使徒の一人として、後天的に『神殺し』の逸話を持つ2柱の戦神<ref group="注">融合した神については最後まで明確に名前が判明する事はなかったが、村正自身が本編で語った内容や宝具発動時の特殊台詞から、北欧神話に登場するオーディンの息子で盲目の神ヘズと、日本神話に登場する[[伊吹童子|八岐大蛇]]を退治し天叢雲剣を手に入れた三貴子の一柱である須佐之男尊の可能性が示唆されている。</ref>を融合する形で[[ハイ・サーヴァント]]となった結果「[[アルターエゴ|アルターエゴクラス]]」となって召喚された事、[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]と共に二十騎以上もの汎人類史側のサーヴァントを撃破していたことが[[アストライア]]の口から明かされた。
::その為か元々相打ち前提とはいえど、英霊剣豪と渡り合えるレベルだったセイバー時と比べても相当以上に戦闘能力が高くなっている<ref group="注">特に耐久力の向上は目覚ましく、ブリテン異聞帯で[[妖精騎士ランスロット]]から『並のサーヴァントなら12回は死んでいた』と自ら述懐するほどの苛烈な痛撃を受けてもなお消滅を免れる等、並のサーヴァントに非ざる強度の霊基となっている。</ref>のに加え極めて高い神霊特攻能力を有しており、その実力は完全性が薄らいでいたという脆弱はありながらもアトラス神を空想樹ごと一刀両断するほど。<ref group="注">元々はキリシュタリアの裏切りを予見していた『異星の神』が、アトラス神に対処するためだけに作り出した使徒である事がファミ通のインタビューにて奈須氏から明かされている。</ref>性格も本来のセイバークラスであったら固辞する筈の “外道働き” も仕事の為なら辞さない旨の発言をしている等やや冷徹になっている。
+
::元々相打ち前提とはいえど、英霊剣豪と渡り合えるレベルだったセイバー時と比べても相当以上に戦闘能力が高くなっている<ref group="注">特に耐久力の向上は目覚ましく、ブリテン異聞帯で[[妖精騎士ランスロット]]から『並のサーヴァントなら12回は死んでいた』と自ら述懐するほどの苛烈な痛撃を受けてもなお消滅を免れる等、並のサーヴァントに非ざる強度の霊基となっている。</ref>のに加え極めて高い神霊特攻能力を有しており、その実力は完全性が薄らいでいたという脆弱はありながらもアトラス神を空想樹ごと一刀両断するほど。<ref group="注">元々はキリシュタリアの裏切りを予見していた『異星の神』が、アトラス神に対処するためだけに作り出した使徒である事がファミ通のインタビューにて奈須氏から明かされている。</ref>性格は概ね下総で召喚された際と同様であるが、仕事の為なら本来のセイバークラスであったら固辞する筈の “外道働き” すら辞さない旨の発言をしている等やや冷徹になっている。
::続くLostbelt No.5後編『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』ではカルデア一同と期せずして再会。異星の神の使徒という立場上カルデアとは敵対関係にありながら、護衛対象のプロメテウス=ヘファイストスの命に従うという名目でカルデアが求める大召喚器アイテールを鍛造・提供する。<br>一方ゼウスの意向に従う形で大召喚器の引き渡しと同時に、主人公らカルデア一行を斬る腹積もりでもあったが一連の目論見を武蔵に看破された事、さらに彼女や[[カイニス]]などカルデアと協力する立場のサーヴァントが多く同伴していた事もあり戦闘せず撤退。終盤で炎上する[[空想樹]]ごとアトラス神を両断して異星の神の降臨に直接的な役割を果たし、その後はブリテン異聞帯より襲来した空想樹すら焼却しかねない脅威に対処するため、ラスプーチンの指示によりブリテン異聞帯へ出立した。
+
::Lostbelt No.5後編『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』ではカルデア一同と期せずして再会。異星の神の使徒という立場上カルデアとは敵対関係にありながら、護衛対象のプロメテウス=ヘファイストスの命に従うという名目でカルデアが求める大召喚器アイテールを鍛造・提供する。<br>一方ゼウスの意向に従う形で大召喚器の引き渡しと同時に、主人公らカルデア一行を斬る腹積もりでもあったが一連の目論見を武蔵に看破された事、さらに彼女や[[カイニス]]などカルデアと協力する立場のサーヴァントが多く同伴していた事もあり、戦闘せず撤退。終盤で炎上する[[空想樹]]ごとアトラス神を両断して異星の神の降臨に直接的な役割を果たし、その後はブリテン異聞帯より襲来した空想樹すら焼却しかねない脅威に対処するため、ラスプーチンの指示によりブリテン異聞帯へ出立した。
::Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』では異聞帯の王である[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]抹殺の命を果たすべく、彼女の居城であるキャメロットへの単騎特攻を敢行。本拠地への思わぬ奇襲に混乱していた事もあって数多の護衛を突破し玉座の間まで到達するも、そこで襲来した[[妖精騎士ランスロット]]との戦いでキャメロットの横にある大穴に落とされ、任務は失敗。辛うじて生き延びたものの、弱っていたため[[ムリアン|現地の妖精]]に捕まってしまい "見たこともない鉄の武器を扱う" 、"女王モルガンに剣を向けた" 点から『予言の子』と銘打って身柄をオークションにかけられていた所へ、当初はぐれたままだった[[マシュ・キリエライト|マシュ]]を捜し回っていたカルデア一行が噂を聞きつけオークションに参加する形で再会。<br>結果として主人公達と行動を共にしていた本物の『予言の子』である[[アルトリア・キャスター]]に落札される形で助けられ、その恩義に報いるためとモルガン打倒の任務を果たすためという両者間の利害一致により、彼女の護衛を兼ねた一時的な休戦という形でカルデア一行と共に巡礼の旅に同伴する事になり実際に刃を交えることはなく、彼が相手の戦闘は[[オベロン]]への折檻、並びに[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]との喧嘩の2度のみであった。
+
::Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』では異聞帯の王である[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]抹殺の命を果たすべく、彼女の居城であるキャメロットへの単騎特攻を敢行。本拠地への思わぬ奇襲に混乱していた事もあって数多の護衛を突破し玉座の間まで到達するも、そこで襲来した[[妖精騎士ランスロット]]との戦いでキャメロットの横にある大穴に落とされ、任務は失敗。辛うじて生き延びたものの、弱っていたため[[ムリアン|現地の妖精]]に捕まってしまい "見たこともない鉄の武器を扱う" 、"女王モルガンに剣を向けた" 点から『予言の子』と銘打って身柄をオークションにかけられていた所へ、当初はぐれたままだった[[マシュ・キリエライト|マシュ]]を捜し回っていたカルデア一行が噂を聞きつけオークションに参加する形で再会。<br>結果、主人公達と行動を共にしていた本物の『予言の子』である[[アルトリア・キャスター]]に落札される形で助けられ、その恩義に報いるためとモルガン打倒の任を果たすためという両者間の利害一致により、彼女の護衛を兼ねた一時的な休戦という形でカルデア一行と共に巡礼の旅に同伴する事となる。
 
::終編で妖精國が大厄災によって崩壊を始めた頃、巡礼の旅の終着点として妖精郷の星の内海へと旅立つアルトリア・キャスターに、[[マーリン]]の招待により主人公・マシュと共に同行して星の内海へ到達。アルトリア・キャスターを含む楽園の妖精の正体が『鋳造されることが無かった聖剣を象るため、現世の人類の在り方を集める集積器』であった事、『聖剣の鋳造と引き換えに彼女自身は消滅する定め』であることを知る事となる。
 
::終編で妖精國が大厄災によって崩壊を始めた頃、巡礼の旅の終着点として妖精郷の星の内海へと旅立つアルトリア・キャスターに、[[マーリン]]の招待により主人公・マシュと共に同行して星の内海へ到達。アルトリア・キャスターを含む楽園の妖精の正体が『鋳造されることが無かった聖剣を象るため、現世の人類の在り方を集める集積器』であった事、『聖剣の鋳造と引き換えに彼女自身は消滅する定め』であることを知る事となる。
::しかし村正は後者の定めを良しとせず、星の内海での聖剣鋳造の場に介入。存在そのものが聖剣に組み込まれ、消滅間近であったアルトリア・キャスターの存在を保ち、幾ばくかの猶予を与えた上、彼女の代わりに聖剣の基型を鍛造する。その代償として自身は霊基諸共総身を宙の炉の焔に焼かれ、灰となって消滅。異星の神の使徒であれど、彼は最期に刀鍛冶としての生き様を全うしたのである。
+
::しかし村正はこの定めを良しとせず、星の内海での聖剣鋳造の場に介入。存在そのものが聖剣に組み込まれ、消滅間近であったアルトリア・キャスターの存在を保ち、幾ばくかの猶予を与えた上、彼女の代わりに聖剣の基型を鍛造する。代償として自身は霊基諸共総身を宙の炉の焔に焼かれ、灰となって消滅した。<ref group="注">奈須氏のインタビューによれば、村正が自らを犠牲にアルトリアを生かそうとすること自体は彼を星の内海へ招聘したマーリンも予期していた事であったようだが、流石にここまでするとは考えていなかった模様。</ref>
    
;人物
 
;人物
141行目: 141行目:  
;[[柳生但馬守宗矩]]
 
;[[柳生但馬守宗矩]]
 
:後の創作が産んだ因果によるものとはいえ、村正一門の刀剣が徳川特攻の効果を持つ事から、彼自身に徳川家への恨みがある訳ではないとしつつも複雑な模様。
 
:後の創作が産んだ因果によるものとはいえ、村正一門の刀剣が徳川特攻の効果を持つ事から、彼自身に徳川家への恨みがある訳ではないとしつつも複雑な模様。
 +
:なお、先方からは(村正のみに向けた台詞ではないが)カルデアに集うサーヴァントの中でも相応の使い手として認識されており、手合わせを希望されている。
 
;[[シトナイ]]
 
;[[シトナイ]]
 
:村正からの言及はないが、先方のマイルームにてコメントが追加されている。
 
:村正からの言及はないが、先方のマイルームにてコメントが追加されている。
146行目: 147行目:  
;[[パールヴァティー]]
 
;[[パールヴァティー]]
 
:[[間桐桜|依代]]関係者。彼女曰く「(彼を)見ているととても落ち着く」との事。バレンタインシナリオではさり気なく「別嬪さん」と呼ばれている。
 
:[[間桐桜|依代]]関係者。彼女曰く「(彼を)見ているととても落ち着く」との事。バレンタインシナリオではさり気なく「別嬪さん」と呼ばれている。
 +
;[[カーマ(アヴェンジャー)]]
 +
:こちらも[[間桐桜|依代]]関係者。第2再臨時のマイルームボイスで村正に言及しており、曰く『顔と身体がムズムズする、それでいて目が離せない』との事。
 
;[[伊吹童子]]
 
;[[伊吹童子]]
 
:身にまとう神気からいち早く真名を悟り、供え物をしなければと珍しく慌てる姿が見られる。
 
:身にまとう神気からいち早く真名を悟り、供え物をしなければと珍しく慌てる姿が見られる。
168行目: 171行目:  
:一方で、妖精眼により望まずとも他人の嘘や本音が視えてしまうアルトリア・キャスターにとって、言葉を虚飾で偽らず良くも悪くも率直な物言いをする村正は得難い存在であり、主人公からも「おじいちゃんっ子」と評されるなど、内心では村正を強く信頼し慕っていることが伺える。
 
:一方で、妖精眼により望まずとも他人の嘘や本音が視えてしまうアルトリア・キャスターにとって、言葉を虚飾で偽らず良くも悪くも率直な物言いをする村正は得難い存在であり、主人公からも「おじいちゃんっ子」と評されるなど、内心では村正を強く信頼し慕っていることが伺える。
 
:カルデアに召喚されて以降も、ブリテン異聞帯の顛末を記憶している彼女は村正と顔を合わせる度に頭を下げ、救ってくれたことへの謝意を示している模様。一方の村正は彼女の記憶を持っておらずやや困惑気味だが、健啖家であることから印象は良いらしい。
 
:カルデアに召喚されて以降も、ブリテン異聞帯の顛末を記憶している彼女は村正と顔を合わせる度に頭を下げ、救ってくれたことへの謝意を示している模様。一方の村正は彼女の記憶を持っておらずやや困惑気味だが、健啖家であることから印象は良いらしい。
 +
;[[エクター]]
 +
:かつてアルトリア・キャスターに鍛冶仕事を手解きし、見守っていた存在。
 +
:お互い直接対面することは無かったが、後に守護者となったアルトリア・アヴァロンは「もし出会えていれば気が合ったでしょう」と推測している。
    
===生前===
 
===生前===
175行目: 181行目:  
==名台詞==
 
==名台詞==
 
===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
====戦闘====
+
====戦闘(セイバー時)====
 
;「ああもう仕方ねえ。<RUBY><RB>七度</RB><RT>しちど</RT></RUBY>ばかりぶった斬るか!」
 
;「ああもう仕方ねえ。<RUBY><RB>七度</RB><RT>しちど</RT></RUBY>ばかりぶった斬るか!」
 
;「<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>は刀鍛冶なんだがな。戦場に連れてきてどうしやがる?」
 
;「<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>は刀鍛冶なんだがな。戦場に連れてきてどうしやがる?」
185行目: 191行目:  
:宝具解放時の台詞。生涯を作刀に捧げ、数多の鉄を打ち続けた刀工が遂に辿り着いた唯一つの究極。あらゆる収斂、あらゆる宿願、あらゆる非業─── すべては、この一振りに至るために。
 
:宝具解放時の台詞。生涯を作刀に捧げ、数多の鉄を打ち続けた刀工が遂に辿り着いた唯一つの究極。あらゆる収斂、あらゆる宿願、あらゆる非業─── すべては、この一振りに至るために。
 
:初登場から3年を経てようやっと実装されただけあり、下総で宝具を発動した際の一枚絵構図の再現や専用BGMは勿論、第一再臨時のみ見られる魔術回路が励起した状態の差分やアニメーション等どれも演出面は相当に手が込んでおり、杉山紀彰氏による士郎の面影を残しつつも凄みのあるCVも相まって'''非常にかっこいい。'''この演出が見たいがために、村正だけは宝具演出を等倍で固定しているマスターもいるとか。
 
:初登場から3年を経てようやっと実装されただけあり、下総で宝具を発動した際の一枚絵構図の再現や専用BGMは勿論、第一再臨時のみ見られる魔術回路が励起した状態の差分やアニメーション等どれも演出面は相当に手が込んでおり、杉山紀彰氏による士郎の面影を残しつつも凄みのあるCVも相まって'''非常にかっこいい。'''この演出が見たいがために、村正だけは宝具演出を等倍で固定しているマスターもいるとか。
 +
 +
====戦闘(アルターエゴ時)====
 +
;「出番かい? いいぜ。ちったぁ楽させてやるよ」
 +
;「競り落とされた命だ。値段分は働くさ」
 +
:こちらはLostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて、サポートサーヴァントとして戦闘参加した際の限定台詞。
 +
:この台詞に限らず、アルターエゴクラスの彼は前述の通りほぼすべての台詞が専用の内容に一新されており非常に手が込んでいるのだが、サポートサーヴァントとして起用できる場面は限られているため、気になるマスター各位はぜひ一度は使ってみてほしい。
 +
 +
;「惚れんなよ?」<ref group="注">当初、有志のWikiでは『折れんなよ』と表記されていたが、ボイス演出等を担当する九条ケント氏により、正しくは『惚れんなよ』であることが判明。<del>そういうところだぞ、村正ァ!!!</del></ref>
 +
;「<RUBY><RB>櫛名田比売</RB><RT>クシナダヒメ</RT></RUBY>を髪に挿し───」
 +
:宝具カード選択時の台詞。
 +
:後者は須佐之男命が八岐大蛇を退治する際、後の妻となる櫛名田比売を術で櫛に変じさせ、それを身に着けて戦った逸話が由来と思われる。この台詞から、アルターエゴとして彼に融合された神霊の一柱はこの須佐之男命である可能性が高い。
    
====マイルーム====
 
====マイルーム====
192行目: 209行目:     
;「セイバー、千子村正。召喚に応じ参上した。<br>なんで<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>がセイバーなのか疑問だったが、今なら多少は納得がいく。<br>……こうして呼ばれた<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>とは無関係ではあるが、ま、同じ顔で好き放題暴れたんだ。<br>気の済むまでコキ使ってくんな」
 
;「セイバー、千子村正。召喚に応じ参上した。<br>なんで<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>がセイバーなのか疑問だったが、今なら多少は納得がいく。<br>……こうして呼ばれた<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>とは無関係ではあるが、ま、同じ顔で好き放題暴れたんだ。<br>気の済むまでコキ使ってくんな」
:そして「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」をクリアすると、こちらに変更される。
+
:「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」をクリアすると、召喚時台詞もこちらに変更される。
    
;「改めて、名乗らせてもらうぜ。<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>は千子村正。<RUBY><RB>伊勢国</RB><RT>いせのくに</RT></RUBY><RUBY><RB>桑名</RB><RT>くわな</RT></RUBY>の刀工だ。<br>後々に続く村正派の初代……って事になるのかねえ。何百年も後々まで名を語られるたァ、偏屈爺も驚きってもんよ」
 
;「改めて、名乗らせてもらうぜ。<RUBY><RB>儂</RB><RT>オレ</RT></RUBY>は千子村正。<RUBY><RB>伊勢国</RB><RT>いせのくに</RT></RUBY><RUBY><RB>桑名</RB><RT>くわな</RT></RUBY>の刀工だ。<br>後々に続く村正派の初代……って事になるのかねえ。何百年も後々まで名を語られるたァ、偏屈爺も驚きってもんよ」
217行目: 234行目:  
;「あの元気な嬢ちゃん。選定の杖だっけ?ああそうそう、そんな杖を持った嬢ちゃんな。なんでか俺を見ると頭を下げるんだが。どっかで面識あったのかねぇ……そのくせ、話してみると「そういうところだぞ、村正ァ!」って文句言ってくるしよ。いや、悪くはねぇぞ?飯もよく食べるしな。」
 
;「あの元気な嬢ちゃん。選定の杖だっけ?ああそうそう、そんな杖を持った嬢ちゃんな。なんでか俺を見ると頭を下げるんだが。どっかで面識あったのかねぇ……そのくせ、話してみると「そういうところだぞ、村正ァ!」って文句言ってくるしよ。いや、悪くはねぇぞ?飯もよく食べるしな。」
 
:マイルーム会話「[[アルトリア・キャスター]]」(二部六章クリア後)。
 
:マイルーム会話「[[アルトリア・キャスター]]」(二部六章クリア後)。
:カルデアの彼は記憶にないが、楽園の妖精は覚えているらしい。自らの代わりになり、ほんのわずかな時間を与えてくれた刀鍛冶のことを。それはそれとして、彼女は例の顔でカルデアでもツッコミを入れているようだ。
+
:カルデアの彼にとっては記憶になくとも、ブリテンの守護者として再誕した楽園の妖精は妖精國で起きた全ての出来事の記憶を有しており──面と向かって口には出さずとも、もう居ないかつての少女に代わって心からの感謝と敬意を捧げ続けている。
    
====本編====
 
====本編====
264行目: 281行目:     
;「おう。申し開きあるか、阿呆ども。<br>頭に拳骨食らわせる前に聞いてやるよ。」
 
;「おう。申し開きあるか、阿呆ども。<br>頭に拳骨食らわせる前に聞いてやるよ。」
:同上。事前に警告を受けていたにもかかわらず、結局主人公をはじめ、[[ガレス|アルトリアのぬいぐるみ]]やら[[赤兎馬|全長2メートル超の巨大ニンジン]]やら[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕|恐竜の化石]]等に釣られ、まんまとドラケイの河に飛び込んでしまった一行を前にして。
+
:同上。事前にオベロンから警告を受けていたにもかかわらず、結局主人公をはじめ、[[ガレス|アルトリアのぬいぐるみ]]やら[[赤兎馬|全長2メートル超の巨大ニンジン]]やら[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕|恐竜の化石]]等に釣られ、まんまとドラケイの河に飛び込んでしまった一行を前にして。
 
:この後、一行は反省を見せるどころか口をそろえて『あんなの取るにきまってる』と開き直ったため、揃って宣言通り拳骨を頂戴することになってしまったのはいうまでもない。
 
:この後、一行は反省を見せるどころか口をそろえて『あんなの取るにきまってる』と開き直ったため、揃って宣言通り拳骨を頂戴することになってしまったのはいうまでもない。
 
:もっとも常識的なのがよりにもよって敵方の幹部というこの始末。それでいいのかカルデア…
 
:もっとも常識的なのがよりにもよって敵方の幹部というこの始末。それでいいのかカルデア…
272行目: 289行目:  
:場の空気を気にして本音を取り繕いがちな彼女の内面、本質を的確に見抜いた、他人の心の痛みにさとい彼ならではの、身に余る重責と使命を一身に背負う少女を気遣う真摯な言葉。
 
:場の空気を気にして本音を取り繕いがちな彼女の内面、本質を的確に見抜いた、他人の心の痛みにさとい彼ならではの、身に余る重責と使命を一身に背負う少女を気遣う真摯な言葉。
 
:なお、(シナリオ担当が奈須氏である以上、まず偶然ではないだろうが)奇しくも原作のstay nightで[[衛宮士郎|依代の青年]]も[[アルトリア・ペンドラゴン|汎人類史の彼女]]に対してほぼ同義の指摘を行っている。
 
:なお、(シナリオ担当が奈須氏である以上、まず偶然ではないだろうが)奇しくも原作のstay nightで[[衛宮士郎|依代の青年]]も[[アルトリア・ペンドラゴン|汎人類史の彼女]]に対してほぼ同義の指摘を行っている。
:汎人類史の彼女は既に生涯の大半を騎士王として生き、戦った自負があったこともあり、当初はその指摘を受け入れられず依代の青年と喧嘩別れする事態になったのだが──こちらのアルトリアはそういった事情もないためか、指摘の内容自体は否定していない。
+
:汎人類史の彼女は既に生涯の大半を王として生き、自ら騎士を率い身命を賭して戦った自負があったこともあり、当初はその指摘を受け入れられず依代の青年と喧嘩別れする事態になったのだが──こちらのアルトリアはそういった背景も無いためか、「やめたらみんな困るから」という後ろ向きな反論を行っただけで、指摘の内容自体は否定していない。
    
;「そうかい。なら、ここじゃあまだ終われねえな。」<br>「<ruby>定<rb></rb><rt>さだ</rt></ruby>めを<ruby>切<rb></rb><rt>き</rt></ruby>り<ruby>業<rb></rb><rt>ごう</rt></ruby>を切り、刀に捧げた我が人生ってな。千子村正、舐めてんじゃねぇぞ。」<br>「ほら、どいたどいた。おまえさんは鉄を集めた。なら後は鍛治師の仕事だ。」
 
;「そうかい。なら、ここじゃあまだ終われねえな。」<br>「<ruby>定<rb></rb><rt>さだ</rt></ruby>めを<ruby>切<rb></rb><rt>き</rt></ruby>り<ruby>業<rb></rb><rt>ごう</rt></ruby>を切り、刀に捧げた我が人生ってな。千子村正、舐めてんじゃねぇぞ。」<br>「ほら、どいたどいた。おまえさんは鉄を集めた。なら後は鍛治師の仕事だ。」
298行目: 315行目:  
**ただし、前述の通りこの村正の人格は純正な彼自身のものでは無い。マテリアルでの記載や本人も自己申告している通り、記憶や鍛冶師としての技量は村正由来だが「依代である衛宮士郎が真っ当に人生を送り、老年期まで年齢を重ねられたならこうなるだろう」という仮想の人格がベースとなっている模様。
 
**ただし、前述の通りこの村正の人格は純正な彼自身のものでは無い。マテリアルでの記載や本人も自己申告している通り、記憶や鍛冶師としての技量は村正由来だが「依代である衛宮士郎が真っ当に人生を送り、老年期まで年齢を重ねられたならこうなるだろう」という仮想の人格がベースとなっている模様。
 
*本作では「せんじむらまさ」と訓じているが、正しくは「'''せんご'''むらまさ」と読む。千子(せんご)は現在の三重県桑名市辺りにあった地名であり、村正が居住したとされる場所である。
 
*本作では「せんじむらまさ」と訓じているが、正しくは「'''せんご'''むらまさ」と読む。千子(せんご)は現在の三重県桑名市辺りにあった地名であり、村正が居住したとされる場所である。
 +
*Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて、妖精騎士ランスロットに敗れ大穴から這い上がった後、鍛冶道具の補充のためにとある村の鍛冶屋の工房に立ち寄ったことを本人が明かしているが、『FGOマテリアルX』でのアルトリア・キャスターの台詞から、この時立ち寄ったのが彼女の故郷であるティンタジェルのかつてエクターが暮らしていた工房であった模様。
 +
**アルトリア・キャスターのために仕立てた衣装(第2再臨)がかつてモルガンがトネリコとして活動していた際のものに瓜二つだったのも、恐らく偶然ではなかったのだろう。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
115

回編集

案内メニュー