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:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。<br/>汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。
 
:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。<br/>汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。
 
:……以上の人物像は'''女王モルガンによって「創られた性格」'''である。
 
:……以上の人物像は'''女王モルガンによって「創られた性格」'''である。
:異聞帯における本来の彼女は真面目・素直・正直であり、当時の[[救世主トネリコ]]に対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だったという。だが、その「善良」といえる性格故に、他の妖精からは玩具として弄ばれ、人間からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴を受ける形で使い潰され、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコがどれほど急いで彼女を見つけても、後の祭りだった事がほとんどであった。その為トネリコが『女王モルガン』として再活動を始めた頃のバーヴァン・シーは''すでに再生が不可能となるまでに魂が摩耗してしまっており''、それを良しとしなかったモルガンは彼女が妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育<ref group ="注">具体的には「バーヴァン・シーが弱者を虐げた時だけ褒める」というもの。この教育のおかげでバーヴァン・シーは弱者を虐げる事が楽しい事だと学習してしまった。</ref>し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護する。この結果として彼女は妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、楽園の妖精を除けばブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となった。この点は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得た[[トリスタン]]とある意味似た経緯を辿ったと云えよう。
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:異聞帯における本来の彼女は真面目・素直・正直であり、当時の[[救世主トネリコ]]に対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だったという。だが、その「善良」といえる性格故に、他の妖精からは玩具として弄ばれ、人間からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴を受ける形で使い潰され、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコがどれほど急いで彼女を見つけても、後の祭りだった事がほとんどであった。その為トネリコが『女王モルガン』として再活動を始めた頃のバーヴァン・シーは''すでに再生が不可能となるまでに魂が摩耗してしまっており''、それを良しとしなかったモルガンは彼女が妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育<ref group ="注">具体的には「バーヴァン・シーが弱者を虐げた時だけ褒める」というもの。この教育のおかげでバーヴァン・シーは弱者を虐げる事が楽しい事だと学習してしまった。</ref>し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護する。この結果として彼女は妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、「つまらない」という理由から善行やきれい事を見ると気分が悪くなって徹底的にそれを罵倒し始め出す、楽園の妖精を除けばブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となった。
:前述の教育のおかげで善行やきれい事を見ると気分が悪くなってしまうようになり、「つまらない」という理由で徹底的にそれを罵倒し始めるようになった。
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:この点は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得た[[トリスタン]]とある意味似た経緯を辿ったと云えよう。
:また大抵の事に興味が無かったため場を荒らす事を趣味にしていたが、ベリルが語る汎人類史の文明に目を輝かせ、その真似事をするのがマイブームとなってしまった。その過程で汎人類史の<ruby><rb>靴</rb><rt>ヒール</rt></ruby>の魅力に取り憑かれ、靴コレクターとなる。将来の夢は汎人類史のどんな職人よりカッコイイ靴を作ること。
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:その為最初は大抵の事に興味が無かったので、場を荒らす事を趣味としていたが、ベリルが語る汎人類史の文明に目を輝かせ、その真似事をするのがマイブームとなり、特に汎人類史の<ruby><rb>靴</rb><rt>ヒール</rt></ruby>の魅力に取り憑かれ、靴コレクターとなる。将来の夢は汎人類史のどんな職人よりカッコイイ靴を作ること。
:ただし、性格は反転したとはいえどバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すこともできない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎない。
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:ただし、性格は反転したと云えどバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すことも出来ない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎない。
:またブリテン中の妖精が「モルガンはただの道具としてバーヴァン・シーを養女にした」と思っていたようにバーヴァン・シー自身もそう思っており、その上彼女の過去…トネリコ時代におけるトラウマを要因とする愛情表現の不器用さが相成って、「お母様に言われた通りの<ruby><rb>性格</rb><rt>悪役</rt></ruby>を演じないと見捨てられてしまう」という恐怖と思い込みから来る衝動をベリルにつけ込まれ無理に無理を重ねた結果、逆に今まで以上の精神的苦痛と苦悩に苛まれる事になる。
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:またブリテン中の妖精が、「モルガンはただの道具としてバーヴァン・シーを養女にした」と思っていたようにバーヴァン・シー自身もそう思っており、その上彼女の過去…トネリコ時代におけるトラウマを要因とする愛情表現の不器用さが相成って、「お母様に言われた通りの<ruby><rb>性格</rb><rt>悪役</rt></ruby>を演じないと見捨てられてしまう」という恐怖と思い込みから来る衝動をベリルにつけ込まれ無理に無理を重ねた結果、逆に今まで以上の精神的苦痛と苦悩に苛まれる事になる。
 
:要するに彼女の芯は「母親に褒めてほしい健気な少女」と「いずれ自分のモノとなる王国をオモチャにする傲慢な姫」が融合している状態。ワガママ、キマグレ、ザンコク、サイアク。
 
:要するに彼女の芯は「母親に褒めてほしい健気な少女」と「いずれ自分のモノとなる王国をオモチャにする傲慢な姫」が融合している状態。ワガママ、キマグレ、ザンコク、サイアク。
 
:カルデアにサーヴァントとして召喚されて以降も基本的にこの偽悪的な性格は変わらないが、上述の反動なのか第三再臨以降になると様子が急変。見るからにやつれたボロボロの見た目へと変化し、性格も気弱かつ消極的、そして常に身体の痛みや飢餓を訴えるようになり、戦闘時には今まで以上の凶暴性を見せるなど、今まで見せていた人格が完全に崩壊したような言動を見せるようになる。他にも時折発作的に生前のトラウマや恨みを口にする一方、思い出した事をすぐに忘れてしまったり、いきなり泣き叫んだりと、心身ともに非常に不安定で危険な状態であることが明らかとなっている。
 
:カルデアにサーヴァントとして召喚されて以降も基本的にこの偽悪的な性格は変わらないが、上述の反動なのか第三再臨以降になると様子が急変。見るからにやつれたボロボロの見た目へと変化し、性格も気弱かつ消極的、そして常に身体の痛みや飢餓を訴えるようになり、戦闘時には今まで以上の凶暴性を見せるなど、今まで見せていた人格が完全に崩壊したような言動を見せるようになる。他にも時折発作的に生前のトラウマや恨みを口にする一方、思い出した事をすぐに忘れてしまったり、いきなり泣き叫んだりと、心身ともに非常に不安定で危険な状態であることが明らかとなっている。
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