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:しかし、常に近くにいる事でオーロラの自己愛という『妖精としての本質』を知る内に、自身の存在と愛が彼女にとって'''『自らを輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』'''でしかないことを痛感し、何度も喪失感に陥る。しかし、それがたとえ見せかけの愛情であったとしても、『自分を一番に頼ってくれる』という紛れもない事実の為だけにひたすら己を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。
 
:しかし、常に近くにいる事でオーロラの自己愛という『妖精としての本質』を知る内に、自身の存在と愛が彼女にとって'''『自らを輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』'''でしかないことを痛感し、何度も喪失感に陥る。しかし、それがたとえ見せかけの愛情であったとしても、『自分を一番に頼ってくれる』という紛れもない事実の為だけにひたすら己を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。
 
:とはいえど、女王暦2011年に自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い───『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族とその氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいが故にブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと、いくら賞賛を受ける為だけの話合わせに発した上辺だけの虚言とはいえ、簡単に手の平を返した内容と自身への罵倒混じりの会話を同胞相手にしていた姿には流石のメリュジーヌも絶望し、心身が崩壊する寸前まで陥った。
 
:とはいえど、女王暦2011年に自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い───『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族とその氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいが故にブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと、いくら賞賛を受ける為だけの話合わせに発した上辺だけの虚言とはいえ、簡単に手の平を返した内容と自身への罵倒混じりの会話を同胞相手にしていた姿には流石のメリュジーヌも絶望し、心身が崩壊する寸前まで陥った。
:女王暦2017年の2部6章前編では、モルガンを討ち取るために単身攻め込んだ異星の使徒である[[千子村正]]をただ一人で圧倒し、モルガンの命令で同じ配下の[[妖精騎士ガウェイン]]・[[妖精騎士トリスタン]]と共にシェフィールド侵攻へ参戦した際は、裏門で難民達の誘導がてら脱出を図る[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の前に現れ圧倒するも、助太刀に現れた[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]に阻まれ、彼と一戦交えた後に撤退。
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:女王暦2017年の2部6章前編では、モルガンを討ち取るために単身攻め込んだ異星の使徒である[[千子村正]]をただ一人で圧倒し、モルガンの命令で同じ配下の[[妖精騎士ガウェイン]]・[[妖精騎士トリスタン]]と共にシェフィールド侵攻へ参戦した際は、裏門で難民達の誘導がてら脱出を図る[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の前に現れ圧倒するも、助太刀に現れた[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]に阻まれ、彼と一戦交えた後に撤退する。
 
:主人公達とは後編で妖精騎士ガウェインと共にキャメロットへの護送中、モースの群れに遭遇した際に対面。その後一行がオークニーへの道中で湖水地方を訪れた際、暗い沼の骸を狙っていた[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]を退けるため加勢し、その御礼代わりに真名「メリュジーヌ」の名を自ら告げた。
 
:主人公達とは後編で妖精騎士ガウェインと共にキャメロットへの護送中、モースの群れに遭遇した際に対面。その後一行がオークニーへの道中で湖水地方を訪れた際、暗い沼の骸を狙っていた[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]を退けるため加勢し、その御礼代わりに真名「メリュジーヌ」の名を自ら告げた。
 
:崩壊編では女王モルガンが倒された後、戴冠式の最中に[[ノクナレア]]もまた毒杯に斃れ、オーロラに命じられるがまま混乱に乗じて主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を急襲しようとするも、間に入った[[パーシヴァル]]に気圧され撤退。
 
:崩壊編では女王モルガンが倒された後、戴冠式の最中に[[ノクナレア]]もまた毒杯に斃れ、オーロラに命じられるがまま混乱に乗じて主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を急襲しようとするも、間に入った[[パーシヴァル]]に気圧され撤退。
:その途中で北と南の妖精との争いに加え、ソールズベリー中にモース化の増加による暴動が発生し、ついに『大厄災』が起きたことを察知すると、運命を共にすべくオーロラの元へ駆けつける。しかし、ただ一人鐘撞き堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら、此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒に逃げよう」と根拠も何もない提案を持ちかけられた上に、長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に動揺。
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:その途中で北と南の妖精との争いに加え、ソールズベリー中にモース化の増加による暴動が発生し、ついに『大厄災』が起きたことを察知すると、運命を共にすべくオーロラの元へ駆けつける。しかし、ただ一人鐘撞き堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら、此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒に逃げよう」と根拠も何もない提案を持ちかけられた上に、長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。
:それでもメリュジーヌは愛故に一度はオーロラの願いを叶えようと考えかけるのだが、甘言を囁き人を操って周りを蹴落すしか能がない彼女は、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史の人間社会ではまともに生きられる筈もなく、妖精眼を持ち秩序を重んじる汎人類史の妖精社会の輪の中にも到底入り込めないと十二分に理解出来ていたので、自分なりの感謝と思いやりに、一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。
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:それでもメリュジーヌは愛故に、一度はオーロラの願いを叶えようと考えかけるのだが、甘言を囁き人を操って周りを蹴落すしか能がない彼女は、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史の人間社会ではまともに生きられる筈もなく、妖精眼を持ち秩序を重んじる汎人類史の妖精社会の輪の中にも到底入り込めないと十二分に理解出来ていたので、自分なりの感謝と思いやりに、一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。
 
:そして致命傷を負って倒れたオーロラを前に嘆きと絶望の叫びを上げ、妖精の姿を失って原初の竜の姿に戻り、ブリテン島に炎と焦土の海をもたらす「炎の厄災」となると、ソールズベリーを凄惨に焼き滅ぼし、勢いと本能のままに『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターを狙いストーム・ボーダーに攻撃を仕掛ける。
 
:そして致命傷を負って倒れたオーロラを前に嘆きと絶望の叫びを上げ、妖精の姿を失って原初の竜の姿に戻り、ブリテン島に炎と焦土の海をもたらす「炎の厄災」となると、ソールズベリーを凄惨に焼き滅ぼし、勢いと本能のままに『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターを狙いストーム・ボーダーに攻撃を仕掛ける。
 
:その後は主人公と共に彼女を止めるべく、満身創痍の身でありながら立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きるが、今際に消失する彼の遺灰とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の虫]]の姿を目の当たりにして正気を取り戻し、ストーム・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って奈落の虫に風穴を開け、そのまま残骸を燃やしつつ流れ星の如く空を駆け抜けながら消失した。
 
:その後は主人公と共に彼女を止めるべく、満身創痍の身でありながら立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きるが、今際に消失する彼の遺灰とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の虫]]の姿を目の当たりにして正気を取り戻し、ストーム・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って奈落の虫に風穴を開け、そのまま残骸を燃やしつつ流れ星の如く空を駆け抜けながら消失した。
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