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| 好きな物 = 執筆が終わった瞬間
 
| 好きな物 = 執筆が終わった瞬間
 
| 苦手な物 = 執筆作業
 
| 苦手な物 = 執筆作業
| 天敵 = トワイス、ラニ、[[ガウェイン]]、[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|どっかの尼僧]]
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| 天敵 = トワイス、ラニ、[[ガウェイン]]
 
| デザイン = ワダアルコ
 
| デザイン = ワダアルコ
 
| 設定作成 = 奈須きのこ
 
| 設定作成 = 奈須きのこ
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; 人物
 
; 人物
 
: 一見すると小柄な美少年だが、非常に口が悪く、声や話し方も外見に似つかわしくなく、その瞳には絶望の影がある。
 
: 一見すると小柄な美少年だが、非常に口が悪く、声や話し方も外見に似つかわしくなく、その瞳には絶望の影がある。
: 世界三大童話作家の一人。根暗で厭世家な詩人で、他人に好かれる気がなく、また、自分にも価値を見出せなくなっているため、人生を楽しむ、という考えが欠如している。彼は聖杯に何も求めていない。生前、望む物は何一つ手に入らなかったことが原因だろう。<br>「人生に価値があるとしてもだ。そんなものはたいてい、人間が夢想するものよりも下だろうよ」<br>と、世の中すべてを嫌っているようにさえ見える。しかし根は面倒見がいいのか、頼られれば応えるし、作家らしく几帳面なのでアフターケアも万全。ようは男のツンデレである。<br>彼自身は厭世家となってしまったが、かつて夢想し理想とした社会の姿から「正しく生きよう」「全力で事を成し遂げよう」とする人間の努力を決して笑わないという。<br>そのあり方は、世界と人間、自分自身を嫌い、英霊になってもなお、愛を認めないのに、仄かな愛を捨てきれない。<br>少年の姿で召喚されているのは、「少年時代が最も感受性が高かった」からであるとのことだが、実はマスターであるキアラの趣味が反映されたのではないかとも思っており、内心では戦々恐々としている。<br>後に、幼年の容姿が[[殺生院キアラ|CCCのマスター]]の趣味でない事が『Grand Order』で分かったが、「子供時代が一番才能があった」といよいよヤケクソ気味に自嘲しているらしい。
+
: 世界三大童話作家の一人。根暗で厭世家な詩人で、他人に好かれる気がなく、また、自分にも価値を見出せなくなっているため、人生を楽しむ、という考えが欠如している。彼は聖杯に何も求めていない。生前、望む物は何一つ手に入らなかったことが原因だろう。
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:「人生に価値があるとしてもだ。そんなものはたいてい、人間が夢想するものよりも下だろうよ」と、世の中すべてを嫌っているようにさえ見える。しかし根は面倒見がいいのか、頼られれば応えるし、作家らしく几帳面なのでアフターケアも万全。ようは男のツンデレである。
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:彼自身は厭世家となってしまったが、かつて夢想し理想とした社会の姿から「正しく生きよう」「全力で事を成し遂げよう」とする人間の努力を決して笑わないという。そのあり方は、世界と人間、自分自身を嫌い、英霊になってもなお、愛を認めないのに、仄かな愛を捨てきれない。
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:少年の姿で召喚されているのは、「少年時代が最も感受性が高かった」からであるとのことだが、実はマスターであるキアラの趣味が反映されたのではないかとも思っており、内心では戦々恐々としている。後に、幼年の容姿が[[殺生院キアラ|CCCのマスター]]の趣味でない事が『Grand Order』で分かったが、「子供時代が一番才能があった」といよいよヤケクソ気味に自嘲しているらしい。
 
; 能力
 
; 能力
: そもそも魔術師ではなく作家であるため、攻撃手段として魔術を使うことはできず、戦闘能力は皆無。彼が魔術を行使する際は、彼が執筆した童話になぞらえた一文を詠唱として用いる。
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: そもそも魔術師ではなく作家であるため、攻撃手段として魔術を使うことはできず、戦闘能力は皆無。そのため自身をハズレサーヴァントと公言しているようで、事あるごとに「俺は何の役にも立たんがな!」と居直ってくるとか。
 +
: 彼が魔術を行使する際は、彼が執筆した童話になぞらえた一文を詠唱として用いる。
 
:『CCC』作中では「裸の王様」を元にした『顔の無い王』に近い不可視の効果の付与、「みにくいアヒルの子」を元にした敵の遠くへの弾き飛ばし、「雪の女王」を元にした能力の強化などを行なっている。また由来は不明だが迷宮への転移も行なっており、彼の作品を元にしたサポートスキルを多数備え、サポート面は非常に優秀。
 
:『CCC』作中では「裸の王様」を元にした『顔の無い王』に近い不可視の効果の付与、「みにくいアヒルの子」を元にした敵の遠くへの弾き飛ばし、「雪の女王」を元にした能力の強化などを行なっている。また由来は不明だが迷宮への転移も行なっており、彼の作品を元にしたサポートスキルを多数備え、サポート面は非常に優秀。
 
:保有スキルは幾つかあるものの、どれも戦闘向きではない。「高速詠唱」のスキルは原稿の進みに多少の恩恵がある程度で、[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「アイテム作成」は宝具を応用した詩文で多少の作成が可能。得意なアイテムは「100%想いが伝わる恋文」らしいが、相手に抱く全ての感情が伝わるとするなら考え物である。彼本人の恋愛歴を考えるととてもではないがお願いできないだろう。
 
:保有スキルは幾つかあるものの、どれも戦闘向きではない。「高速詠唱」のスキルは原稿の進みに多少の恩恵がある程度で、[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「アイテム作成」は宝具を応用した詩文で多少の作成が可能。得意なアイテムは「100%想いが伝わる恋文」らしいが、相手に抱く全ての感情が伝わるとするなら考え物である。彼本人の恋愛歴を考えるととてもではないがお願いできないだろう。
 
:また、人間観察により相手の本質を見抜く事に関しては、かの[[ギルガメッシュ|英雄王]]すら上回り、[[ナーサリー・ライム|ロンドン市民を眠らせた魔本]]の本質を見抜いての命名や[[ゲーティア]]の正体を見抜くなど、物語に様々な貢献をしている。
 
:また、人間観察により相手の本質を見抜く事に関しては、かの[[ギルガメッシュ|英雄王]]すら上回り、[[ナーサリー・ライム|ロンドン市民を眠らせた魔本]]の本質を見抜いての命名や[[ゲーティア]]の正体を見抜くなど、物語に様々な貢献をしている。
 
:『Grand Order』では初期は魔術に因るものと思われる球を飛ばし、モーション改修後は自身の書いた物語にちなんだ攻撃を行う。後者では時たま[[殺生院キアラ|元マスター]]らしき存在が頭上から攻撃を行うこともあるが、自身の物語と全く違う攻撃方法をとるために苦言を呈している<ref group="注">「彼女」が現れる理由は不明だが、「彼女の顛末はアンデルセンが月で宝具で書いた『彼女の物語』だから」という解釈も存在している。</ref>。
 
:『Grand Order』では初期は魔術に因るものと思われる球を飛ばし、モーション改修後は自身の書いた物語にちなんだ攻撃を行う。後者では時たま[[殺生院キアラ|元マスター]]らしき存在が頭上から攻撃を行うこともあるが、自身の物語と全く違う攻撃方法をとるために苦言を呈している<ref group="注">「彼女」が現れる理由は不明だが、「彼女の顛末はアンデルセンが月で宝具で書いた『彼女の物語』だから」という解釈も存在している。</ref>。
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:また、第二再臨では結晶のような物が生えた本を持ち、第三再臨ではタブレットを持つ。
    
== バリエーション ==
 
== バリエーション ==
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: サーヴァントとして現れた彼の手足は、彼を代表する童話のイメージに侵食されている。洋服で隠してはいるが、その下の肌は人魚の鱗やマッチの火傷、凍傷に侵され、喉は喋るごとに激痛を刻んでいる。
 
: サーヴァントとして現れた彼の手足は、彼を代表する童話のイメージに侵食されている。洋服で隠してはいるが、その下の肌は人魚の鱗やマッチの火傷、凍傷に侵され、喉は喋るごとに激痛を刻んでいる。
 
=== 過去 ===
 
=== 過去 ===
:――――男の話をしよう。<br>ある男が物書きなどになって、人生をドブに捨てる前の過去を。
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:――――男の話をしよう。
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:ある男が物書きなどになって、人生をドブに捨てる前の過去を。
    
:男が街で見かけた一人の少女は悲惨だった。幼くして両親に見捨てられ、世間に疎まれた迫害に満ちていた。
 
:男が街で見かけた一人の少女は悲惨だった。幼くして両親に見捨てられ、世間に疎まれた迫害に満ちていた。
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:そして少女の無残な最期を以て男は知った。ただ事実として、人間は誰もが醜いということを。
 
:そして少女の無残な最期を以て男は知った。ただ事実として、人間は誰もが醜いということを。
   −
:人間の世界において。愛は存在せず、役に立たない。<br>その時に男は―――ハンス・クリスチャン・アンデルセンは誓った。
+
:人間の世界において。愛は存在せず、役に立たない。
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:その時に男は―――ハンス・クリスチャン・アンデルセンは誓った。
   −
:もう二度と、人間を愛すまいと。<br>これが、男が英霊になってもなお、愛を認めない理由である。
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:もう二度と、人間を愛すまいと。
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:これが、男が英霊になってもなお、愛を認めない理由である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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; [[殺生院キアラ]]
 
; [[殺生院キアラ]]
 
: マスター。「毒婦」「エロ尼」など言いたい放題。しかし、暴言は吐いても否定的な言動はなく、サーヴァントとして付き従っている。
 
: マスター。「毒婦」「エロ尼」など言いたい放題。しかし、暴言は吐いても否定的な言動はなく、サーヴァントとして付き従っている。
   
; [[主人公 (EXTRA)]]
 
; [[主人公 (EXTRA)]]
 
: 「典型的な汎用救世主型主人公」「こいつには内容が無い」などと、この手の主人公のアンチテーゼとも言える評価を下すが、同時にその行く末を気にかける態度を見せる。また、尋ねられれば彼あるいは彼女を「読者」として、得意の人間観察によるアドバイスを送る。
 
: 「典型的な汎用救世主型主人公」「こいつには内容が無い」などと、この手の主人公のアンチテーゼとも言える評価を下すが、同時にその行く末を気にかける態度を見せる。また、尋ねられれば彼あるいは彼女を「読者」として、得意の人間観察によるアドバイスを送る。
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:彼によると、「とある女性」に似通っている為かつい気が緩んでしまうとか。……やはり[[殺生院キアラ|彼女]]なのだろうか。だとするなら、体型的な問題なのだろうか。それとも「根っこの部分では純真な、物語に憧れる女性」という点なのだろうか。
 
:彼によると、「とある女性」に似通っている為かつい気が緩んでしまうとか。……やはり[[殺生院キアラ|彼女]]なのだろうか。だとするなら、体型的な問題なのだろうか。それとも「根っこの部分では純真な、物語に憧れる女性」という点なのだろうか。
 
:[[清少納言]]との関係については「近くにそのような創作仲間がいたのは少しだけ羨ましい」とのこと。
 
:[[清少納言]]との関係については「近くにそのような創作仲間がいたのは少しだけ羨ましい」とのこと。
 +
;[[メルトリリス (Grand Order)]]、[[パッションリップ (Grand Order)]]
 +
:[[BB]]から派生したアルターエゴたち。
 +
:物好きも程々にしておけと言いつつも「あれらはあれらで面白い」としており、若者たるものフェチズムの一つくらい持つべきと持論を述べている。
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;[[BB (Grand Order)]]
 +
:『Grand Order』におけるBB。
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:それなりに彼女と因縁がある事は把握しているが、それは「別の俺の話」としている。
 
;[[キングプロテア (Grand Order)]]
 
;[[キングプロテア (Grand Order)]]
 
:CCCコラボイベント復刻版で縁があったためかいろいろと世話を焼いているようで、バレンタインでは「持ち味を生かせ」とアドバイスしていた。
 
:CCCコラボイベント復刻版で縁があったためかいろいろと世話を焼いているようで、バレンタインでは「持ち味を生かせ」とアドバイスしていた。
 +
:しかし彼女に抱く責任感が何に由来するものなのか、本人は知らない様子である。
 
;[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕]]
 
;[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕]]
 +
:元マスターがサーヴァントとなった姿。
 +
:『Grand Order material Ⅰ』では[[アルターエゴ]](おそらくはメルトやリップ)に対して「アレまでくるんじゃないだろうな」と言っていたが、案の定であった。
 
:月での失われた縁があることは察しているが、「それはあっちの女と俺の話」と[[セミラミス]]同様、あくまでも引きずらないつもりのようである。
 
:月での失われた縁があることは察しているが、「それはあっちの女と俺の話」と[[セミラミス]]同様、あくまでも引きずらないつもりのようである。
 
;[[殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕]]
 
;[[殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕]]
:こちらに対しては打って変わって「人魚姫(自称)」「魔法少女(自称)」がツボに入ったようで大爆笑している。
+
:こちらに対しては打って変わって「人魚に憧れて人魚を食べた」という経歴と「魔法少女(自称)」がツボに入ったようで大爆笑している。
 
;[[葛飾北斎]]
 
;[[葛飾北斎]]
 
:「絵にはならないが筆にはなる」と褒めており、珍しく「二人きりになりたい」と色気のある様子を見せている。
 
:「絵にはならないが筆にはなる」と褒めており、珍しく「二人きりになりたい」と色気のある様子を見せている。
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=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
; [[アレクサンドル・デュマ]]
+
; [[アレクサンドル・デュマ・ペール]]
 
: 生前の作家仲間。2015年の[[TYPE-MOON_エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]TMitterでは名前を詐称され、抗議もブロックされたため直接乗り込んでドロップキックをブチかました。<br>もっとも、直後に子供の姿になっている事を爆笑されてしまうが……。
 
: 生前の作家仲間。2015年の[[TYPE-MOON_エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]TMitterでは名前を詐称され、抗議もブロックされたため直接乗り込んでドロップキックをブチかました。<br>もっとも、直後に子供の姿になっている事を爆笑されてしまうが……。
 
: 『FGO material』では彼の代表作である「[[巌窟王 エドモン・ダンテス|モンテ・クリスト伯]]」を悔しがりながら高く評価していた。
 
: 『FGO material』では彼の代表作である「[[巌窟王 エドモン・ダンテス|モンテ・クリスト伯]]」を悔しがりながら高く評価していた。
217行目: 233行目:  
: 彼の在り方が最も端的に表れたセリフ。一見するとただの捻くれた奴だが、毒舌でこそあるもののそもそも批判も非難もしておらず、その人間の意志や生き方を尊重し、真実を彼なりに誠実かつ真摯に語っている。ただ、その毒舌ゆえに誤解されがちなのは否めない。
 
: 彼の在り方が最も端的に表れたセリフ。一見するとただの捻くれた奴だが、毒舌でこそあるもののそもそも批判も非難もしておらず、その人間の意志や生き方を尊重し、真実を彼なりに誠実かつ真摯に語っている。ただ、その毒舌ゆえに誤解されがちなのは否めない。
   −
; 「失敬、言い過ぎだった。だからよせ。本気でやめろ。<br/> 俺は肉体労働が何より嫌いなんだ!<br/> 分かった、牛女と言ったのは俺のミスだ。<br/> なにしろ比喩がストレートすぎた! メロン峠とでも言うべきだったな!」
+
; 「失敬、言い過ぎだった。だからよせ。本気でやめろ。<br> 俺は肉体労働が何より嫌いなんだ!<br> 分かった、牛女と言ったのは俺のミスだ。<br> なにしろ比喩がストレートすぎた! メロン峠とでも言うべきだったな!」
 
: マスターであるキアラをこき下ろした揚句に「令呪で迷宮に放り込もうか」と言われた際に発したセリフ。本気で嫌がっている事が窺えるが、まるで反省の色が見えず、よりアレな表現になっている。
 
: マスターであるキアラをこき下ろした揚句に「令呪で迷宮に放り込もうか」と言われた際に発したセリフ。本気で嫌がっている事が窺えるが、まるで反省の色が見えず、よりアレな表現になっている。
   226行目: 242行目:  
: キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。狐耳を「あざとい」と評され、「お子様にはわからない」と反論された時の切り返し。ちなみに狐はネコ目イヌ科だがそういう問題ではないらしく、彼の趣味がわかる一幕。誤字に定評のある奈須氏の自虐も込められているような…
 
: キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。狐耳を「あざとい」と評され、「お子様にはわからない」と反論された時の切り返し。ちなみに狐はネコ目イヌ科だがそういう問題ではないらしく、彼の趣味がわかる一幕。誤字に定評のある奈須氏の自虐も込められているような…
   −
; 「人間を愛し、人間に仕えたところで、待っているのは不理解による死だけだ。だが―――<br/> それを承知で仕えるからこそ、彼らの愛は人間の心を打つ。狐耳。お前の献身は、まあ、いつかは主に届くだろうさ。」
+
; 「人間を愛し、人間に仕えたところで、待っているのは不理解による死だけだ。だが―――<br> それを承知で仕えるからこそ、彼らの愛は人間の心を打つ。狐耳。お前の献身は、まあ、いつかは主に届くだろうさ。」
 
: キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。読者の呪いを受けた彼は「その人間がどう見えるかは主観による決め込み」と語り、人間に憧れ転生までしながら怪物視されたキャスターを「ごんぎつねと同じ」と評する。しかし、それは決して嘲っているわけではなく、その生き様を認め、励ましてさえいる。
 
: キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。読者の呪いを受けた彼は「その人間がどう見えるかは主観による決め込み」と語り、人間に憧れ転生までしながら怪物視されたキャスターを「ごんぎつねと同じ」と評する。しかし、それは決して嘲っているわけではなく、その生き様を認め、励ましてさえいる。
   −
; 「いいか。作者にとって本はたしかに魂の切り売りだが、それにも種類はある。書きたい話と書くべき話は別なんだ。<br/> 作者が妄想を自由に羽ばたかせ、なにより作者本人が楽しいものが"書きたいもの"<br/> 作者を思想で磔にし、なにより作者本人が苦しいものが"書くべきもの"<br/> 多くの読者はそのあたりが分かっていない。だから、俺が残してきた多くの童話をそのままに解釈する。<br/> そのおかげで、こっちはさんざんな呪いを受けている。腕は火傷の跡だらけ、脚は人魚の鱗まみれだ。」<br/> 「見たか、このおぞましい風評被害!<br/> "こんな本を書く人間は、よほど寂しい人間に違いない―――"<br/> そんなおまえたちの、自分たちにとって楽しい思い込みが俺をこのように変貌させた。」<br/> 「分かったか? 人魚姫を読んだ読者の呪いはすべて俺に集まっている。であれば、俺は作者以外の何物だというんだ。」
+
; 「いいか。作者にとって本はたしかに魂の切り売りだが、それにも種類はある。書きたい話と書くべき話は別なんだ。<br> 作者が妄想を自由に羽ばたかせ、なにより作者本人が楽しいものが"書きたいもの"<br> 作者を思想で磔にし、なにより作者本人が苦しいものが"書くべきもの"<br/> 多くの読者はそのあたりが分かっていない。だから、俺が残してきた多くの童話をそのままに解釈する。<br> そのおかげで、こっちはさんざんな呪いを受けている。腕は火傷の跡だらけ、脚は人魚の鱗まみれだ。」<br> 「見たか、このおぞましい風評被害!<br/> "こんな本を書く人間は、よほど寂しい人間に違いない―――"<br> そんなおまえたちの、自分たちにとって楽しい思い込みが俺をこのように変貌させた。」<br> 「分かったか? 人魚姫を読んだ読者の呪いはすべて俺に集まっている。であれば、俺は作者以外の何物だというんだ。」
 
: アンデルセンの童話「人魚姫」を読んだ主人公が、あの彼が本当にこの話を書いたのかと疑問を持たれた時の返答。彼の創作思想とともに、その身に降りかかった呪いも合わせて語る。
 
: アンデルセンの童話「人魚姫」を読んだ主人公が、あの彼が本当にこの話を書いたのかと疑問を持たれた時の返答。彼の創作思想とともに、その身に降りかかった呪いも合わせて語る。
   −
; 「バッカ、そんなものオマエ、“書きたいもの”に決まっているだろう!!<br/> ゆだった妄想にとりつかれ、一方通行の暴走をしたあげく、唯一の利点である美しさを台無しにするお姫さま!<br/> 書いていてたまらなく面白かったぞぅ! 沸き立つジンマシンを堪えながら。リア充爆発しろ、と叫びたいのを堪えてな!」<br/> 「……まあ、なんだ、確かに、人魚姫はやりすぎた。あの時はついカッとなって書いた。反省している。」
+
; 「バッカ、そんなものオマエ、“書きたいもの”に決まっているだろう!!<br> ゆだった妄想にとりつかれ、一方通行の暴走をしたあげく、唯一の利点である美しさを台無しにするお姫さま!<br> 書いていてたまらなく面白かったぞぅ! 沸き立つジンマシンを堪えながら。リア充爆発しろ、と叫びたいのを堪えてな!」<br> 「……まあ、なんだ、確かに、人魚姫はやりすぎた。あの時はついカッとなって書いた。反省している。」
 
: 人魚姫は「書きたいもの」だったのか「書くべきもの」だったのかと問われて。「乙女の恋心なんて書きたくもないけれど、教訓として記した“書くべきもの”なんだろう」という主人公の予想は性格破綻者の前に見事に外れた。
 
: 人魚姫は「書きたいもの」だったのか「書くべきもの」だったのかと問われて。「乙女の恋心なんて書きたくもないけれど、教訓として記した“書くべきもの”なんだろう」という主人公の予想は性格破綻者の前に見事に外れた。
   −
; 「そりゃあ愛だろうよ。より強く愛している方が、本当に“支配している”側と言える。<br/> これは全てに共通する結論だぞ。だからこそ世の中は馬鹿らしい! 結局はそんなものでひっくり返るのだからな!」
+
; 「そりゃあ愛だろうよ。より強く愛している方が、本当に“支配している”側と言える。<br> これは全てに共通する結論だぞ。だからこそ世の中は馬鹿らしい! 結局はそんなものでひっくり返るのだからな!」
 
: 遠坂凛について尋ねた際に語る「どちらが奴隷かはものの見方次第で変わる」という言葉の具体的な答え。マスターであるキアラは「乱暴な意見」と言うが、彼女のやったことと動機を考えればあながち間違ってもいない。
 
: 遠坂凛について尋ねた際に語る「どちらが奴隷かはものの見方次第で変わる」という言葉の具体的な答え。マスターであるキアラは「乱暴な意見」と言うが、彼女のやったことと動機を考えればあながち間違ってもいない。
   −
; 「風呂上がりに裸になって散歩してみろ。あまりの清涼感に叫びそうになるぞ。<br/> ちなみに、俺も執筆に詰まるとよくやる。」
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; 「風呂上がりに裸になって散歩してみろ。あまりの清涼感に叫びそうになるぞ。<br> ちなみに、俺も執筆に詰まるとよくやる。」
 
:[[ラニ=Ⅷ]]について尋ねた際に語られる、彼の意外(?)な一面。そのあまりの奇行は「間違っても過度な仕事は押しつけない」とキアラに固く誓わせるほど。
 
:[[ラニ=Ⅷ]]について尋ねた際に語られる、彼の意外(?)な一面。そのあまりの奇行は「間違っても過度な仕事は押しつけない」とキアラに固く誓わせるほど。
   244行目: 260行目:  
: マッチ売りの少女についてアンデルセンに尋ねると、マッチ売りの少女について語る代わりに自らの宝具を明かそうとする。それを咎めるキアラに対しての言葉。人間嫌いでひねくれていようと、読者に対して真摯である彼の人柄が窺える。
 
: マッチ売りの少女についてアンデルセンに尋ねると、マッチ売りの少女について語る代わりに自らの宝具を明かそうとする。それを咎めるキアラに対しての言葉。人間嫌いでひねくれていようと、読者に対して真摯である彼の人柄が窺える。
   −
; 「世界を殺したいと思うほど、個人を強く愛している何者かがいる。<br/> おまえの敵はソレだ。くれぐれも、最後の道を見誤るなよ。」
+
; 「世界を殺したいと思うほど、個人を強く愛している何者かがいる。<br> おまえの敵はソレだ。くれぐれも、最後の道を見誤るなよ。」
 
: 「月の裏側では善悪に差異はない」と語り不干渉の姿勢を見せつつも、「世界の存亡を放っておけるほどろくでなしではない」と主人公に対し「本当の敵」についてのアドバイスを送る。自身のスタンスすら曲げて送ったこの言葉が指す「本当の敵」とは…
 
: 「月の裏側では善悪に差異はない」と語り不干渉の姿勢を見せつつも、「世界の存亡を放っておけるほどろくでなしではない」と主人公に対し「本当の敵」についてのアドバイスを送る。自身のスタンスすら曲げて送ったこの言葉が指す「本当の敵」とは…
   −
; 「これは魔法の裁縫だ。知恵なき者には宝石に、知恵ある者には無価値に映る。」<br/> 「白鳥のように飛び立て。この池は、おまえたちの住む場所ではない」<br/> 「カイの欠片よ、命に刺され!」<br/> 「ゲルダの涙よ、心を溶かせ!」
+
; 「これは魔法の裁縫だ。知恵なき者には宝石に、知恵ある者には無価値に映る。」<br> 「白鳥のように飛び立て。この池は、おまえたちの住む場所ではない」<br/> 「カイの欠片よ、命に刺され!」<br/> 「ゲルダの涙よ、心を溶かせ!」
 
: 自身の著作になぞらえた能力の行使。それぞれ裸の王様、醜いあひるの子、雪の女王。
 
: 自身の著作になぞらえた能力の行使。それぞれ裸の王様、醜いあひるの子、雪の女王。
   −
; 「お集まりの紳士諸賢、淑女の皆様。<br/> これよりアンデルセンが語りますは一人の女の物語。<br/> 愛にあふれ、愛にくるい、あらゆる不道徳を歓喜のうちに迎え入れ、あまねく欲にまみれた女。<br/> 女の名は殺生院キアラ。<br/> キアラを討つべく集いしは、正しき目を持つ我らが希望。<br/> 善悪は定まらぬ者なれど、此度は明白、悪とは是れ殺生院、善とは是れ恋する<RUBY><RB>若者</RB><RT>かれら</RT></RUBY>。<br/> この物語がいかなる終演を迎えるか、どうぞ皆様、最後まで目をお離しなきように――!」
+
; 「お集まりの紳士諸賢、淑女の皆様。<br> これよりアンデルセンが語りますは一人の女の物語。<br> 愛にあふれ、愛にくるい、あらゆる不道徳を歓喜のうちに迎え入れ、あまねく欲にまみれた女。<br> 女の名は殺生院キアラ。<br> キアラを討つべく集いしは、正しき目を持つ我らが希望。<br> 善悪は定まらぬ者なれど、此度は明白、悪とは是れ殺生院、善とは是れ恋する<RUBY><RB>若者</RB><RT>かれら</RT></RUBY>。<br> この物語がいかなる終演を迎えるか、どうぞ皆様、最後まで目をお離しなきように――!」
 
: 彼は語り手として物語を語る。一人の女の物語を。
 
: 彼は語り手として物語を語る。一人の女の物語を。
   −
; 「フン、誰の味方かだと? 決まっている。サーヴァントはマスターに味方するものだ。<br/> 分かりきった事を訊くな。地獄の底まで共にする。<br/> それがサーヴァントというものだろう。」
+
; 「フン、誰の味方かだと? 決まっている。サーヴァントはマスターに味方するものだ。<br> 分かりきった事を訊くな。地獄の底まで共にする。<br> それがサーヴァントというものだろう。」
 
: 誰の味方かと問われて。散々毒舌を吐いてはいたが、彼のキアラに対する忠誠心は本物だった…この文面だけ見るとそう思えるが、その直後のマスターとの会話の応酬や、後述のあるセリフ、そして決着時の主人公とのやり取り及び最期の言葉を見るに、普遍的な「忠誠心」とはまた異なる感情がこの言葉に込められていると言える。
 
: 誰の味方かと問われて。散々毒舌を吐いてはいたが、彼のキアラに対する忠誠心は本物だった…この文面だけ見るとそう思えるが、その直後のマスターとの会話の応酬や、後述のあるセリフ、そして決着時の主人公とのやり取り及び最期の言葉を見るに、普遍的な「忠誠心」とはまた異なる感情がこの言葉に込められていると言える。
   259行目: 275行目:  
: キアラの宝具「この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)」を評して。いかなる心境か、本来は敵対関係にある主人公達に対して助言している。そして、実際に宝具の内容が余りにアレだった為に多くのプレイヤーが彼の台詞に共感したとか。
 
: キアラの宝具「この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)」を評して。いかなる心境か、本来は敵対関係にある主人公達に対して助言している。そして、実際に宝具の内容が余りにアレだった為に多くのプレイヤーが彼の台詞に共感したとか。
   −
; 「……フン。今のは悪かった。たしかに笑いごとじゃない。詫びの代金だ、答えてやろう。<br> 愛は求める心。そして恋は、夢見る心だ。」<br/> 「恋は現実の前に折れ、現実は愛の前に歪み、愛は、恋の前では無力になる。<br> それがまっとうな男女の関係だ。死ぬ間際だが、それこそ心に刻んで反省しろ。」
+
; 「……フン。今のは悪かった。たしかに笑いごとじゃない。詫びの代金だ、答えてやろう。<br> 愛は求める心。そして恋は、夢見る心だ。」<br> 「恋は現実の前に折れ、現実は愛の前に歪み、愛は、恋の前では無力になる。<br> それがまっとうな男女の関係だ。死ぬ間際だが、それこそ心に刻んで反省しろ。」
 
: 恋とは何なのかを聞くキアラに対して「この世で最も猥らな女がこの世で最も初心だったとは」と笑い飛ばした後、真摯に答えを口にする。<br>また、この恋、愛、現実の三竦みは第七章冒頭の語りにも引用されている。
 
: 恋とは何なのかを聞くキアラに対して「この世で最も猥らな女がこの世で最も初心だったとは」と笑い飛ばした後、真摯に答えを口にする。<br>また、この恋、愛、現実の三竦みは第七章冒頭の語りにも引用されている。
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: 人を愛さないロマンチストな作家の、愛の告白。恋を知らなかった故に暴走して堕ちる所まで堕ちてしまった女の人生に、最後の一文(ひかり)を添える。そして、その告白を受けた女の返答は…!?
 
: 人を愛さないロマンチストな作家の、愛の告白。恋を知らなかった故に暴走して堕ちる所まで堕ちてしまった女の人生に、最後の一文(ひかり)を添える。そして、その告白を受けた女の返答は…!?
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; 「おまえたちはキアラを憎むがいい。あの女は本当に、心底からのド外道だ。赦される価値はない。<br/> だが―――どのような人間であれ、己の幸福のために人生をかけるのであれば、俺には尊い光に見える<br/> 幻の様な取るに足らない小さな明かりでも―――温かい、最後の灯に、見えるのだ。<br/> これはそれだけの話だ、これはキアラの物語だったが、俺の読みたかった物語でもある。」<br/> 「ふん、かくして筆は折れ、物書きは忘れ去られる。何と清々しいことか!<br/> さらばだ、悩み多き少年少女! せいぜい、人に恋し、愛に迷い、生に苦しむがいい! 無駄に使える時間はないぞ!」
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; 「おまえたちはキアラを憎むがいい。あの女は本当に、心底からのド外道だ。赦される価値はない。<br> だが―――どのような人間であれ、己の幸福のために人生をかけるのであれば、俺には尊い光に見える<br> 幻の様な取るに足らない小さな明かりでも―――温かい、最後の灯に、見えるのだ。<br> これはそれだけの話だ、これはキアラの物語だったが、俺の読みたかった物語でもある。」<br> 「ふん、かくして筆は折れ、物書きは忘れ去られる。何と清々しいことか!<br> さらばだ、悩み多き少年少女! せいぜい、人に恋し、愛に迷い、生に苦しむがいい! 無駄に使える時間はないぞ!」
 
: マスターを追う様に消えた物書きの、主人公に対する餞。様々な人を観て、神に成ろうとした女に仕えた作家の深い言葉だ。
 
: マスターを追う様に消えた物書きの、主人公に対する餞。様々な人を観て、神に成ろうとした女に仕えた作家の深い言葉だ。
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====マイルーム====
 
====マイルーム====
; 「これはこれは…波乱に満ちた演劇作家様が居るじゃないか。<br /> 作品より自分の人生の方が劇的じゃないかと、そろそろ誰かに指摘されたか?」
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; 「これはこれは…波乱に満ちた演劇作家様が居るじゃないか。<br> 作品より自分の人生の方が劇的じゃないかと、そろそろ誰かに指摘されたか?」
 
: マイルーム会話「[[ウィリアム・シェイクスピア]]」。同じ文系キャスターへのコメントも辛辣である。
 
: マイルーム会話「[[ウィリアム・シェイクスピア]]」。同じ文系キャスターへのコメントも辛辣である。
   −
; 「地獄? 仕事をしている時間に決まっているだろう、オニめ!」<br /> 「天国? 仕事が終わった瞬間に決まっているだろう、バカめ!」
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; 「地獄? 仕事をしている時間に決まっているだろう、オニめ!」<br> 「天国? 仕事が終わった瞬間に決まっているだろう、バカめ!」
 
: マイルーム会話「嫌いなもの」「好きなもの」。訊かれた事には丁寧に答えてくれるが、このサーヴァント毎度一言多い。
 
: マイルーム会話「嫌いなもの」「好きなもの」。訊かれた事には丁寧に答えてくれるが、このサーヴァント毎度一言多い。
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: マイルーム会話「誕生日」。子供のナリで酒を飲むつもりなのだろうか。そしてこちらが奢るのだろうか。
 
: マイルーム会話「誕生日」。子供のナリで酒を飲むつもりなのだろうか。そしてこちらが奢るのだろうか。
   −
; 「聖杯だと? 誰もが幸福になる願いなど嘘っぱちだ。<br /> そんなものを煮るより、温かいシチューでも煮込んでくれ。」
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; 「聖杯だと? 誰もが幸福になる願いなど嘘っぱちだ。<br> そんなものを煮るより、温かいシチューでも煮込んでくれ。」
 
: マイルーム会話「聖杯について」。聖杯への願いが無いという、彼らしい憎まれ口交じりの一言。
 
: マイルーム会話「聖杯について」。聖杯への願いが無いという、彼らしい憎まれ口交じりの一言。
   −
; 「愛も恋も人の欠陥にして最大の特殊スキルだが……今回の話はどうも違うな。<br /> 黒幕とやらは、さぞ愛のない獣に違いない。そのくせ、夢だけは人一倍だ。」
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; 「愛も恋も人の欠陥にして最大の特殊スキルだが……今回の話はどうも違うな。<br> 黒幕とやらは、さぞ愛のない獣に違いない。そのくせ、夢だけは人一倍だ。」
 
: マイルーム会話「絆Lv3」。人理焼却という異常事態の中で彼は[[ゲーティア|黒幕]]の[[ビースト|本質]]や真の目的に対してこう評した。
 
: マイルーム会話「絆Lv3」。人理焼却という異常事態の中で彼は[[ゲーティア|黒幕]]の[[ビースト|本質]]や真の目的に対してこう評した。
    
====本編====
 
====本編====
; 「なに? 魔本の考察をする知能もないばかりか、敵か味方かの判断もできないのか?<br/> すごいな、極まった蛮族だ! あれか、頭にマッシュポテトでも詰まっているんだな、きっと!」
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; 「なに? 魔本の考察をする知能もないばかりか、敵か味方かの判断もできないのか?<br> すごいな、極まった蛮族だ! あれか、頭にマッシュポテトでも詰まっているんだな、きっと!」
 
: 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』にて、もったいぶってないで[[ナーサリー・ライム|魔本]]の正体を早く教えろとせっつくモードレッドに対して。
 
: 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』にて、もったいぶってないで[[ナーサリー・ライム|魔本]]の正体を早く教えろとせっつくモードレッドに対して。
 
: 「蛮族」「[[ガウェイン|マッシュポテト]]」と最悪レベルの言葉をチョイスしての煽り。この後、ブチ切れたモードレッドは本当に斬りかかった。
 
: 「蛮族」「[[ガウェイン|マッシュポテト]]」と最悪レベルの言葉をチョイスしての煽り。この後、ブチ切れたモードレッドは本当に斬りかかった。
310行目: 326行目:  
: 世界三大童話作家の一人であるアンデルセンの観察眼は[[グランドクラス|冠位のサーヴァント]]にさえ届いた――。
 
: 世界三大童話作家の一人であるアンデルセンの観察眼は[[グランドクラス|冠位のサーヴァント]]にさえ届いた――。
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; 「ああ、とくと聞くがいい俗物め。時計塔の記述にはこうあった。」<br />「英霊召喚とは抑止力の召喚であり、抑止力とは人類存続を守るもの。<br /> 彼等は七つの器を以て現界し、<ruby><rb>ただひとつ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>の敵を討つ。<br /> 敵とは何か? 決まっている。我ら霊長の世を阻む大災害!<br /> この星ではなく人間を、築き上げた文明を滅ぼす終わりの化身!<br /> 其は文明より生まれ文明を喰らうもの───自業自得の<ruby><rb>死の要因</rb><rt>アポトーシス</RT></RUBY>に他ならない。<br /> そして、これを倒すために喚ばれるものこそ、あらゆる英霊の頂点に立つモノ。」
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; 「ああ、とくと聞くがいい俗物め。時計塔の記述にはこうあった。」<br>「英霊召喚とは抑止力の召喚であり、抑止力とは人類存続を守るもの。<br> 彼等は七つの器を以て現界し、<ruby><rb>ただひとつ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>の敵を討つ。<br /> 敵とは何か? 決まっている。我ら霊長の世を阻む大災害!<br> この星ではなく人間を、築き上げた文明を滅ぼす終わりの化身!<br> 其は文明より生まれ文明を喰らうもの───自業自得の<ruby><rb>死の要因</rb><rt>アポトーシス</RT></RUBY>に他ならない。<br> そして、これを倒すために喚ばれるものこそ、あらゆる英霊の頂点に立つモノ。」
 
: 同上。ソロモンという存在の特異性について語る。かつて[[ギルガメッシュ|英雄王]]にしたように、その真実を暴いていく。
 
: 同上。ソロモンという存在の特異性について語る。かつて[[ギルガメッシュ|英雄王]]にしたように、その真実を暴いていく。
   −
; 「挑発に乗るなモードレッド。格の問題じゃない。これは器、権限の問題だ。<br /> ヤツはただ単に、俺たちより一段階上の器を持って顕現した英霊にすぎない。」<br />「我らが個人に対する<ruby><rb>英霊</rb><rt>へいき</RT></RUBY>なら、アレは世界に対する<ruby><rb>英霊</rb><rt>へいき</RT></RUBY>───<br /> その属性の英霊たちの頂点に立つもの。即ち<ruby><rb>冠位</rb><rt>グランド</RT></RUBY>の器を持つサーヴァント───」
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; 「挑発に乗るなモードレッド。格の問題じゃない。これは器、権限の問題だ。<br> ヤツはただ単に、俺たちより一段階上の器を持って顕現した英霊にすぎない。」<br>「我らが個人に対する<ruby><rb>英霊</rb><rt>へいき</RT></RUBY>なら、アレは世界に対する<ruby><rb>英霊</rb><rt>へいき</RT></RUBY>───<br> その属性の英霊たちの頂点に立つもの。即ち<ruby><rb>冠位</rb><rt>グランド</RT></RUBY>の器を持つサーヴァント───」
 
: 同上。[[ゲーティア|人類史を滅ぼした魔神王]]と対面し、一歩も引かずにその正体を看破してみせた。
 
: 同上。[[ゲーティア|人類史を滅ぼした魔神王]]と対面し、一歩も引かずにその正体を看破してみせた。
 
: それは見破られた相手が褒め称え、その直後に自身を殺せしめたほど。
 
: それは見破られた相手が褒め称え、その直後に自身を殺せしめたほど。
321行目: 337行目:  
;「いっそどこかに宇宙規模の最低最悪の性悪でも現れればと───<br> ───いや、失言だった。<br> 口にすれば、どうあれ可能性が出来るのが人の世だ。<br> ……むう、退屈しのぎでドブ川の如き汚濁を見たがるなんぞ、魂にヤキでも回ったのか俺は。」
 
;「いっそどこかに宇宙規模の最低最悪の性悪でも現れればと───<br> ───いや、失言だった。<br> 口にすれば、どうあれ可能性が出来るのが人の世だ。<br> ……むう、退屈しのぎでドブ川の如き汚濁を見たがるなんぞ、魂にヤキでも回ったのか俺は。」
 
:前者は『ぐだぐだ本能寺』で「竹中アンデルセン」として戦国時代の大阪に登場したときの一言。やはりというかキアラのことを苦手としてるのが見て取れる。
 
:前者は『ぐだぐだ本能寺』で「竹中アンデルセン」として戦国時代の大阪に登場したときの一言。やはりというかキアラのことを苦手としてるのが見て取れる。
:後者は『復刻:チョコレート・レディの空騒ぎー Valentine 2016ー拡大版』にて、チョコと交換する際のアンデルセンの不穏な<del>フラグ</del>セリフ。<br>この複数回の前フリが災いし、ちょうどそこから数ヶ月後に[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|その可能性は回収されてしまった。]]
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:後者は『復刻:チョコレート・レディの空騒ぎー Valentine 2016ー拡大版』にて、チョコと交換する際のアンデルセンの不穏な<del>フラグ</del>セリフ。
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:この複数回の前フリが災いしたのか、ちょうど数ヶ月後に[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|その可能性は現実となった]]
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;「主観を交えない本は物語ではなく資料と言う。確かに資料であれば"間違い"は悪となるが、」<br />「これは可能性を、そうありたいと願い、努力した何者かの夢物語だ。」<br />「それを検閲するなど文化、ひいては人類の否定。男女の物語を卑語……失敬。」<br />「人間を庇護する女神であるのなら、この程度の毒は飲み干すべきではないかな?」
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;「主観を交えない本は物語ではなく資料と言う。確かに資料であれば"間違い"は悪となるが、」<br>「これは可能性を、そうありたいと願い、努力した何者かの夢物語だ。」<br>「それを検閲するなど文化、ひいては人類の否定。男女の物語を卑語……失敬。」<br>「人間を庇護する女神であるのなら、この程度の毒は飲み干すべきではないかな?」
 
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』より、キアラが表紙の一見、成人指定本のような同人誌『詠天流受法用心集』について苦言を呈する[[パールヴァティー]]への返答。
 
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』より、キアラが表紙の一見、成人指定本のような同人誌『詠天流受法用心集』について苦言を呈する[[パールヴァティー]]への返答。
 
:どう見てもキアラの力が働いた表紙・内容なのだが、ちゃんと一般年齢向けに収まっている"悟り"の本であり、アンデルセンは「ふざけた持論」「阿呆すぎて面白い!」と真面目に読んでいる。
 
:どう見てもキアラの力が働いた表紙・内容なのだが、ちゃんと一般年齢向けに収まっている"悟り"の本であり、アンデルセンは「ふざけた持論」「阿呆すぎて面白い!」と真面目に読んでいる。
332行目: 349行目:  
:『バレンタイン2019ボイス&レター・これくしょん!』3節より。普段はファンとは思えない態度だけど口が滑ってしまい本音が漏れた。
 
:『バレンタイン2019ボイス&レター・これくしょん!』3節より。普段はファンとは思えない態度だけど口が滑ってしまい本音が漏れた。
   −
;「俺たちがこれまでどれだけの数の批評家や批評家もどき、果ては素人になじられ嬲られ続けたと思う?」<br />「それこそ星の数より多い!誹謗中傷などむしろ飯の種だ、バカめ!」<br />「式部。おまえも作家なら分かるだろう。」<br />「物書きにとってモノローグの当て込みの一つや二つ、どうという事はないとな。」<br />「"――しかも、だ。この解説、東方の天才作家・紫式部の手によるものなのだろう"」<br />「"むしろ願ってもない光栄だ。男、いや作家冥利に尽きるというものである"」<br />「アンデルセンはひとり、"後でシェイクスピアに自慢してやろう"と笑うのであった。」
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;「俺たちがこれまでどれだけの数の批評家や批評家もどき、果ては素人になじられ嬲られ続けたと思う?」<br>「それこそ星の数より多い!誹謗中傷などむしろ飯の種だ、バカめ!」<br>「式部。おまえも作家なら分かるだろう。」<br>「物書きにとってモノローグの当て込みの一つや二つ、どうという事はないとな。」<br>「"――しかも、だ。この解説、東方の天才作家・紫式部の手によるものなのだろう"」<br>「"むしろ願ってもない光栄だ。男、いや作家冥利に尽きるというものである"」<br>「アンデルセンはひとり、"後でシェイクスピアに自慢してやろう"と笑うのであった。」
 
:4節より。解説されたところで痛くもかゆくもないとまったく動じずに、謝り倒す紫式部に自ら内心を解説してみせるアンデルセン氏なのであった。
 
:4節より。解説されたところで痛くもかゆくもないとまったく動じずに、謝り倒す紫式部に自ら内心を解説してみせるアンデルセン氏なのであった。
  
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