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:まばゆい虹色の翅を持った非常に美しい人型の妖精。人間に対して厳しい態度を取るコーラルとは反対に、何事に対しても鷹揚で好奇心旺盛。その感性は下記の本性を含めて''まるで子供のような「誰よりも妖精らしい妖精」''と称されている。
 
:まばゆい虹色の翅を持った非常に美しい人型の妖精。人間に対して厳しい態度を取るコーラルとは反対に、何事に対しても鷹揚で好奇心旺盛。その感性は下記の本性を含めて''まるで子供のような「誰よりも妖精らしい妖精」''と称されている。
:その一方で、風の氏族としての能力を最大限に悪用した腹黒い陰謀家としての面も持っており、これによって鏡の氏族すべてやモルガン、ノクナレアを含め数多くの有力者が死に追いやられた。だがしかし、彼女の本質は陰謀家ではなく'''「誰よりも一番に愛される」'''という妖精としての自身の目的の下、「自分を愛してくれる環境、自分が一番でいられる世界」を維持しようとしているだけであり、その為に『自分を差し置いて輝ける存在を陥れて潰し、後になったら罪も行為も忘れ去ってしまう』というパターンで行動している、あまりにも[[ビーストⅢ/R|自己愛に振り切れ過ぎた八方美人]]。
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:その一方で、風の氏族としての能力を最大限に悪用した腹黒い陰謀家としての面も持っており、これによって鏡の氏族や、モルガンにノクナレアを含めた数多くの有力者が死に追いやられた。だがしかし、彼女の本質は陰謀家ではなく'''「自分が一番愛されている事」'''という妖精としての自身の目的の下、「自分を愛してくれる環境、自分が一番輝いていられる世界」を維持しようとしているだけの、あまりにも[[ビーストⅢ/R|自己愛に振り切れ過ぎた八方美人]]。
:「博愛主義で妖精と人間の共存を望むカリスマ」という顔はその結果として生まれた表面上のもの。実際は殆どが自分の益になるものを作りたいが故にやっていた事で、いくら優れた指導者の様に見えても、その行動は大まかに云えば「他勢力の足を引っ張り、事態を悪化させている」だけであり、オーロラ陣営はそれによりピンチこそ凌げるものの、周囲に負担を強いる事自体は変わらず、結果としてブリテンの滅びは早まっていく。
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:「博愛主義で妖精と人間の共存を望むカリスマ」という顔は、その結果として生まれた表面上のもの…もとい彼女に心酔している同じ風の氏族や妖精達が作り上げたイメージ像に等しく、実際は殆どが自分の益になるものを作りたいが故にやっていた事で、いくら優れた指導者の様に見えても、大まかには''『自分を差し置いて輝ける存在を潰し、後になったら罪も行為も忘れ去ってしまう』''というワンパターンで行動しているだけであり、オーロラ陣営はそれによりピンチこそ凌げるものの、周囲に負担を強いる事自体は変わらず、結果としてブリテンの滅びは早まっていく。
:『そこにいるだけで完璧な存在』『誰よりも価値のある妖精』という、風の氏族の特性を良くも悪くも最も顕著に現した存在。それ故に自分を高めることは全く知らない為、自分より目立つ者や自分を顧みず褒めようとしない者が現れれば、個人であれ一グループであれ''誰であろうと後先考えることなく隙をついて引き摺り落とすか、間接的に粛清する形で排斥し貶めるかして見捨てる''。そうする事で例えその場におけるただ一時の瞬間であっても、自身の目的が達成されている状況を最優先に保ち続ける事が彼女の行動指針の全てである。その為なら刹那的に危険な行為も躊躇いなく行い、それでいて気が済めば今まで起きた一連の過程に介入していた事を忘却し、自分にとって都合が良い様に脳内補完してしまう。
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:と云うのも、元より成長の必要が無い始めから完成された姿という妖精の性質に加えて、『そこにいるだけで完璧な存在』『誰よりも価値のある妖精』という、風の氏族の特性を良くも悪くも最も顕著に現した存在故に、自分自信を高めることは全く知らない為、自分より目立つ者や自分を顧みず褒めようとしない者が現れれば、個人であれ一グループであれ''誰であろうと後先考えることなく隙をついて引き摺り落とすか、間接的に粛清する形で排斥し貶めるかして見捨てる''。そうする事で例えその場におけるただ一時の瞬間であっても、自身の目的が達成されている状況を最優先に保ち続ける事が彼女の行動指針の全てであり、その為なら刹那的に危険な行為も躊躇いなく行い、それでいて気が済めば今まで起きた一連の過程に介入していた事を忘却し、自分にとって都合が良い様に脳内補完してしまう。
:上記のような善悪の認識だけでなく、損得勘定や責務等といった社会観念についても露ほども持ち合わせてもおらず、自らの些細な言動がきっかけで予想以上の犠牲者が出たり事を荒立てたとしても、自分が原因だとは思わないまま放棄し、「周りが何とかしてくれる」とひたすら他人に任せっぱなしにしてしまう。
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:また、上記のような善悪の認識だけでなく、損得勘定や責務等といった社会観念についても露ほども持ち合わせてもおらず、自らの些細な言動がきっかけで予想以上の犠牲者が出たり事を荒立てたとしても、自分が原因だとは思わないまま放棄し、「周りが何とかしてくれる」とひたすら他人に任せっぱなしにしてしまう。
 
:あらゆる言動を当人さえ「真実」だと本気で思い込むほどに自己否定を全くしない上に、領民たる妖精は元から疑うことを知らない者達ばかりなのに加え、人間の方も崇拝から来る極端な選民思想に染まっている事も、『オーロラがそう言うのだから本当』という思い込みを後押ししており、彼女の発言が口からの出任せなのかどうかの判断が可能なのは、よほどの知恵者に限られる。さらに強大な能力・権力を持つ故に、彼女の『本質』を知り得るものはまず一番長く身近に居続けられる者に限られるので、未然にその本性を看破できた者は片手で数えられる程度しかいなかった。
 
:あらゆる言動を当人さえ「真実」だと本気で思い込むほどに自己否定を全くしない上に、領民たる妖精は元から疑うことを知らない者達ばかりなのに加え、人間の方も崇拝から来る極端な選民思想に染まっている事も、『オーロラがそう言うのだから本当』という思い込みを後押ししており、彼女の発言が口からの出任せなのかどうかの判断が可能なのは、よほどの知恵者に限られる。さらに強大な能力・権力を持つ故に、彼女の『本質』を知り得るものはまず一番長く身近に居続けられる者に限られるので、未然にその本性を看破できた者は片手で数えられる程度しかいなかった。
 
:そのうちオベロンは、彼女との会話で「最も汎人類史の妖精に近い存在」「もっとも無垢な簒奪者」「加害者であり傍観者でもあったからここまで生きてこられた」と告げている他、メリュジーヌからは「オーロラが『一番輝ける存在』でいられるのは、本人と同じく純粋無垢に善悪を楽しむ者達がいるブリテン異聞帯だけ」と断言されている。
 
:そのうちオベロンは、彼女との会話で「最も汎人類史の妖精に近い存在」「もっとも無垢な簒奪者」「加害者であり傍観者でもあったからここまで生きてこられた」と告げている他、メリュジーヌからは「オーロラが『一番輝ける存在』でいられるのは、本人と同じく純粋無垢に善悪を楽しむ者達がいるブリテン異聞帯だけ」と断言されている。
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