;「―――違う! 司令官としての責任ではない!<br>違う、違うのだ! それ以前の問題だ、それ以前の問題なのだよ!<br>ああくそう、認めよう、認めているとも! <ruby>私には<rb></rb><rt>・・・</rt></ruby>、<ruby>世界を滅ぼした責任がある<rb></rb><rt>・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>!<br>私が、旧カルデア崩壊を招いた一因だったと! 私だって分かっているのだ!<br>カルデアのスタッフたちに非はなかった! 人理焼却はカルデアとは関係のないコト!<br>それを彼らは、前カルデアスタッフは、たった数十人で解決せざるを得なかった!<br>なのに、私は――― 世界が滅びたのはおまえたちの責任だ、などと……<br>彼らは優秀だった。<br>私がカルデアの所長になんぞならなければ、もっと違う、もっとマシな状況になっていた筈なんだ!<br>だから―――<br>―――心底イヤで恐ろしいが、せせ、責任を果たさねば、ならないのだ!<br>私は何より自分が可愛い! 自分が大切だ! だからこそ!<br>人類の裏切りものにはなりたくない! 卑怯者の自分には、なりたくないのだよ!」<br>「こ、ここで……逃げてしまっては……たとえ死ぬと分かっていても……<br>私は、退かぬ! 退かぬぞ!<br>神霊カイニス! 改めて貴様に言おう! 私は、貴様と交渉ができると踏んでここに立っている!<br>私は貴様の命を救ったし、我々は貴様の仇である海神を異聞帯のソレとは言え倒したし、それから―――<br>それから……<br>それから! フワッフワのクロワッサンが! ある!」 | ;「―――違う! 司令官としての責任ではない!<br>違う、違うのだ! それ以前の問題だ、それ以前の問題なのだよ!<br>ああくそう、認めよう、認めているとも! <ruby>私には<rb></rb><rt>・・・</rt></ruby>、<ruby>世界を滅ぼした責任がある<rb></rb><rt>・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>!<br>私が、旧カルデア崩壊を招いた一因だったと! 私だって分かっているのだ!<br>カルデアのスタッフたちに非はなかった! 人理焼却はカルデアとは関係のないコト!<br>それを彼らは、前カルデアスタッフは、たった数十人で解決せざるを得なかった!<br>なのに、私は――― 世界が滅びたのはおまえたちの責任だ、などと……<br>彼らは優秀だった。<br>私がカルデアの所長になんぞならなければ、もっと違う、もっとマシな状況になっていた筈なんだ!<br>だから―――<br>―――心底イヤで恐ろしいが、せせ、責任を果たさねば、ならないのだ!<br>私は何より自分が可愛い! 自分が大切だ! だからこそ!<br>人類の裏切りものにはなりたくない! 卑怯者の自分には、なりたくないのだよ!」<br>「こ、ここで……逃げてしまっては……たとえ死ぬと分かっていても……<br>私は、退かぬ! 退かぬぞ!<br>神霊カイニス! 改めて貴様に言おう! 私は、貴様と交渉ができると踏んでここに立っている!<br>私は貴様の命を救ったし、我々は貴様の仇である海神を異聞帯のソレとは言え倒したし、それから―――<br>それから……<br>それから! フワッフワのクロワッサンが! ある!」 |