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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 第5代ローマ皇帝[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]の家庭教師であり、哲学者。
| + | 第5代[[ローマ皇帝]][[ネロ・クラウディウス|ネロ]]の家庭教師であり、哲学者。 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :本名・ルキウス・アンナエウス・セネカ。<br>弁論術で名を馳せた元老院議員の一人で、かつて第3代ローマ皇帝[[カリギュラ]]に疎まれ追放されていた。その後紆余曲折を経て、元老院を味方につけ、自分の権力基盤を盤石にしたいと思っていた[[アグリッピナ]]によってネロの家庭教師として招かれる。若すぎる上に女の皇帝を疎んじていた者が少なくなかった中で、ネロにとってはただ一人の理解者であり、彼女の才を伸ばし見識を広めるのに死力を尽くした。<br>だがアグリッピナ殺害後のネロの行動から自分とのすれ違いに思い悩み自殺してしまう。そして彼の死がネロを破滅の運命へと更に追い込んでいくこととなる。 | + | :本名・ルキウス・アンナエウス・セネカ。 |
| + | :弁論術で名を馳せた元老院議員の一人で、かつて第3代ローマ皇帝[[カリギュラ]]に疎まれ追放されていた。その後紆余曲折を経て、元老院を味方につけ、自分の権力基盤を盤石にしたいと思っていた[[アグリッピナ]]によってネロの家庭教師として招かれる。若すぎる上に女の皇帝を疎んじていた者が少なくなかった中で、ネロにとってはただ一人の理解者であり、彼女の才を伸ばし見識を広めるのに死力を尽くした。 |
| + | :だが、アグリッピナ殺害後のネロの行動から自分とのすれ違いに思い悩み自殺してしまう。そして彼の死がネロを破滅の運命へと更に追い込んでいくこととなる。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
− | :教育・政策方針は「寛容」。<br>哲学者・政治家に見えない程に身体つきが良く、かなりの長身。<br>非常に率直な人物で、聡明な割には話していると、ことごとく相手の地雷を踏み抜いてしまう。ある意味几帳面な性格。<br>初対面で作品を酷評されたり、身長の悩みを突っ込まれたネロからは「そんなことだから追放の憂き目を見るのだぞ!」と評されている。<br>だが、嫌味な所が全くないためネロとの相性は非常によく、彼女の「神に愛されている」と言われるほどの多彩な才能を引き出し、皇帝就任式の草案や元老院の腐敗を正すための改革に協力した。 | + | :教育・政策方針は「寛容」。哲学者・政治家に見えない程に身体つきが良く、かなりの長身。 |
| + | :非常に率直な人物で、聡明な割には話していると、ことごとく相手の地雷を踏み抜いてしまう。ある意味几帳面な性格。 |
| + | :初対面で作品を酷評されたり、身長の悩みを突っ込まれたネロからは「そんなことだから追放の憂き目を見るのだぞ!」と評されている。だが、嫌味な所が全くないためネロとの相性は非常によく、彼女の「神に愛されている」と言われるほどの多彩な才能を引き出し、皇帝就任式の草案や元老院の腐敗を正すための改革に協力した。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :本編ではセイバーの回想で言及されるだけだが、漫画版のローマ編で本人が登場。 | | :本編ではセイバーの回想で言及されるだけだが、漫画版のローマ編で本人が登場。 |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
− | :立ち絵こそないものの幕間イベントにおいて登場。 | + | :立ち絵こそないものの、[[ロムルス]]の[[幕間の物語]]「セプテムの守護者、此処に」において登場。 |
| + | :『螺旋証明世界 リリムハーロット』においても、やはり立ち絵は登場しないがネロの回想において登場する。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| ;[[アグリッピナ]] | | ;[[アグリッピナ]] |
| :旧知の仲であり、野に追いやられていた自分を救ってくれた恩人であったが、ネロが皇帝となっても執拗に干渉する彼女の存在を問題視するようになる。 | | :旧知の仲であり、野に追いやられていた自分を救ってくれた恩人であったが、ネロが皇帝となっても執拗に干渉する彼女の存在を問題視するようになる。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「彫刻のことはよく分かりませんが……ぶっちゃけ微妙な出来ですね」 | | ;「彫刻のことはよく分かりませんが……ぶっちゃけ微妙な出来ですね」 |
− | :ネロが作った、何だかよく分からない異形の怪物のような彫刻への感想。<br>初対面の王に対して余りに怖いもの知らずな対応だが、更に「外の世界を知らず自分の世界に籠もるから勘が鈍るのです」とまで言い放つ。 | + | :ネロが作った、何だかよく分からない異形の怪物のような彫刻への感想。 |
| + | :初対面の王に対して余りに怖いもの知らずな対応だが、更に「外の世界を知らず自分の世界に籠もるから勘が鈍るのです」とまで言い放つ。 |
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| ;「皇帝陛下はまだお若い。<br> 自身の身長のことでお悩みなら、まだ成長の可能性はありますよ。<br> ハッハッハッ!」 | | ;「皇帝陛下はまだお若い。<br> 自身の身長のことでお悩みなら、まだ成長の可能性はありますよ。<br> ハッハッハッ!」 |
− | : 「背が高い者は好かん! 首が疲れる!」と教えを拒否しようとしたネロに対して。<br>余りにストレートな発言だが、身内同士の争いと奸計に満ちた世界にウンザリしていたネロは逆に「腹は立つが、なにやら面白い奴」とセネカへの認識を改め、家庭教師として受け入れることになる。 | + | :「背が高い者は好かん! 首が疲れる!」と教えを拒否しようとしたネロに対して。 |
| + | :余りにストレートな発言だが、身内同士の争いと奸計に満ちた世界にウンザリしていたネロは逆に「腹は立つが、なにやら面白い奴」とセネカへの認識を改め、家庭教師として受け入れることになる。 |
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| ;「男装……?」 | | ;「男装……?」 |
− | :生前、ネロが「見事な男装であろう!」とパンツとか胸とか見えちゃう舞踏着を見せに来た事に対して。<br>やっぱりあの服装は当時のローマ人も驚きだったらしい……。 | + | :生前、ネロが「見事な男装であろう!」とパンツとか胸とか見えちゃう舞踏着を見せに来た事に対して。 |
| + | :やっぱりあの服装は当時のローマ人も驚きだったらしい……。 |
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| ;「皇帝陛下。あなたは随分と遠いところまで来てしまいましたね。<br> あなたの才を見出した私にも責任があるのですが」<br>「ではお暇を頂戴したく御座います。<br> あなたの手の届かぬところへ」 | | ;「皇帝陛下。あなたは随分と遠いところまで来てしまいましたね。<br> あなたの才を見出した私にも責任があるのですが」<br>「ではお暇を頂戴したく御座います。<br> あなたの手の届かぬところへ」 |