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| == 概要 == | | == 概要 == |
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| 『[[Fate/Grand Order]]』でプレイヤーの分身たる役目を担う主人公。男性と女性が常時(ただしマイルームでのみ)選択可能。 | | 『[[Fate/Grand Order]]』でプレイヤーの分身たる役目を担う主人公。男性と女性が常時(ただしマイルームでのみ)選択可能。 |
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| : カルデアの最後の来館者として入館しており、それより以前の経歴は不明。しかし二十一世紀の日本都市部の光景に馴染みがあることから、それに近い水準環境で生活していた模様。 | | : カルデアの最後の来館者として入館しており、それより以前の経歴は不明。しかし二十一世紀の日本都市部の光景に馴染みがあることから、それに近い水準環境で生活していた模様。 |
| : 狂った人類史を正すため、英霊召喚システム「フェイト」を使ってサーヴァント達を召喚し、時空を超えて7つの聖杯探索に挑む事になる。 | | : 狂った人類史を正すため、英霊召喚システム「フェイト」を使ってサーヴァント達を召喚し、時空を超えて7つの聖杯探索に挑む事になる。 |
− | : 説明会で居眠りしてしまった<ref group = "注">もっとも、これは慣れない霊子ダイブの副作用によるもので、状態はともかく状況としては「体調不良による失神、昏倒」に近いものなのだが。</ref>ために最初の[[レイシフト]]実験チームからは外されていたのだが、それがある意味幸運となり、[[レフ・ライノール]]の仕組んだ爆発事故に巻き込まれずに済む。成り行きで[[マシュ・キリエライト]]と共にファーストオーダー=冬木へのレイシフトを行うこととなる。 | + | : 説明会で居眠りしてしまった<ref group = "注">もっとも、これは慣れない霊子ダイブの副作用によるもので、状態はともかく状況としては「体調不良による失神、昏倒」に近いものなのだが。</ref>ために最初の[[レイシフト]]実験チームからは外されていたのだが、それがある意味幸運となり、[[レフ・ライノール]]の仕組んだ爆発事故に巻き込まれずに済む。成り行きで[[マシュ・キリエライト]]と共にファーストオーダー=[[炎上汚染都市 冬木|冬木]]へのレイシフトを行うこととなる。 |
| : カルデアの外は滅亡同然の状態となってしまった上、他のマスター候補は全員<ref group = "注">マシュは除く。作中では「47人全員」と表記されており、二人を除けば46人のはずであるがこの表記。なお、アニメ「the First Order」ではマシュは48人に数えられていないことが確認できる。</ref>爆発によって危篤状態にあり、治療も行き届かないためにやむなく凍結保存を行ったため、増員は不可能。主人公はただ一人、人類最後のマスターとして戦いに臨むこととなる。 | | : カルデアの外は滅亡同然の状態となってしまった上、他のマスター候補は全員<ref group = "注">マシュは除く。作中では「47人全員」と表記されており、二人を除けば46人のはずであるがこの表記。なお、アニメ「the First Order」ではマシュは48人に数えられていないことが確認できる。</ref>爆発によって危篤状態にあり、治療も行き届かないためにやむなく凍結保存を行ったため、増員は不可能。主人公はただ一人、人類最後のマスターとして戦いに臨むこととなる。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
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| :カルデアのデータ上では、塩基配列はヒトゲノム、霊器属性は善性・中立、と登録されている。各所で酒を勧められるシーンがあるが、未成年なので飲酒は不可<ref group = "注">[[佐々木小次郎]]のマイルーム会話等より。ただし第2部の途中からは体感時間の経過を考慮してか「西暦がわからないから」等を理由に断っている</ref><ref group = "注">コミカライズ版「-turas réalta-」では未成年ということで飲酒を断っていたが、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]に強制的に飲まされて吐いていた。<s>アルハラなんぞ海賊には通用しない。</s></ref>。一人称はほとんどの場面で「自分」となっているが、「オレ(男主人公)」「わたし(女主人公)」が使われることがたまにある<ref group = "注">初めて使われた第1部第5章などは多用されているが、以降の大半の章・イベントでは全く使われないことが多い。ライターの裁量に委ねられているのだろうか。</ref>。なお、ドラマCD・アニメの男主人公は「俺(音声なので表記は不明)」、『マンガで分かる!』の女主人公は「私」。 | | :カルデアのデータ上では、塩基配列はヒトゲノム、霊器属性は善性・中立、と登録されている。各所で酒を勧められるシーンがあるが、未成年なので飲酒は不可<ref group = "注">[[佐々木小次郎]]のマイルーム会話等より。ただし第2部の途中からは体感時間の経過を考慮してか「西暦がわからないから」等を理由に断っている</ref><ref group = "注">コミカライズ版「-turas réalta-」では未成年ということで飲酒を断っていたが、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]に強制的に飲まされて吐いていた。<s>アルハラなんぞ海賊には通用しない。</s></ref>。一人称はほとんどの場面で「自分」となっているが、「オレ(男主人公)」「わたし(女主人公)」が使われることがたまにある<ref group = "注">初めて使われた第1部第5章などは多用されているが、以降の大半の章・イベントでは全く使われないことが多い。ライターの裁量に委ねられているのだろうか。</ref>。なお、ドラマCD・アニメの男主人公は「俺(音声なので表記は不明)」、『マンガで分かる!』の女主人公は「私」。 |
| : 原則的に選択肢によってのみ発言するため、シナリオによって真面目な選択肢とギャグ選択肢の比率が違う事から、異なる印象を受ける。中にはツッコミに回る一面もあるが、天然なのか意図的なのかボケることが多い。 | | : 原則的に選択肢によってのみ発言するため、シナリオによって真面目な選択肢とギャグ選択肢の比率が違う事から、異なる印象を受ける。中にはツッコミに回る一面もあるが、天然なのか意図的なのかボケることが多い。 |
− | : 敵、どころかサーヴァントクラスの相手にも基本的に臆しないなど一般人らしからぬ大胆不敵さの持ち主であり、サーヴァント相手にキレて煽ったり皮肉を言ったり、シリアスな場面で「怖くないのか?」と思いたくなるような相手や場面でも堂々とした態度ではっきりと言い返す。一方で歯に衣着せぬ物言いや空気の読めない事を言ったり、マイルームでコミュニケーションにボディタッチをする事なども多いため、周りから突っ込まれたり怒られたりする事もしばしば。マシュからも、「相手を信頼している時にかぎって、玄妙な感想を口にしてしまう」とされている。 | + | : 敵、どころかサーヴァントクラスの相手にも基本的に臆しないなど一般人らしからぬ大胆不敵さの持ち主であり、サーヴァント相手にキレて煽ったり皮肉を言ったり、シリアスな場面で「怖くないのか?」と思いたくなるような相手や場面でも堂々とした態度ではっきりと言い返す。一方で歯に衣着せぬ物言いや空気の読めない事を言ったり、マイルームでコミュニケーションにボディタッチをする事なども多いため、周りから突っ込まれたり怒られたりする事もしばしば。マシュからも、「相手を信頼している時にかぎって、玄妙な感想を口にしてしまう」とされている<ref group ="出">イベント『魔法使いの夜アフターナイト/隈乃温泉殺人事件 ~駒鳥は見た! 魔法使いは二度死ぬ~』「1.隈野温泉にようこそ(前編)」</ref>。 |
− | : ただし、彼我の力の差の理解や死への感情など、状況判断や'''精神にこれといった欠陥・欠落や突出点があるわけではなく'''(歴代TYPE-MOON主人公としては異例なまでに)、[[ヘラクレス]]に追われたときや、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]を守るために[[モードレッド]]の前に立った時など、他人に見抜かれる程に恐怖心が露わになる時もある。時折挫けそうになり怯む事もあるがそれも一瞬で、己の弱さを言い訳にせず前に出る決断力、そして自分が一番苦しい状況であっても他者の恩義や想いなどに応えようとする強い気持ちを以って再び立ち向かう。そして自分に出来る事を出来る範囲で努力し、出来ない事は出来る範囲に収めようと最善を尽くし、人の敬遠する役割も進んで請け負い、何度酷い目に遭っても立ち上がり続けながら、どれほど過酷で絶望的な状況を前にしても諦めずに足掻き続ける。 | + | : ただし、相手との力の差の理解や死への感情など、状況判断や'''精神にこれといった欠陥・欠落や突出点があるわけではなく'''(歴代TYPE-MOON主人公としては異例なまでに)、[[ヘラクレス]]に追われたときや、マシュを守るために[[モードレッド]]の前に立った時など、他人に見抜かれる程に恐怖心が露わになる時もある。時折挫けそうになり怯む事もあるがそれも一瞬で、己の弱さを言い訳にせず前に出る決断力、そして自分が一番苦しい状況であっても他者の恩義や想いなどに応えようとする強い気持ちを以って再び立ち向かう。そして自分に出来る事を出来る範囲で努力し、出来ない事は出来る範囲に収めようと最善を尽くし、人の敬遠する役割も進んで請け負い、何度酷い目に遭っても立ち上がり続けながら、どれほど過酷で絶望的な状況を前にしても諦めずに足掻き続ける。 |
− | :強いて言うならば、かなり良心的で心の広く柔軟性のある性格<ref group = "注">作中では『善を知りながら悪を成し、善にありながら悪を許す』『善でありながら悪を憎まない。悪に苛まれようとも、善を貫こうとする』『どんな冒険を過ごしても、他人に染まらず、自分の感じた正しさを信じられる』とも評されている。その一方で柔軟なる性根故に『貴人と見れば貴人として』『変人と見れば変人として』遇するとも言われており、変人奇人に対してはわりと容赦のない返答をすることも多い。</ref>。善悪で他人を差別したり、おおよその「魔術師」のように目的のためならあらゆる非道や犠牲を許容するような人物では決してない。作中でも敵対者の非道や方針に憤りを見せて反論する事はあっても、その大元にあるものや価値観、出自などにまで侮辱や偏見を向けたり軽々しく否定したりする事は無く、また召喚に応じたサーヴァントに対してもその在り方や過去に関係なく慈しんで尊重する。 | + | :強いて言うならば、かなり良心的で心の広く柔軟性のある性格<ref group = "注">作中では『善を知りながら悪を成し、善にありながら悪を許す』『善でありながら悪を憎まない。悪に苛まれようとも、善を貫こうとする』『どんな冒険を過ごしても、他人に染まらず、自分の感じた正しさを信じられる』とも評されている。その一方で柔軟なる性根故に『貴人と見れば貴人として』『変人と見れば変人として』遇するとも言われており、変人奇人に対してはわりと容赦のない返答をすることも多い。</ref>。善悪で他人を差別したり、おおよその「[[魔術師]]」のように目的のためならあらゆる非道や犠牲を許容するような人物では決してない。作中でも敵対者の非道や方針に憤りを見せて反論する事はあっても、その大元にあるものや価値観、出自などにまで侮辱や偏見を向けたり軽々しく否定したりする事は無く、また召喚に応じたサーヴァントに対してもその在り方や過去に関係なく慈しんで尊重する。 |
| :そして世界の危機と関係ない他人事であっても、人助けや並々ならぬ信念からの行動などに対しては損得勘定抜きで真摯に応える姿勢を貫いており、自ら望んで変質し離れて行ったサーヴァントや見ず知らずの他人、また自分を裏切った相手や訳あって敵対する事になった相手などに対してもその事では責めずに真正面から受け止めるだけの度量を見せる。時には強く心を痛めながらも自分の良心に反した行動に出る覚悟を見せる事もあるが、それでも善意や優しさが下地にある信念や判断力は決して歪まず、どうしても必要だと強く進言されて納得した時以外は絶対に己の決断を譲らない。 | | :そして世界の危機と関係ない他人事であっても、人助けや並々ならぬ信念からの行動などに対しては損得勘定抜きで真摯に応える姿勢を貫いており、自ら望んで変質し離れて行ったサーヴァントや見ず知らずの他人、また自分を裏切った相手や訳あって敵対する事になった相手などに対してもその事では責めずに真正面から受け止めるだけの度量を見せる。時には強く心を痛めながらも自分の良心に反した行動に出る覚悟を見せる事もあるが、それでも善意や優しさが下地にある信念や判断力は決して歪まず、どうしても必要だと強く進言されて納得した時以外は絶対に己の決断を譲らない。 |
| :そうした性格や在り方は誰からも高く評価されており、形式として従うだけで馴れ合いを拒絶するサーヴァントも最終的には根負けした形で心服したり、渋々であっても主人公の決断に付き合うケースも多い。ただ、その関係で性別関係なく数々の男女サーヴァントからも好意を持たれており、特に女性の中には[[清姫|愛が]][[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|重い]][[源頼光|連中]]も数多いため、所謂「女難の相」を持っているともいえる。 | | :そうした性格や在り方は誰からも高く評価されており、形式として従うだけで馴れ合いを拒絶するサーヴァントも最終的には根負けした形で心服したり、渋々であっても主人公の決断に付き合うケースも多い。ただ、その関係で性別関係なく数々の男女サーヴァントからも好意を持たれており、特に女性の中には[[清姫|愛が]][[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|重い]][[源頼光|連中]]も数多いため、所謂「女難の相」を持っているともいえる。 |
− | : このようにサーヴァントから求愛行為を受けることも多いが一般人、つまりカルデアに来る前については、妻子を持ったことはなく、またカルデアに来た時点では、帰りを待っているような恋人はいないと明言されている<ref group = "注">巴御前の幕間では彼女から『まっさらな身』であると表現されている。</ref>。 | + | : このようにサーヴァントから求愛行為を受けることも多いが一般人、つまりカルデアに来る前については、妻子を持ったことはなく、またカルデアに来た時点では、帰りを待っているような恋人はいないと明言されている<ref group = "注">[[巴御前]]の幕間の物語「わが心、あの旭を忘れじ」では彼女から『まっさらな身』であると表現されている。</ref>。 |
− | : なお、様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている<ref group = "注">ただし、何でも引き受けるわけではなく、無茶ぶりや気ままばかり言うアルテミスが主人公の元に来た際は「帰ってください」と要件を聞かずに拒絶したり、エリザベートに至っては歌がトラウマとなっていることもあってか、逃げ出そうとした事も。それでも何だかんだで付き合うのが殆どだが。</ref>。 | + | : なお、様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている<ref group = "注">ただし、何でも引き受けるわけではなく、無茶ぶりや気ままばかり言う[[オリオン|アルテミス]]が主人公の元に来た際は「帰ってください」と要件を聞かずに拒絶したり、エリザベートに至っては歌がトラウマとなっていることもあってか、逃げ出そうとした事も。それでも何だかんだで付き合うのが殆どだが。</ref>。 |
− | : 性別問わず小学生男子的な浪漫を理解できるようで、[[チャールズ・バベッジ]]がロコモティブ・フォームに変形した際は感動のあまり涙を流したり<ref group = "出">イベント『デッドヒート・サマーレース!』より。</ref>、[[メカエリチャンⅡ号機]]を見てMkⅡという形式に激しく興奮したり、[[アヴィケブロン]]の[[幕間の物語]]『ギッチギチ第一回史上最強ロボコンテスト』でのアヴィケブロンの発案にノリノリで乗っかったり、[[出雲阿国]]が持ってきた[[斬ザブロー]]に興味を持って彼女をガッカリさせてしまったりしている。 | + | : 性別問わず小学生男子的な浪漫を理解できるようで、[[チャールズ・バベッジ]]がロコモティブ・フォームに変形した際は感動のあまり涙を流したり<ref group = "出">イベント『デッドヒート・サマーレース!』</ref>、[[メカエリチャンⅡ号機]]を見てMkⅡという形式に激しく興奮したり、[[アヴィケブロン]]の[[幕間の物語]]『ギッチギチ第一回史上最強ロボコンテスト』でのアヴィケブロンの発案にノリノリで乗っかったり、[[出雲阿国]]が持ってきた[[斬ザブロー]]に興味を持って彼女をガッカリさせてしまったりしている。 |
− | : その人柄をもって人理修復を成し遂げ、続くレムナント・オーダーも完遂したが、これまでの旅路は「聖杯探索」であって「聖杯戦争」ではなかった。これは即ち、歴代主人公が直面した'''「自身の願いや正義、生存のために他者のそれを踏みにじる」「何かを救うために何かを切り捨てる」'''などというFate主人公の通過儀礼を経験しないままに一つの大きな戦いを終えてしまった事にほかならない。この未知の欠陥は、ロストベルトとの「戦争」で大きく露呈。戦う相手の命どころか、何の罪もない全ての生物、その世界そのものを消滅させるという現実の前に完全に戦意喪失した。しかし、命を賭して主人公を守った[[パツシィ|友]]の最期の言葉を受け、涙ながらに再起。帰るべき地を目指し異聞帯を滅ぼす不毛の旅路に、一歩々々の足を踏み出すこととなる。 | + | : その人柄をもって人理修復を成し遂げ、続くレムナント・オーダーも完遂したが、これまでの旅路は「聖杯探索」であって「聖杯戦争」ではなかった。これは即ち、歴代主人公が直面した'''「自身の願いや正義、生存のために他者のそれを踏みにじる」「何かを救うために何かを切り捨てる」'''などというFate主人公の通過儀礼を経験しないままに一つの大きな戦いを終えてしまった事にほかならない。この未知の欠陥は、[[異聞帯|ロストベルト]]との「戦争」で大きく露呈。戦う相手の命どころか、何の罪もない全ての生物、その世界そのものを消滅させるという現実の前に完全に戦意喪失した。しかし、命を賭して主人公を守った[[パツシィ|友]]の最期の言葉を受け、涙ながらに再起。帰るべき地を目指し異聞帯を滅ぼす不毛の旅路に、一歩々々の足を踏み出すこととなる。 |
| :その後もいずれは滅ぼす異聞帯の住民との関わりを欠かさないが、主人公にとっては彼らを見なかったフリをする方が辛かったため。異聞帯の人々を忘れないために知ろうとするのは、思考放棄と自己防衛の末に『顔も知らない相手だから殺せる』という卑劣な行為に走ることを避けるためであると言われている。 | | :その後もいずれは滅ぼす異聞帯の住民との関わりを欠かさないが、主人公にとっては彼らを見なかったフリをする方が辛かったため。異聞帯の人々を忘れないために知ろうとするのは、思考放棄と自己防衛の末に『顔も知らない相手だから殺せる』という卑劣な行為に走ることを避けるためであると言われている。 |
− | :第2部第6章にて失意の庭に閉じ込められ、自身を取り巻く状況や未来に対する絶望をまざまざと突きつけられ、一時は精神崩壊寸前まで追い込まれるも、それでも背負ったもの、託してくれたものの為に奮起し立ち上がる姿はプレイヤーをして「立派な型月主人公になった(成ってしまった)」。と評されている。 | + | :[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|第2部第6章]]にて失意の庭に閉じ込められ、自身を取り巻く状況や未来に対する絶望をまざまざと突きつけられ、一時は精神崩壊寸前まで追い込まれるも、それでも背負ったもの、託してくれたものの為に奮起し立ち上がる姿はプレイヤーをして「立派な型月主人公になった(成ってしまった)」。と評されている。 |
− | :奏章Ⅱでは疑似東京における母と妹、そして隣人の真白キリエを殺されたことで復讐心が芽生え、必要以上に前に出たり冷静さを欠く場面が見られた。尤も疑似東京に精神が引っ張られていた可能性も示唆されていたが、最終的には天塚先輩の言葉で思い直し、平常心を取り戻した。 | + | :[[不可逆廃棄孔 イド|奏章Ⅱ]]では疑似東京における[[レオナルド・ダ・ヴィンチ#母|母]]と[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕#妹|妹]]、そして隣人の[[マシュ・キリエライト#真白キリエ|真白キリエ]]を殺されたことで復讐心が芽生え、必要以上に前に出たり冷静さを欠く場面が見られた。尤も疑似東京に精神が引っ張られていた可能性も示唆されていたが、最終的には[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト#天塚先輩|天塚先輩]]の言葉で思い直し、平常心を取り戻した。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
| : マスター候補ではあるが、数合わせの一般枠であるため訓練らしい訓練は全く受けておらず、強いて言ってもカルデア入館時に模擬戦闘を一回行ったのみである。 | | : マスター候補ではあるが、数合わせの一般枠であるため訓練らしい訓練は全く受けておらず、強いて言ってもカルデア入館時に模擬戦闘を一回行ったのみである。 |
| : 非常に多くのサーヴァントと契約することになるが、維持し続けるだけの魔力を持ち合わせているわけではなく、カルデアの魔力提供によるところが大きい。そのため、カルデアがサーヴァントの体を繋ぎ止め、そして主人公が心を繋ぎ止めておくことで互いを補完し、多くの契約を成り立たせていると言えるが、それを差し置いても'''これほど多くのサーヴァントを繋ぎ止めたマスターは過去に例を見ない'''<ref group = "注">そのことから[[エリザベート=バートリー]]や[[エミヤ]]曰く「世界で一番サーヴァントを知っているマスター」、[[ジェームズ・モリアーティ]]からは「サーヴァント鑑定眼ならば一、二を争う」と評される。</ref>。 | | : 非常に多くのサーヴァントと契約することになるが、維持し続けるだけの魔力を持ち合わせているわけではなく、カルデアの魔力提供によるところが大きい。そのため、カルデアがサーヴァントの体を繋ぎ止め、そして主人公が心を繋ぎ止めておくことで互いを補完し、多くの契約を成り立たせていると言えるが、それを差し置いても'''これほど多くのサーヴァントを繋ぎ止めたマスターは過去に例を見ない'''<ref group = "注">そのことから[[エリザベート=バートリー]]や[[エミヤ]]曰く「世界で一番サーヴァントを知っているマスター」、[[ジェームズ・モリアーティ]]からは「サーヴァント鑑定眼ならば一、二を争う」と評される。</ref>。 |
− | : 実戦経験の少なさに反してサーヴァントの扱いには極めて長けており、どんなに破天荒でクセのある英霊であってもしっかり意思疎通して手綱を握るだけの力量がある。そして経験を積むにつれて戦力編制や敵対者との交渉などの面でも信頼を置かれるようになり、第五特異点では自ら手がけた編成により大規模な戦争の勝利に貢献し、「二代目はオルタちゃん」では誰がどの役割に適しているか、誰がサンタ・リリィを導くべきかを理解した上で配役し、亜種特異点Ⅰでは[[巌窟王 エドモン・ダンテス|巌窟王]]に変装した[[シャーロック・ホームズ]]や[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]に化けた[[燕青]]の微妙な違和感を見逃すことなく正体に勘付くほどの鋭さを見せる。 | + | : 実戦経験の少なさに反してサーヴァントの扱いには極めて長けており、どんなに破天荒でクセのある英霊であってもしっかり意思疎通して手綱を握るだけの力量がある。そして経験を積むにつれて戦力編制や敵対者との交渉などの面でも信頼を置かれるようになり、[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム|第五特異点]]では自ら手がけた編成により大規模な戦争の勝利に貢献し、『二代目はオルタちゃん』では誰がどの役割に適しているか、誰が[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ|サンタ・リリィ]]を導くべきかを理解した上で配役し、[[悪性隔絶ま魔境 新宿|亜種特異点Ⅰ]]では[[巌窟王 エドモン・ダンテス|巌窟王]]に変装した[[シャーロック・ホームズ]]や[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]に化けた[[燕青]]の微妙な違和感を見逃すことなく正体に勘付くほどの鋭さを見せる。 |
− | : 魔術師としての才能や魔力は平凡以下と評されることが多く、戦闘能力は事実上皆無の扱いをされている。マスターになるような魔術師が基本的に修得している魔術も、身体能力の強化も礼装に頼る形であるようで、視力の強化すらできない<ref group="注">そもそも魔術は「身体に刻む」ものであり一朝一夕に習得できる物ではない。また、コミカライズ版「アガルタの女」での回想でロマニ曰く、「なまじ戦える手段を身につけてしまうと逃げる選択肢をとれなくなる。藤丸君みたいなタイプは特に」とのことで、知識はともかく魔術行使については意図的に教えていない物と思われる。</ref>。魔力についてはカルデアからのバックアップが有るとは言え、[[ダレイオス三世]]のような[[バーサーカー]]が本気で暴れればすぐに魔力切れを起こして倒れてしまうほど。最初は魔術回路も開いておらず、サーヴァント契約によりフル稼働したせいで脳に負担をかけていた<ref group = "注">そのため特異点Fの洞窟内で温かくて蜂蜜のたっぷり入ったお茶とオルガマリーが隠し持っていたドライフルーツを食べて休憩した。</ref>。 | + | : 魔術師としての才能や魔力は平凡以下と評されることが多く、戦闘能力は事実上皆無の扱いをされている。マスターになるような魔術師が基本的に修得している魔術も、身体能力の強化も礼装に頼る形であるようで、視力の強化すらできない<ref group="注">そもそも魔術は「身体に刻む」ものであり一朝一夕に習得できる物ではない。また、コミカライズ版「アガルタの女」での回想で[[ロマニ・アーキマン|ロマニ]]曰く、「なまじ戦える手段を身につけてしまうと逃げる選択肢をとれなくなる。藤丸君みたいなタイプは特に」とのことで、知識はともかく魔術行使については意図的に教えていない物と思われる。</ref>。魔力についてはカルデアからのバックアップが有るとは言え、[[ダレイオス三世]]のような[[バーサーカー]]が本気で暴れればすぐに魔力切れを起こして倒れてしまうほど。最初は魔術回路も開いておらず、サーヴァント契約によりフル稼働したせいで脳に負担をかけていた<ref group = "注">そのため特異点Fでは洞窟内で温かくて蜂蜜のたっぷり入ったお茶と、オルガマリーが隠し持っていたドライフルーツを食べて休憩した。</ref>。 |
| : ただし[[レオニダス一世|レオニダス]]曰く、どのような天才でも人理焼却のような天変地異の前では無力なため魔術の才能は重視しておらず、寧ろ困難から目を背けない事の方が重要であるとの言に違わず、どれ程絶望的な状況でも諦めずに人事を尽くし、さらに他人に対しても適切な距離感を保った上で卑下も軽蔑もせずに堂々としている。それ故、平凡と評したサーヴァントもマスターの力を嘆いたり軽んじるような様子はなく、初対面の相手からも「良い指示(采配)だった」「またどこかで契約できれば」などと、元から善良な性格も相俟って高く評価される事が多い。 | | : ただし[[レオニダス一世|レオニダス]]曰く、どのような天才でも人理焼却のような天変地異の前では無力なため魔術の才能は重視しておらず、寧ろ困難から目を背けない事の方が重要であるとの言に違わず、どれ程絶望的な状況でも諦めずに人事を尽くし、さらに他人に対しても適切な距離感を保った上で卑下も軽蔑もせずに堂々としている。それ故、平凡と評したサーヴァントもマスターの力を嘆いたり軽んじるような様子はなく、初対面の相手からも「良い指示(采配)だった」「またどこかで契約できれば」などと、元から善良な性格も相俟って高く評価される事が多い。 |
− | : それを裏付けるように、多くの経験と知識を積み重ねていった事でマスターとしての実力は[[クリプター]]の一員である[[ベリル・ガット|ベリル]]や[[デイビット・ゼム・ヴォイド|デイビット]]から「マスターとしては一流」「自分より上」と評されるまでとなっている。『[[虚数羅針内界 ペーパームーン]]』や期間限定イベント『盈月剣風帖』では、断片的な情報とそれまで培ったサーヴァントの知識を照らし合わせ[[ルーラー]]クラスの『真名看破』さながらに次々に相手サーヴァントの真名を即座に見破るという、聖杯戦争においては驚異以外の何者でもない芸当で相手を驚愕させており、[[源頼光/丑御前|丑御前]]からは「魔術師としては下の下だが、'''マスターとしては古今無双'''」とまで言わしめた。 | + | : それを裏付けるように、多くの経験と知識を積み重ねていった事でマスターとしての実力は[[クリプター]]の一員である[[ベリル・ガット|ベリル]]や[[デイビット・ゼム・ヴォイド|デイビット]]から「マスターとしては一流」「自分より上」と評されるまでとなっている。奏章Ⅰ『[[虚数羅針内界 ペーパームーン]]』や期間限定イベント『盈月剣風帖』では、断片的な情報とそれまで培ったサーヴァントの知識を照らし合わせ[[ルーラー]]クラスの『真名看破』さながらに次々に相手サーヴァントの真名を即座に見破るという、聖杯戦争においては驚異以外の何者でもない芸当で相手を驚愕させており、[[源頼光/丑御前|丑御前]]からは「魔術師としては下の下だが、'''マスターとしては古今無双'''」とまで言わしめた。 |
− | : さらにここぞという時の運の巡りは考えられうる限り相当に強く、しばしば苦境を切り開く武器のひとつとなっている。序章で出会う[[クー・フーリン]]から、運命を掴む天運(およびそれを前にした時の決断力)を持っていると評され、彼以外にも[[ジェームズ・モリアーティ|新宿のアーチャー(悪)]]は「強運を持っている」、[[鈴鹿御前]]は「天運持ってる系?」と言い、[[坂田金時]]は「このマスターは神も鬼も人間とも繋がっちまう傑物だ」とも語っている。実際、今後の見通しや現在の状況すら分からない孤立無援の絶望的な状況でも偶然の出会いや予想外の支援などに助けられて道が開ける事はかなり多く、また自分が善意や好意でした人助けや寄り道などが思わぬ形で返ってくる事も少なくないなど、他人との縁に関する幸運は並外れた高さを秘めている。 | + | : さらにここぞという時の運の巡りは考えられうる限り相当に強く、しばしば苦境を切り開く武器のひとつとなっている。第1部序章で出会う[[クー・フーリン〔キャスター〕]]から、運命を掴む天運(およびそれを前にした時の決断力)を持っていると評され、彼以外にも[[ジェームズ・モリアーティ|新宿のアーチャー(悪)]]は「強運を持っている」、[[鈴鹿御前]]は「天運持ってる系?」と言い、[[坂田金時]]は「このマスターは神も鬼も人間とも繋がっちまう傑物だ」とも語っている。実際、今後の見通しや現在の状況すら分からない孤立無援の絶望的な状況でも偶然の出会いや予想外の支援などに助けられて道が開ける事はかなり多く、また自分が善意や好意でした人助けや寄り道などが思わぬ形で返ってくる事も少なくないなど、他人との縁に関する幸運は並外れた高さを秘めている。 |
− | :[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]から「危険感知は一流」と言われており勝ち目のない戦いであれば"少し"躊躇するとされるが、躊躇するだけで結局は誰かのために戦う。感知能力の専門ともいえる一流のアサシンから認められるのは相当なものであるが、それが生まれ持っての先天的なものか、数多の死地を乗り越えた故に身についた後天的なものかは不明。 | + | :呪腕のハサンから「危険感知は一流」と言われており勝ち目のない戦いであれば"少し"躊躇するとされるが、躊躇するだけで結局は誰かのために戦う。感知能力の専門ともいえる一流のアサシンから認められるのは相当なものであるが、それが生まれ持っての先天的なものか、数多の死地を乗り越えた故に身についた後天的なものかは不明。 |
− | :ただし魔術礼装による身体能力の強化は本物であるのか、ランスロットを援護するために丸太の運搬と投げ渡しを数回行っている他、第三特異点では味方側サーヴァント達の援護があったとはいえヘラクレスから逃れるために[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]を、「二代目はオルタちゃん」では援護なしに人形から逃走する為にナーサリーやジャック、サンタ・リリィを抱えながら走るなど、土壇場になると火事場の馬鹿力を発揮して人並み以上の体力や身体能力を発揮する事もあるが、それでも戦闘には参加できない程度のもの。とはいえ[[イシュタル]]と協力してケツァル・コアトルに超高度からの捨て身のフライングボディアタックを掛ける、[[謎の蘭丸X]]の超速攻撃を全て回避してみせるなど胆力も発揮する。 | + | :ただし魔術礼装による身体能力の強化は本物であるのか、[[ランスロット]]の幕間の物語「騎士は徒手にて死せず」では彼を援護するために丸太の運搬と投げ渡しを数回行っている他、[[封鎖終局四海 オケアノス|第三特異点]]では味方側サーヴァント達の援護があったとはいえヘラクレスから逃れるために[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]を、『二代目はオルタちゃん』では援護なしに人形から逃走する為に[[ナーサリー・ライム|ナーサリー]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック]]、サンタ・リリィを抱えながら走るなど、土壇場になると火事場の馬鹿力を発揮して人並み以上の体力や身体能力を発揮する事もあるが、それでも戦闘には参加できない程度のもの。とはいえ[[イシュタル]]と協力してケツァル・コアトルに超高度からの捨て身のフライングボディアタックを掛ける、[[謎の蘭丸X]]の超速攻撃を全て回避してみせるなど胆力も発揮する。 |
− | :さらに、如何なる理由か猛毒に対する高い耐性「'''対毒スキル(仮)'''」を持ち合わせており、第四特異点では普通の人間なら無事では済まない魔霧の中でも問題無く活動し、第六特異点では通常なら即死する静謐のハサンの猛毒でも「ちょっと痺れた程度」で平然としている、「アーサー体験クエスト」では猛毒の大気に包まれた剪定事象の世界でも生きている。作中では『マシュとの契約の影響で彼女の盾の恩恵を受けて耐毒スキルの類が付加されているためだろう』とされていたが、マシュが傍にいなくともこの耐性を得ているため詳細は不明。「鬼哭酔夢魔京~羅生門~」では、周囲に酒気が漂う中、主人公が無事であるのに対し、マシュが酔っ払うという状況も生じている。なお、第三特異点では、ドレイクから差し出された、聖杯により生成されたラム酒を飲み、マシュが二人に見えるといった酩酊状態となった。また、「葛飾北斎体験クエスト」において、"黄金のハチミツ風味の飲み物"を一口飲んだ事で、直後の記憶を失い、目覚めると江戸に居た、という例もある。[[セミラミス]]の見立てでは食べ物に関しては完全に無効化するのではなく、美味と毒の端境まで毒を劣化させる程度の効果であるらしく、実際にフグ毒として知られるテトロドトキシンやベニテングダケの毒成分が含まれたチョコを食した際は舌が痺れる程度で済んでいた。 | + | :さらに、如何なる理由か猛毒に対する高い耐性「'''対毒スキル(仮)'''」を持ち合わせており、[[死界魔霧都市 ロンドン|第四特異点]]では普通の人間なら無事では済まない魔霧の中でも問題無く活動し、[[神聖円卓領域 キャメロット|第六特異点]]では通常なら即死する静謐のハサンの猛毒でも「ちょっと痺れた程度」で平然としている、『アーサー体験クエスト』では猛毒の大気に包まれた剪定事象の世界でも生きている。作中では『マシュとの契約の影響で彼女の盾の恩恵を受けて耐毒スキルの類が付加されているためだろう』とされていたが、マシュが傍にいなくともこの耐性を得ているため詳細は不明。『鬼哭酔夢魔京~羅生門~』では周囲に酒気が漂う中、主人公が無事であるのに対しマシュが酔っ払うという状況も生じている。なお、第三特異点では、ドレイクから差し出された、聖杯により生成されたラム酒を飲み、マシュが二人に見えるといった酩酊状態となった。また、『葛飾北斎体験クエスト』において、"黄金のハチミツ風味の飲み物"を一口飲んだ事で、直後の記憶を失い、目覚めると[[東京|江戸]]に居た、という例もある。[[セミラミス]]の見立てでは食べ物に関しては完全に無効化するのではなく、美味と毒の端境まで毒を劣化させる程度の効果であるらしい。実際にフグ毒として知られるテトロドトキシンやベニテングダケの毒成分が含まれたチョコを食した際は舌が痺れる程度で済んでいた<ref group ="出">『Fate/Grand Order』セミラミス 個別バレンタインシナリオ</ref>。 |
− | :また、手先も中々に器用であるらしく、目が潰れた[[宮本武蔵]]の手当てを行ったり風魔小太郎の手ほどきで会得した概念礼装による'''礼装身代わりの術'''でマシュ達を欺いたなどの場面もある。ルチャ・リブレの受け身初級もクリアしている。 | + | :また、手先も中々に器用であるらしく、目が潰れた[[宮本武蔵]]の手当てを行ったり[[風魔小太郎]]の手ほどきで会得した[[概念礼装]]による'''礼装身代わりの術'''でマシュ達を欺いたなどの場面もある。ルチャ・リブレの受け身初級もクリアしている。 |
| :いつも使用している通信機は機械でありながら一種の魔術礼装でもあるため、体内の魔術回路がまったく励起しなければ起動できない。通信礼装には再起動させるための特殊術式が存在する。 | | :いつも使用している通信機は機械でありながら一種の魔術礼装でもあるため、体内の魔術回路がまったく励起しなければ起動できない。通信礼装には再起動させるための特殊術式が存在する。 |
− | : 戦闘ではサーヴァントのサポート役に徹しており、装備した礼装に応じたサポートスキルや、令呪を用いた回復などで自身のサーヴァント達を支援する。実際の戦闘ではマスターの有無の差が度々サーヴァントから語られ、令呪や魔力供給の関係上マスターがいなければ正規サーヴァントとシャドウサーヴァントに差は殆どないらしい。そして主人公の魔力供給はサーヴァントとの距離が近いほどに万全になるらしい<ref group = "注">これも彼/彼女が未熟であるが故の事で、[[カドック・ゼムルプス|カドック]]からは「魔力のパスは哀れなほど短い」と酷評されている。</ref>。故に、戦いの要・力の中心、勝つも負けるもマスター次第と言われ、重要な役割を担うことになっている。 | + | : 戦闘ではサーヴァントのサポート役に徹しており、装備した礼装に応じたサポートスキルや、[[令呪]]を用いた回復などで自身のサーヴァント達を支援する。実際の戦闘ではマスターの有無の差が度々サーヴァントから語られ、令呪や魔力供給の関係上マスターがいなければ正規サーヴァントと[[シャドウサーヴァント]]に差は殆どないらしい。そして主人公の魔力供給はサーヴァントとの距離が近いほどに万全になるらしい<ref group = "注">これも彼/彼女が未熟であるが故の事で、[[カドック・ゼムルプス|カドック]]からは「魔力のパスは哀れなほど短い」と酷評されている。</ref>。故に、戦いの要・力の中心、勝つも負けるもマスター次第と言われ、重要な役割を担うことになっている。 |
| : なお、戦闘時召喚しているサーヴァント達(戦闘画面で実際に使用するパーティー)は、カルデアに待機している霊基の影を一時的に借りて召喚するという形を採っているらしい。 | | : なお、戦闘時召喚しているサーヴァント達(戦闘画面で実際に使用するパーティー)は、カルデアに待機している霊基の影を一時的に借りて召喚するという形を採っているらしい。 |
| :『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では[[UDK-バーゲスト]]のために大型車両免許を取得しており、彼女の宝具演出では消防車を運転している。 | | :『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では[[UDK-バーゲスト]]のために大型車両免許を取得しており、彼女の宝具演出では消防車を運転している。 |
| :また後の『激走!川中島24時 ぐだぐだ超五稜郭 殺しのサインはM51』では[[武田信玄]]から、彼のスポーツカーの運転を任されていた。 | | :また後の『激走!川中島24時 ぐだぐだ超五稜郭 殺しのサインはM51』では[[武田信玄]]から、彼のスポーツカーの運転を任されていた。 |
− | : ゲーム内で装備する魔術礼装はプレイヤー自身が選択可能。礼装が切り替え可能なことはサービス開始初期から明言されていたものの、長らく基本であるカルデア礼装以外の礼装が実装されていなかったが、第1部第4章の開幕と同時に三種の礼装が追加され、以降も新規イベント開催等のタイミングでいくつか種類が追加されている。追加礼装は特定のクエストのクリアによって入手できるが、入手先が期間限定のクエストである例もある。 | + | : ゲーム内で装備する魔術礼装はプレイヤー自身が選択可能。礼装が切り替え可能なことはサービス開始初期から明言されていたものの、長らく基本である「魔術礼装・カルデア」以外の礼装が実装されていなかったが、第1部第4章の開幕と同時に三種の礼装が追加され、以降も新規イベント開催等のタイミングでいくつか種類が追加されている。追加礼装は特定のクエストのクリア等によって入手できるが、入手先が期間限定のクエストである例もある。 |
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| ===[[魔術礼装]]=== | | ===[[魔術礼装]]=== |
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| :スキルは、味方単体のHPを大回復する『応急手当』、味方単体の攻撃力を超アップする『瞬間強化』、味方単体に回避状態を付与する『緊急回避』。マスタースキルの中でも全体的にCTが短く、効果も使いやすいものがバランスよく揃っている。更に、期間限定で入手できるものに次いで礼装レベルが上がりやすい。 | | :スキルは、味方単体のHPを大回復する『応急手当』、味方単体の攻撃力を超アップする『瞬間強化』、味方単体に回避状態を付与する『緊急回避』。マスタースキルの中でも全体的にCTが短く、効果も使いやすいものがバランスよく揃っている。更に、期間限定で入手できるものに次いで礼装レベルが上がりやすい。 |
| :コミカライズ版「-turas réalta-」では『瞬間強化(ブーステッド)』とルビが振られており、マシュの身体能力を爆発的に強化させている。オケアノスでは『緊急回避(バック・ブリンク)』で[[アステリオス]]の体を強制的に動かして[[ヘラクレス]]の攻撃を回避させている。 | | :コミカライズ版「-turas réalta-」では『瞬間強化(ブーステッド)』とルビが振られており、マシュの身体能力を爆発的に強化させている。オケアノスでは『緊急回避(バック・ブリンク)』で[[アステリオス]]の体を強制的に動かして[[ヘラクレス]]の攻撃を回避させている。 |
− | :コミカライズ版「深海電脳楽土 SE.RA.PH」では『応急手当(フローリペア)』とルビが振られており、魔力の供給を霊基の修繕に集中させてメルトリリスの手当てをした。 | + | :コミカライズ版「深海電脳楽土 SE.RA.PH」では『応急手当(フローリペア)』とルビが振られており、魔力の供給を霊基の修繕に集中させて[[メルトリリス (Grand Order)|メルトリリス]]の手当てをした。 |
| ;カルデア戦闘服 | | ;カルデア戦闘服 |
| :人理継続保障機関・カルデアの技術部が激化する戦闘に耐えられるように作りだした魔術礼装。体の線がハッキリ出るボディスーツのようなデザイン。アニメ「First Order」ではファーストオーダーに向かう他のマスターが着用していることが確認できる<ref group = "注">コミカライズ版「-turas réalta-」でレイシフトの安全性を上げる為に着用させていると説明がある。</ref>。男性verは白とグレー、女性verは黄色と白を基調としている。 | | :人理継続保障機関・カルデアの技術部が激化する戦闘に耐えられるように作りだした魔術礼装。体の線がハッキリ出るボディスーツのようなデザイン。アニメ「First Order」ではファーストオーダーに向かう他のマスターが着用していることが確認できる<ref group = "注">コミカライズ版「-turas réalta-」でレイシフトの安全性を上げる為に着用させていると説明がある。</ref>。男性verは白とグレー、女性verは黄色と白を基調としている。 |
| :スキルは、味方全体の攻撃力を上昇させる『全体強化』、無効・耐性を持たない敵単体に確実にスタンを付与する『[[ガンド]]』、バトルメンバー1人をサブメンバーと入れ替える『オーダーチェンジ』。基本礼装と比べるとかなり攻撃的だが、中でも現状この礼装と「決戦用カルデア制服」のみが持つ『オーダーチェンジ』は所有戦力次第で、編成に応じ変幻自在な連携を可能とする。 | | :スキルは、味方全体の攻撃力を上昇させる『全体強化』、無効・耐性を持たない敵単体に確実にスタンを付与する『[[ガンド]]』、バトルメンバー1人をサブメンバーと入れ替える『オーダーチェンジ』。基本礼装と比べるとかなり攻撃的だが、中でも現状この礼装と「決戦用カルデア制服」のみが持つ『オーダーチェンジ』は所有戦力次第で、編成に応じ変幻自在な連携を可能とする。 |
| ;魔術協会制服 | | ;魔術協会制服 |
− | :魔術協会の時計塔が優秀と認めた生徒に送られる魔術礼装。女性verの外見はオルガマリーの服装に近く、男性verは白シャツに赤いセーターと青いネクタイ姿になる。 | + | :[[魔術協会]]の[[時計塔]]が優秀と認めた生徒に送られる魔術礼装。女性verの外見はオルガマリーの服装に近く、男性verは白シャツに赤いセーターと青いネクタイ姿になる。 |
| :スキルは、味方全体のHPを回復する『全体回復』、味方単体の宝具ゲージを増やす『霊子譲渡』、コマンドカードを配りなおす『コマンドシャッフル』。全体的に、どのサーヴァントを使っていても等しく戦局の補助に貢献する、安定した使い勝手のスキルが揃う。 | | :スキルは、味方全体のHPを回復する『全体回復』、味方単体の宝具ゲージを増やす『霊子譲渡』、コマンドカードを配りなおす『コマンドシャッフル』。全体的に、どのサーヴァントを使っていても等しく戦局の補助に貢献する、安定した使い勝手のスキルが揃う。 |
| ;アトラス院制服 | | ;アトラス院制服 |
− | :アトラス院が「最強であるものを作る」目的で試作した魔術礼装。[[シオン・エルトナム・アトラシア]]の服装に酷似している。メガネ着用。 | + | :[[アトラス院]]が「最強であるものを作る」目的で試作した魔術礼装。[[シオン・エルトナム・アトラシア]]の服装に酷似している。メガネ着用。 |
| :スキルは、味方単体に無敵状態を付与する『オシリスの塵』、味方単体の弱体状態を解除する『イシスの雨』、味方単体のスキルチャージを2進める『メジェドの眼』。防御的な特殊支援に特化したスキル構成をしているため、「アトラス院の目指す最強ってなんだ?」とネタにされたりも。 | | :スキルは、味方単体に無敵状態を付与する『オシリスの塵』、味方単体の弱体状態を解除する『イシスの雨』、味方単体のスキルチャージを2進める『メジェドの眼』。防御的な特殊支援に特化したスキル構成をしているため、「アトラス院の目指す最強ってなんだ?」とネタにされたりも。 |
| ;アニバーサリー・ブロンド | | ;アニバーサリー・ブロンド |
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| ;月の海の記憶 | | ;月の海の記憶 |
| :[[Fate/EXTRA|とある並行世界]]にあるという、[[月海原学園]]の制服を模した魔術礼装。 | | :[[Fate/EXTRA|とある並行世界]]にあるという、[[月海原学園]]の制服を模した魔術礼装。 |
− | :スキルは、味方単体のアーツカード性能をアップする『霊子向上』、味方単体のスター発生率をアップする『完勝への布石』、敵単体に1回の強化無効状態を付与する『パニッシュメント』。スキル名はいずれもEXTRAに由来するものではあるが、3番目だけは何故かCCCが元である。 | + | :スキルは、味方単体のアーツカード性能をアップする『霊子向上』、味方単体のスター発生率をアップする『完勝への布石』、敵単体に1回の強化無効状態を付与する『パニッシュメント』。スキル名はいずれもEXTRAに由来するものではあるが、3番目だけは何故かCCCが元である。 |
| ;月の裏側の記憶 | | ;月の裏側の記憶 |
| :[[Fate/EXTRA CCC|とある並行世界]]にあるという、[[月海原学園]]の旧制服を模した魔術礼装。 | | :[[Fate/EXTRA CCC|とある並行世界]]にあるという、[[月海原学園]]の旧制服を模した魔術礼装。 |
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| :Artsカードの威力向上・NPの上昇など、Arts宝具の運用に重きを置いた礼装である。 | | :Artsカードの威力向上・NPの上昇など、Arts宝具の運用に重きを置いた礼装である。 |
| ;晴れの新年 | | ;晴れの新年 |
− | :日本文化における晴れ着姿。ダ・ヴィンチとシオンの初コラボ。拠点を彷徨海に移した後の時間軸としては初のイベントで実装された正月衣装である。 | + | :日本文化における晴れ着姿。ダ・ヴィンチと[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン]]の初コラボ。拠点を彷徨海に移した後の時間軸としては初のイベント『雀のお宿の活動日誌』で実装された正月衣装である。 |
| :男性verはスタンダードな黒の袴にマフラー、女性verは水色を基調とした振袖に椿に似た赤い花が描かれている。 | | :男性verはスタンダードな黒の袴にマフラー、女性verは水色を基調とした振袖に椿に似た赤い花が描かれている。 |
| :スキルは味方全体の宝具威力をアップする『ファースト・シャイン』、味方単体のNPを増やしスターを獲得する『リトル・ギフト』、味方単体の最大HPをアップする『オセチ・パッケージ』。 | | :スキルは味方全体の宝具威力をアップする『ファースト・シャイン』、味方単体のNPを増やしスターを獲得する『リトル・ギフト』、味方単体の最大HPをアップする『オセチ・パッケージ』。 |
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| == バリエーション == | | == バリエーション == |
| === 主人公 (マンガで分かる!FGO) === | | === 主人公 (マンガで分かる!FGO) === |
− | [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]で登場する主人公。 | + | 『[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]』で登場する主人公。 |
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| 詳細は「[[主人公 (マンガで分かる!FGO)]]」を参照。 | | 詳細は「[[主人公 (マンガで分かる!FGO)]]」を参照。 |
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| ===英雄史大戦=== | | ===英雄史大戦=== |
− | :『氷室行進曲』では英雄史大戦のカードとして登場している。「カード自身が意思を持って独自に判断して行動する」というアクション戦略ゲームとしてはありえない性能を持っているのに加え、100%相手を停止させる「ガンド」、メンバーを強化する「全体強化」、100%の確率でユニットを入れ替える「オーダーチェンジ」という三種類のスキルをコスト無しで使用でき、これらを高度な戦術眼で適切に運用するという無茶苦茶っぷり。 | + | :『[[氷室行進曲 冬木Game Over|氷室行進曲]]』では英雄史大戦のカードとして登場している。「カード自身が意思を持って独自に判断して行動する」というアクション戦略ゲームとしてはありえない性能を持っているのに加え、100%相手を停止させる「ガンド」、メンバーを強化する「全体強化」、100%の確率でユニットを入れ替える「オーダーチェンジ」という三種類のスキルをコスト無しで使用でき、これらを高度な戦術眼で適切に運用するという無茶苦茶っぷり。 |
| :さらには固有能力としてユニットを召喚する『グランドオーダー』を持つ。ステータスが非常に低くて前線で戦えない事が欠点と言えば欠点だが、それを補って余り在る程のぶっ壊れ能力である<ref group = "注">元ネタの三国志大戦や本編の英雄史大戦のルールを知っているなら自明の理であるが、強弱以前に下手をしたらゲームが成立しなくなるレベルのチート級能力であり、ゲーム大会では確実に禁止カード(ゲームバランスを壊しかねない、強力な能力を持ったカードの総称。)に指定されるだろう。</ref>。 | | :さらには固有能力としてユニットを召喚する『グランドオーダー』を持つ。ステータスが非常に低くて前線で戦えない事が欠点と言えば欠点だが、それを補って余り在る程のぶっ壊れ能力である<ref group = "注">元ネタの三国志大戦や本編の英雄史大戦のルールを知っているなら自明の理であるが、強弱以前に下手をしたらゲームが成立しなくなるレベルのチート級能力であり、ゲーム大会では確実に禁止カード(ゲームバランスを壊しかねない、強力な能力を持ったカードの総称。)に指定されるだろう。</ref>。 |
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| : コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』はどちらも男性で、亜種特異点Ⅰ、Ⅱ、CCCコラボイベントのコミカライズ版は男性、亜種特異点Ⅲ、Ⅳのコミカライズ版では女性が登場している。 | | : コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』はどちらも男性で、亜種特異点Ⅰ、Ⅱ、CCCコラボイベントのコミカライズ版は男性、亜種特異点Ⅲ、Ⅳのコミカライズ版では女性が登場している。 |
| ; [[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]] | | ; [[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]] |
− | : 男性の方が主人公として、ゲストの英霊たちに逸話を聞いてゆく。 | + | : 男性の方が主人公として、ゲストの英霊たちに逸話を聞いていく。 |
| : ちなみに女性の方も男性主人公が本の登場人物に憑依するという形で登場している。 | | : ちなみに女性の方も男性主人公が本の登場人物に憑依するという形で登場している。 |
| ; [[Fate/Grand Order Arcade]] | | ; [[Fate/Grand Order Arcade]] |
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| ;[[イヴァン雷帝]]、[[スカサハ=スカディ]]、[[始皇帝]]、[[アルジュナ〔オルタ〕]]、[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]、[[ククルカン]] | | ;[[イヴァン雷帝]]、[[スカサハ=スカディ]]、[[始皇帝]]、[[アルジュナ〔オルタ〕]]、[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]、[[ククルカン]] |
− | :「生前」に主人公と出会い、その最期と関わった事でサーヴァントとして召喚されるようになった異聞帯の王たち。ちなみにイヴァン雷帝は『異聞帯の姿を反映した』汎人類史のサーヴァント。始皇帝、スカディ、アルジュナオルタは『異聞帯の姿と記憶を引き継いだ』特有のサーヴァント。モルガンは『汎人類史の'''知識と記録をもつ'''』異聞帯のサーヴァント。ククルカンは『異聞帯において[[ORT〔亜種〕|とある生命体]]から誕生した神の概念』が、人の姿と感情を得てサーヴァントに至った存在。 | + | :「生前」に主人公と出会い、その最期と関わった事でサーヴァントとして召喚されるようになった[[異聞帯の王]]たち。ちなみにイヴァン雷帝は『異聞帯の姿を反映した』汎人類史のサーヴァント。始皇帝、スカディ、アルジュナオルタは『異聞帯の姿と記憶を引き継いだ』特有のサーヴァント。モルガンは『汎人類史の'''知識と記録をもつ'''』異聞帯のサーヴァント。ククルカンは『異聞帯において[[ORT〔亜種〕|とある生命体]]から誕生した神の概念』が、人の姿と感情を得てサーヴァントに至った存在。 |
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| ; [[メルトリリス (Grand Order)|メルトリリス]] | | ; [[メルトリリス (Grand Order)|メルトリリス]] |
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| ; [[沖田総司]] | | ; [[沖田総司]] |
− | :ぐだぐだ本能寺で初対面し共闘し、尚且つ主人公が戦闘系日本サーヴァントの中で一番信頼できる女剣士。 | + | :『ぐだぐだ本能寺』で初対面し共闘し、尚且つ主人公が戦闘系日本サーヴァントの中で一番信頼できる女剣士。 |
| :また彼女も、乙女な姿を見せるほど主人公に好意を抱いている。 | | :また彼女も、乙女な姿を見せるほど主人公に好意を抱いている。 |
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| ; [[斎藤一]] | | ; [[斎藤一]] |
− | :ぐだぐだ邪馬台国で初対面し行動を共にした。 | + | :『ぐだぐだ邪馬台国』で初対面し行動を共にした。 |
− | :バレンタインシナリオでは『人理修復』という果ての見えない任務故に、いつか主人公の精神が耐え切れなくなる事を看破しており'''「もしも辛くなったら、言えば何処までも一緒に逃げてやる」'''と固く約束した。 | + | :彼のバレンタインシナリオでは『人理修復』という果ての見えない任務故に、いつか主人公の精神が耐え切れなくなる事を看破しており'''「もしも辛くなったら、言えば何処までも一緒に逃げてやる」'''と固く約束した。 |
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| ; [[蘭陵王]]、[[秦良玉]]、[[燕青]] | | ; [[蘭陵王]]、[[秦良玉]]、[[燕青]] |
− | :中国出身の忠義の<del>重い</del>厚いサーヴァント達。燕青は「天に輝く三十六星の一つとして誠意を尽くすこと」良玉は「死に分かたれるまで全てを捧げ共にあること」蘭陵王からは顔を見せ話すことにも幸福を感じ「貴方のためならば火も水も毒すらも障害にはなりませぬ」と話すほど信頼を置かれ慕われている。 | + | :中国出身の忠義の<del>重い</del>厚いサーヴァント達。燕青は「天に輝く三十六星の一つとして誠意を尽くすこと」、秦良玉は「死に分かたれるまで全てを捧げ共にあること」、蘭陵王からは顔を見せ話すことにも幸福を感じ「貴方のためならば火も水も毒すらも障害にはなりませぬ」と話すほど信頼を置かれ慕われている。 |
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− | ; [[エリザベート・バートリー]] | + | ; [[エリザベート=バートリー]] |
| :苦手な相手。特にハロウィンでは彼女の歌を'''毎年'''聞かされてきた為に、諦観と共にトラウマレベルでハロウィンがダメになってしまった様子。 | | :苦手な相手。特にハロウィンでは彼女の歌を'''毎年'''聞かされてきた為に、諦観と共にトラウマレベルでハロウィンがダメになってしまった様子。 |
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| ;[[浅上藤乃]] | | ;[[浅上藤乃]] |
− | :『サーヴァント・サマーキャンプ!』にて邂逅した。姉その2...? | + | :『サーヴァント・サマーキャンプ!』にて邂逅した。姉その2…? |
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| ; [[アルトリア・キャスター]]、[[オベロン]] | | ; [[アルトリア・キャスター]]、[[オベロン]] |
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| :その今際の際の言葉は、後の異聞帯でも主人公の胸のうちに深く突き刺さっている。 | | :その今際の際の言葉は、後の異聞帯でも主人公の胸のうちに深く突き刺さっている。 |
| ;[[ORT〔亜種〕]] | | ;[[ORT〔亜種〕]] |
− | :南米異聞帯で戦った型月最強存在の亜種。汎人類史のORTより弱いが、それでも[[ノウム・カルデア]]の全てを投入し、さらに[[U-オルガマリー|この異聞帯で出会った]][[ククルカン|イレギュラー]][[カマソッソ|たち]]すべての助力がなければ対抗出来なかった'''正真正銘の化け物'''であり、苛烈極まる死闘の果てに辛くも勝利した<ref group="注">その過酷さを物語る様に、ORT総力戦では立ち絵の表情が一戦ごとに段々と険しくなっていく差分が設けられている。</ref>。 | + | :南米異聞帯で戦った型月最強存在の亜種。汎人類史の[[ORT]]より弱いが、それでも[[ノウム・カルデア]]の全てを投入し、さらに[[U-オルガマリー|この異聞帯で出会った]][[ククルカン|イレギュラー]][[カマソッソ|たち]]すべての助力がなければ対抗出来なかった'''正真正銘の化け物'''であり、苛烈極まる死闘の果てに辛くも勝利した<ref group="注">その過酷さを物語る様に、ORT総力戦では立ち絵の表情が一戦ごとに段々と険しくなっていく差分が設けられている。</ref>。 |
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| ;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ #母|母]]、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕 #妹|妹]] | | ;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ #母|母]]、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕 #妹|妹]] |
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| ;[[カドック・ゼムルプス]] | | ;[[カドック・ゼムルプス]] |
| :ロシア異聞帯で戦ったクリプター。魔術師としては彼が上手だったが、圧倒的な戦闘経験の差で打ち破る。一方で互いに「凡人の才能」という所では似た者同士でもあり、彼からは一種の同族嫌悪が混じった強い羨望を持たれていたともとれる。 | | :ロシア異聞帯で戦ったクリプター。魔術師としては彼が上手だったが、圧倒的な戦闘経験の差で打ち破る。一方で互いに「凡人の才能」という所では似た者同士でもあり、彼からは一種の同族嫌悪が混じった強い羨望を持たれていたともとれる。 |
− | :その後カドックは大西洋異聞帯で激闘の後に重傷と呪いの治療と保護という形でカルデアに昏睡状態のまま身柄を置かれていたが、第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』で目を覚ました事により共に「カルデアのマスター」として立ち並ぶ運びとなる。 | + | :その後カドックは大西洋異聞帯で激闘の後に重傷と呪いの治療と保護という形でカルデアに昏睡状態のまま身柄を置かれていたが、第2部第6.5章『死想顕現界域 トラオム』で目を覚ました事により共に「カルデアのマスター」として立ち並ぶ運びとなる。 |
| ;[[オフェリア・ファムルソローネ]] | | ;[[オフェリア・ファムルソローネ]] |
| :北欧異聞帯で戦ったクリプター。[[スルト]]の暴走を抑える為に共闘。最後の最後に気持ちを通じ合わせることこそ出来たものの彼女自身を救うには至らず、マシュと共にその死を看取った。 | | :北欧異聞帯で戦ったクリプター。[[スルト]]の暴走を抑える為に共闘。最後の最後に気持ちを通じ合わせることこそ出来たものの彼女自身を救うには至らず、マシュと共にその死を看取った。 |
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| :いずれ開催されるであろう『Fate/EXTRA』シリーズとのコラボイベントに先駆けて夢の主人公対決が実現。……内容はアメ食い競争であったが。 | | :いずれ開催されるであろう『Fate/EXTRA』シリーズとのコラボイベントに先駆けて夢の主人公対決が実現。……内容はアメ食い競争であったが。 |
| :後に『Grand Order』でも『[[Fate/Grand Order Arcade]]』とのコラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』にて邂逅することとなり「フランシスコ・ザビエル」と名乗られかけたが、自身がそれを信じてしまいそうだと彼/彼女に判断されて取りやめられた。 | | :後に『Grand Order』でも『[[Fate/Grand Order Arcade]]』とのコラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』にて邂逅することとなり「フランシスコ・ザビエル」と名乗られかけたが、自身がそれを信じてしまいそうだと彼/彼女に判断されて取りやめられた。 |
− | :また、更に後の[[新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション|奏章Ⅲ]]では[[岸波白野 (Grand Order)|サーヴァントとなった男性の彼]]と様々な冒険をする事に。 | + | :また、更に後の奏章Ⅲでは[[岸波白野 (Grand Order)|サーヴァントとなった男性の彼]]と様々な冒険をする事に。 |
| ;[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]] | | ;[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]] |
| :合唱コンクールで男女共に彼とチームを組んでオペラを行うが、長すぎる上演時間にヘロヘロになってしまう<ref group = "注">上演時間が3時間~4時間近い長丁場になるのが普通であり、ワーグナーの代表作である『ニーベルングの指輪』に至っては、全4幕を終えるまでに20時間近く(!)掛かってしまう。勿論、通しでやるのは不可能なので、丸4日かけて上演する事になる。</ref>。 | | :合唱コンクールで男女共に彼とチームを組んでオペラを行うが、長すぎる上演時間にヘロヘロになってしまう<ref group = "注">上演時間が3時間~4時間近い長丁場になるのが普通であり、ワーグナーの代表作である『ニーベルングの指輪』に至っては、全4幕を終えるまでに20時間近く(!)掛かってしまう。勿論、通しでやるのは不可能なので、丸4日かけて上演する事になる。</ref>。 |