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| ;略歴 | | ;略歴 |
| :Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』で北欧[[異聞帯の王]]として登場。最終戦争を経ても死なずに生き延びており、[[神霊]]にならずに、神として地上に在り続けていた。スカンジナビア半島オスロ・フィヨルド北部の汎人類史旧オスロにある氷雪の城に棲んでいる。 | | :Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』で北欧[[異聞帯の王]]として登場。最終戦争を経ても死なずに生き延びており、[[神霊]]にならずに、神として地上に在り続けていた。スカンジナビア半島オスロ・フィヨルド北部の汎人類史旧オスロにある氷雪の城に棲んでいる。 |
− | :1000年前のラグナロクを生き延び、北欧の山嶺の半分を魔力で作った氷雪で覆い、大神オーディンより授かった三体のワルキューレ、スルーズ、ヒルド、オルトリンデを原型に百騎を超す量産型ワルキューレ「御使い」を魔力で作り、巨人種に仮面を付けて操り、集落に住まわせた人類を管理していた。 | + | :1000年前のラグナロクを生き延び、北欧の山嶺の半分を魔力で作った氷雪で覆い、大神[[オーディン]]より授かった三体の[[ワルキューレ]]、スルーズ、ヒルド、オルトリンデを原型に百騎を超す量産型ワルキューレ「御使い」を魔力で作り、巨人種に仮面を付けて操り、集落に住まわせた人類を管理していた。 |
| :彼女本人は強大な力を持つ責任として、自らの意向を律していたが、その考え自体が北欧の在り方を決定的に絞り込む最後の一因となってしまっていた。 | | :彼女本人は強大な力を持つ責任として、自らの意向を律していたが、その考え自体が北欧の在り方を決定的に絞り込む最後の一因となってしまっていた。 |
− | :2部4.5章『[[虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル]]』ではノーチラスによる虚数潜航の試運転にカルデアのサーヴァントとして同行し、序盤では[[ルーン魔術]]を用いて[[スカサハ〔アサシン〕|水着のスカサハ]]の姿となり戦うこともあった。 | + | :第2部第4.5章にあたる『虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』ではノーチラスによる虚数潜航の試運転にカルデアのサーヴァントとして同行し、序盤では[[ルーン魔術]]を用いて[[スカサハ〔アサシン〕|水着のスカサハ]]の姿となり戦うこともあった。 |
| ;人物 | | ;人物 |
| :容姿は[[スカサハ]]にそっくり。寛大さと冷酷さを兼ね備える存在。全ての命を愛するとされている。 | | :容姿は[[スカサハ]]にそっくり。寛大さと冷酷さを兼ね備える存在。全ての命を愛するとされている。 |
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| :北欧異聞帯の山嶺の半分を覆う純白の氷雪はスカサハ=スカディが魔力で生み出したもので、自身の一部であるが故に、その上での出来事をすべてを識っている。手に取る様に見る事ができる。音を聞くことも出来、あらゆる息遣い、鳴き声、羽ばたき、吹き荒ぶ風、葉と葉の重なり合う響きまで聞き取れる。 | | :北欧異聞帯の山嶺の半分を覆う純白の氷雪はスカサハ=スカディが魔力で生み出したもので、自身の一部であるが故に、その上での出来事をすべてを識っている。手に取る様に見る事ができる。音を聞くことも出来、あらゆる息遣い、鳴き声、羽ばたき、吹き荒ぶ風、葉と葉の重なり合う響きまで聞き取れる。 |
| :巨人に対して絶対命令権を持ち<ref group = "注">スカサハ=スカディがひとたび襲えと言えば襲い、眠れと言えば眠りに就く。</ref>、多数の巨人種を同時に制御するが、命令に対してそれなりには動くが勤勉とは言えず、統率の取れた軍としては不適格<ref group = "注">[[シグルド]]と融合した[[スルト]]は「使い魔としては三流」と言っている。</ref>。さらに生き残った巨人たちの「あらゆる熱を喰う」という本能は抑えられない。 | | :巨人に対して絶対命令権を持ち<ref group = "注">スカサハ=スカディがひとたび襲えと言えば襲い、眠れと言えば眠りに就く。</ref>、多数の巨人種を同時に制御するが、命令に対してそれなりには動くが勤勉とは言えず、統率の取れた軍としては不適格<ref group = "注">[[シグルド]]と融合した[[スルト]]は「使い魔としては三流」と言っている。</ref>。さらに生き残った巨人たちの「あらゆる熱を喰う」という本能は抑えられない。 |
− | :大神から受け継いだ原初のルーンを使う事ができ、痛みを与えることも魔力も奪う事もなく、[[ナポレオン]]、[[マシュ・キリエライト]]、[[主人公 (Grand Order)]]の三人を指一本動かせない抜け殻の様な状態にしてししまう、神鉄の盾の同時多数召喚<ref group = "注">どれもかつて[[スルト]]に砕かれ尽くしたもの。</ref>、空駆ける不可視の翼を与え時速200キロメートルで飛行させる、更に大地の霊脈から汲み上げた魔力を加護として与える、存在の再臨など様々なことが可能。 | + | :大神から受け継いだ原初のルーンを使う事ができ、痛みを与えることも魔力も奪う事もなく、[[ナポレオン]]、[[マシュ・キリエライト]]、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の三人を指一本動かせない抜け殻の様な状態にしてししまう、神鉄の盾の同時多数召喚<ref group = "注">どれもかつて[[スルト]]に砕かれ尽くしたもの。</ref>、空駆ける不可視の翼を与え時速200キロメートルで飛行させる、更に大地の霊脈から汲み上げた魔力を加護として与える、存在の再臨など様々なことが可能。 |
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| == 別クラス / バリエーション == | | == 別クラス / バリエーション == |
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| == 真名:スカサハ=スカディ == | | == 真名:スカサハ=スカディ == |
− | :スカサハ=スカディ。北欧の女神スカディとケルトのスカサハが習合した存在。雪山の女神。 | + | :北欧の女神スカディとケルトのスカサハが習合した存在。雪山の女神。 |
| :神々を狙うスルトから目をくらます為に、オーディンによって縁のある女と在り方を重ねられた。 | | :神々を狙うスルトから目をくらます為に、オーディンによって縁のある女と在り方を重ねられた。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− |
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| ===Fateシリーズ=== | | ===Fateシリーズ=== |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
− | : 『FGO Fes. 2018 ~3rd Anniversary~特異点ピックアップ召喚』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。 | + | : Lostbelt No.2『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』にて、敵専用NPCとして登場。 |
| + | : 後の『FGO Fes. 2018 ~3rd Anniversary~特異点ピックアップ召喚』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。 |
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| === Fate関連作品 === | | === Fate関連作品 === |
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| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| ;[[オフェリア・ファムルソローネ]] | | ;[[オフェリア・ファムルソローネ]] |
− | :自身が王として治める北欧異聞帯を担当するクリプター。異聞帯の住人同様に娘であるかのように愛していた為、喪った悲しみも非常に深く、ナポレオンの幕間ではそんな彼女に対する思いが詳しく語られている。 | + | :自身が王として治める北欧異聞帯を担当するクリプター。 |
| + | :異聞帯の住人同様に娘であるかのように愛していた為、喪った悲しみも非常に深く、ナポレオンの[[幕間の物語]]「夢のあとさき」ではそんな彼女に対する思いが詳しく語られている。 |
| :ちなみにスカディがアイスクリーム好きになったのにも、彼女が一枚噛んでいる。 | | :ちなみにスカディがアイスクリーム好きになったのにも、彼女が一枚噛んでいる。 |
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| :習合させられた影の女王スカサハの縁者。 | | :習合させられた影の女王スカサハの縁者。 |
| :彼らを見ていると何故か胸の奥が疼くらしい。 | | :彼らを見ていると何故か胸の奥が疼くらしい。 |
− | : 全員が自身の[[幕間の物語]]で共演。 | + | : 全員が自身の[[幕間の物語]]「無間氷炎の世紀を超えて」で共演。 |
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| ; [[女王メイヴ]] | | ; [[女王メイヴ]] |
| :習合させられた影の女王スカサハの縁者。 | | :習合させられた影の女王スカサハの縁者。 |
| :自身が知る正に豪傑と呼ぶべきスカサハと異なる少女っぽさや、色々と隙のあるところに凄まじいギャップ萌えを感じているらしく、自分以外の「女」には基本敵視が入る彼女にしては非常に珍しいことに思わず「かわいい」と漏らし、自分のやりたいことを取り下げてまで気遣うほどに魅了されている。 | | :自身が知る正に豪傑と呼ぶべきスカサハと異なる少女っぽさや、色々と隙のあるところに凄まじいギャップ萌えを感じているらしく、自分以外の「女」には基本敵視が入る彼女にしては非常に珍しいことに思わず「かわいい」と漏らし、自分のやりたいことを取り下げてまで気遣うほどに魅了されている。 |
− | : 自身の[[幕間の物語]]でも共演し、[[クー・フーリン〔キャスター〕]]''(より正確には彼に能力を与えた大神)''に向き合う手伝いをした。 | + | : 自身の幕間の物語「無間氷炎の世紀を超えて」でも共演し、[[クー・フーリン〔キャスター〕]]''(より正確には彼に能力を与えた大神)''に向き合う手伝いをした。 |
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| ; [[フェルグス・マック・ロイ]] | | ; [[フェルグス・マック・ロイ]] |
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| ;[[刑部姫〔アーチャー〕]] | | ;[[刑部姫〔アーチャー〕]] |
| :『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で、ノーチラス号のクルーとして共闘した相手。 | | :『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で、ノーチラス号のクルーとして共闘した相手。 |
− | :「彼女を虚数空間に射出して偵察させる」というドン引きモノのプランを提案して、彼女からは「ドS女王」と認識されてしまった。 | + | :「彼女を虚数空間に射出して偵察させる」というドン引きモノのプランを提案して、彼女からは「ドS女王」と認識されてしまった。 |
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| ;[[エリザベート=バートリー〔シンデレラ〕]] | | ;[[エリザベート=バートリー〔シンデレラ〕]] |
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| ;[[マルタ]] | | ;[[マルタ]] |
− | :『メイキング・クリスマス・パーティー!』冒頭で、上記の直後に「最近疲れている」と聞いて魔法使いチャンスとばかりにストレス解消させようと[[マルタ〔サンタ〕|若い頃の状態]]にしてしまった。<ref group="注">この蛮行についてひろやまひろし氏からは「[[ダリウス・エインズワース]]とやってる事が同じ」と言われてしまっている。</ref> | + | :『メイキング・クリスマス・パーティー!』冒頭で、上記の直後に「最近疲れている」と聞いて魔法使いチャンスとばかりにストレス解消させようと[[マルタ〔サンタ〕|若い頃の状態]]にしてしまった<ref group="注">この蛮行についてひろやまひろし氏からは「[[ダリウス・エインズワース]]とやってる事が同じ」と言われてしまっている。</ref>。 |
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| ;[[ソドムズビースト/ドラコー]] | | ;[[ソドムズビースト/ドラコー]] |
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| :彼によって縁のある女であるスカサハと在り方を重ねられ、スルトへの対抗策と北欧異聞帯の維持に必要な原初のルーンを与えた。 | | :彼によって縁のある女であるスカサハと在り方を重ねられ、スルトへの対抗策と北欧異聞帯の維持に必要な原初のルーンを与えた。 |
| :佳い男ではあったが、ヒトの弱さをまるで気にする素振りのない性格だったと歯に衣着せない言い方をしているが、一方で必要に迫られた所為とは云え自分ただ一人をラグナロクから生き長らえさせた事と、いずれは運営が行き詰まり剪定事象となる事が決まっていた異聞帯を自分に任せた真意をずっと問いただしたいと思っていた。 | | :佳い男ではあったが、ヒトの弱さをまるで気にする素振りのない性格だったと歯に衣着せない言い方をしているが、一方で必要に迫られた所為とは云え自分ただ一人をラグナロクから生き長らえさせた事と、いずれは運営が行き詰まり剪定事象となる事が決まっていた異聞帯を自分に任せた真意をずっと問いただしたいと思っていた。 |
− | :そして自身の幕間では、[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|ブリテン異聞帯]]の記録からキャスタークラスで現界しているクー・フーリンの実態について知る所となり、上述する理由と思いの丈をぶつける次第となる。 | + | :そして自身の幕間「無間氷炎の世紀を超えて」では、[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|ブリテン異聞帯]]の記録からキャスタークラスで現界しているクー・フーリンの実態について知る所となり、上述する理由と思いの丈をぶつける次第となる。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| ;「それがなにか?」 | | ;「それがなにか?」 |
| ;「私は、私の世界を守らねばならぬ。今さら言うまでもなき事だが。」 | | ;「私は、私の世界を守らねばならぬ。今さら言うまでもなき事だが。」 |
− | ;「おまえたちと同じだよ、カルデア。汎人類史。私は―――」 | + | ;「おまえたちと同じだよ、カルデア。汎人類史。私は───」 |
− | ;「―――責任と、覚悟をもって、愛と死を決めている。」 | + | ;「───責任と、覚悟をもって、愛と死を決めている。」 |
| :空想樹の正体を知らず、それでも世界を守るために、自身の覚悟を表明するスカサハ=スカディ。 | | :空想樹の正体を知らず、それでも世界を守るために、自身の覚悟を表明するスカサハ=スカディ。 |
| :きっと、これからも同じことが起こるだろう。 | | :きっと、これからも同じことが起こるだろう。 |
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| :それが、意図せずとも奪う側へと回ってしまった者の責務として。 | | :それが、意図せずとも奪う側へと回ってしまった者の責務として。 |
| | | |
− | ;「時に―――」 | + | ;「時に───」 |
| ;「お前たち汎人類史に、ヒトはいかほど生きる? 万を超え、幾百万、幾千万、幾億……」 | | ;「お前たち汎人類史に、ヒトはいかほど生きる? 万を超え、幾百万、幾千万、幾億……」 |
| ;「ああ、命の数として、獣や草木を数えれば数限りなかろうな。」 | | ;「ああ、命の数として、獣や草木を数えれば数限りなかろうな。」 |
| ;「お前たちはそれだけの命を背負って、我が愛する異聞帯を滅ぼさんとするわけだな。ふむ。」 | | ;「お前たちはそれだけの命を背負って、我が愛する異聞帯を滅ぼさんとするわけだな。ふむ。」 |
− | ;「………………ならば、私は。我が1万の民のため、おまえたちの幾億、幾千億―――」 | + | ;「………………ならば、私は。我が1万の民のため、おまえたちの幾億、幾千億───」 |
| ;「否、否! 那由他の命をもこの手で奪ってみせよう!」 | | ;「否、否! 那由他の命をもこの手で奪ってみせよう!」 |
| ;「この奇跡を逃してなるものか!」 | | ;「この奇跡を逃してなるものか!」 |
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| ;「命は増えることがない……だが……諦めぬ、諦められぬ! 絶対に!!」 | | ;「命は増えることがない……だが……諦めぬ、諦められぬ! 絶対に!!」 |
| ;「この3000年、この幾星霜、我が力はスルトの炎熱を抑えるために費やされていた!」 | | ;「この3000年、この幾星霜、我が力はスルトの炎熱を抑えるために費やされていた!」 |
− | ;「だが! 今であれば! スルトなきこの異聞帯であれば―――」 | + | ;「だが! 今であれば! スルトなきこの異聞帯であれば───」 |
| ;「……我が力、北欧に希望をもたらす事もできよう。」 | | ;「……我が力、北欧に希望をもたらす事もできよう。」 |
| ;「此処に愛を廃棄して、ああ、お前たちには死をやろう。」 | | ;「此処に愛を廃棄して、ああ、お前たちには死をやろう。」 |
− | ;「己が人理を救わんとするならば、殺せ! 我らを踏み散らしてゆけ―――汎人類史のモノども!」 | + | ;「己が人理を救わんとするならば、殺せ! 我らを踏み散らしてゆけ───汎人類史のモノども!」 |
| :3000年の時を経ても、100の集落と1万の民しか維持できず、老婆や老爺となるまで生かすことも出来ず、この北欧には先がないと、発展しないと判断された北欧。 | | :3000年の時を経ても、100の集落と1万の民しか維持できず、老婆や老爺となるまで生かすことも出来ず、この北欧には先がないと、発展しないと判断された北欧。 |
| :だが、スルトのいないこれからであるならば、希望がある。救いがある。 | | :だが、スルトのいないこれからであるならば、希望がある。救いがある。 |
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| ;「征け。カルデアの者たち。」 | | ;「征け。カルデアの者たち。」 |
| ;「戦いに敗れ、地に倒れ伏した我らを………幾百、幾千、幾万の……無間無量の炎と氷、そして想いの屍を踏み越えて。」 | | ;「戦いに敗れ、地に倒れ伏した我らを………幾百、幾千、幾万の……無間無量の炎と氷、そして想いの屍を踏み越えて。」 |
− | ;「――――――おまえたちは、征くがいい。」 | + | ;「──────おまえたちは、征くがいい。」 |
| :勝敗は決した。 | | :勝敗は決した。 |
| :生存において善悪に依る優劣が無いのなら、ここに悪はなく、善もなく、ただ生存競争があった。 | | :生存において善悪に依る優劣が無いのなら、ここに悪はなく、善もなく、ただ生存競争があった。 |
| :どちらにも間違いなどなく、生き行くための闘争であったのだ。 | | :どちらにも間違いなどなく、生き行くための闘争であったのだ。 |
| :ゆえに、彼女はカルデア一行を見送る。生存という権利を得た勝者に激励を手向けて。 | | :ゆえに、彼女はカルデア一行を見送る。生存という権利を得た勝者に激励を手向けて。 |
− | :―――征け、黄昏を越えて。 | + | :───征け、黄昏を越えて。 |
| | | |
| ====イベント==== | | ====イベント==== |
− | ;「それよりもだ。温泉というのは、その、なんだ―――」 | + | ;「それよりもだ。温泉というのは、その、なんだ───」 |
| ;「い、いやいい、なんでもない。」 | | ;「い、いやいい、なんでもない。」 |
| ;「今は、えと、ええと、そうだ!アイスクリームだっ!」 | | ;「今は、えと、ええと、そうだ!アイスクリームだっ!」 |
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| ;ニトクリス「しかしアーラシュ殿。そのような話、どこでお聞きになったので?」 | | ;ニトクリス「しかしアーラシュ殿。そのような話、どこでお聞きになったので?」 |
| ;アーラシュ「今しがたさ。すぐそこの廊下ですれ違った女王様がな。」 | | ;アーラシュ「今しがたさ。すぐそこの廊下ですれ違った女王様がな。」 |
− | ;「ま、ずいぶんと佳い顔でそう言っててなぁ―――」 | + | ;「ま、ずいぶんと佳い顔でそう言っててなぁ───」 |
| :同上より後、スカサハ(ランサー)に提案されたもの。 | | :同上より後、スカサハ(ランサー)に提案されたもの。 |
− | :炎熱など効かん―――そう分かってはいても、どうしても拒んでしまう。 | + | :炎熱など効かん───そう分かってはいても、どうしても拒んでしまう。 |
| :だが、こういう組み合わせならばもしかしたら…その結果は、通りがかっただけであろうアーラシュの言葉からも察せるというものだ。 | | :だが、こういう組み合わせならばもしかしたら…その結果は、通りがかっただけであろうアーラシュの言葉からも察せるというものだ。 |
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| *『Fate/Grand Order』では「ケルトの英雄スカサハと由来を同じくする北欧の女神スカディが習合した存在」とされているが、原典ではスカサハとスカディは起源を同じとしたモノではない。が、アメリカの作家でありフェミニストのバーバラ・ウォーカーは、1983年の著作『神話・伝承事典 失われた女神たちの復権』 (原題:The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets)において彼女らを同一視している。 | | *『Fate/Grand Order』では「ケルトの英雄スカサハと由来を同じくする北欧の女神スカディが習合した存在」とされているが、原典ではスカサハとスカディは起源を同じとしたモノではない。が、アメリカの作家でありフェミニストのバーバラ・ウォーカーは、1983年の著作『神話・伝承事典 失われた女神たちの復権』 (原題:The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets)において彼女らを同一視している。 |
| **もっともバーバラ・ウォーカーは神話の研究者ではなく、『神話・伝承事典』は彼女の思想に都合良く神話や伝承を解釈・捏造している箇所が多々あるため、学術的な正当性はないと見なされている。 | | **もっともバーバラ・ウォーカーは神話の研究者ではなく、『神話・伝承事典』は彼女の思想に都合良く神話や伝承を解釈・捏造している箇所が多々あるため、学術的な正当性はないと見なされている。 |
− | ***バーバラ・ウォーカーの説の無茶苦茶さの一例を挙げると、スカサハとスカディだけでなくインド神話のカーリー、スコットランド神話のカリアッハ、ギリシャ神話のペルセポネも同一であるとしている。 | + | ***バーバラ・ウォーカーの説の無茶苦茶さの一例を挙げると、スカサハとスカディだけでなくインド神話の[[カーリー]]、スコットランド神話のカリアッハ、ギリシャ神話のペルセポネも同一であるとしている。 |
| ***端的に言って、当該書籍は彼女のネオペイガニズム的フェミニズム思想を正当化するために書かれたいわゆるトンデモ本の類であり、「『戦士スカサハ』=『女神スカディ』」説は彼女の妄想レベルの説である。 | | ***端的に言って、当該書籍は彼女のネオペイガニズム的フェミニズム思想を正当化するために書かれたいわゆるトンデモ本の類であり、「『戦士スカサハ』=『女神スカディ』」説は彼女の妄想レベルの説である。 |
| **とはいえ、異なる神話の神が同一であるという解釈は創作において利用しやすい面があるためか、FGO以前にも『真・女神転生Ⅲ』でスカアハ(『女神転生』シリーズではこの表記)とスカディを親族と設定し、スカアハの進化形態がスカディであるとしている前例がある。FGOでは、「スカサハとスカディは完全なイコールの存在ではないがお互いに影響を与え合い、『混じり合った』」とする立場をとっている。 | | **とはいえ、異なる神話の神が同一であるという解釈は創作において利用しやすい面があるためか、FGO以前にも『真・女神転生Ⅲ』でスカアハ(『女神転生』シリーズではこの表記)とスカディを親族と設定し、スカアハの進化形態がスカディであるとしている前例がある。FGOでは、「スカサハとスカディは完全なイコールの存在ではないがお互いに影響を与え合い、『混じり合った』」とする立場をとっている。 |
| **ともあれ、スカサハとスカディを同一視する解釈は現実世界的には珍説・奇説にすぎないので、混同しないように注意が必要である。 | | **ともあれ、スカサハとスカディを同一視する解釈は現実世界的には珍説・奇説にすぎないので、混同しないように注意が必要である。 |
− | *Arts対応の[[玉藻の前]]、Buster対応の[[マーリン_(Grand_Order)|マーリン]]に対応すると思しい、キャスター初のQuick型サポーター。Quickカードのみに適応される強力なバフは威力だけでなく、スター発生率とNP回収力にも影響する。さらに、単体へのNP供給量としては[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕|諸葛孔明]]と同等となる、他サーヴァント一騎のNPゲージを最大50%チャージするスキルも持つ。 | + | *Arts対応の[[玉藻の前]]、Buster対応の[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]に対応すると思しい、キャスター初のQuick型サポーター。Quickカードのみに適応される強力なバフは威力だけでなく、スター発生率とNP回収力にも影響する。さらに、単体へのNP供給量としては[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕|諸葛孔明]]と同等となる、他サーヴァント一騎のNPゲージを最大50%チャージするスキルも持つ。 |
| **これに着目し、自身のスカディとサポートとして借りたスカディ、そして全体Quick攻撃宝具を持つサーヴァントを組み合わせ、2〜3ターン続けて全体攻撃宝具を連打する「スカスカ○○」(○○には対応するサーヴァントの名前が入る)と呼称されるパーティ編成、通称「スカスカシステム」或いは「スカディシステム」が可能となっている。スカディ以前に登場したhit数の多いQuick全体攻撃宝具を持つサーヴァント、特に[[ワルキューレ]]・[[パールヴァティー]]の他[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]を最大まで限界突破したカレイドスコープとスカディ×2で補助する編成は、敵が3×3体いるクエストのほぼ全てを3ターンクリアできる。 | | **これに着目し、自身のスカディとサポートとして借りたスカディ、そして全体Quick攻撃宝具を持つサーヴァントを組み合わせ、2〜3ターン続けて全体攻撃宝具を連打する「スカスカ○○」(○○には対応するサーヴァントの名前が入る)と呼称されるパーティ編成、通称「スカスカシステム」或いは「スカディシステム」が可能となっている。スカディ以前に登場したhit数の多いQuick全体攻撃宝具を持つサーヴァント、特に[[ワルキューレ]]・[[パールヴァティー]]の他[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]を最大まで限界突破したカレイドスコープとスカディ×2で補助する編成は、敵が3×3体いるクエストのほぼ全てを3ターンクリアできる。 |
− | **キャスターでQuickカードを主力攻撃とするサーヴァントは2021年現在でも一人もいないため、クラス相性という面では他キャスターよりも不利な編成を強いられるがそのリスクに足るだけの効果を発揮する……どころか、実装当時は強力すぎて周回の常識を3T周回が出来て当たり前というレベルで環境を塗り替え、イベントやフリークエスト周回においては、周回における編成の筆頭となった。この状況はスカディ実装から2年後の[[アルトリア・キャスター]]の実装まで変わらず続くこととなる。なおこのスカディの実装による環境の塗り替えは[[ワルキューレ]]より後のQuick全体攻撃宝具所有サーヴァントのNP効率といった性能調整に深い影響を及ぼした。 | + | **キャスターでQuickカードを主力攻撃とするサーヴァントは2025年現在でも少なく、クラス相性という面では他キャスターよりも不利な編成を強いられるがそのリスクに足るだけの効果を発揮する……どころか、実装当時は強力すぎて周回の常識を3T周回が出来て当たり前というレベルで環境を塗り替え、イベントやフリークエスト周回においては、周回における編成の筆頭となった。この状況はスカディ実装から2年後の[[アルトリア・キャスター]]の実装まで変わらず続くこととなる。なおこのスカディの実装による環境の塗り替えは[[ワルキューレ]]より後のQuick全体攻撃宝具所有サーヴァントのNP効率といった性能調整に深い影響を及ぼした。 |
| ***2020年以降のフリークエストでは敵が3×3体の配置でない90+や90++といった難易度が登場しており、さらにそれらのクエストがイベント最高効率であるため、近年ではスカスカシステムの出番は減少気味。さらに似た性能だが自身よりQuickバフの総量が多い[[スカサハ=スカディ〔ルーラー〕]]が実装されたため、通常のスカディを用いたスカスカシステムも出番が少なくなりつつある。 | | ***2020年以降のフリークエストでは敵が3×3体の配置でない90+や90++といった難易度が登場しており、さらにそれらのクエストがイベント最高効率であるため、近年ではスカスカシステムの出番は減少気味。さらに似た性能だが自身よりQuickバフの総量が多い[[スカサハ=スカディ〔ルーラー〕]]が実装されたため、通常のスカディを用いたスカスカシステムも出番が少なくなりつつある。 |
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