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| == 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン == | | == 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン == |
− | :ハンス・クリスチャン・アンデルセン。実在が確認されている十九世紀の人物。 | + | :実在が確認されている十九世紀の人物。 |
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| :今でこそ三大作家の一人だが、その半生は挫折と苦悩に満ちていた。1805年にデンマークで靴職人の息子に生まれ、役者を志すも芽は出ず諦める。その後は詩人を目指すも評価は散々であった。ようやく自費出版した本がそれなりに売れ、その費用で国外旅行に出発。旅行にて得たインスピレーションを元に、出世作「即興詩人」にてようやく世に認められる事となる。30歳の時であった。 | | :今でこそ三大作家の一人だが、その半生は挫折と苦悩に満ちていた。1805年にデンマークで靴職人の息子に生まれ、役者を志すも芽は出ず諦める。その後は詩人を目指すも評価は散々であった。ようやく自費出版した本がそれなりに売れ、その費用で国外旅行に出発。旅行にて得たインスピレーションを元に、出世作「即興詩人」にてようやく世に認められる事となる。30歳の時であった。 |
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| : サーヴァントとして現れた彼の手足は、彼を代表する童話のイメージに侵食されている。洋服で隠してはいるが、その下の肌は人魚の鱗やマッチの火傷、凍傷に侵され、喉は喋るごとに激痛を刻んでいる。 | | : サーヴァントとして現れた彼の手足は、彼を代表する童話のイメージに侵食されている。洋服で隠してはいるが、その下の肌は人魚の鱗やマッチの火傷、凍傷に侵され、喉は喋るごとに激痛を刻んでいる。 |
| === 過去 === | | === 過去 === |
− | :――――男の話をしよう。 | + | :────男の話をしよう。 |
| :ある男が物書きなどになって、人生をドブに捨てる前の過去を。 | | :ある男が物書きなどになって、人生をドブに捨てる前の過去を。 |
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| :数年が経ち、少女は富豪の家に妻として迎えられた。その富豪は男の古くからの友人でもあり、徳の高い男だった。 | | :数年が経ち、少女は富豪の家に妻として迎えられた。その富豪は男の古くからの友人でもあり、徳の高い男だった。 |
− | :あの男なら少女を幸せに出来ると、これで全てが報われると――――そう思っていた。 | + | :あの男なら少女を幸せに出来ると、これで全てが報われると────そう思っていた。 |
| :それを打ち砕くかのように、七日と立たなかった春の朝、少女は無残な遺体となって街はずれに捨てられていた。 | | :それを打ち砕くかのように、七日と立たなかった春の朝、少女は無残な遺体となって街はずれに捨てられていた。 |
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| :人間の世界において。愛は存在せず、役に立たない。 | | :人間の世界において。愛は存在せず、役に立たない。 |
− | :その時に男は―――ハンス・クリスチャン・アンデルセンは誓った。 | + | :その時に男は───ハンス・クリスチャン・アンデルセンは誓った。 |
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| :もう二度と、人間を愛すまいと。 | | :もう二度と、人間を愛すまいと。 |
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| :しかしかの英雄王とは違い、相手は自身の評価を聞いてやるまではするもののそれを口にしたものへの寛容さは持ち合わせておらず、自身の秘密を暴いたアンデルセンを「哄笑しながら八つ裂きにして焼き尽くす」という惨い方法で消滅させた。 | | :しかしかの英雄王とは違い、相手は自身の評価を聞いてやるまではするもののそれを口にしたものへの寛容さは持ち合わせておらず、自身の秘密を暴いたアンデルセンを「哄笑しながら八つ裂きにして焼き尽くす」という惨い方法で消滅させた。 |
| ;[[紫式部]] | | ;[[紫式部]] |
− | :2019年のバレンタインイベントにて共演。 | + | :2019年のバレンタインイベント『ボイス&レター・これくしょん!』にて共演。 |
| :書斎を訪れた彼女に協力し、珍しく最後まで付き合い続けた。 | | :書斎を訪れた彼女に協力し、珍しく最後まで付き合い続けた。 |
| :彼によると、「とある女性」に似通っている為かつい気が緩んでしまうとか。……やはり[[殺生院キアラ|彼女]]なのだろうか。だとするなら、体型的な問題なのだろうか。それとも「根っこの部分では純真な、物語に憧れる女性」という点なのだろうか。 | | :彼によると、「とある女性」に似通っている為かつい気が緩んでしまうとか。……やはり[[殺生院キアラ|彼女]]なのだろうか。だとするなら、体型的な問題なのだろうか。それとも「根っこの部分では純真な、物語に憧れる女性」という点なのだろうか。 |
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| :それなりに彼女と因縁がある事は把握しているが、それは「別の俺の話」としている。 | | :それなりに彼女と因縁がある事は把握しているが、それは「別の俺の話」としている。 |
| ;[[キングプロテア (Grand Order)]] | | ;[[キングプロテア (Grand Order)]] |
− | :『復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH』で縁があったためかいろいろと世話を焼いているようで、バレンタインでは「持ち味を生かせ」とアドバイスしていた。 | + | :『復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH』で縁があったためかいろいろと世話を焼いているようで、彼女のバレンタインシナリオでは「持ち味を生かせ」とアドバイスしていた。 |
| :しかし彼女に抱く責任感が何に由来するものなのか、本人は知らない様子である。 | | :しかし彼女に抱く責任感が何に由来するものなのか、本人は知らない様子である。 |
| ;[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕]] | | ;[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕]] |
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| : キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。狐耳を「あざとい」と評され、「お子様にはわからない」と反論された時の切り返し。ちなみに狐はネコ目イヌ科だがそういう問題ではないらしく、彼の趣味がわかる一幕。誤字に定評のある奈須氏の自虐も込められているような… | | : キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。狐耳を「あざとい」と評され、「お子様にはわからない」と反論された時の切り返し。ちなみに狐はネコ目イヌ科だがそういう問題ではないらしく、彼の趣味がわかる一幕。誤字に定評のある奈須氏の自虐も込められているような… |
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− | ; 「人間を愛し、人間に仕えたところで、待っているのは不理解による死だけだ。だが―――<br> それを承知で仕えるからこそ、彼らの愛は人間の心を打つ。狐耳。お前の献身は、まあ、いつかは主に届くだろうさ。」 | + | ; 「人間を愛し、人間に仕えたところで、待っているのは不理解による死だけだ。だが───<br> それを承知で仕えるからこそ、彼らの愛は人間の心を打つ。狐耳。お前の献身は、まあ、いつかは主に届くだろうさ。」 |
| : キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。読者の呪いを受けた彼は「その人間がどう見えるかは主観による決め込み」と語り、人間に憧れ転生までしながら怪物視されたキャスターを「ごんぎつねと同じ」と評する。しかし、それは決して嘲っているわけではなく、その生き様を認め、励ましてさえいる。 | | : キャスター選択時に自分のサーヴァントについて尋ねた時のやりとり。読者の呪いを受けた彼は「その人間がどう見えるかは主観による決め込み」と語り、人間に憧れ転生までしながら怪物視されたキャスターを「ごんぎつねと同じ」と評する。しかし、それは決して嘲っているわけではなく、その生き様を認め、励ましてさえいる。 |
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− | ; 「いいか。作者にとって本はたしかに魂の切り売りだが、それにも種類はある。書きたい話と書くべき話は別なんだ。<br> 作者が妄想を自由に羽ばたかせ、なにより作者本人が楽しいものが"書きたいもの"<br> 作者を思想で磔にし、なにより作者本人が苦しいものが"書くべきもの"<br/> 多くの読者はそのあたりが分かっていない。だから、俺が残してきた多くの童話をそのままに解釈する。<br> そのおかげで、こっちはさんざんな呪いを受けている。腕は火傷の跡だらけ、脚は人魚の鱗まみれだ。」<br> 「見たか、このおぞましい風評被害!<br/> "こんな本を書く人間は、よほど寂しい人間に違いない―――"<br> そんなおまえたちの、自分たちにとって楽しい思い込みが俺をこのように変貌させた。」<br> 「分かったか? 人魚姫を読んだ読者の呪いはすべて俺に集まっている。であれば、俺は作者以外の何物だというんだ。」 | + | ; 「いいか。作者にとって本はたしかに魂の切り売りだが、それにも種類はある。書きたい話と書くべき話は別なんだ。<br> 作者が妄想を自由に羽ばたかせ、なにより作者本人が楽しいものが"書きたいもの"<br> 作者を思想で磔にし、なにより作者本人が苦しいものが"書くべきもの"<br> 多くの読者はそのあたりが分かっていない。だから、俺が残してきた多くの童話をそのままに解釈する。<br> そのおかげで、こっちはさんざんな呪いを受けている。腕は火傷の跡だらけ、脚は人魚の鱗まみれだ。」<br>「見たか、このおぞましい風評被害!<br> "こんな本を書く人間は、よほど寂しい人間に違いない───"<br> そんなおまえたちの、自分たちにとって楽しい思い込みが俺をこのように変貌させた。」<br>「分かったか? 人魚姫を読んだ読者の呪いはすべて俺に集まっている。であれば、俺は作者以外の何物だというんだ。」 |
| : アンデルセンの童話「人魚姫」を読んだ主人公が、あの彼が本当にこの話を書いたのかと疑問を持たれた時の返答。彼の創作思想とともに、その身に降りかかった呪いも合わせて語る。 | | : アンデルセンの童話「人魚姫」を読んだ主人公が、あの彼が本当にこの話を書いたのかと疑問を持たれた時の返答。彼の創作思想とともに、その身に降りかかった呪いも合わせて語る。 |
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− | ; 「バッカ、そんなものオマエ、“書きたいもの”に決まっているだろう!!<br> ゆだった妄想にとりつかれ、一方通行の暴走をしたあげく、唯一の利点である美しさを台無しにするお姫さま!<br> 書いていてたまらなく面白かったぞぅ! 沸き立つジンマシンを堪えながら。リア充爆発しろ、と叫びたいのを堪えてな!」<br> 「……まあ、なんだ、確かに、人魚姫はやりすぎた。あの時はついカッとなって書いた。反省している。」 | + | ; 「バッカ、そんなものオマエ、“書きたいもの”に決まっているだろう!!<br> ゆだった妄想にとりつかれ、一方通行の暴走をしたあげく、唯一の利点である美しさを台無しにするお姫さま!<br> 書いていてたまらなく面白かったぞぅ! 沸き立つジンマシンを堪えながら。リア充爆発しろ、と叫びたいのを堪えてな!」<br>「……まあ、なんだ、確かに、人魚姫はやりすぎた。あの時はついカッとなって書いた。反省している。」 |
| : 人魚姫は「書きたいもの」だったのか「書くべきもの」だったのかと問われて。「乙女の恋心なんて書きたくもないけれど、教訓として記した“書くべきもの”なんだろう」という主人公の予想は性格破綻者の前に見事に外れた。 | | : 人魚姫は「書きたいもの」だったのか「書くべきもの」だったのかと問われて。「乙女の恋心なんて書きたくもないけれど、教訓として記した“書くべきもの”なんだろう」という主人公の予想は性格破綻者の前に見事に外れた。 |
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| : 「月の裏側では善悪に差異はない」と語り不干渉の姿勢を見せつつも、「世界の存亡を放っておけるほどろくでなしではない」と主人公に対し「本当の敵」についてのアドバイスを送る。自身のスタンスすら曲げて送ったこの言葉が指す「本当の敵」とは… | | : 「月の裏側では善悪に差異はない」と語り不干渉の姿勢を見せつつも、「世界の存亡を放っておけるほどろくでなしではない」と主人公に対し「本当の敵」についてのアドバイスを送る。自身のスタンスすら曲げて送ったこの言葉が指す「本当の敵」とは… |
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− | ; 「これは魔法の裁縫だ。知恵なき者には宝石に、知恵ある者には無価値に映る。」<br> 「白鳥のように飛び立て。この池は、おまえたちの住む場所ではない」<br/> 「カイの欠片よ、命に刺され!」<br/> 「ゲルダの涙よ、心を溶かせ!」 | + | ; 「これは魔法の裁縫だ。知恵なき者には宝石に、知恵ある者には無価値に映る。」<br>「白鳥のように飛び立て。この池は、おまえたちの住む場所ではない」<br>「カイの欠片よ、命に刺され!」<br>「ゲルダの涙よ、心を溶かせ!」 |
| : 自身の著作になぞらえた能力の行使。それぞれ裸の王様、醜いあひるの子、雪の女王。 | | : 自身の著作になぞらえた能力の行使。それぞれ裸の王様、醜いあひるの子、雪の女王。 |
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− | ; 「お集まりの紳士諸賢、淑女の皆様。<br> これよりアンデルセンが語りますは一人の女の物語。<br> 愛にあふれ、愛にくるい、あらゆる不道徳を歓喜のうちに迎え入れ、あまねく欲にまみれた女。<br> 女の名は殺生院キアラ。<br> キアラを討つべく集いしは、正しき目を持つ我らが希望。<br> 善悪は定まらぬ者なれど、此度は明白、悪とは是れ殺生院、善とは是れ恋する<RUBY><RB>若者</RB><RT>かれら</RT></RUBY>。<br> この物語がいかなる終演を迎えるか、どうぞ皆様、最後まで目をお離しなきように――!」 | + | ; 「お集まりの紳士諸賢、淑女の皆様。<br> これよりアンデルセンが語りますは一人の女の物語。<br> 愛にあふれ、愛にくるい、あらゆる不道徳を歓喜のうちに迎え入れ、あまねく欲にまみれた女。<br> 女の名は殺生院キアラ。<br> キアラを討つべく集いしは、正しき目を持つ我らが希望。<br> 善悪は定まらぬ者なれど、此度は明白、悪とは是れ殺生院、善とは是れ恋する<RUBY><RB>若者</RB><RT>かれら</RT></RUBY>。<br> この物語がいかなる終演を迎えるか、どうぞ皆様、最後まで目をお離しなきように──!」 |
| : 彼は語り手として物語を語る。一人の女の物語を。 | | : 彼は語り手として物語を語る。一人の女の物語を。 |
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290行目: |
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| : キアラの宝具「この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)」を評して。いかなる心境か、本来は敵対関係にある主人公達に対して助言している。そして、実際に宝具の内容が余りにアレだった為に多くのプレイヤーが彼の台詞に共感したとか。 | | : キアラの宝具「この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)」を評して。いかなる心境か、本来は敵対関係にある主人公達に対して助言している。そして、実際に宝具の内容が余りにアレだった為に多くのプレイヤーが彼の台詞に共感したとか。 |
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− | ; 「……フン。今のは悪かった。たしかに笑いごとじゃない。詫びの代金だ、答えてやろう。<br> 愛は求める心。そして恋は、夢見る心だ。」<br> 「恋は現実の前に折れ、現実は愛の前に歪み、愛は、恋の前では無力になる。<br> それがまっとうな男女の関係だ。死ぬ間際だが、それこそ心に刻んで反省しろ。」 | + | ; 「……フン。今のは悪かった。たしかに笑いごとじゃない。詫びの代金だ、答えてやろう。<br> 愛は求める心。そして恋は、夢見る心だ。」<br>「恋は現実の前に折れ、現実は愛の前に歪み、愛は、恋の前では無力になる。<br> それがまっとうな男女の関係だ。死ぬ間際だが、それこそ心に刻んで反省しろ。」 |
| : 恋とは何なのかを聞くキアラに対して「この世で最も猥らな女がこの世で最も初心だったとは」と笑い飛ばした後、真摯に答えを口にする。<br>また、この恋、愛、現実の三竦みは第七章冒頭の語りにも引用されている。 | | : 恋とは何なのかを聞くキアラに対して「この世で最も猥らな女がこの世で最も初心だったとは」と笑い飛ばした後、真摯に答えを口にする。<br>また、この恋、愛、現実の三竦みは第七章冒頭の語りにも引用されている。 |
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296行目: |
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| : 人を愛さないロマンチストな作家の、愛の告白。恋を知らなかった故に暴走して堕ちる所まで堕ちてしまった女の人生に、最後の一文(ひかり)を添える。そして、その告白を受けた女の返答は…!? | | : 人を愛さないロマンチストな作家の、愛の告白。恋を知らなかった故に暴走して堕ちる所まで堕ちてしまった女の人生に、最後の一文(ひかり)を添える。そして、その告白を受けた女の返答は…!? |
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− | ; 「おまえたちはキアラを憎むがいい。あの女は本当に、心底からのド外道だ。赦される価値はない。<br> だが―――どのような人間であれ、己の幸福のために人生をかけるのであれば、俺には尊い光に見える<br> 幻の様な取るに足らない小さな明かりでも―――温かい、最後の灯に、見えるのだ。<br> これはそれだけの話だ、これはキアラの物語だったが、俺の読みたかった物語でもある。」<br> 「ふん、かくして筆は折れ、物書きは忘れ去られる。何と清々しいことか!<br> さらばだ、悩み多き少年少女! せいぜい、人に恋し、愛に迷い、生に苦しむがいい! 無駄に使える時間はないぞ!」 | + | ; 「おまえたちはキアラを憎むがいい。あの女は本当に、心底からのド外道だ。赦される価値はない。<br> だが───どのような人間であれ、己の幸福のために人生をかけるのであれば、俺には尊い光に見える<br> 幻の様な取るに足らない小さな明かりでも───温かい、最後の灯に、見えるのだ。<br> これはそれだけの話だ、これはキアラの物語だったが、俺の読みたかった物語でもある。」<br>「ふん、かくして筆は折れ、物書きは忘れ去られる。何と清々しいことか!<br> さらばだ、悩み多き少年少女! せいぜい、人に恋し、愛に迷い、生に苦しむがいい! 無駄に使える時間はないぞ!」 |
| : マスターを追う様に消えた物書きの、主人公に対する餞。様々な人を観て、神に成ろうとした女に仕えた作家の深い言葉だ。 | | : マスターを追う様に消えた物書きの、主人公に対する餞。様々な人を観て、神に成ろうとした女に仕えた作家の深い言葉だ。 |
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320行目: |
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| : マイルーム会話「[[ウィリアム・シェイクスピア]]」。同じ文系キャスターへのコメントも辛辣である。 | | : マイルーム会話「[[ウィリアム・シェイクスピア]]」。同じ文系キャスターへのコメントも辛辣である。 |
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− | ; 「地獄? 仕事をしている時間に決まっているだろう、オニめ!」<br> 「天国? 仕事が終わった瞬間に決まっているだろう、バカめ!」 | + | ; 「地獄? 仕事をしている時間に決まっているだろう、オニめ!」<br>「天国? 仕事が終わった瞬間に決まっているだろう、バカめ!」 |
| : マイルーム会話「嫌いなもの」「好きなもの」。訊かれた事には丁寧に答えてくれるが、このサーヴァント毎度一言多い。 | | : マイルーム会話「嫌いなもの」「好きなもの」。訊かれた事には丁寧に答えてくれるが、このサーヴァント毎度一言多い。 |
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339行目: |
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| ; 「だが───読めたぞソロモン。貴様の正体、その特例の信実をな。」 | | ; 「だが───読めたぞソロモン。貴様の正体、その特例の信実をな。」 |
| : 同上、五人のサーヴァントをたった一人で薙ぎ払ったソロモン(ゲーティア)を見て。 | | : 同上、五人のサーヴァントをたった一人で薙ぎ払ったソロモン(ゲーティア)を見て。 |
− | : 世界三大童話作家の一人であるアンデルセンの観察眼は[[グランドクラス|冠位のサーヴァント]]にさえ届いた――。 | + | : 世界三大童話作家の一人であるアンデルセンの観察眼は[[グランドクラス|冠位のサーヴァント]]にさえ届いた──。 |
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− | ; 「ああ、とくと聞くがいい俗物め。時計塔の記述にはこうあった。」<br>「英霊召喚とは抑止力の召喚であり、抑止力とは人類存続を守るもの。<br> 彼等は七つの器を以て現界し、<ruby><rb>ただひとつ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>の敵を討つ。<br /> 敵とは何か? 決まっている。我ら霊長の世を阻む大災害!<br> この星ではなく人間を、築き上げた文明を滅ぼす終わりの化身!<br> 其は文明より生まれ文明を喰らうもの───自業自得の<ruby><rb>死の要因</rb><rt>アポトーシス</RT></RUBY>に他ならない。<br> そして、これを倒すために喚ばれるものこそ、あらゆる英霊の頂点に立つモノ。」 | + | ; 「ああ、とくと聞くがいい俗物め。時計塔の記述にはこうあった。」<br>「英霊召喚とは抑止力の召喚であり、抑止力とは人類存続を守るもの。<br> 彼等は七つの器を以て現界し、<ruby><rb>ただひとつ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>の敵を討つ。<br > 敵とは何か? 決まっている。我ら霊長の世を阻む大災害!<br> この星ではなく人間を、築き上げた文明を滅ぼす終わりの化身!<br> 其は文明より生まれ文明を喰らうもの───自業自得の<ruby><rb>死の要因</rb><rt>アポトーシス</RT></RUBY>に他ならない。<br> そして、これを倒すために喚ばれるものこそ、あらゆる英霊の頂点に立つモノ。」 |
| : 同上。ソロモンという存在の特異性について語る。かつて[[ギルガメッシュ|英雄王]]にしたように、その真実を暴いていく。 | | : 同上。ソロモンという存在の特異性について語る。かつて[[ギルガメッシュ|英雄王]]にしたように、その真実を暴いていく。 |
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361行目: |
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| ;「なにしろこんな機会、天国はおろか地獄を探してもまず有り得ん!」 | | ;「なにしろこんな機会、天国はおろか地獄を探してもまず有り得ん!」 |
− | ;「かのシェイクスピアの新作など、他の誰よりもまず俺が真っ先に読み―――」 | + | ;「かのシェイクスピアの新作など、他の誰よりもまず俺が真っ先に読み───」 |
− | :『バレンタイン2019ボイス&レター・これくしょん!』3節より。普段はファンとは思えない態度だけど口が滑ってしまい本音が漏れた。 | + | :『ボイス&レター・これくしょん!』3節より。普段はファンとは思えない態度だけど口が滑ってしまい本音が漏れた。 |
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− | ;「俺たちがこれまでどれだけの数の批評家や批評家もどき、果ては素人になじられ嬲られ続けたと思う?」<br>「それこそ星の数より多い!誹謗中傷などむしろ飯の種だ、バカめ!」<br>「式部。おまえも作家なら分かるだろう。」<br>「物書きにとってモノローグの当て込みの一つや二つ、どうという事はないとな。」<br>「"――しかも、だ。この解説、東方の天才作家・紫式部の手によるものなのだろう"」<br>「"むしろ願ってもない光栄だ。男、いや作家冥利に尽きるというものである"」<br>「アンデルセンはひとり、"後でシェイクスピアに自慢してやろう"と笑うのであった。」 | + | ;「俺たちがこれまでどれだけの数の批評家や批評家もどき、果ては素人になじられ嬲られ続けたと思う?」<br>「それこそ星の数より多い!誹謗中傷などむしろ飯の種だ、バカめ!」<br>「式部。おまえも作家なら分かるだろう。」<br>「物書きにとってモノローグの当て込みの一つや二つ、どうという事はないとな。」<br>「"──しかも、だ。この解説、東方の天才作家・紫式部の手によるものなのだろう"」<br>「"むしろ願ってもない光栄だ。男、いや作家冥利に尽きるというものである"」<br>「アンデルセンはひとり、"後でシェイクスピアに自慢してやろう"と笑うのであった。」 |
− | :4節より。解説されたところで痛くもかゆくもないとまったく動じずに、謝り倒す紫式部に自ら内心を解説してみせるアンデルセン氏なのであった。 | + | :同上、4節より。解説されたところで痛くもかゆくもないとまったく動じずに、謝り倒す紫式部に自ら内心を解説してみせるアンデルセン氏なのであった。 |
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| ;「悪い。色々あって書けなかった」 | | ;「悪い。色々あって書けなかった」 |