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====本編====
 
====本編====
;「我が魔術は炎の檻、茨の如き緑の巨人。因果応報、人事の厄を清める社───」<br> 「倒壊するはウィッカー・マン!オラ、善悪問わず土に還りな───!」
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;「我が魔術は炎の檻、茨の如き緑の巨人。因果応報、人事の厄を清める社───」<br>「倒壊するはウィッカー・マン!オラ、善悪問わず土に還りな───!」
 
: 第一部序章での宝具解放。マシュとの特訓中に放ち、彼女の宝具が発現するきっかけになった。
 
: 第一部序章での宝具解放。マシュとの特訓中に放ち、彼女の宝具が発現するきっかけになった。
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**ケルトの戦士は裸で戦うというイメージが強いが、それは身分の低い戦士だけの話であり、本来身分の高いケルトの戦士は鎧やマント、装飾品をしっかり身に付ける。さらに、馬を持つ者はより階級が高いとされる。Eirr(=自分の戦車を持つエリート戦士)であるクー・フーリンがランサー時に皮1枚という軽装なのは、実はかなりおかしい(一応プロトタイプの方はしっかり鎧を着ているが)。  
 
**ケルトの戦士は裸で戦うというイメージが強いが、それは身分の低い戦士だけの話であり、本来身分の高いケルトの戦士は鎧やマント、装飾品をしっかり身に付ける。さらに、馬を持つ者はより階級が高いとされる。Eirr(=自分の戦車を持つエリート戦士)であるクー・フーリンがランサー時に皮1枚という軽装なのは、実はかなりおかしい(一応プロトタイプの方はしっかり鎧を着ているが)。  
 
***馬を所有することは、地位や権力、財産を示す象徴となる。これは、牛程重い物を引っ張れないにも関わらず馬というのは維持が大変であるため。しかし、戦場で必要とされることから戦士社会であるアイルランドではどの動物よりも重んじられている。馬に乗ることができるのは、限られた人間だけであり、特に貴族のような高い地位にある人々のみが、馬を所有し騎乗することができた。
 
***馬を所有することは、地位や権力、財産を示す象徴となる。これは、牛程重い物を引っ張れないにも関わらず馬というのは維持が大変であるため。しかし、戦場で必要とされることから戦士社会であるアイルランドではどの動物よりも重んじられている。馬に乗ることができるのは、限られた人間だけであり、特に貴族のような高い地位にある人々のみが、馬を所有し騎乗することができた。
***【eirr】とは『戦車を持つ戦士』を指す。アイルランドにおける戦車は二頭立ての二輪車両であり、その車体は木材と金属の両方から成っており、特に高貴な者の戦車は複雑な装飾がなされている。さらに戦闘に特化した戦車となると車体にトゲ、車輪には鎌などの武装が施される。このように戦車は手の込んだ兵器であるため、これを所持することはステータスの誇示となるとされ、馬だけを持つ者よりステータスが高い。 伝承でeirrという語は「戦士の中でもより階級の高い・優れた・エリート戦士達」を意味する語としても使われており、言ってしまえば、ケルト神話で戦車を所有しているクー・フーリンは戦士の中でもエリート中のエリート。同時に「目下の者に勧められた食事は断らない」という禁忌(ゲッシュ)を持つクー・フーリンにとっては足枷ではあるが……。
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***【eirr】とは『戦車を持つ戦士』を指す。アイルランドにおける戦車は二頭立ての二輪車両であり、その車体は木材と金属の両方から成っており、特に高貴な者の戦車は複雑な装飾がなされている。さらに戦闘に特化した戦車となると車体にトゲ、車輪には鎌などの武装が施される。このように戦車は手の込んだ兵器であるため、これを所持することはステータスの誇示となるとされ、馬だけを持つ者よりステータスが高い。 伝承でeirrという語は「戦士の中でもより階級の高い・優れた・エリート戦士達」を意味する語としても使われており、言ってしまえば、ケルト神話で戦車を所有しているクー・フーリンは戦士の中でもエリート中のエリート。同時に「目下の者に勧められた食事は断らない」という禁忌(ゲッシュ)を持つクー・フーリンにとっては足枷ではあるが……。
 
*クー・フーリンの享年については27歳とする説が一番有名だが、献本によっては'''33歳'''と表記されている事もある。キャスターの彼は後者を全盛期としているのかもしれない。
 
*クー・フーリンの享年については27歳とする説が一番有名だが、献本によっては'''33歳'''と表記されている事もある。キャスターの彼は後者を全盛期としているのかもしれない。
  
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