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:「価値があるかどうか」が彼の基準であり、価値あるものへの協力は惜しまない。逆に、価値が失われ、今後戻ってくることがないと判断すれば、深い友情を結んだ相手であろうと処断する。
 
:「価値があるかどうか」が彼の基準であり、価値あるものへの協力は惜しまない。逆に、価値が失われ、今後戻ってくることがないと判断すれば、深い友情を結んだ相手であろうと処断する。
 
;能力
 
;能力
:スキル『叡智への接触』によってふたつの全盛期を使い分け、状況に応じて最適な姿で敵を迎撃する。
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:スキル『叡智への接触』によってふたつの全盛期を使い分け、状況に応じて最適な姿で敵を迎撃する。霊基を入れ替えることが出来るのはごく短時間だが、切り替えの瞬間に大きな隙はない模様。あくまでも霊殻を入れ替えているだけで、器に引っ張られることはあるにせよ精神は元のまま。
:若きプトレマイオスは槍や剣を臨機応変に持ち替えて白兵戦を行う。青色の光を纏わせて突く、斬る、薙ぎ払うといった近接攻撃だけでなく、拳や槍の穂先から光を放出する事で遠距離での攻撃を行ったりと、多様な戦法を見せる。
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:若きプトレマイオスは槍や剣を臨機応変に持ち替えて白兵戦を行う。青色の光を纏わせて突く、斬る、薙ぎ払うといった近接攻撃だけでなく、拳や槍の穂先から光を放出する事で遠距離での攻撃を行ったりと、多様な戦法を見せる。近接戦闘ではこちらの姿の方が長けている。
:老いたプトレマイオスは光を用いたビームや瞬間移動などを行い、その光景は[[キャスター]]の英霊を彷彿とさせる。しかしながら拳に光を纏わせての打撃や背丈ほどの大剣を片手で振り抜いたりと、屈強な肉体に相応しい近接戦闘も披露。
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:老いたプトレマイオスは光を用いたビームや瞬間移動などを行い、その光景は[[キャスター]]の英霊を彷彿とさせる。しかしながら拳に光を纏わせての打撃や背丈ほどの大剣を片手で振り抜いたりと、屈強な肉体に相応しい近接戦闘も披露。多数の敵を捌くにはこちらの姿の方が長けている。
:両者ともに上空からの偵察などに役立つ機械仕掛けの鷲を使役することもできる。
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:生まれ持った才能により、自分か知り合いの関わることに限定されるものの擬似的な未来予測も可能である他、上空からの偵察などに役立つ機械仕掛けの鷲を使役することもできる。
    
==ステータス==
 
==ステータス==
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:ランク:A+<br>種別:結界/対軍宝具<br>レンジ:1~30<br>最大捕捉:100人
 
:ランク:A+<br>種別:結界/対軍宝具<br>レンジ:1~30<br>最大捕捉:100人
 
:ギリシャ語では『ΒΙΒΛΙΟΘΗКΗ ΒΑΣΙΛΕΙΟΥ』。 老いたプトレマイオスが得意とする第二宝具。[[固有結界]]と似て非なるもの。
 
:ギリシャ語では『ΒΙΒΛΙΟΘΗКΗ ΒΑΣΙΛΕΙΟΥ』。 老いたプトレマイオスが得意とする第二宝具。[[固有結界]]と似て非なるもの。
:アレクサンドリア大図書館を召喚し、フォトニック結晶の樹木が生え、アトラス院の知恵を味方全体に与えて一時的に高速思考・分割思考状態を付与・増強することでアトラス院の錬金術師が持つのと同じ未来視的な状態にする事と同時に防衛機構によって敵を攻撃する。他にも空間から切り離された内部へと避難することによる外敵の攻撃の回避、大図書館に残されたアトラス院の兵器の理論を劣化複製したアイテムの作成、眼鏡や弾丸などの鋳造と加工、同じ規格を用いていたカルデアへの通信の接続など、その機能は多岐に渡る。加えてサーヴァントとしての性能は期待できないものの同時に若き頃と老いた頃の身体を形成することも可能。
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:アレクサンドリア大図書館を召喚し、フォトニック結晶の樹木が生え、アトラス院の知恵を味方全体に与えて一時的に高速思考・分割思考状態を付与・増強することでアトラス院の錬金術師が持つのと同じ未来視的な状態にする事と同時に防衛機構によって敵を攻撃する。その攻撃は圧倒的な破壊力を持ちながらも、その制御は狙いの範囲外にはほとんど被害をもたらさぬほどに緻密。
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:他にも大図書館に残されたアトラス院の兵器の理論を劣化複製したアイテムの作成、眼鏡や弾丸などの鋳造と加工、同じ規格を用いていたカルデアへの通信の接続など、その機能は多岐に渡り、空間から切り離された大図書館の内部へと避難することによる攻撃の回避も可能。時空すらも左右するほどの出力の攻撃によって大図書館の座標ごと戦地から排出されたことがあったが、それでも内部の面々にダメージはなかった。
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:サーヴァントとしての性能は期待できないものの同時に若き頃と老いた頃の身体を形成することも出来る。
 
:この宝具としてのアレクサンドリア大図書館は表と裏の双方の性質を持っており、ふたつの大図書館が合一したものである。プトレマイオスとその息子が造り上げた「表向きのアレクサンドリア大図書館」は規模と質は桁外れに高いもののあくまで普通の図書館。その裏──プトレマイオスがアトラス院と協力することによって造った「もうひとつのアレクサンドリア大図書館」は幾多の錬金術師や魔術師を招いて当時の神秘について蒐めさせたものとなっている。
 
:この宝具としてのアレクサンドリア大図書館は表と裏の双方の性質を持っており、ふたつの大図書館が合一したものである。プトレマイオスとその息子が造り上げた「表向きのアレクサンドリア大図書館」は規模と質は桁外れに高いもののあくまで普通の図書館。その裏──プトレマイオスがアトラス院と協力することによって造った「もうひとつのアレクサンドリア大図書館」は幾多の錬金術師や魔術師を招いて当時の神秘について蒐めさせたものとなっている。
 
:それと同時に、歴史上の大図書館とも合一したあまねく世界の叡智を集めた概念宝具でもあるため、ふさわしい機会が得られればふさわしい知識が自動的に増え、情報がアップデートされる。理屈としては『王の財宝』に似たようなもの。ほとんどの書物が光によって記録されており、水晶の輝きひとつずつが百万から数億ほどの書物に相当する。無論、本として実体化させる事も可能。
 
:それと同時に、歴史上の大図書館とも合一したあまねく世界の叡智を集めた概念宝具でもあるため、ふさわしい機会が得られればふさわしい知識が自動的に増え、情報がアップデートされる。理屈としては『王の財宝』に似たようなもの。ほとんどの書物が光によって記録されており、水晶の輝きひとつずつが百万から数億ほどの書物に相当する。無論、本として実体化させる事も可能。
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:プトレマイオスの切り札である第三宝具。厳密には彼が持つふたつの宝具を融合させた二重融合宝具。  『王の書庫』に眠るアトラス院の情報を『月は知らず、久遠の光』で魔力に変換。双方の内蔵する魔力を相乗させ、宙も砕くような光として放出する。プトレマイオスの体中に結晶の樹木が絡みついて、彼を固定。その後、光をさらに拡大するための結晶レンズを複数生み出し、プトレマイオスというサーヴァントを砲門の一部に造り替えてしまう。アレクサンドリア大図書館が最後に燃え落ちたという伝承から生まれる光は、[[ゲーティア|人類史を熱量に変えたかのビースト]]の光と本質的には同じもの。  
 
:プトレマイオスの切り札である第三宝具。厳密には彼が持つふたつの宝具を融合させた二重融合宝具。  『王の書庫』に眠るアトラス院の情報を『月は知らず、久遠の光』で魔力に変換。双方の内蔵する魔力を相乗させ、宙も砕くような光として放出する。プトレマイオスの体中に結晶の樹木が絡みついて、彼を固定。その後、光をさらに拡大するための結晶レンズを複数生み出し、プトレマイオスというサーヴァントを砲門の一部に造り替えてしまう。アレクサンドリア大図書館が最後に燃え落ちたという伝承から生まれる光は、[[ゲーティア|人類史を熱量に変えたかのビースト]]の光と本質的には同じもの。  
 
:上記の性質から『月は知らず、久遠の光』と『王の書庫』、そしてプトレマイオス自身の霊核をも砕く「<ruby><rb>三重の壊れた幻想</rb><rt>トリプル・ブロークン・ファンタズム</rt></ruby>」であり、その光は威力・精度ともに人間の霊基が放つとは思えぬ規格外の代物。
 
:上記の性質から『月は知らず、久遠の光』と『王の書庫』、そしてプトレマイオス自身の霊核をも砕く「<ruby><rb>三重の壊れた幻想</rb><rt>トリプル・ブロークン・ファンタズム</rt></ruby>」であり、その光は威力・精度ともに人間の霊基が放つとは思えぬ規格外の代物。
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:使用者であるプトレマイオス本人は第三宝具を用いるには準備が必要と口にしていたが、仔細な内容は不明。
    
==真名:プトレマイオス==
 
==真名:プトレマイオス==
 
:エジプトのプトレマイオス朝初代ファラオ。征服王イスカンダルの臣下にして朋友。
 
:エジプトのプトレマイオス朝初代ファラオ。征服王イスカンダルの臣下にして朋友。
:幼少の頃から<ruby><rb>側近騎兵隊将校</rb><rt>ヘタイロイ</rt></ruby>のひとりであり、ミエザの学舎ではイスカンダルの学友として共にアリストテレスの元で学んだ。東方遠征においては<ruby><rb>側近護衛官</rb><rt>ソマトピュラケス</rt></ruby>のひとりとなり、かの軍勢の中では将軍として活躍した。
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:幼少の頃から<ruby><rb>側近騎兵隊将校</rb><rt>ヘタイロイ</rt></ruby>のひとりであり、ミエザの学舎ではイスカンダルの学友として共にアリストテレスの元で学んだ。東方遠征においては<ruby><rb>側近護衛官</rb><rt>ソマトピュラケス</rt></ruby>のひとりとなり、かの軍勢の中で将軍として活躍した。
:イスカンダルの死後に起きた後継者戦争では総督として治めていたエジプト領にて<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>として旗を揚げる。王の死体を奪い、あらゆる儀礼を尽くすことで他者に戦の大義名分を作らせず、エジプトが全面戦争に突入することを避け、首都にアレクサンドリア大図書館や学堂、港にアレクサンドリアの大灯台を建設するなどといった慈悲に溢れた治世を行った。統治体制の確立や領土の拡張により、古代エジプトの繁栄を取り戻したがために<ruby><rb>救済者</rb><rt>ソーテール</rt></ruby>とも呼ばれる。
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:イスカンダルの死後は総督として治めていたエジプト領にて<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>として旗を揚げる。王の死体を奪い、あらゆる儀礼を尽くすことで他者に戦の大義名分を作らせず、エジプトが全面戦争に突入することを避け、首都にアレクサンドリア大図書館や学堂、港にアレクサンドリアの大灯台を建設するなどといった慈悲に溢れた治世を行った。統治体制の確立や領土の拡張により、古代エジプトの繁栄を取り戻したがために<ruby><rb>救済者</rb><rt>ソーテール</rt></ruby>とも呼ばれる。
:数多くの後継者が戦乱によって非業の死を遂げていく中、次世代の後継を育て天寿を全うした後継者戦争の勝利者。
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:数多くの後継者が戦乱によって非業の死を遂げていく中、次世代の後継を育て天寿を全うした<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>戦争の勝利者。
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:プトレマイオスが晩年に執筆したイスカンダルの大王伝は後年の歴史家が書いた東征記の典拠ともなっている。
    
==登場作品と役柄==
 
==登場作品と役柄==
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;エウメネス
 
;エウメネス
:変わり者の秘書官。
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:イスカンダルに共に仕えた臣下でもあり、<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>戦争で競い合った変わり者の秘書官。
:彼がアレクサンドリア大図書館に居てくれれば楽だったとのこと。 戦を楽しめるプトレマイオスが唯一戦いたくなかった相手であり、若い頃的にはとびきりの嫌なヤツ。
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:彼がアレクサンドリア大図書館に居てくれれば楽だったとのこと。 戦を楽しめるプトレマイオスが唯一戦いたくなかった相手であり、若い頃的にはとびきりの嫌なヤツだが、彼を語る口ぶりは決して憎悪や厭悪に満ちたものではない。
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;ペルディッカス、レオンナトス
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;ペルディッカス
:誰が工兵部隊を指揮するかで取っ組み合いをしたとのこと。若い頃曰く城攻めは一度やったら止められない楽しさだとか。
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:同じくイスカンダルの臣下。<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>戦争で競い合ったファランクス部隊の扱いでは随一と謳われた将軍。
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:プトレマイオス曰く戦利品の分割にはうるさかったらしい。どっちが工兵部隊を指揮するかで取っ組み合いもしたとのこと。
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;レオンナトス
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:同じくイスカンダルの臣下。<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>戦争で競い合った将軍。
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:彼ともまた工兵部隊の指揮の件で取っ組み合いをした。若い頃曰く城攻めは一度やったら止められない楽しさだとか。
    
;[[ヘファイスティオン〔プリテンダー〕|フェイカー]]
 
;[[ヘファイスティオン〔プリテンダー〕|フェイカー]]
 +
:同じくイスカンダルの臣下。
 
:若い頃は彼女の怒りの理由を重々承知しているため、殺し合いにはいくらでも応じるつもりだが、マスターへの義理を優先している。
 
:若い頃は彼女の怒りの理由を重々承知しているため、殺し合いにはいくらでも応じるつもりだが、マスターへの義理を優先している。
:老いた頃は後継者(ディアドコイ)戦争の勝者として責任を負うつもりでありながらも、「名無し」が「[[フェイカー (ロード・エルメロイⅡ世の事件簿)|フェイカー]]」の名を得たことになった旅路に強い関心を示している。
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:老いた頃は<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>戦争の勝者として責任を負うつもりでありながらも、「名無し」が「[[フェイカー (ロード・エルメロイⅡ世の事件簿)|フェイカー]]」の名を得たことになった旅路に強い関心を示している。
    
;[[ダレイオス三世]]
 
;[[ダレイオス三世]]
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