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; 略歴
 
; 略歴
 
:第四特異点『[[死界魔霧都市 ロンドン]]』では西暦1888年のロンドンに召喚される。
 
:第四特異点『[[死界魔霧都市 ロンドン]]』では西暦1888年のロンドンに召喚される。
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、Ⅳの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]の制圧戦に参戦。協力者となった[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]たちの行く末を見守る。
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:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、Ⅳの座を統括する[[バルバトス|管制塔バルバトス]]の制圧戦に参戦。協力者となった[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]たちの行く末を見守る。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 道化師のような衣装を着た異形の怪人。
 
: 道化師のような衣装を着た異形の怪人。
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== 真名:メフィストフェレス ==
 
== 真名:メフィストフェレス ==
:メフィストフェレス。ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。
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:ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。
:ゲオルク・ファウスト博士の前に現れ、魂と引き換えに望みを叶える契約を持ちかけ、ファウスト博士が堕落するかどうかを神と賭けたメフィストは彼を悪の道に引き摺り込もうとする。
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:[[ゲオルク・ファウスト]]博士の前に現れ、魂と引き換えに望みを叶える契約を持ちかけ、ファウスト博士が堕落するかどうかを神と賭けたメフィストは彼を悪の道に引き摺り込もうとする。
 
:メフィストフェレスは手練手管を尽くして、ファウストを悪の道へと誘い込むことに成功する。しかし、魂を地獄に落とそうとする寸前にファウストが愛した者によって魂は救われる。
 
:メフィストフェレスは手練手管を尽くして、ファウストを悪の道へと誘い込むことに成功する。しかし、魂を地獄に落とそうとする寸前にファウストが愛した者によって魂は救われる。
 
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:――――だが、これは『物語』での話。『現実』における彼は、'''人間でも悪魔でもない'''。
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:────だが、これは『物語』での話。『現実』における彼は、'''人間でも悪魔でもない'''。
:彼は卓越した魔術師ファウストによって造られ、名前と自意識を与えられた[[ホムンクルス]]の一体。
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:彼は卓越した[[魔術師]]ファウストによって造られ、名前と自意識を与えられた[[ホムンクルス]]の一体。
 
:大変に慈しんだファウストを、当たり前のように裏切り殺害した。ただ「つまらない」、そんな理由で錬金術の実験中に彼を爆殺したのだ。
 
:大変に慈しんだファウストを、当たり前のように裏切り殺害した。ただ「つまらない」、そんな理由で錬金術の実験中に彼を爆殺したのだ。
 
===関連===
 
===関連===
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; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
: ゲーム開始前のTVCMにて初公開され、ゲーム開始時から実装されている。
 
: ゲーム開始前のTVCMにて初公開され、ゲーム開始時から実装されている。
: シナリオでは第4章にて初登場。
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: シナリオでは第1部第4章にて初登場。
 
===その他===
 
===その他===
 
; [[ちびちゅき!]]
 
; [[ちびちゅき!]]
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: エルキドゥの幕間の物語「神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅰ」では共にウルクの微小特異点に同行していた。
 
: エルキドゥの幕間の物語「神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅰ」では共にウルクの微小特異点に同行していた。
 
; [[ジャンヌ・ダルク]]
 
; [[ジャンヌ・ダルク]]
: 彼女の幕間の物語「我が神はここにありて」にて、彼女を堕落させようと誘惑する。
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: 彼女の幕間の物語「我が神はここにありて Ⅰ~Ⅲ」にて、彼女を堕落させようと誘惑する。
 
: どうやら雇い主が居るらしく、その命令を受けて行動しているようだが……?
 
: どうやら雇い主が居るらしく、その命令を受けて行動しているようだが……?
 
; [[ピエール・コーション]]、[[イザベル・ヴトン]]
 
; [[ピエール・コーション]]、[[イザベル・ヴトン]]
: 上記のジャンヌの幕間の物語にて、彼らを呼び出してジャンヌへの試練として利用した。
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: 上記のジャンヌの幕間の物語「我が神はここにありて Ⅱ」にて、彼らを呼び出してジャンヌへの試練として利用した。
 
; [[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]
 
; [[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]
 
: 上記のジャンヌの幕間の物語の一連の流れにおけるマスター。
 
: 上記のジャンヌの幕間の物語の一連の流れにおけるマスター。
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; 「忠実に仕えるという点でワタクシの右に出る者はおりません」
 
; 「忠実に仕えるという点でワタクシの右に出る者はおりません」
 
: マイルーム会話2。サーヴァントとしての自負。しかし誰に、どういった形で仕えるのかは彼が決める事である。
 
: マイルーム会話2。サーヴァントとしての自負。しかし誰に、どういった形で仕えるのかは彼が決める事である。
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; 「そしてここで! 衝撃の告白! わたくし実は悪魔ではありません、悪魔のようなものとお思いください! 何!? 知っていた!? ただのピエロ! 何という慧眼サイコオオオッ!!」
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: 絆レベル4での台詞。
      
; 「嫌いなものと言えば! 平和は退屈ですなぁ。上っ面の平和なら大好きですよ、壊れる時は一瞬ですからね」
 
; 「嫌いなものと言えば! 平和は退屈ですなぁ。上っ面の平和なら大好きですよ、壊れる時は一瞬ですからね」
: 嫌いなものを聞かれた時の台詞。ネジが一本処ではない程抜けている。
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: マイルーム会話「嫌いなもの」。ネジが一本処ではない程抜けている。
    
; 「マスター様、誕生日おめでとうございます、時計いります?」
 
; 「マスター様、誕生日おめでとうございます、時計いります?」
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: マイルーム会話「誕生日」。
 
: 誕生日を祝ってくれるが、他の台詞と比べて妙にテンションが低く、宝具に使用する爆発物を祝いの品として渡そうとしてくる。
 
: 誕生日を祝ってくれるが、他の台詞と比べて妙にテンションが低く、宝具に使用する爆発物を祝いの品として渡そうとしてくる。
    
====幕間の物語====
 
====幕間の物語====
 
; 「いえいえ。後世の歴史に名を残すという、貴方の悲願、叶えてやったじゃありませんか!<br> 大体私がいなければ、ゲーテもファウスト書きませんでしたしぃ?<br> ファウストがなければ、あなたも無名のままでしたしぃ?<br> くひひひひ! ま、責めるならゲーテを責めるんですな! ……ぷっ、あっははははははははは!!!」
 
; 「いえいえ。後世の歴史に名を残すという、貴方の悲願、叶えてやったじゃありませんか!<br> 大体私がいなければ、ゲーテもファウスト書きませんでしたしぃ?<br> ファウストがなければ、あなたも無名のままでしたしぃ?<br> くひひひひ! ま、責めるならゲーテを責めるんですな! ……ぷっ、あっははははははははは!!!」
: 自身の幕間の物語にて、ファウストから「裏切り者」と詰られたことへの最大限の悪意を込めた嘲笑。これを聞いたファウストは激怒した。
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: 自身の幕間の物語「チクタク・バン!」にて、ファウストから「裏切り者」と詰られたことへの最大限の悪意を込めた嘲笑。これを聞いたファウストは激怒した。
 
: 彼の悲願はおそらく「魔術師として」後世に名を残すことであったと思われるが、実際はゲーテの著作によってであり、直接的な原因はメフィストフェレスに殺されたことであり、英霊化したのも自分ではなくメフィストフェレスのほう。そりゃ激昂もする<ref group = "注">なお、ゲーテの「ファウスト」におけるファウスト博士は、魔術師的な基準で言うなら唾棄すべき人物であろうことも追記しておく。</ref>。
 
: 彼の悲願はおそらく「魔術師として」後世に名を残すことであったと思われるが、実際はゲーテの著作によってであり、直接的な原因はメフィストフェレスに殺されたことであり、英霊化したのも自分ではなくメフィストフェレスのほう。そりゃ激昂もする<ref group = "注">なお、ゲーテの「ファウスト」におけるファウスト博士は、魔術師的な基準で言うなら唾棄すべき人物であろうことも追記しておく。</ref>。
    
;「納得・共感・大盛況でございます!<br> 守勢じゃなくても奇襲と混乱ならお任せあれ!<br> このメフィストフェレス、<br> 精一杯彼らに混乱をまき散らしますとも!」
 
;「納得・共感・大盛況でございます!<br> 守勢じゃなくても奇襲と混乱ならお任せあれ!<br> このメフィストフェレス、<br> 精一杯彼らに混乱をまき散らしますとも!」
: [[ビリー・ザ・キッド]]の幕間にて、「ケルト兵に狙われた村を防衛する」という珍しく真っ当な英雄っぽい戦いに身を投じる。
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: [[ビリー・ザ・キッド]]の幕間「荒野の七騎」にて、「ケルト兵に狙われた村を防衛する」という珍しく真っ当な英雄っぽい戦いに身を投じる。
 
: なお、担当は避難民の護衛だったが、迫りくるケルト兵達に嬉々として爆弾をばら撒いて爆破して回る姿に避難民はドン引きだったとか。
 
: なお、担当は避難民の護衛だったが、迫りくるケルト兵達に嬉々として爆弾をばら撒いて爆破して回る姿に避難民はドン引きだったとか。
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====イベント====
 
====イベント====
;「? どうして、とはまた異な事を。 あの<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>を消すということは、<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>を消すということ!<br> あのですねぇ?悪の心を倒せば善の心が生き残る、とかあるワケないでしょう?<br> 悪あっての<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>。善あっての<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>。<br> 長所あっての<ruby><rb>人間</rb><rt>あなた</rt></ruby>短所あっての<ruby><rb>人間</rb><rt>わたくし</rt></ruby>でございます。<br> 消える時は一緒がいいのです。<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>どもはそういうものなのです。<br> だって―――どちらだけ生き残るなんて、それは悲しい事なのですから<br> ヒトはひとりでは生きられないとも言いますし?まあ、<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>は悪魔なのですがぁ!」
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;「? どうして、とはまた異な事を。 あの<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>を消すということは、<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>を消すということ!<br> あのですねぇ?悪の心を倒せば善の心が生き残る、とかあるワケないでしょう?<br> 悪あっての<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>。善あっての<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>。<br> 長所あっての<ruby><rb>人間</rb><rt>あなた</rt></ruby>短所あっての<ruby><rb>人間</rb><rt>わたくし</rt></ruby>でございます。<br> 消える時は一緒がいいのです。<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>どもはそういうものなのです。<br> だって───どちらだけ生き残るなんて、それは悲しい事なのですから<br> ヒトはひとりでは生きられないとも言いますし?まあ、<ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>は悪魔なのですがぁ!」
 
:『空の境界 -the Gerden of Order-』にて、悪のメフィストと特異点もどきを消滅した後。分離しても元は同じ存在。悪の心のメフィストが消えた以上、善の心であるメフィストもまた消滅する宿命。だが、精一杯愉しむことができた以上、彼に悔いはない。
 
:『空の境界 -the Gerden of Order-』にて、悪のメフィストと特異点もどきを消滅した後。分離しても元は同じ存在。悪の心のメフィストが消えた以上、善の心であるメフィストもまた消滅する宿命。だが、精一杯愉しむことができた以上、彼に悔いはない。
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;「うふふ。うふふふふ。それは違う。違う私の話です。この私ではないのです。<br> <ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>は人でない、というかはじめから人間ではないのでぇ―――<br> 昨日のコトなんて覚えてませんし、アナタのコトも忘れているでしょう!<br> 悪魔とはそういうもの! 契約者を破滅させるか、契約者に破滅させられるかの騙し合い!<br> 残るものなど何もなし、だってあったら重くなる。面白おかしくマスターを騙せなくなるではないですか!<br> それでは皆様―――悪魔メフィスト・フェレス、これにて退場でございます!<br> いやいやお見事、主人公さま!アナタ様は見事、死の微睡みから目覚められた!」
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;「うふふ。うふふふふ。それは違う。違う私の話です。この私ではないのです。<br> <ruby><rb>私</rb><rt>わたくし</rt></ruby>は人でない、というかはじめから人間ではないのでぇ───<br> 昨日のコトなんて覚えてませんし、アナタのコトも忘れているでしょう!<br> 悪魔とはそういうもの! 契約者を破滅させるか、契約者に破滅させられるかの騙し合い!<br> 残るものなど何もなし、だってあったら重くなる。面白おかしくマスターを騙せなくなるではないですか!<br> それでは皆様───悪魔メフィスト・フェレス、これにて退場でございます!<br> いやいやお見事、主人公さま!アナタ様は見事、死の微睡みから目覚められた!」
:消滅しても「すぐに会える」「召喚してみせる」と意気込んだ主人公に対して。「悪魔」としての本性と価値観をさらけ出しつつも、事件を解決した主人公を本心から賞賛し―――『英霊メフィストフェレス』は消えたのであった。
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:消滅しても「すぐに会える」「召喚してみせる」と意気込んだ主人公に対して。「悪魔」としての本性と価値観をさらけ出しつつも、事件を解決した主人公を本心から賞賛し───『英霊メフィストフェレス』は消えたのであった。
 
:一見バーサーカー辺りでも通用しそうな狂気染みた振る舞いをする彼だが、その行動の根底には決して揺らぐ事のない彼独特の「悪魔」像が確かに存在している。
 
:一見バーサーカー辺りでも通用しそうな狂気染みた振る舞いをする彼だが、その行動の根底には決して揺らぐ事のない彼独特の「悪魔」像が確かに存在している。
  
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