差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
58 バイト追加 、 2016年1月14日 (木) 20:28
編集の要約なし
9行目: 9行目:     
; 略歴
 
; 略歴
: 真名はエルキドゥ。最古の英雄王[[ギルガメッシュ]]の唯一無二の友にして、神々の手により造られた宝具そのものとも言える存在である。
+
: 英雄王[[ギルガメッシュ]]の唯一無二の友。
 
: アメリカはスノーフィールドにおいて行われる「偽りの聖杯戦争」において、瀕死の合成獣が放った『生きる』という強い意思の叫びに呼応し、6体目のサーヴァント、ランサーとして現界した。
 
: アメリカはスノーフィールドにおいて行われる「偽りの聖杯戦争」において、瀕死の合成獣が放った『生きる』という強い意思の叫びに呼応し、6体目のサーヴァント、ランサーとして現界した。
 
: マスターと認めた狼型の合成獣を危地から救い、傷つき倒れた彼を介抱するなか、『気配感知』のスキルにより同じくスノーフィールドの地に召喚されたアーチャーのサーヴァント、かつての親友である黄金の王の存在を感じ取る。
 
: マスターと認めた狼型の合成獣を危地から救い、傷つき倒れた彼を介抱するなか、『気配感知』のスキルにより同じくスノーフィールドの地に召喚されたアーチャーのサーヴァント、かつての親友である黄金の王の存在を感じ取る。
 
: 時を超えた友との再会、あるいは戦い。心躍らせる予感に、歓喜に満ちた歌声は大地に響き、闘争の始まりを告げる合図となる――
 
: 時を超えた友との再会、あるいは戦い。心躍らせる予感に、歓喜に満ちた歌声は大地に響き、闘争の始まりを告げる合図となる――
 
; 人物
 
; 人物
: 太古の昔、神の手により造られ、地上に送り込まれた泥人形。はじめは知性も、言葉も、男女の別すら持たず、野の獣と全く変わらず森で暮らしていたが、聖娼シャムハトと出会い、6日7晩の間彼女と寝食を共にするうちに、その美貌を引き写した容姿と、人としての知恵と理性を手に入れ、代わりに本来持っていた力の大半を失った。
  −
: とはいえ、その力は未だ人間を遙かに凌駕しており、当時ウルクの都で絶大な権力を誇り、暴政の限りを尽くした黄金の王にすら匹敵するとさえ噂された。最初は野の獣風情と笑い飛ばした王とも、直接に対峙し、天地を揺るがすほどの死闘を繰り広げた末に互いの力を認め合い、無二の友となる。二人は共に冒険を繰り広げ、苦楽を分かち合い、そして女神の怒りに触れて永遠に引き裂かれた。
   
: ランサーのサーヴァントとして現界したエルキドゥは、聖娼の姿と知恵を得た後の形態を取っている。ゆったりとした簡素な衣服に包まれた肢体は優美ながらも適度に引き締まってバネのようなしなやかさを具え、完成された顔立ちは男とも女ともつかず、どこか人形を思わせる端整美で、人間がましい淫靡さと自然の獣の純粋さ、両極の印象を見る者に与える。
 
: ランサーのサーヴァントとして現界したエルキドゥは、聖娼の姿と知恵を得た後の形態を取っている。ゆったりとした簡素な衣服に包まれた肢体は優美ながらも適度に引き締まってバネのようなしなやかさを具え、完成された顔立ちは男とも女ともつかず、どこか人形を思わせる端整美で、人間がましい淫靡さと自然の獣の純粋さ、両極の印象を見る者に与える。
 
: 温和な性格で物腰も柔らかいが、マスターである合成獣を虐待した魔術師を一睨みで圧倒し、逃げ出させるほどの迫力も同時に持つ。
 
: 温和な性格で物腰も柔らかいが、マスターである合成獣を虐待した魔術師を一睨みで圧倒し、逃げ出させるほどの迫力も同時に持つ。
22行目: 20行目:  
: その肉体そのものが、神により造り出された生きた宝具、ウルク最強の“兵器”である。聖杯のシステムの関係上、実現は不可能であると言われているが仮に[[クラス (バーサーカー)|バーサーカー]]のクラスに据えられることがあれば知恵と理性を持たない代わりに、失った本来の力の全てを開放し神にすら届く力を発揮する可能性がある。人間性と引き換えに力の多くを失っている状態でさえ、かつてギルガメッシュと対等に戦った強大な戦闘力を持つ。
 
: その肉体そのものが、神により造り出された生きた宝具、ウルク最強の“兵器”である。聖杯のシステムの関係上、実現は不可能であると言われているが仮に[[クラス (バーサーカー)|バーサーカー]]のクラスに据えられることがあれば知恵と理性を持たない代わりに、失った本来の力の全てを開放し神にすら届く力を発揮する可能性がある。人間性と引き換えに力の多くを失っている状態でさえ、かつてギルガメッシュと対等に戦った強大な戦闘力を持つ。
 
: 肉体を槍、斧、盾、獣といった万象へと自在に変化させる能力を持つ。ギルガメッシュと数日に渡る死闘を繰り広げ、彼の財宝を空にするも自身も肉体の9割を失い、互いに力尽きて引き分けに終わった、とのこと。
 
: 肉体を槍、斧、盾、獣といった万象へと自在に変化させる能力を持つ。ギルガメッシュと数日に渡る死闘を繰り広げ、彼の財宝を空にするも自身も肉体の9割を失い、互いに力尽きて引き分けに終わった、とのこと。
: 動物の声を解し、マスターである狼とも苦なく意思疎通する事が出来る他、最高クラスの『気配感知』スキルを持ち遠く離れた場所の水源やサーヴァントの気配を感じ取ることが可能で、同ランク以下の『気配遮断』スキルをも無効化出来る。<br>また森や大地に語りかけることで一定のエリアを支配下に置く事ができ、森の枝葉を急速に生い茂らせ、マスターを隠し守る天然の結界を作り出したり、足を大地と同化させ周囲の砂を身体の一部であるかのように無数の触手として操り、それら触手の先端を剣、槍、弓などの千差万別の武具へと変えて撃ち放つ事が可能。
+
: 動物の声を解し、マスターである狼とも苦なく意思疎通する事が出来る他、最高クラスの『気配感知』スキルを持ち遠く離れた場所の水源やサーヴァントの気配を感じ取ることが可能で、同ランク以下の『気配遮断』スキルをも無効化出来る。
 +
:また森や大地に語りかけることで一定のエリアを支配下に置く事ができ、森の枝葉を急速に生い茂らせ、マスターを隠し守る天然の結界を作り出したり、足を大地と同化させ周囲の砂を身体の一部であるかのように無数の触手として操り、それら触手の先端を剣、槍、弓などの千差万別の武具へと変えて撃ち放つ事が可能。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
45行目: 44行目:     
== 真名:エルキドゥ ==
 
== 真名:エルキドゥ ==
 +
エルキドゥ。最古の英雄王[[ギルガメッシュ]]の唯一無二の友にして、神々の手により造られた宝具そのものとも言える存在である。
 +
 +
太古の昔、神の手により造られ、地上に送り込まれた泥人形。はじめは知性も、言葉も、男女の別すら持たず、野の獣と全く変わらず森で暮らしていたが、聖娼シャムハトと出会い、6日7晩の間彼女と寝食を共にするうちに、その美貌を引き写した容姿と、人としての知恵と理性を手に入れ、代わりに本来持っていた力の大半を失った。
 +
 +
それでも彼は未だ人間を遙かに凌駕する力を持ち、当時ウルクの都で絶大な権力を誇り、暴政の限りを尽くした黄金の王にすら匹敵するとさえ噂された。
 +
 +
最初は野の獣風情と笑い飛ばした王とも、直接に対峙し、天地を揺るがすほどの死闘を繰り広げた末に互いの力を認め合い、無二の友となる。
 +
 +
二人は共に冒険を繰り広げ、苦楽を分かち合い<br>―――そして女神の怒りに触れて永遠に引き裂かれた。
 +
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
; [[Fate/strange Fake]]
 
; [[Fate/strange Fake]]
149行目: 158行目:  
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;ギルガメシュ叙事録のエンキドゥ
 
;ギルガメシュ叙事録のエンキドゥ
*エルキドゥはギルガメッシュと同様に「ギルガメシュ叙事録」に登場する英雄である。叙事録では主に『エンキドゥ』と記載されており、TYPE-MOON世界のエルキドゥとは少しばかり読み方が異なっている。ただしTYPE-MOON世界においてもエルキドゥの名前のスペルはEnkiduとなっている。<br>なお伝承におけるエンキドゥは娼婦シャムハトと6日7晩に及ぶ性行為によって野性を失う代わりに知恵と理性を獲得しているが、TYPE-MOON世界のエルキドゥとシャムハトは「寝食を共にした」とだけ記述されており、作中の出来事にもいくつか差異がみられる。
+
:エルキドゥはギルガメッシュと同様に「ギルガメシュ叙事録」に登場する英雄である。叙事録では主に『エンキドゥ』と記載されており、TYPE-MOON世界のエルキドゥとは少しばかり読み方が異なっている。ただしTYPE-MOON世界においてもエルキドゥの名前のスペルはEnkiduとなっている。<br>なお伝承におけるエンキドゥは娼婦シャムハトと6日7晩に及ぶ性行為によって野性を失う代わりに知恵と理性を獲得しているが、TYPE-MOON世界のエルキドゥとシャムハトは「寝食を共にした」とだけ記述されており、作中の出来事にもいくつか差異がみられる。
*なおエンキドゥはやや過激な一面も持ち合わせていたようで、イシュタルから差し向けられた天の牡牛を討伐した後にその臓物を掲げて(またはイシュタルの顔に投げ付けつつ)彼女を手酷く侮辱したという。また森の番人であるフンババと戦った際は、命乞いをするフンババの対処に迷ったギルガメッシュに対して早々に止めを指すように忠告している。これらの蛮行が、神々の怒りを買った原因であるという。
+
:なおエンキドゥはやや過激な一面も持ち合わせていたようで、イシュタルから差し向けられた天の牡牛を討伐した後にその臓物を掲げて(またはイシュタルの顔に投げ付けつつ)彼女を手酷く侮辱したという。また森の番人であるフンババと戦った際は、命乞いをするフンババの対処に迷ったギルガメッシュに対して早々に止めを指すように忠告している。これらの蛮行が、神々の怒りを買った原因であるという。
    
;泥から生まれた人間
 
;泥から生まれた人間
10,592

回編集

案内メニュー