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サイズ変更なし 、 2013年8月25日 (日) 08:29
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幼名は藻女(みずくめ)。18歳で宮中に仕え、後に鳥羽上皇に仕えてから玉藻前と名乗るようになる。その美貌と博識ぶりから寵愛を得るようになったとされる。<br />しかしその後、鳥羽上皇が病に倒れた際、原因を調べた陰陽師、安倍晴明によって「人間ではない」ことが発覚。宮中から追い払われる結果となる。<br />その後、朝廷の討伐軍と那須野の地で激突。一度目は8万からなる軍勢を退けたが二度目の戦いで敗北し、その骸は「殺生石」と呼ばれる毒を放つ石になったと言われる。<br />EXTRAにおける玉藻の前の正体は、アマテラスから分かれた御魂・神の表情の一つである。玉藻の前は伝承にある白面金毛九尾の狐ではなく、厳密には野干(やかん・ジャッカル)であり、本質は大きく異なる。<br />ある時、人間に興味を持ってしまったアマテラスが、自らの一面を記憶を封印し人間に転生。それが後に玉藻の前と呼ばれることになる少女。<br />少女は宮中に仕え、ただその身が「人間ではない」ことからそこを追われた。<br />最期は破魔の矢を胸に受け、その命を終える。<br />神でありながら人に憧れ、妖物として殺されたことになる。<br />ただしこれは飽く迄彼女から見た彼女が語るお話である。CCCでは'''5つの王朝を滅ぼした'''や'''多くの国を滅ぼしてきた'''など明らかに辻褄が合わない事を本人及び白面九尾が口走っており「妲己とは別人」も怪しくなっている。<br />と言うかそもそも妲己褒似華陽末喜全てカウントしても4つであり、安倍さんの努力で未遂で終わった日本はカウントに入れられないのだから'''1つ足りない'''。<br />金毛白面九尾が同一視された影響かもしれないし、彼女の言う様に単なるハッタリかもしれない。
 
幼名は藻女(みずくめ)。18歳で宮中に仕え、後に鳥羽上皇に仕えてから玉藻前と名乗るようになる。その美貌と博識ぶりから寵愛を得るようになったとされる。<br />しかしその後、鳥羽上皇が病に倒れた際、原因を調べた陰陽師、安倍晴明によって「人間ではない」ことが発覚。宮中から追い払われる結果となる。<br />その後、朝廷の討伐軍と那須野の地で激突。一度目は8万からなる軍勢を退けたが二度目の戦いで敗北し、その骸は「殺生石」と呼ばれる毒を放つ石になったと言われる。<br />EXTRAにおける玉藻の前の正体は、アマテラスから分かれた御魂・神の表情の一つである。玉藻の前は伝承にある白面金毛九尾の狐ではなく、厳密には野干(やかん・ジャッカル)であり、本質は大きく異なる。<br />ある時、人間に興味を持ってしまったアマテラスが、自らの一面を記憶を封印し人間に転生。それが後に玉藻の前と呼ばれることになる少女。<br />少女は宮中に仕え、ただその身が「人間ではない」ことからそこを追われた。<br />最期は破魔の矢を胸に受け、その命を終える。<br />神でありながら人に憧れ、妖物として殺されたことになる。<br />ただしこれは飽く迄彼女から見た彼女が語るお話である。CCCでは'''5つの王朝を滅ぼした'''や'''多くの国を滅ぼしてきた'''など明らかに辻褄が合わない事を本人及び白面九尾が口走っており「妲己とは別人」も怪しくなっている。<br />と言うかそもそも妲己褒似華陽末喜全てカウントしても4つであり、安倍さんの努力で未遂で終わった日本はカウントに入れられないのだから'''1つ足りない'''。<br />金毛白面九尾が同一視された影響かもしれないし、彼女の言う様に単なるハッタリかもしれない。
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== 日本三大化生・白面金毛九尾の狐 ==
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:キャスターは本人も認める「ピーキーで扱いづらい」サーヴァントであるが、彼女は本来、英霊ではない。それをムーンセルが英霊として再現しているため霊格が低下している。本来九つある尻尾も、現在は一つとなっている(着物の帯には残り八つの尻尾が意匠化し描かれている)。<br />本来は悪霊・妖怪・荒御魂の類であり、そちらの姿で再現された場合、百の英霊すら軽く退ける大化生となる。本人によるとEXTRAで闘ってきたサーヴァントなんて指先一つで瞬殺、本来の力なら一瞬で終わると語っている。日本三大妖怪の一角は伊達ではない。さらにEXTRAにおいては朝廷の討伐軍を一度目は皆殺しに、それを反省した二度目は無抵抗で和解を死ぬまで求め続けたと語られている。<br />また「今回はムーンセルからの制約で一つしかありませんが、本来なら多数の尾から百万の軍勢を生み出せるのです!」と語っている。<br />彼女は尾一本だと上記のようにAランクサーヴァントが個体値100なのに対して9しかないが、尾が増える度に9の累乗倍に能力値が増える。つまり、本来の彼女は'''3億8742万以上'''というトンデモないものである。そりゃカルナも格上と認めるわけだ。むしろ、九尾モードの彼女が太陽表面爆発級を連発できるレベルで3億、Aランクサーヴァントが100ならAランクサーヴァントは水爆くらいの攻撃は連発できる計算になってしまう<br />CCCの個別EDにて長い時間修行して本来の九尾に戻った際には、まず時間を遡り、ムーンセルの設けた404光年を軽く走破し、ルビと字が合ってないスピンキックの一撃で八次元まで遮断する最後の障壁も蹴破ってしまった。<br />その前のCCCのイベントで遥かな昔に在って今も在り続けている大本、やさぐれた天照大神が姿を見せるが、キャスターが九尾状態になるとこの姿になるという訳では無い。太陽を疑神化したものであり、外見こそは人型で現在のキャスターと大差は無いが尊大な口調や巨人のような体躯など、まるで異なる存在で性格も冷淡な一面が強く出ている。本来なら全裸だったり、霊廟に入った時点で人間は燃え尽きたり、夢のない人間には巨大な太陽にしか見えなかったりする。<br />余談だが、ゲーム中では特に残る二大妖については触れられていないが、一般には「酒呑童子(鬼)」、「崇徳上皇(祟り神・天狗)」と言われる。<br />崇徳上皇のみ討伐されずじまいになったが、現在、三大化生は各所で祀られている。なお、三大化生とは伝承における凶悪さの上位三体の意味であって、それ以上に強大とされる妖怪もいるにはいる(神霊に該当するが、酒呑童子の親とされる八岐大蛇や、国造りの神であるダイダラボッチ等)。しかし、こと知名度に関してならこの三体に勝る妖怪はいないだろう。
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:さらに余談だが、「[[Fate/Apocrypha]]」の[[坂田金時]]の話では、酒呑童子は美少女の姿に化けていたそうな。配下の茨木童子や玉藻の前といい、少女姿の変化は定番らしい。
    
=== 関連 ===
 
=== 関連 ===
;日本三大化生・白面金毛九尾の狐
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:キャスターは本人も認める「ピーキーで扱いづらい」サーヴァントであるが、彼女は本来、英霊ではない。それをムーンセルが英霊として再現しているため霊格が低下している。本来九つある尻尾も、現在は一つとなっている(着物の帯には残り八つの尻尾が意匠化し描かれている)。<br />本来は悪霊・妖怪・荒御魂の類であり、そちらの姿で再現された場合、百の英霊すら軽く退ける大化生となる。本人によるとEXTRAで闘ってきたサーヴァントなんて指先一つで瞬殺、本来の力なら一瞬で終わると語っている。日本三大妖怪の一角は伊達ではない。さらにEXTRAにおいては朝廷の討伐軍を一度目は皆殺しに、それを反省した二度目は無抵抗で和解を死ぬまで求め続けたと語られている。<br />また「今回はムーンセルからの制約で一つしかありませんが、本来なら多数の尾から百万の軍勢を生み出せるのです!」と語っている。<br />彼女は尾一本だと上記のようにAランクサーヴァントが個体値100なのに対して9しかないが、尾が増える度に9の累乗倍に能力値が増える。つまり、本来の彼女は'''3億8742万以上'''というトンデモないものである。そりゃカルナも格上と認めるわけだ。むしろ、九尾モードの彼女が太陽表面爆発級を連発できるレベルで3億、Aランクサーヴァントが100ならAランクサーヴァントは水爆くらいの攻撃は連発できる計算になってしまう<br />CCCの個別EDにて長い時間修行して本来の九尾に戻った際には、まず時間を遡り、ムーンセルの設けた404光年を軽く走破し、ルビと字が合ってないスピンキックの一撃で八次元まで遮断する最後の障壁も蹴破ってしまった。<br />その前のCCCのイベントで遥かな昔に在って今も在り続けている大本、やさぐれた天照大神が姿を見せるが、キャスターが九尾状態になるとこの姿になるという訳では無い。太陽を疑神化したものであり、外見こそは人型で現在のキャスターと大差は無いが尊大な口調や巨人のような体躯など、まるで異なる存在で性格も冷淡な一面が強く出ている。本来なら全裸だったり、霊廟に入った時点で人間は燃え尽きたり、夢のない人間には巨大な太陽にしか見えなかったりする。<br />余談だが、ゲーム中では特に残る二大妖については触れられていないが、一般には「酒呑童子(鬼)」、「崇徳上皇(祟り神・天狗)」と言われる。<br />崇徳上皇のみ討伐されずじまいになったが、現在、三大化生は各所で祀られている。なお、三大化生とは伝承における凶悪さの上位三体の意味であって、それ以上に強大とされる妖怪もいるにはいる(神霊に該当するが、酒呑童子の親とされる八岐大蛇や、国造りの神であるダイダラボッチ等)。しかし、こと知名度に関してならこの三体に勝る妖怪はいないだろう。
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:さらに余談だが、「[[Fate/Apocrypha]]」の[[坂田金時]]の話では、酒呑童子は美少女の姿に化けていたそうな。配下の茨木童子や玉藻の前といい、少女姿の変化は定番らしい。<br />
   
;殺生石
 
;殺生石
 
:玉藻の前が死後石に変じたもの。呪毒を帯び、近づく人や獣を中毒死させたという。ゲーム中ではこれを用いた技「常世咲き裂く大殺界(ヒガンバナセッショウセキ)」を使う。<br />那須高原にあった殺生石は後に玄翁和尚という高僧によって砕かれ、日本各地に飛散。大きなものは3つ、各地の高田と呼ばれる地に散ったが、その他の細かい残りはオサキ狐や犬神となって、術者に使役される[[使い魔]]となったとされる。彼女が「和風の使い魔は、のきなみ私の分身」と言っているのはこのことが由来と思われる。
 
:玉藻の前が死後石に変じたもの。呪毒を帯び、近づく人や獣を中毒死させたという。ゲーム中ではこれを用いた技「常世咲き裂く大殺界(ヒガンバナセッショウセキ)」を使う。<br />那須高原にあった殺生石は後に玄翁和尚という高僧によって砕かれ、日本各地に飛散。大きなものは3つ、各地の高田と呼ばれる地に散ったが、その他の細かい残りはオサキ狐や犬神となって、術者に使役される[[使い魔]]となったとされる。彼女が「和風の使い魔は、のきなみ私の分身」と言っているのはこのことが由来と思われる。
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