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: 「[[ハサン・サッバーハ|山の翁]]」の初代首領であり、以降の歴代のハサン・サッバーハ達の影にあり続けた存在。
: 「[[ハサン・サッバーハ|山の翁]]」の初代首領であり、以降の歴代のハサン・サッバーハ達の影にあり続けた存在。
: 命を保ったまま「アズライールの聖廟」という歴代のハサンしか知らない場所に住まい、彼らにハサンたる資格が無くなったときと判断した際に首を刎ねてきた。故に、歴代のハサンが生きて彼の霊廟を訪れることは「自身に翁の資格なし」と進言するようなものであり、また、生きてハサンの任を解かれた者は歴代で一人として存在しなかった。
: 命を保ったまま「アズライールの聖廟」という歴代のハサンしか知らない場所に住まい、彼らにハサンたる資格が無くなったときと判断した際に首を刎ねてきた。故に、歴代のハサンが生きて彼の霊廟を訪れることは「自身に翁の資格なし」と進言するようなものであり、また、生きてハサンの任を解かれた者は歴代で一人として存在しなかった。
: 『[[Fate/Grand Order]]』では第六章で登場。獅子王率いる円卓に対抗する為の戦力を欲した主人公らに、当代のハサンである[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]が引き合わせるという形で姿を現した。
: 『[[Fate/Grand Order]]』第六章で登場。獅子王率いる円卓に対抗する為の戦力を欲した主人公らに、当代のハサンである[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]が引き合わせるという形で姿を現した。
: 自身が力を貸すにふさわしい相手であることを示した主人公にいくばくかの助言を与えた上でアトラス院でこれまでの特異点の謎や聖槍の秘密などについての知識を直接手に入れに行くよう進言し、それを条件に決戦の先陣を切ってガウェインと戦うことを約束する。
: 自身が課した試練を潜り抜け、力を貸すにふさわしい相手であることを示した主人公にいくばくかの助言を与えた上でアトラス院でこれまでの特異点の謎や聖槍の秘密などについての知識を直接手に入れに行くよう助言し、その完遂を条件に決戦の先陣を切ることを約束する。
: 最終盤の決戦では交わした約束通り先陣を切り、聖都軍で最も手強い存在であるガウェインと戦闘。円卓最強である彼を本気の欠片すら見せずに足止めし、手助けが必要な場面は過ぎ去ったと見ると戦いをやめ、後悔のないように行動を取るようガウェインに忠告を与えつつその場から引く。
: 最終盤の聖都攻略戦では交わした約束通り先陣を切り、聖都軍で最も手強い存在であるガウェインの足止めを担う。円卓最強である彼を本気の欠片すら見せずに軽くあしらい、自分の手助けが必要な場面は過ぎ去ったと見ると戦いを中断。敵であるはずのガウェインへ悔いを残さない行動を取るよう忠告を与えつつその場から引く。
: 章の最後には捨て身の戦法で敵を退けて力尽き、トリスタンを喰らって受肉したシャイタンに殺されそうになっていた呪腕のハサンを助ける。その後、右腕を失った彼はもはやハサンではない、と言う建前の下、何と彼を生きたまま山の翁から解任させる。そして生者として崩壊した時代の復興を成す使命を仄めかしつつ姿を消した。
: その後、右腕を失い瀕死の呪腕のハサンの前に現れ、魔神と化したトリスタンを一刀の下に切り捨てた。
: そして、右腕が魔神の腕でないなら呪腕のハサンのはずがない、と言う屁理屈をこねた上で、彼を史上初めて生きたまま山の翁から解任。そして彼に生者として崩壊した時代の復興を成す使命を果たすという命を仄めかしつつ姿を消した。
; 人物
; 人物
: 人を殺すことについては非常に強い理念を持ち、「天命によって討たれるべきか否か」で殺すかどうかを判断する。オジマンディアスの首を一方的に落とし、さらに神霊と化した獅子王すら倒せてもおかしくない実力を持ちながら何もしなかったのは「まだ天命によって討たれるべきではない、または天命を下すのは自分ではない」からである。また、一度自身が手を掛けようとした相手が目の前にいても、その相手が身の潔白を示したりしたことでその天命が過ぎ去ったと判断したら自分が手を下す事無く立ち去る。なお、天命が下ったと判断して相手を討とうとする時にはどこからともなく晩鐘の音が鳴り響き、歴代ハサン達はこの音を「このハサンが現れて天命の下った者(特に自分達)を討とうとする兆候」として考えている。
: 人を殺すことについては非常に強い理念を持ち、「天命によって討たれるべきか否か」で殺すかどうかを判断する。オジマンディアスの首を一方的に落とし、さらに神霊と化した獅子王すら倒せてもおかしくない実力を持ちながら何もしなかったのは「まだ天命によって討たれるべきではない、または天命を下すのは自分ではない」からである。また、一度自身が手を掛けようとした相手が目の前にいても、その相手が身の潔白を示す等してその天命が過ぎ去ったと判断した場合、手を下す事無く立ち去ることも。
: ハサン達に対しても同じような考え方であり、基本的に資格が無いと判断した者に対してはいかなる事情があろうとも容赦なく首を落としにかかる。その一方で、事前に資格無しと処断していた呪腕のハサンにもその後を鑑みて殺さずに新たな使命を与える等、よほどの状況下ではそうとも限らない。
: なお、天命が下ったと判断して相手を討とうとする時にはどこからともなく晩鐘の音が鳴り響き、歴代ハサン達はこの音を「このハサンが現れて天命の下った者(特に自分達)を討とうとする兆候」として考えている。
:殺すつもりが無い相手に対しては基本的には寛大で、多少失敬な事を言ったりしても怒らずに聞き流したり、場合によってはすぐにでも奪う予定だった命をその人物の為に暫くは見逃しておくなど、話の分かる一面もある。
: ハサン達に対しても同じような考え方であり、基本的に資格が無いと判断した者に対してはいかなる事情があろうとも容赦なく首を落としにかかる。その一方で、事前に資格無しと処断していた呪腕のハサンにも世界のその後を鑑みて殺さずに新たな使命を与える等、周りを全く顧みない人物でもない。
: 非常に多くの事を知っており、砂漠にある建物がアトラス院である事や、そこでホームズと協力してやっと手に入れた情報を始めから知っていた。ただし、それらを安易に全て直接教えるような事はせず、相手にその情報の在り処や次にすべきことを示すという形で相手に情報を提供する。
: 殺すつもりが無い相手に対しては基本的には寛大であり、多少失敬な事を言ったりしても怒らずに聞き流したりと器は大きい。
: 基本的には他人に考えさせ、行動させ、体験させることで相手を導く様に他人を接している。それは情報や計画が不足なまま助力を乞いに来た主人公のみならず、聖剣を返す事を隠しているベティヴィエールやボロボロの姿になりながらも自分の首を差し出そうとするハサン、果ては主への忠誠を尽くしきれなかった事を後悔している、先ほどまで自分と剣を交えていたガウェインに対しても同じである。
: 非常に博識であり、師子王の正体や目的を始め、第六特異点の砂漠地帯にアトラス院がある事や、そこで主人公らが協力者を得てやっと手に入れた情報も始めから知っていた。ただし、それらを安易に直接教えるような事はせず、相手にその情報の在り処や次にすべきことを示すという形で相手に情報を提供する。
: 基本的には他人に考えさせ、行動させ、体験させることで相手を導く様に他人を接している。それは情報や計画が不足なまま助力を乞いに来た主人公のみならず、周囲に決意を隠しているベティヴィエールやボロボロの姿になりながらも自分の首を差し出そうとする呪腕のハサン、果ては直前まで敵対し剣を交えていたガウェインに対しても同じであった。
; 能力
; 能力
: 端的に言うと、『普通のサーヴァント』として考えるには何もかもが規格外過ぎる。最強クラスのサーヴァント2人が手も足も出ずにしてやられたと言えば、その実力が如何にとんでも無いものかが分かるだろう。
: 端的に言うと、『普通のサーヴァント』として考えるには何もかもが規格外過ぎる。歴代でも最強クラスのサーヴァント2人が手も足も出ずにやられたと言えば、その実力が如何にとんでも無いものかが分かるだろう。
: 「山の翁」の名に違わずアサシン特有の高い気配遮断能力や暗殺能力を持っている。だがこの人物の持つ能力いずれも他のサーヴァントとは比べ物にならない位高い。生身の身体では勿論の事、魔力を探知してサーヴァントの存在を割り出すことが出来るカルデアのモニターを用いても気配遮断をしている間はその姿や存在を捉えることは出来ず、自分の攻撃を防御されてしまってもなお攻撃を防がれたターゲットを(一時的であるとは言え)殺す事が出来るなど、端的に言えば[[Fate/EXTRA]]で自身の能力を用いて様々な人物を暗殺した[[李書文]]の圏境や一撃必殺性などを更に強化したような恐ろしい能力となっている。
: まず、「山の翁」の名に違わずアサシン特有の高い気配遮断能力や暗殺能力を持っている。が、この人物の持つ能力はいずれも他の同系サーヴァントとは比較にすらならない程高い。生身の身体では勿論の事、魔力を探知してサーヴァントの存在を割り出すことが出来るカルデアのモニターを用いても気配遮断をしている間はその姿や存在を捉えることは出来ず、自分の攻撃を防御されてもなお攻撃を加えるつもりだったターゲットを(一時的であるとは言え)殺す事が出来るなど、サーヴァントとして見ても規格外に過ぎる恐ろしい能力となっている。
: その気になれば、砂嵐やスフィンクスの群れによって守られた[[オジマンディアス]]の神殿に誰にも気取られる事なく侵入してそのまま神殿最奥部の玉座に座る彼の首を刎ねる事も可能であり、その暗殺能力の高さは、最強のサーヴァントの一角にして百戦錬磨の猛者である彼をして「首を刎ねられるまで気づかなかった」と言わしめるほど。その上、神殿内での彼は実質不死身であるにも関わらず、落とされた首が繋がるまでに相当な日にちが掛かった。
: その気になれば、砂嵐やスフィンクスの群れによって守られた[[オジマンディアス]]の神殿に誰にも気取られる事なく侵入してそのまま神殿最奥部の玉座に座る彼の首を刎ねる事も可能であり、その暗殺能力の高さは、最強のサーヴァントの一角にして百戦錬磨の猛者である彼をして「首を刎ねられるまで気づかなかった」と言わしめるほど。その上、神殿内での彼は実質不死身であるにも関わらず落とされた首が繋がるまでに相当な日数を要すほどの爪痕を刻み込んだ。
: 正面から堂々と戦う際にはセイバーのように剣を用いて戦いつつ、外套を使って攻撃を受け流す。円卓の騎士の中でも屈指の技量を持つ[[ガウェイン]]は自身のギフトが猛烈な砂嵐で無効化されている状態でこのハサンと正面から斬り合ったが、1時間経っても全く衰える事のないその太刀筋の前には付け入る隙が無く、何とか太刀筋に慣れるので精一杯という有様だった。その後ハサンが砂嵐を止めた事によってギフトの力を取り戻し、そこから渾身の一撃を放ったが、それすらも簡単に受け流されてしまった。その上ここまで一方的な戦いぶりを示していながらもまだ全然本気を出していなかったという為、その実力は全く底が見えない。ガウェイン自身は最後に放った必殺の一撃が全く効かなかったのを見てようやく、このハサンが女神である獅子王に匹敵するような恐ろしく強大な存在である事を悟り、その気になれば今の自分を見逃さずにそのまま殺す事はおろか、聖都を築き上げる前に自分達に手を掛けたり獅子王を倒すことすら可能だったと考えている。
: 正面から堂々と戦う際にはセイバーのように剣を用いて戦いつつ、外套を使って攻撃を受け流す。円卓の騎士の中でも屈指の技量を持つ[[ガウェイン]]は自身の「聖者の数字」が猛烈な砂嵐で無効化されている状態でこのハサンと正面から斬り合ったが、1時間経っても全く衰える事のないその太刀筋の前には付け入る隙が無く、何とか太刀筋に慣れるので精一杯という有様だった。その後ハサンが砂嵐を止めた事によって「聖者の数字」が発動し、そこから渾身の一撃を放ったがそれすらも簡単に受け流されてしまった。その上ここまで一方的な戦いぶりを示していながらもまだ全然本気を出していなかったという為、その実力は全く底が見えない。ガウェイン自身は最後に放った必殺の一撃が全く効かなかったのを見てようやく、このハサンが女神である獅子王に匹敵するような恐ろしく強大な存在である事を悟り、その気になれば今の自分を見逃さずにそのまま殺す事はおろか、聖都を築き上げる前に自分達に手を掛けたり獅子王を倒すことすら可能だったとさえ考えている。
: 他にも、聖都の城壁の弓兵を尽く無力化しつつ[[ガウェイン]]のギフトを無効化するような大規模な竜巻を魔力を使わずに発生させたり、静謐のハサンに取り憑いて試練として強制的に戦わせたりと、明らかにサーヴァントの範疇を越えている異能も使いこなす。
: 他にも、聖都の城壁の弓兵を尽く無力化しつつガウェインの「辺りを強制的に快晴にする」ギフトを無効化するような大規模な砂嵐を魔力を使わずに発生させたり、静謐のハサンに取り憑いて試練として強制的に戦わせたりと、明らかにサーヴァントの範疇を越えている異能も使いこなす。
: なお、前述の砂嵐は彼の殺害対象を決める「天命」になにやら関わりがあるらしく、砂嵐が収まったことを指して「晩鐘が過ぎ去った」というなどまだまだ謎だらけである。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
; [[Fate/Grand Order]]
; [[Fate/Grand Order]]
: 第六章に登場。
: 第六章に登場。
: すさまじい力と存在感を示したが、ストーリーパートで登場したのみでバトルキャラとしてはPC、NPC共に未登場。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
; 「無粋な発言は控えよ、魔術師。<br> 汝らの召喚者、その蛮勇の値を損なおう」
; 「無粋な発言は控えよ、魔術師。<br> 汝らの召喚者、その蛮勇の値を損なおう」
: キングハサンのクラスはグランドサーヴァントなのではないか、と言おうとした[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]に対してカルデアとの通信を剣の一閃で文字通り「切断しながら」放った台詞。
: 「貴方のクラスはグランドサーヴァントなのではないか」と問おうとした[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]に対してカルデアとの通信を剣の一閃で文字通り「切断しながら」放った台詞。
: 後にホームズの発言でキングハサンもまたロマンのことを信用しておらず、情報を与えないために敢えてカルデアとの通信を切断したことが明らかとなったが、何故本来サーヴァントでないはずのロマンに対し「汝らの召喚者」と、まるでサーヴァントか何かであるかのような発言をしたのかは未だに不明である。
: 後にホームズの発言でキングハサンもまたロマンのことを信用しておらず、情報を与えないために敢えてカルデアとの通信を切断したことが明らかとなったが、何故ロマンに対し「汝らの召喚者」と、まるでサーヴァントか何かであるかのような発言をしたのかは未だに不明である。
; 「———良い。」
; 「———良い。」
; 「好きに呼ぶがよい。<br> 我が名はもとより無名。拘りも、取り決めもない。」
; 「好きに呼ぶがよい。<br> 我が名はもとより無名。拘りも、取り決めもない。」
: 骸骨の偉い人だのキングハサンだのと珍妙な呼ばれ方をしたことに対してのコメント。あれこれあだ名をつけられても特に気にしていない様子で、本人の器の大きさが窺える。
: "骸骨の偉い人"だの"キングハサン"だのと珍妙な呼ばれ方をしたことに対してのコメント。あれこれあだ名をつけられても特に気にしていない様子で、本人の器の大きさが窺える。
; 「呪腕よ。<br> 一時の同胞とはいえ、己が運命を明かさなかったのか。<br> やはり貴様は何も変わってはおらぬ。諦観も早すぎる。<br> ……面を挙げよ、呪腕。既に恥を晒した貴様に、上積みは赦されぬ。<br> この者たちと共に責務を果たせ。<br> それが成った時、貴様の首を断ち切ってやろう。」
; 「呪腕よ。<br> 一時の同胞とはいえ、己が運命を明かさなかったのか。<br> やはり貴様は何も変わってはおらぬ。諦観も早すぎる。<br> ……面を挙げよ、呪腕。既に恥を晒した貴様に、上積みは赦されぬ。<br> この者たちと共に責務を果たせ。<br> それが成った時、貴様の首を断ち切ってやろう。」
== メモ ==
== メモ ==
*「キングハサン」というのは話の中で主人公やマシュの呼ぶ渾名であり、テロップにおける名前の表記は「”山の翁”」になっている。他、ハサン達は「初代様」、[[玄奘三蔵]]は「骸骨の偉い人」と呼称している。
*「キングハサン」というのは話の中で主人公やマシュの呼ぶ渾名であり、テロップにおける名前の表記は終始「”山の翁”」になっている。他、ハサン達は「初代様」、[[玄奘三蔵]]は「骸骨の偉い人」と呼称している。
**最も前述の通り本人は自身の呼び名に関しては頓着しておらず、どう呼ばれても大して気にはしてはいない。
**最も前述の通り本人は自身の呼び名に関しては頓着しておらず、どう呼ばれても大して気にはしてはいない。
*そのあまりにもデタラメな強さと「ずっと在り続けている」という点から、最高のサーヴァントである七騎「'''グランドサーヴァント'''」の一人であることがほぼ確実視されている。
*そのあまりにもデタラメな強さと「ずっと在り続けている」という点から、最高のサーヴァントである七騎「'''グランドサーヴァント'''」の一人であることがほぼ確実視されている。
**なお、その点を指摘されかかった際には台詞の項の通り、「無粋」と話を途中で遮った。さらにその際カルデアからの通信(それも映像+音声のみを選択して)を斬った。物理的に斬れないはずのものを剣で文字通り「斬った」のである………ここまで来るともはや超能力者か化け物の類である。
**なお、その点を指摘されかかった際には台詞の項の通り、「無粋」と話を途中で遮った。さらにその際カルデアからの通信(それも映像+音声のみを選択して)を文字通り「斬った」。物理的に干渉しえないものを切断するという、サーヴァントとして見ても化け物じみたとんでもない所業である。
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