差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
750 バイト追加 、 2016年12月11日 (日) 13:24
編集の要約なし
296行目: 296行目:  
:以後、ギルガメッシュはその独尊ぶりは変わらずとも、エルキドゥに諫められ圧政を軟化させた。理解者を得たギルガメッシュは森の番人、神の獣フンババを下し、 地上で最も優れた王としてあらゆる財を手中に収める。この頃のギルガメッシュは眩しく強大で、神々でさえ目を逸らせない存在だった。やがてそんなギルガメッシュに豊穣の女神イシュタルが恋をする。彼女から求婚されるも、イシュタルがどれほど移り気かつ残忍で、多くの男を破滅に追い込んだ魔女かを知っていたためギルガメッシュはこれをあっさりと跳ね除ける。イシュタルはギルガメッシュに侮辱されたと激怒し、報復として父であるアヌ神に泣きつき、嵐をまとう超高層の災害であり、地上に現れた時7年間の飢饉と破壊が訪れるとされる最強の神獣“天の牡牛”を地上に放ってしまう。エルキドゥと協力して立ち向かい、見事天の牡牛を撃退するも、イシュタルの怒りは当然収まらず、人の身で神の獣を殺した事を罪として彼女は両名どちらかの死を神々に求めた。 結果、イシュタルの願いは聞き届けられ、両名のうち一人、神に作られたエルキドゥはその命に逆らう事が出来ずゆっくりと衰弱死した。  
 
:以後、ギルガメッシュはその独尊ぶりは変わらずとも、エルキドゥに諫められ圧政を軟化させた。理解者を得たギルガメッシュは森の番人、神の獣フンババを下し、 地上で最も優れた王としてあらゆる財を手中に収める。この頃のギルガメッシュは眩しく強大で、神々でさえ目を逸らせない存在だった。やがてそんなギルガメッシュに豊穣の女神イシュタルが恋をする。彼女から求婚されるも、イシュタルがどれほど移り気かつ残忍で、多くの男を破滅に追い込んだ魔女かを知っていたためギルガメッシュはこれをあっさりと跳ね除ける。イシュタルはギルガメッシュに侮辱されたと激怒し、報復として父であるアヌ神に泣きつき、嵐をまとう超高層の災害であり、地上に現れた時7年間の飢饉と破壊が訪れるとされる最強の神獣“天の牡牛”を地上に放ってしまう。エルキドゥと協力して立ち向かい、見事天の牡牛を撃退するも、イシュタルの怒りは当然収まらず、人の身で神の獣を殺した事を罪として彼女は両名どちらかの死を神々に求めた。 結果、イシュタルの願いは聞き届けられ、両名のうち一人、神に作られたエルキドゥはその命に逆らう事が出来ずゆっくりと衰弱死した。  
   −
:エルキドゥを失ったことで自分に勝るとも劣らない力を持つ存在ですら死から免れないという事実に衝撃を受け、“死”の不安に苛まれたギルガメッシュは、不老不死を求めて冥界へと旅立つ。 長い旅路、数多の苦難の末、冥界に辿り着き、かつて地上を襲った大津波から逃れ生き続けるナピュシテムという老人と出会う。しかし、不老不死の秘密を聞き出すもその代償を知り、不老不死を諦めウルクに戻ろうとする。その時ナピュシテムから不老不死の霊草の存在を教えられ、宝として蔵に収めるため深遠に立ち寄り霊草を回収する。その帰路の途中、泉に立ち寄り水浴びをしていた最中に腹をすかせた蛇に霊草を食べられてしまう。それでも、最終的に永劫不滅の身では生の悦びを味わえない、そして死を恐れる必要はないと悟った。この時ギルガメッシュの精神は成熟に達した。その後のギルガメッシュは苛烈さこそあるものの穏やかに国を治め、次の王に都市を委ねて永眠した。
+
:エルキドゥを失ったことで自分に勝るとも劣らない力を持つ存在ですら死から免れないという事実に衝撃を受け、“死”の不安に苛まれたギルガメッシュは、不老不死を求めて冥界へと旅立つ。 長い旅路、数多の苦難の末、冥界に辿り着き、かつて地上を襲った大津波から逃れ生き続けるナピュシテムという老人と出会う。しかし、不老不死の秘密を聞き出すもその代償を知り、不老不死を諦めウルクに戻ろうとする。その時ナピュシテムから不老不死の霊草の存在を教えられ、宝として蔵に収めるため深遠に立ち寄り霊草を回収する。その帰路の途中、泉に立ち寄り水浴びをしていた最中に腹をすかせた蛇に霊草を食べられてしまう。それでも、最終的に永劫不滅の身では生の悦びを味わえない、そして死を恐れる必要はないと悟った。この時ギルガメッシュの精神は成熟に達した。
 +
 
 +
<!--
 +
:かくしてウルクに戻ったが、王が不老不死の探求にかまけ、放浪した事に呆れた民たちはすでに他の都市に移り住み、唯一残ったシドゥリも「一言文句を言わないと気がすまなかった」と快く思わなかった。新たな目的を探していたギルガメッシュは城塞都市を考案し、廃墟同然となってしまったウルクを立て直す事に成功した。
 +
 
 +
:-->その後のギルガメッシュは苛烈さこそあるものの穏やかに国を治め、次の王に都市を委ねて永眠した。
    
=== 関連 ===
 
=== 関連 ===
307行目: 312行目:  
:「ギルガメシュ叙事詩」では若い頃は暴君だったが、エルキドゥと出会ってからは改心し、名君として国を治めたと語られている。史実でも「ウルクの城壁を築きし者(=ウルクを城郭都市として拡張させた)」と語られ、ウルクを発展させた重要人物とされている。
 
:「ギルガメシュ叙事詩」では若い頃は暴君だったが、エルキドゥと出会ってからは改心し、名君として国を治めたと語られている。史実でも「ウルクの城壁を築きし者(=ウルクを城郭都市として拡張させた)」と語られ、ウルクを発展させた重要人物とされている。
 
: Fateでは『stay night』及び『Zero』において、ギルガメッシュはやりたい放題した挙句に自らの国を滅亡させた暴君とセイバー、ランサーの両名から語られており、本人も否定していない。また『CCC』でも自身を暴君と認め、登場人物から国を滅ぼしたと語られている。しかし本人の話では宝物庫の完成と共にもはやこの世にコレ以上の楽しみは無いと悟り、国を確固のものにしてから次代の王に託し眠りについたと語っており辻褄が合わなくなっている。
 
: Fateでは『stay night』及び『Zero』において、ギルガメッシュはやりたい放題した挙句に自らの国を滅亡させた暴君とセイバー、ランサーの両名から語られており、本人も否定していない。また『CCC』でも自身を暴君と認め、登場人物から国を滅ぼしたと語られている。しかし本人の話では宝物庫の完成と共にもはやこの世にコレ以上の楽しみは無いと悟り、国を確固のものにしてから次代の王に託し眠りについたと語っており辻褄が合わなくなっている。
 
+
<!--
 +
: これについては『Grand Order』において、王の不在に呆れた民がほかの都市に移り住んだことがウルクの衰退に繋がり、帰還したギルガメッシュがウルクを城塞都市として発展させたという形でクリアしている。
 +
-->
 
;「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」
 
;「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」
 
: 先述の「宝具の原典」を無数に繰り出す宝具であり、当然ながら「ギルガメシュ叙事詩」には登場しない。そもそも伝承では武器を使う場面自体が少ない(武器は黄金の剣と大斧、あと己の拳)。
 
: 先述の「宝具の原典」を無数に繰り出す宝具であり、当然ながら「ギルガメシュ叙事詩」には登場しない。そもそも伝承では武器を使う場面自体が少ない(武器は黄金の剣と大斧、あと己の拳)。
10,592

回編集

案内メニュー