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;略歴
 
;略歴
:かつては[[封印指定]]を受けた[[魔術|魔術師]]の父・[[衛宮矩賢]]と共に、[[魔術協会]]から潜伏しながらの生活をしていた。母親についてはその逃避行の最中に死亡している。<br>潜伏地・アリマゴ島において研究サンプルが漏れ出す事故が発生する。その際、羅患した幼馴染の少女・[[シャーレイ]]が、苦しみから彼に自分を殺してくれと頼む。しかし彼は幼さ故の未熟さも手伝い、恐怖からそれを拒絶して、大人に助けを求めようとする。<br>その結果として島は地獄と化し、彼は「一人を殺せなかったために大勢を殺す」という、強烈なトラウマを刻み込まれる。原因となった父がまた同じ事を繰り返すであろうことを予見した彼は、今度こそ、その手で父を殺害する。<br>その後、父を狙っていた[[ナタリア・カミンスキー]]と共に島を脱し、そのままナタリアの元でハンターとしての腕を磨き、傭兵のような生活を送る。仕事の途中、ナタリア一人と他の大勢の命を天秤にかけねばならない場面に直面した彼は、再び非情な決断を強いられる。<br />ナタリアの死後は独立し、フリーランスの魔術師として活動。<br>「魔術師殺し」の戦歴をアインツベルンに買われ、共同で第四次聖杯戦争に参加。開戦以前に[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]と夫婦になり、娘の[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤスフィール]]を設けている。<br>発掘された聖剣の鞘を触媒にセイバーを召喚。触媒である「全て遠き理想郷」は代理マスターとして戦地に送り込んだアイリに預けていた。<br>戦争の終結後、現場で唯一生き残っていた[[衛宮士郎|少年]]を発見。瀕死だった彼を「全て遠き理想郷」を体に埋め込むことで救い、脱出する。士郎を養子に迎えた後も、「世界旅行」と称して屋敷を離れて、最愛の娘を迎えにアインツベルンを幾度も訪れたが、[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン|アハト翁]]の妨害に遭い、娘と再会することは叶わなかった。<br>聖杯戦争終結から五年後、士郎に看取られながら聖杯の呪いにより短い生涯を終える。享年三十四。
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:かつては[[封印指定]]を受けた[[魔術|魔術師]]の父・[[衛宮矩賢]]と共に、[[魔術協会]]から潜伏しながらの生活をしていた。母親についてはその逃避行の最中に死亡している。<br>潜伏地・アリマゴ島において研究サンプルが漏れ出す事故が発生する。その際、羅患した幼馴染の少女・[[シャーレイ]]が、苦しみから彼に自分を殺してくれと頼む。しかし彼は幼さ故の未熟さも手伝い、恐怖からそれを拒絶して、大人に助けを求めようとする。<br>その結果として島は地獄と化し、彼は「一人を殺せなかったために大勢を殺す」という、強烈なトラウマを刻み込まれる。原因となった父がまた同じ事を繰り返すであろうことを予見した彼は、今度こそ、その手で父を殺害する。<br>その後、父を狙っていた[[ナタリア・カミンスキー]]と共に島を脱し、そのままナタリアの元でハンターとしての腕を磨き、傭兵のような生活を送る。仕事の途中、ナタリア一人と他の大勢の命を天秤にかけねばならない場面に直面した彼は、再び非情な決断を強いられる。<br>ナタリアの死後は独立し、フリーランスの魔術師として活動。<br>「魔術師殺し」の戦歴をアインツベルンに買われ、共同で第四次聖杯戦争に参加。開戦以前に[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]と夫婦になり、娘の[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤスフィール]]を設けている。<br>発掘された聖剣の鞘を触媒にセイバーを召喚。触媒である「全て遠き理想郷」は代理マスターとして戦地に送り込んだアイリに預けていた。<br>戦争の終結後、現場で唯一生き残っていた[[衛宮士郎|少年]]を発見。瀕死だった彼を「全て遠き理想郷」を体に埋め込むことで救い、脱出する。士郎を養子に迎えた後も、「世界旅行」と称して屋敷を離れて、最愛の娘を迎えにアインツベルンを幾度も訪れたが、[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン|アハト翁]]の妨害に遭い、娘と再会することは叶わなかった。<br>聖杯戦争終結から五年後、士郎に看取られながら聖杯の呪いにより短い生涯を終える。享年三十四。
    
;人物
 
;人物
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:「魔術師殺し」と呼ばれる傭兵じみた魔術師。[[魔術]]属性は「火」と「土」の二重属性であり、それぞれの属性に関連した起源、「切断」と「結合」を有する。<br>魔術を「研究する目的」ではなく「手段であり道具」と見ている異端の魔術師であり、礼装に銃火器を用いる希有な存在。<br>通常火器としてワルサーWA2000(AN/PVS04暗視スコープとスペクターIR熱感知スコープを装着)及びキャリコM950、魔術礼装としてトンプソン・コンテンダーと魔弾「起源弾」を用いる。<br>なお、魔術刻印継承前に父を殺した彼だが、衛宮家が伝えた刻印をちゃんと持っている。ただし、協会が貴重な要所を回収した後の二割にも満たないものでしかない。<br>これはナタリアによる交渉のおかげで、刻印は彼の背中に刻まれている。
 
:「魔術師殺し」と呼ばれる傭兵じみた魔術師。[[魔術]]属性は「火」と「土」の二重属性であり、それぞれの属性に関連した起源、「切断」と「結合」を有する。<br>魔術を「研究する目的」ではなく「手段であり道具」と見ている異端の魔術師であり、礼装に銃火器を用いる希有な存在。<br>通常火器としてワルサーWA2000(AN/PVS04暗視スコープとスペクターIR熱感知スコープを装着)及びキャリコM950、魔術礼装としてトンプソン・コンテンダーと魔弾「起源弾」を用いる。<br>なお、魔術刻印継承前に父を殺した彼だが、衛宮家が伝えた刻印をちゃんと持っている。ただし、協会が貴重な要所を回収した後の二割にも満たないものでしかない。<br>これはナタリアによる交渉のおかげで、刻印は彼の背中に刻まれている。
   −
*固有時制御<br>衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。<br>本来儀式が煩雑で大掛かりである魔術であるのだが、「[[固有結界]]の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作する」ことで、たった二小節の詠唱で発動を可能とし、戦闘時に用いている。<br>問言は「time alter 〇〇 accel(加速)またはstagnate(停滞)」。〇〇には倍率を示す単語が入る。<br>なお、固有時制御を解除した後に世界からの「修正力」が働くため、反動によって身体に相当の負担がかかる。この弱点のせいで、通常は2倍速(ダブルアクセル)か3倍速(トリプルアクセル)程度の使用にとどめている。「全て遠き理想郷」を体に埋め込んだ時には4倍速(スクエアアクセル)※まで使用したが、それ以上の加速が可能かどうかは不明。<br>※4倍加速時のルビを「square accel」と表記しているが、これは誤りであると思われる。スクエア(square)は「四角、平方(=2乗)」などの意味があるが、「4倍」という意味は(少なくとも我々の世界では)含まれていない。正しくは「クアドラプル(quadruple)」であろう。<br>書籍版の重刷及び星海社文庫版で訂正されているかどうかは不明。Fate/Zeroアニメ版では「スクエア」のままであった。
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*固有時制御<br>衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。<br>本来儀式が煩雑で大掛かりである魔術であるのだが、「[[固有結界]]の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作する」ことで、たった二小節の詠唱で発動を可能とし、戦闘時に用いている。<br>問言は「time alter 〇〇 accel(加速)またはstagnate(停滞)」。〇〇には倍率を示す単語が入る。<br>なお、固有時制御を解除した後に世界からの「修正力」が働くため、反動によって身体に相当の負担がかかる。この弱点のせいで、通常は2倍速(ダブルアクセル)か3倍速(トリプルアクセル)程度の使用にとどめている。「全て遠き理想郷」を体に埋め込んだ時には4倍速(スクエアアクセル)※まで使用したが、それ以上の加速が可能かどうかは不明。<br>※4倍加速時のルビを「square accel」と表記しているが、これは誤りであると思われる。スクエア(square)は「四角、平方(=2乗)」などの意味があるが、「4倍」という意味は(少なくとも我々の世界では)含まれていない。正しくは「クアドラプル(quadruple)」であろう。<br>書籍版の重刷及び星海社文庫版で訂正されているかどうかは不明。『Fate/Zero』アニメ版では「スクエア」のままであった。
    
*起源弾<br>自らの第十二肋骨で作られた礼装魔弾。<br>自らの起源「切断」と「結合」の複合属性(「切って」「嗣ぐ」=切嗣。修復ではなく、紐を切って結び直すようなモノ。そこには結び目が生まれるように、不可逆の変化を意味する)を、相手に発現させる。<br>この弾丸で穿たれた傷は即座に「結合」され、血が出ることもなくまるで古傷のように変化する。ただ、「結合」であって「修復」ではないため、「結合」されたところの元の機能は失われてしまう。<br>この銃弾は相手が魔術で干渉したときに真価を発揮する。弾丸の効果は魔術回路にまで及び、魔術回路は「切断」「結合」される。結果、魔術回路に走っていた魔力は暴走し、術者自身を傷つける。<br>その仕様上相手が強力な魔術を使っていればいるほど殺傷力が上がる(奈須氏の説明によると、RPG的に喩えれば、相手の保有するMP数値がそのまま肉体へのダメージ数値になるようなもの、とのこと)。<br>彼は前もって挑発や陽動を行うことで、相手に最大限の魔力で起源弾を防御させ、その効果を最大に引き出す戦術を用いてきた。<br>魔術的な防御を誘うため、口径には.30-06スプリングフィールド(大口径のライフル弾。個人装備で防ぐには、グレードⅣクラスの防弾装備が必須)を用いて物理手段による防御を封じている。<br>逃げ道を一本残しておきながら、そこに予測不能かつ致命的な罠をおくこのやり口は作中でも「悪辣」と評され、対魔術師兵装としては最高の性能を誇る。<br>材料が材料なだけに、弾数は66発しか作られていない。この内、切嗣は第四次聖杯戦争までに37発を消費。1発の浪費もなく、起源弾によって37人の魔術師を完全破壊してきた。
 
*起源弾<br>自らの第十二肋骨で作られた礼装魔弾。<br>自らの起源「切断」と「結合」の複合属性(「切って」「嗣ぐ」=切嗣。修復ではなく、紐を切って結び直すようなモノ。そこには結び目が生まれるように、不可逆の変化を意味する)を、相手に発現させる。<br>この弾丸で穿たれた傷は即座に「結合」され、血が出ることもなくまるで古傷のように変化する。ただ、「結合」であって「修復」ではないため、「結合」されたところの元の機能は失われてしまう。<br>この銃弾は相手が魔術で干渉したときに真価を発揮する。弾丸の効果は魔術回路にまで及び、魔術回路は「切断」「結合」される。結果、魔術回路に走っていた魔力は暴走し、術者自身を傷つける。<br>その仕様上相手が強力な魔術を使っていればいるほど殺傷力が上がる(奈須氏の説明によると、RPG的に喩えれば、相手の保有するMP数値がそのまま肉体へのダメージ数値になるようなもの、とのこと)。<br>彼は前もって挑発や陽動を行うことで、相手に最大限の魔力で起源弾を防御させ、その効果を最大に引き出す戦術を用いてきた。<br>魔術的な防御を誘うため、口径には.30-06スプリングフィールド(大口径のライフル弾。個人装備で防ぐには、グレードⅣクラスの防弾装備が必須)を用いて物理手段による防御を封じている。<br>逃げ道を一本残しておきながら、そこに予測不能かつ致命的な罠をおくこのやり口は作中でも「悪辣」と評され、対魔術師兵装としては最高の性能を誇る。<br>材料が材料なだけに、弾数は66発しか作られていない。この内、切嗣は第四次聖杯戦争までに37発を消費。1発の浪費もなく、起源弾によって37人の魔術師を完全破壊してきた。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[Fate/stay night]]
 
;[[Fate/stay night]]
:士郎の養父。かつて聖杯戦争に参加した魔術師で、士郎にとっては憧れであり、生き方を決定づけた人。
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:士郎の養父。かつて前回の聖杯戦争に参加した魔術師で、士郎にとっては憧れであり、生き方を決定づけた人。
 +
 
 
;[[Fate/Zero]]
 
;[[Fate/Zero]]
:聖杯戦争の参加者。
+
:第四次聖杯戦争の参加者。
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;[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
 
;[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
 
:虎聖杯の中で目覚めた切嗣。目の前には死んだはずのアイリスフィールが。<br>どうもこのアイリ、切嗣の知るアイリとはどこかが違うようだが……?
 
:虎聖杯の中で目覚めた切嗣。目の前には死んだはずのアイリスフィールが。<br>どうもこのアイリ、切嗣の知るアイリとはどこかが違うようだが……?
 +
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 
:妻アイリと娘イリヤを溺愛し、舞弥とは普通に師弟関係で、セイバーのことはやっぱり無視し続ける。<br>聖杯戦争らしい聖杯戦争が行われていない平和な世界であるにもかかわらず、銃器や爆発物を持ち歩く物騒な客。
 
:妻アイリと娘イリヤを溺愛し、舞弥とは普通に師弟関係で、セイバーのことはやっぱり無視し続ける。<br>聖杯戦争らしい聖杯戦争が行われていない平和な世界であるにもかかわらず、銃器や爆発物を持ち歩く物騒な客。
 +
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
:Fate本編とは異なる並行世界の存在。ちゃんとイリヤの父親をしているが、出番はとても少ない。<br>そして登場するたびに顔の大部分がフキダシやコマの端、ライティングやアングルの都合などで隠れている。
 
:Fate本編とは異なる並行世界の存在。ちゃんとイリヤの父親をしているが、出番はとても少ない。<br>そして登場するたびに顔の大部分がフキダシやコマの端、ライティングやアングルの都合などで隠れている。
 +
 
;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]]
 
;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]]
 
:聖杯温泉を巡る戦いに乗っかった振りをして背後からマスターを狙う、「湯煙スナイパー大作戦」というアレな作戦を展開。
 
:聖杯温泉を巡る戦いに乗っかった振りをして背後からマスターを狙う、「湯煙スナイパー大作戦」というアレな作戦を展開。
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:アイリはなんとか切嗣とセイバーの仲を取り持とうとするが、にべもなく切嗣は無視を続ける。
 
:アイリはなんとか切嗣とセイバーの仲を取り持とうとするが、にべもなく切嗣は無視を続ける。
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;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。<br> いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。<br> 血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、<br>人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」
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;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。<br> いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。<br> 血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、<br> 人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」
 
:切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ、蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。
 
:切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ、蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。
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:イリヤの存在に食いつき、アイリに「紹介して!」とまでねだった[[雨生龍之介|龍之介]]を見て。<br>マイエンジェルに手を出す輩は、細胞の一片すら残さない。<br>ちなみに、キャスターはこの時、聖処女(アルトリア)と最高の舞台で出会え、イリヤなど眼中に無い。なのでこの件だけは、キャスターがとばっちりを喰らった形となる。まぁ、SLBMなんて使えば龍之介も100%死んでいるので、結果オーライなのだろう。
 
:イリヤの存在に食いつき、アイリに「紹介して!」とまでねだった[[雨生龍之介|龍之介]]を見て。<br>マイエンジェルに手を出す輩は、細胞の一片すら残さない。<br>ちなみに、キャスターはこの時、聖処女(アルトリア)と最高の舞台で出会え、イリヤなど眼中に無い。なのでこの件だけは、キャスターがとばっちりを喰らった形となる。まぁ、SLBMなんて使えば龍之介も100%死んでいるので、結果オーライなのだろう。
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;「アイリの作ってくれた手料理だ。<br> 食べるさ。食べるとも。 例えそれが、劣化ウランじみた変化を遂げたおにぎりでも。<br> もっきゅ、もっきゅ……。<br><br> ああ……僕は幸せだな……。くそ…幸せすぎて涙が出てきたぞ」
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;「アイリの作ってくれた手料理だ。<br> 食べるさ。食べるとも。例えそれが、劣化ウランじみた変化を遂げたおにぎりでも。<br> もっきゅ、もっきゅ……。<br><br> ああ……僕は幸せだな……。くそ…幸せすぎて涙が出てきたぞ」
 
:衛宮邸で綾香達が切嗣を見つけた時、彼は死んだ魚の様な目で、妻の手料理を食べ続けていた。<br>何だか泥を浴びなくても、十年経たずに逝ってしまいそうな切嗣である……。それにしても彼が「もっきゅ、もっきゅ」という擬音を出しながら食事をしている場面は酷くシュール。
 
:衛宮邸で綾香達が切嗣を見つけた時、彼は死んだ魚の様な目で、妻の手料理を食べ続けていた。<br>何だか泥を浴びなくても、十年経たずに逝ってしまいそうな切嗣である……。それにしても彼が「もっきゅ、もっきゅ」という擬音を出しながら食事をしている場面は酷くシュール。
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===その他の作品===
 
===その他の作品===
 
;「ずいぶん、かわいらしい格好だな」
 
;「ずいぶん、かわいらしい格好だな」
:「アーネンエルベ狂想曲」にて。セイバーに令呪の行使以外で話しかけたのは、これがシリーズ初。直後に話しかけた事を後悔している。なお、アーネンエルベから立ち去る時にアーチャーとすれ違うが、切嗣を見たアーチャーはぎょっとした表情を見せていた。
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:『アーネンエルベ狂想曲』にて。セイバーに令呪の行使以外で話しかけたのは、これがシリーズ初。直後に話しかけた事を後悔している。<br>なお、アーネンエルベから立ち去る時にアーチャーとすれ違うが、切嗣を見たアーチャーはぎょっとした表情を見せていた。
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;「頼んだぞ士郎!!」
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:『[[コハエース]]』にて、主にイリヤのヒロインとしての将来性など、自分の死後に山積する諸問題を苦渋の思いで士郎に丸投げする。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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*セイバーと性格的に相容れなかった一方で、彼女にかけられた呪いを解くためにランサー陣営を最優先に襲撃したり、「約束された勝利の剣」の被害が周辺に及ばないよう配慮したり、カスタムV-MAXを手配したりとその能力を活かすことには余念が無かった。<br>マスターとしての手腕は確かであり、セイバーもその点は認めていた。
 
*セイバーと性格的に相容れなかった一方で、彼女にかけられた呪いを解くためにランサー陣営を最優先に襲撃したり、「約束された勝利の剣」の被害が周辺に及ばないよう配慮したり、カスタムV-MAXを手配したりとその能力を活かすことには余念が無かった。<br>マスターとしての手腕は確かであり、セイバーもその点は認めていた。
 
*彼と契約していた時のセイバーは幸運がDランクと、理不尽なほど低下している。反面、騎乗スキルはAランクに向上してマシンも扱えるようになっており、彼のマスター適正の傾向が窺える。
 
*彼と契約していた時のセイバーは幸運がDランクと、理不尽なほど低下している。反面、騎乗スキルはAランクに向上してマシンも扱えるようになっており、彼のマスター適正の傾向が窺える。
*セイバーを無視する態度はシリーズを通して徹底しており、「タイころアッパー」でセイバーと再会した時も彼女の存在を無視した。
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*セイバーを無視する態度はシリーズを通して徹底しており、『タイころアッパー』でセイバーと再会した時も彼女の存在を無視した。
**セイバーを無視していたのは、栄誉を重んじる騎士道など、戦いに関する価値観が違い過ぎるから。<br>アイリの考察によると「アーサー王が実は女性だった」という事実に対して憤ったのもある模様。<br>男性であると期待していたら伝説との食い違いに失望した、ということではなく、王の重荷を一人の少女に背負わせた周囲の人間たちとそれを受け入れたセイバーの生き方を許容できなかったため。<br>後に士郎も同じ様に怒り、セイバーと衝突したが、彼は言うだけ無駄と諦めて口にしなかった。
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**セイバーを無視していたのは、栄誉を重んじる騎士道など、戦いに関する価値観が違い過ぎるから。<br>アイリの考察によると「アーサー王が実は女性だった」という事実に対して憤ったのもある模様。<br>男性であると期待していたのに伝説との食い違いに失望した、ということではなく、王の重荷を一人の少女に背負わせた周囲の人間たちとそれを受け入れたセイバーの生き方を許容できなかったため。<br>後に士郎も同じ様に怒り、セイバーと衝突したが、彼は言うだけ無駄と諦めて口にしなかった。
 
**それに加えて、第四次当時の切嗣に精神的余裕が少なかったこともある。「守るものがない」ことがかつての彼の強みの一つでもあったのに、アインツベルンで『家族』を得てしまったことで精神的に弱くなっていた。<br>そのうえ、「厄介な敵」言峰綺礼に狙われることで、セイバーとの妥協や説得すら受け入れられないほど追い詰められていた。
 
**それに加えて、第四次当時の切嗣に精神的余裕が少なかったこともある。「守るものがない」ことがかつての彼の強みの一つでもあったのに、アインツベルンで『家族』を得てしまったことで精神的に弱くなっていた。<br>そのうえ、「厄介な敵」言峰綺礼に狙われることで、セイバーとの妥協や説得すら受け入れられないほど追い詰められていた。
 
**ただ、完全に無視できていた訳ではなく、セイバーから「若き日の本当の貴方は、『正義の味方』になりたかったはずだ」と指摘された時はセイバーの方に振り返って険しい表情を見せている。
 
**ただ、完全に無視できていた訳ではなく、セイバーから「若き日の本当の貴方は、『正義の味方』になりたかったはずだ」と指摘された時はセイバーの方に振り返って険しい表情を見せている。
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*「人生のあらゆる局面で女性を惹きつけ、なおかつその悉くを不幸な末路に追いやってしまう」というジンクスを有している。その魔手から逃れられたのは[[藤村大河]]ただ一人。
 
*「人生のあらゆる局面で女性を惹きつけ、なおかつその悉くを不幸な末路に追いやってしまう」というジンクスを有している。その魔手から逃れられたのは[[藤村大河]]ただ一人。
 
*大河を可愛がっていたのは[[シャーレイ|初恋の女性]]に似た雰囲気があったためらしい。
 
*大河を可愛がっていたのは[[シャーレイ|初恋の女性]]に似た雰囲気があったためらしい。
*Fate/Zero著者・虚淵氏によれば、「正義の味方」としての格は[[アーチャー|同姓の英霊]]より大いに劣るとのこと。
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*『Fate/Zero』著者・虚淵氏によれば、「正義の味方」としての格は[[アーチャー|同姓の英霊]]より大いに劣るとのこと。
 
*切嗣は多数を守るという理想を追求していった結果正義の味方を諦め、士郎(アーチャー)は正義の味方になるために多数を守る理想を追求していった。ただし、どちらも自分の情を入れない点で共通している。
 
*切嗣は多数を守るという理想を追求していった結果正義の味方を諦め、士郎(アーチャー)は正義の味方になるために多数を守る理想を追求していった。ただし、どちらも自分の情を入れない点で共通している。
*第四次聖杯戦争終了後から死亡するまでの間に大聖杯の位置を探り当てており、次の聖杯戦争が行われる時(六十年後)までに大聖杯を破壊しようと仕掛けを施していた。目算では、三十〜四十年もあれば破壊できるだけの魔力の「瘤」ができるという。<br>ただし、第五次は第四次の十年後という、切嗣の予想外に短い期間の後に起こってしまったため、この仕掛けが機能することなく次の聖杯戦争は起こってしまった。<br>さらに、桜ルートでは凛と桜の死闘によって洞窟が破壊されたため、この仕掛けは無意味となった。
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*第四次聖杯戦争終了後から死亡するまでの間に大聖杯の位置を探り当てており、次の聖杯戦争が行われるだろう約六十年後までに大聖杯を破壊しようと仕掛けを施していた。目算では、三十~四十年もあれば破壊できるだけの魔力の「瘤」ができる筈だった。<br>ただし、第五次は第四次の十年後という、切嗣の予想外に短い期間の後に起こってしまったため、この仕掛けが効果を発揮することはなかった。<br>さらに、桜ルートでは凛と桜の死闘によって洞窟が破壊されたため、仕掛けじたいが完全に無用のものと化した。
 
*士郎に「魔術回路を逐一作り直す」「強化魔術」という非効率な魔術を教えたのはワザと。本心では魔術を教えたくなかったが、強さを求める士郎を納得させるために、成果の出ない方法を教えた。<br>しかし士郎はこの使い物にならない魔術の訓練を5年以上も続け、ある未来においては[[アーチャー|自分だけの境地]]に辿り着いてしまうこととなる。
 
*士郎に「魔術回路を逐一作り直す」「強化魔術」という非効率な魔術を教えたのはワザと。本心では魔術を教えたくなかったが、強さを求める士郎を納得させるために、成果の出ない方法を教えた。<br>しかし士郎はこの使い物にならない魔術の訓練を5年以上も続け、ある未来においては[[アーチャー|自分だけの境地]]に辿り着いてしまうこととなる。
 
*愛銃がトンプソン・コンテンダーになったのは、虚淵氏の強い要望によるもの。『stay night』発売当時、彼の礼装が銃だったことを知った氏が、「魔術師の銃」に相応しい変り種かつ破格の大火力、そして映画『ハード・ターゲット』での活躍が印象的だったこの銃を推したのが事の発端。<br>『Zero』を書くきっかけになった銃という氏の言の通り、劇中でこの銃の設定と威力はくどいほど力を入れて描写されている。
 
*愛銃がトンプソン・コンテンダーになったのは、虚淵氏の強い要望によるもの。『stay night』発売当時、彼の礼装が銃だったことを知った氏が、「魔術師の銃」に相応しい変り種かつ破格の大火力、そして映画『ハード・ターゲット』での活躍が印象的だったこの銃を推したのが事の発端。<br>『Zero』を書くきっかけになった銃という氏の言の通り、劇中でこの銃の設定と威力はくどいほど力を入れて描写されている。
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*ナタリアの影響で煙草を愛飲していたが、アインツベルンに婿入りして以後は、森の奥の城の生活なので吸いなれた銘柄が手に入らなくなったということと、アイリ、イリヤに対する気遣いから、禁煙していた。<br>だが、第四次開始時に昔の自分を取り戻すための一環として、再び吸うようになる。
 
*ナタリアの影響で煙草を愛飲していたが、アインツベルンに婿入りして以後は、森の奥の城の生活なので吸いなれた銘柄が手に入らなくなったということと、アイリ、イリヤに対する気遣いから、禁煙していた。<br>だが、第四次開始時に昔の自分を取り戻すための一環として、再び吸うようになる。
 
*イリヤには裏切ったと誤解されたまま亡くなったが、切嗣本人はイリヤの事を溺愛している。もしイリヤに恋人が出来たら、容赦なく排除するらしい。それは例え士郎でも例外では無いとか。
 
*イリヤには裏切ったと誤解されたまま亡くなったが、切嗣本人はイリヤの事を溺愛している。もしイリヤに恋人が出来たら、容赦なく排除するらしい。それは例え士郎でも例外では無いとか。
*見た目と性格に反して味覚はかなりのジャンクフード舌で、blu-rayBOXⅡの特典ドラマCDの中で食事を作ってくれる士郎に「和食ばかりでなくたまにはハンバーグとかも…」などと発言しておりそれを士郎に叱咤されるなどなかなか意外な一面を見せている。<br />アインツベルンの宮廷料理に慣れきった彼には、むしろジャンクフードの殺伐とした味が心地よいのかもしれない。
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*見た目と性格に反して味覚はかなりのジャンクフード舌で、blu-rayBOXⅡの特典ドラマCDの中で食事を作ってくれる士郎に「和食ばかりでなくたまにはハンバーグとかも…」などと発言しておりそれを士郎に叱咤されるなどなかなか意外な一面を見せている。<br>アインツベルンの宮廷料理に慣れきった彼には、むしろジャンクフードの殺伐とした味が心地よいのかもしれない。
 
**第四時聖杯戦争中に某ハンバーガーチェーンの食事を摂った際の感想は「なにより作業の手を止めず、機械的に口に運ぶだけで栄養補給が出来るのが素晴らしい」(要約)。<br>どこぞの[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|ダメ執行者]]を彷彿とさせる独白である。
 
**第四時聖杯戦争中に某ハンバーガーチェーンの食事を摂った際の感想は「なにより作業の手を止めず、機械的に口に運ぶだけで栄養補給が出来るのが素晴らしい」(要約)。<br>どこぞの[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|ダメ執行者]]を彷彿とさせる独白である。
 
*彼に付き従った2人の女性が、2人とも「元々人間性がなく(失って)、切嗣に出会って感情が芽生えて(殻を得て)」おり、かつ「切嗣を全肯定してくれる」女性である事については興味深い。<br>それは元々彼女達が持っていた性質なのか、それとも切嗣が求めた性質なのだろうか。
 
*彼に付き従った2人の女性が、2人とも「元々人間性がなく(失って)、切嗣に出会って感情が芽生えて(殻を得て)」おり、かつ「切嗣を全肯定してくれる」女性である事については興味深い。<br>それは元々彼女達が持っていた性質なのか、それとも切嗣が求めた性質なのだろうか。
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== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;父の日
 
;父の日
:彼が聖杯の見せた理想を拒絶し、娘を殺したアニメ版のFate/Zero24話は、6月の第三日曜日(放送スケジュールでは土曜の24時・ネット局の中で最も早い場合)、すなわち「父の日」に放映されたのであった。「[[衛宮矩賢|こどもの日]]」、「[[ナタリア・カミンスキー|母の日]]」に続き、これはいったい何の因果だろうか……。
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:彼が聖杯の見せた理想を拒絶し、娘を殺したアニメ版の『Fate/Zero』24話は、6月の第三日曜日(放送スケジュールでは土曜の24時・ネット局の中で最も早い場合)、すなわち「父の日」に放映されたのであった。「[[衛宮矩賢|こどもの日]]」、「[[ナタリア・カミンスキー|母の日]]」に続き、これはいったい何の因果だろうか……。
    
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