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| : しかしその婚姻の日、国を挙げての祭りの中、コリントスは滅び去る。グライアは炎に包まれ、新しく王になるはずであった彼はまたも放浪の身に戻される。 | | : しかしその婚姻の日、国を挙げての祭りの中、コリントスは滅び去る。グライアは炎に包まれ、新しく王になるはずであった彼はまたも放浪の身に戻される。 |
| : その後の物語はもはや伝説に残すところではなく、かつてのアルゴー号の残骸に思いを馳せながら倒れた船柱の下敷きとなって息絶えたという。 | | : その後の物語はもはや伝説に残すところではなく、かつてのアルゴー号の残骸に思いを馳せながら倒れた船柱の下敷きとなって息絶えたという。 |
− | : 『[[Fate/hollow ataraxia]]』でその伝説は語られていたが、『[[Fate/Grand Order]]』第一部三章で本格的に登場。 | + | : 『[[Fate/hollow ataraxia]]』でその伝説は語られていたが、『[[Fate/Grand Order]]』第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』で本格的に登場。 |
| : 「『契約の箱』に[[エウリュアレ|神霊]]を生贄に捧げれば大いなる力が手に入る」とメディアに唆され、『契約の箱』およびエウリュアレを巡って主人公達と対立するが、メディアの理屈が「それを実行すると世界が滅ぶ→世界が滅ぶから敵がいなくなる→無敵になれる」という理屈である事を完全に追い詰められてから知って絶望、そのままメディアに魔神柱フォルネウスの生け贄にされ、最後の最後でも自分を見捨てたメディアを詰りながら消滅した。 | | : 「『契約の箱』に[[エウリュアレ|神霊]]を生贄に捧げれば大いなる力が手に入る」とメディアに唆され、『契約の箱』およびエウリュアレを巡って主人公達と対立するが、メディアの理屈が「それを実行すると世界が滅ぶ→世界が滅ぶから敵がいなくなる→無敵になれる」という理屈である事を完全に追い詰められてから知って絶望、そのままメディアに魔神柱フォルネウスの生け贄にされ、最後の最後でも自分を見捨てたメディアを詰りながら消滅した。 |
− | :第一部終章では冠位時間神殿に召喚されており、メディアやヘラクレスたちをⅢの座を統括する[[魔神柱|観測所フォルネウス]]と交戦させ、自身はアルゴー号を操って敵の撹乱に出た。 | + | :終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚されており、メディアやヘラクレスたちをⅢの座を統括する[[魔神柱|観測所フォルネウス]]と交戦させ、自身はアルゴー号を操って敵の撹乱に出た。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| : ギリシャ神話にその名を知られた大英雄とは思えないほど人格面に問題があり、すぐに調子に乗るくせに些細なことで狼狽え、誰とも上から目線で話す一方で思い通りにならないと癇癪を起こす、他人の力を自分の力と思い込む上に恩師や仲間さえも人を人とも思わないという、「小物臭い」「人間のクズ」、という言葉がこの上なく当てはまる人物。 | | : ギリシャ神話にその名を知られた大英雄とは思えないほど人格面に問題があり、すぐに調子に乗るくせに些細なことで狼狽え、誰とも上から目線で話す一方で思い通りにならないと癇癪を起こす、他人の力を自分の力と思い込む上に恩師や仲間さえも人を人とも思わないという、「小物臭い」「人間のクズ」、という言葉がこの上なく当てはまる人物。 |
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| ;「なに……なにをいう、魔女め! 鄙びた神殿にこもっていただけの女に何がわかる!<br/> 王の子として生まれながら叔父にその座を奪われ、ケンタウロスの馬蔵なんぞに押し込まれた!<br/> その屈辱に甘んじながら才気を養い、アルゴー船を組み上げ、英雄たちをまとめ上げた!<br/> このオレのどこが! どこに! 王の資格がないというのだ!?<br/> オレは自分の国を取り戻したかっただけだ! 自分だけの国がほしかっただけだ!<br/> それの何が悪いというのだ、この裏切り者がーー!」 | | ;「なに……なにをいう、魔女め! 鄙びた神殿にこもっていただけの女に何がわかる!<br/> 王の子として生まれながら叔父にその座を奪われ、ケンタウロスの馬蔵なんぞに押し込まれた!<br/> その屈辱に甘んじながら才気を養い、アルゴー船を組み上げ、英雄たちをまとめ上げた!<br/> このオレのどこが! どこに! 王の資格がないというのだ!?<br/> オレは自分の国を取り戻したかっただけだ! 自分だけの国がほしかっただけだ!<br/> それの何が悪いというのだ、この裏切り者がーー!」 |
− | :第三章、メディアに騙されていたとわかり、「王様になるべきではない」と彼女に言われての返答。 | + | :第三特異点、メディアに騙されていたとわかり、「王様になるべきではない」と彼女に言われての返答。 |
| :生前も含めて溜まりに溜まった鬱屈が大爆発したようなぶちまけっぷりである。この「思い通りにならないと周囲を呪う」魂のねじれこそが、まさに王の資格の欠落そのものであった。 | | :生前も含めて溜まりに溜まった鬱屈が大爆発したようなぶちまけっぷりである。この「思い通りにならないと周囲を呪う」魂のねじれこそが、まさに王の資格の欠落そのものであった。 |
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− | ;「畜生くそったれ馬鹿野郎!どうかしてたのか私は!<br/> | + | ;「畜生くそったれ馬鹿野郎!どうかしてたのか私は!<br/> 名誉挽回のチャンス……か……なんて、一時の感情に惑わされ、こんな場所に召喚されてしまうとは……ッ!」<br />「私は知恵と勇気で戦う英霊なんだ!敵側の戦力がこちらより十倍以上な戦場なんてゴメン被る!」 |
− | 名誉挽回のチャンス……か……なんて、一時の感情に惑わされ、こんな場所に召喚されてしまうとは……ッ!」<br />「私は知恵と勇気で戦う英霊なんだ!敵側の戦力がこちらより十倍以上な戦場なんてゴメン被る!」
| + | :終局にて、名誉挽回のために来てしまったらそこは魔神柱が無数の圧倒的劣勢。 |
− | :終章にて、名誉挽回のために来てしまったらそこは魔神柱が無数の圧倒的劣勢。 | |
| :後悔の言葉が次々口に出るがメディアとヘクトールが彼を守ろうとすると……。 | | :後悔の言葉が次々口に出るがメディアとヘクトールが彼を守ろうとすると……。 |
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| :戦いに破れ、あっさり宝石を渡す決断を下したことをリリィからよいのかと尋ねられて。 | | :戦いに破れ、あっさり宝石を渡す決断を下したことをリリィからよいのかと尋ねられて。 |
| :彼の最期は「何もかも失い、かつてのアルゴー号の側で思い出に浸っていたら、竜骨が崩れてきて圧死」というものなので、とても切実な言葉である。 | | :彼の最期は「何もかも失い、かつてのアルゴー号の側で思い出に浸っていたら、竜骨が崩れてきて圧死」というものなので、とても切実な言葉である。 |
− | :全体的に、騙されて調子に乗っていた3章のものと比べると非常にまっとうで、こちらが素なのではないかと思わせる言動が多い。 | + | :全体的に、騙されて調子に乗っていた第三特異点のものと比べると非常にまっとうで、こちらが素なのではないかと思わせる言動が多い。 |
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| ===Fate/strange Fake=== | | ===Fate/strange Fake=== |
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| ;ワカメの系譜 | | ;ワカメの系譜 |
| :前述のとおりその歪んだ小悪党ぶりから「小物臭い」「人間のクズ」と評されるものの、ただの無能ではなく根っからの悪人でもない、といった人となりは[[間桐慎二|ワカメ]]の系譜と言える。更に言えばメディアを最初に召喚した[[アトラム・ガリアスタ]]にもよく似ている。そして、最後にメディアを捨てようとして逆に裏切られて破滅するという所もメディアの生前の再現であり、彼女がイアソンそっくりなアトラムを殺したのも因果という事か。 | | :前述のとおりその歪んだ小悪党ぶりから「小物臭い」「人間のクズ」と評されるものの、ただの無能ではなく根っからの悪人でもない、といった人となりは[[間桐慎二|ワカメ]]の系譜と言える。更に言えばメディアを最初に召喚した[[アトラム・ガリアスタ]]にもよく似ている。そして、最後にメディアを捨てようとして逆に裏切られて破滅するという所もメディアの生前の再現であり、彼女がイアソンそっくりなアトラムを殺したのも因果という事か。 |
− | :生前や三章での行動は本人の意図とは異なった結果であるため、実際の所は極端な口の悪さと空気の読まなさ、必要以上な残酷さを除けば負の側面はなく、彼の言動から漂うヘラクレスを始め英雄たちへの羨望と信頼感から憎み切れないところがあり一部に妙な人気がある。後に主人公達からも、「天真爛漫が極まってサイコの域に達しているメディアリリィを、メディアのレベルまで変えたのはすごい」と妙に感心された。 | + | :生前や第三特異点での行動は本人の意図とは異なった結果であるため、実際の所は極端な口の悪さと空気の読まなさ、必要以上な残酷さを除けば負の側面はなく、彼の言動から漂うヘラクレスを始め英雄たちへの羨望と信頼感から憎み切れないところがあり一部に妙な人気がある。後に主人公達からも、「天真爛漫が極まってサイコの域に達しているメディアリリィを、メディアのレベルまで変えたのはすごい」と妙に感心された。 |
− | :第一部終章にて少なくとも人理を守る最終決戦に参戦、立ち向かうだけの義憤は持ち合わせていたことが判明した。相変わらず及び腰で悪態をついていたが、そこで「追いに追い詰められて自分の命まで差し出さなきゃダメ」という状況で初めて良き司令官となることを披露。落ちに落ちて土壇場で男を見せる辺り、[[間桐シンジ|EXシリーズにおけるワカメ]]を思い起こしてしまう。 | + | :終局特異点にて少なくとも人理を守る最終決戦に参戦、立ち向かうだけの義憤は持ち合わせていたことが判明した。相変わらず及び腰で悪態をついていたが、そこで「追いに追い詰められて自分の命まで差し出さなきゃダメ」という状況で初めて良き司令官となることを披露。落ちに落ちて土壇場で男を見せる辺り、[[間桐シンジ|EXシリーズにおけるワカメ]]を思い起こしてしまう。 |
| :素直に感嘆し彼への株を回復させたプレイヤーが大勢の一方、一部のプレイヤー達からは「'''普段ダメダメで追い詰められて頭脳が冴え渡り本領発揮とかどこの賭博黙示録主人公だ'''」とも評された。 | | :素直に感嘆し彼への株を回復させたプレイヤーが大勢の一方、一部のプレイヤー達からは「'''普段ダメダメで追い詰められて頭脳が冴え渡り本領発揮とかどこの賭博黙示録主人公だ'''」とも評された。 |
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