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;腹ペコ王セイバー
 
;腹ペコ王セイバー
:現在でこそ「セイバー=食いしん坊」という図式はごく当たり前のこととして認知されているが、当初、『stay night』の時点で奈須きのこ氏に、そのような意図はなかったらしい。<br>確かに『stay night』劇中で士郎の料理に舌鼓を打って黙々と食したり、生前の食事を振り返って「…………雑でした」と述べているなど、ネタの片鱗は見て取れるが、後々に語られているほどの突飛なものではない。<br>この時の彼女は士郎から魔力供給を受けられず、自力で少しでも魔力を補充しなければならなかったという事情もある。<br>彼女が「腹ペコキャラ」となっていったのは、『stay night』発売後のアンソロジーコミック展開の中で、と思われる。<br>ギャグを中心とする短編や4コマ漫画では、セイバーの食事ネタは彼女のわかりやすいキャラ付けとして定着していく。<br>この流れを受けたのか、後に『hollow ataraxia』では公式に腹ペコセイバーのシナリオがいくつも採用されている。焼き芋、カキ氷、大判焼きを初め、高級食材のカタログに目を輝かせるなど。<br>さらにギャグ色の強い『タイガーころしあむ』に至っては、セイバーの登場シーンの大半が食事がらみですらある。<br>これらに反し、『Zero』では全くそういった面を見せていない。<br>これは、第四次聖杯戦争当時の彼女はマスターからの魔力供給が万全であったため、ことさらに食事は必要がなかったという事情による。<br>また、彼女と行動を共にしていたアイリスフィールもホムンクルスであるため、魔力さえ万全なら食事は二の次、という存在だった。<br>(それでも二人とも食べること自体は不可能ではないので、紅茶のような飲み物や、来日直後に甘味屋を冷やかす程度のことはしていた模様)。<br>そもそも彼女が「食」にこだわりを見せるようになったのは、士郎の手料理を口にした後のこと。<br>アーサー王時代を振り返って「…………雑でした」と述べてはいるものの、当時はそれが普通だったので、その時には不満を覚えていたわけではない。士郎に出会う以前にあたる『Zero』の頃も同様である。<br>これらの事情により、『stay night』に関わっておらず、彼女が腹ペコキャラだと知らない久宇舞弥役の恒松あゆみ氏に対し、ラジオでセイバー役の川澄綾子氏がその事について語った際に驚かれるという一幕もあった。<br>またこのネタは、『Zero』のキャラが出演する『タイころアッパー』の限定版同梱ドラマCDにも踏襲されており、
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:現在でこそ「セイバー=食いしん坊」という図式はごく当たり前のこととして認知されているが、当初、『stay night』の時点で奈須きのこ氏に、そのような意図はなかったらしい。<br>確かに『stay night』劇中で士郎の料理に舌鼓を打って黙々と食したり、生前の食事を振り返って「…………雑でした」と述べているなど、ネタの片鱗は見て取れるが、後々に語られているほどの突飛なものではない。<br>この時の彼女は士郎から魔力供給を受けられず、自力で少しでも魔力を補充しなければならなかったという事情もある。<br>彼女が「腹ペコキャラ」となっていったのは、『stay night』発売後のアンソロジーコミック展開の中で、と思われる。<br>ギャグを中心とする短編や4コマ漫画では、セイバーの食事ネタは彼女のわかりやすいキャラ付けとして定着していく。<br>この流れを受けたのか、後に『hollow ataraxia』では公式に腹ペコセイバーのシナリオがいくつも採用されている。焼き芋、カキ氷、大判焼きを初め、高級食材のカタログに目を輝かせるなど。<br>さらにギャグ色の強い『タイガーころしあむ』に至っては、セイバーの登場シーンの大半が食事がらみですらある。<br>これらに反し、『Zero』では全くそういった面を見せていない。<br>これは、第四次聖杯戦争当時の彼女はマスターからの魔力供給が万全であったため、ことさらに食事は必要がなかったという事情による。<br>また、彼女と行動を共にしていたアイリスフィールもホムンクルスであるため、魔力さえ万全なら食事は二の次、という存在だった。<br>(それでも二人とも食べること自体は不可能ではないので、紅茶のような飲み物や、来日直後に甘味屋を冷やかす程度のことはしていた模様)。<br>そもそも彼女が「食」にこだわりを見せるようになったのは、士郎の手料理を口にした後のこと。<br>アーサー王時代を振り返って「…………雑でした」と述べてはいるものの、当時はそれが普通だったので、その時には不満を覚えていたわけではない。士郎に出会う以前にあたる『Zero』の頃も同様である。<br>これらの事情により、『stay night』に関わっておらず、彼女が腹ペコキャラだと知らない久宇舞弥役の恒松あゆみ氏に対し、ラジオでセイバー役の川澄綾子氏がその事について語った際に驚かれるという一幕もあった。<br>またこのネタは、『Zero』のキャラが出演する『タイころアッパー』の限定版同梱ドラマCDにも踏襲されており、アイリスフィールも彼女の食いしん坊ぶりに驚いている。
アイリスフィールも彼女の食いしん坊ぶりに驚いている。
      
*「…………雑でした」は、世界一不味いと評されしばしばジョークにもされるイギリス料理を元ネタにしたのだと思われる。が、現代とアーサー王の時代では人種も文化も全く違うことを記しておく。
 
*「…………雑でした」は、世界一不味いと評されしばしばジョークにもされるイギリス料理を元ネタにしたのだと思われる。が、現代とアーサー王の時代では人種も文化も全く違うことを記しておく。
 
**なお、この「世界一不味いイギリス料理」のネタは彼女のみならず、『hollow』でイギリスに一時留学していた凛も不満から気炎を吐いていた。<br>なお、不味くなったのは産業革命時代に入って、「食べられればいい」という食生活に'''せざるをえなかった'''為であり、それ以前はしっかりした食事が多かったそうだ。
 
**なお、この「世界一不味いイギリス料理」のネタは彼女のみならず、『hollow』でイギリスに一時留学していた凛も不満から気炎を吐いていた。<br>なお、不味くなったのは産業革命時代に入って、「食べられればいい」という食生活に'''せざるをえなかった'''為であり、それ以前はしっかりした食事が多かったそうだ。
*「Fate/Zero material」に収録されている対談の中には、虚淵氏の「あれだけ食いしん坊キャラにしたくせに!」というツッコミに対して、奈須氏が「俺のせいじゃねーよ!(笑)」と返している一幕もある。
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*「Fate/Zero material」に収録されている対談の中には、虚淵氏の「''あれだけ食いしん坊キャラにしたくせに''!」というツッコミに対して、奈須氏が「''俺のせいじゃねーよ''!(笑)」と返している一幕もある。
*fateシリーズの顔というポジションにありながらシリーズが進むにつれ、公式・ファン問わず酷い扱いを受け続けている。<br>hollow 腹ペコキャラが定着しニートネタ誕生。<br>zero 戦闘面で見せ場に恵まれない上、マスターに蔑ろにされる。人違いでのストーカー被害も。<br>タイガーコロシアム あいかわらず腹ペコ&ニートネタ<br>EXTRA 直接登場はしないものの他のセイバーが登場、他の「セイバー」は苦戦描写がほぼなく最優にふさわしい活躍をしたためセイバーのクラス自体扱いが酷いわけではないことが発覚した。<br>Apocrypha 反逆した不良娘が「赤のセイバー」として登場。zeroの時のマスターと良く似た背景を持った人物をマスターとするが、非常に良好な関係を構築している。「黒のセイバー」である[[セイバー (Apocrypha・黒)|ジークフリート]]も主人公の一人である[[ジーク]]の力となり、活躍している。<br>人気を維持しながらも、2013年のエイプリルフール企画でとうとう制作陣からもカレー先輩と同列の扱いを受けることになった。<br>泣き顔が可愛いと評判であったが本当に泣いていい。
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*fateシリーズの顔というポジションにありながらシリーズが進むにつれ、公式・ファン問わず酷い扱いを受け続けている。<br>hollow 腹ペコキャラが定着しニートネタ誕生。<br>zero 戦闘面で見せ場に恵まれない上、マスターに蔑ろにされる。人違いでのストーカー被害も。<br>タイガーコロシアム あいかわらず腹ペコ&ニートネタ<br>EXTRA 直接登場はしないものの他のセイバーが登場、他の「セイバー」は苦戦描写がほぼなく最優にふさわしい活躍をしたためセイバーのクラス自体扱いが酷いわけではないことが発覚した。<br>Apocrypha 反逆したオレっ娘が「赤のセイバー」として登場。zeroの時のマスターと良く似た背景を持った人物をマスターとするが、非常に良好な関係を構築している。「黒のセイバー」である[[セイバー (Apocrypha・黒)|ジークフリート]]も主人公の一人である[[ジーク]]の力となり、活躍している。<br>人気を維持しながらも、2013年のエイプリルフール企画でとうとう制作陣からもカレー先輩と同列の扱いを受けることになった。<br>泣き顔が可愛いと評判であったが本当に泣いていい。
    
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