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; 人物
 
; 人物
: 外見はいいところのお坊ちゃん風の美青年。表情のせいか、若干幼く感じさせる。性格は、一言で言えばアホの子。もう少し詳しく言えば、才能だけは異様にあり余っているのが始末に悪いアホの子。ただし普通の魔術師とは大きく違って性格は概ね善良で好意的であるため、良くも悪くも魔術師らしくない天才(天災)魔術師。
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: 外見はいいところのお坊ちゃん風の美青年。表情のせいか、若干幼く感じさせる。性格は、一言で言えばアホの子。更に言えば、才能だけは異様にあり余っているのが始末に悪いアホの子。ただし普通の魔術師とは大きく違って性格は概ね善良で好意的であるため、良くも悪くも魔術師らしくない<del>天災</del>天才魔術師。
 
: 歴史ある魔術師の家系に生まれ、飛びぬけた魔術の素質とそれを活かす才能を持ち、魔術師としての資質は類を見ない程に高い。しかしながら、魔術師としても一般人としても型破りで破天荒な自由すぎる発想や行動力の持ち主でもあるため、常識的にはあり得ないような珍事件やトラブルをあちこちで引き起こしており、いつでもどこでも彼の周囲にいる人物を振り回し続けている。
 
: 歴史ある魔術師の家系に生まれ、飛びぬけた魔術の素質とそれを活かす才能を持ち、魔術師としての資質は類を見ない程に高い。しかしながら、魔術師としても一般人としても型破りで破天荒な自由すぎる発想や行動力の持ち主でもあるため、常識的にはあり得ないような珍事件やトラブルをあちこちで引き起こしており、いつでもどこでも彼の周囲にいる人物を振り回し続けている。
: 一方で、倫理観や思考回路、性格などが多くの魔術師のような醜悪な方向には歪んでいない、家名や出自などで他の魔術師やサーヴァントなどを見下したりする事も決してしないなど、基本的に善良な好人物であるため、他の魔術師のように魔術を用いて、または魔術の為に人や生物を平気で犠牲にしたり恐ろしい野望を抱くような事はそうそうしない。ただ、一般常識が少々欠けていたり他人と感性がズレており、人を選ぶようなフランクで軽すぎる言動や、魔術や魔術師を冒涜していると取られても仕方ない言動などを悪気なく取ってしまうため、上手く付き合える人が限られる人物である。
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: 一方で、倫理観や思考回路、性格などが多くの魔術師のような醜悪な方向には歪んでいない、家名や出自などで他の魔術師やサーヴァントなどを見下したりする事も決してしないなど、基本的に善良な好人物であるため、他の魔術師のように魔術を用いて、または魔術の為に人や生物を平気で犠牲にしたり恐ろしい野望を抱くような事はそうそうしない。ただ、一般常識が少々欠けていたり他人と感性がズレており、人を選ぶようなフランクで軽すぎる言動や、魔術や魔術師を冒涜していると取られても仕方ない言動などを悪気なく取ってしまうため、上手く付き合える人は限られる人物。
:彼の魔術師としての特性はピーキーであり、言葉で表すなら『魔術回路と魔術センスこそ一流、なれど魔術師としての心構えが完全に欠落している』。両親からも全く底が見えない才能と典型的な魔術師像から逸脱した気質に恐怖され、時計塔に送り込まれたのも、エスカルドスの麒麟児のお披露目としてではなく、厄介払いをするような形で追い払われたため。
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:時計塔でも、自らの利権を組み込もうと目論んだ講師達も、彼の気質がどうしても矯正できないことで徐々に彼を疎み、プライドを傷つけられて最終的に追い出してしまい、エルメロイⅡ世と出会うまでたらい回しにされてしまう。<ref>『Fake』作中でも「一流の原石があるのに磨くことができず、その原石が原石のまま宝石以上に眩い輝きを放つ」と揶揄されている。</ref>
   
:また、死徒に関して「効率が悪い」と言い切ったり、人の命を地球より重いとしつつも自分を襲撃した魔術師たちを「地球を飛び越えるための大事な部品」「殺したら可哀想だし勿体無い」と言うなど、'''魔術師でもただの人間でもない'''得体の知れない一面を覗かせている。
 
:また、死徒に関して「効率が悪い」と言い切ったり、人の命を地球より重いとしつつも自分を襲撃した魔術師たちを「地球を飛び越えるための大事な部品」「殺したら可哀想だし勿体無い」と言うなど、'''魔術師でもただの人間でもない'''得体の知れない一面を覗かせている。
 
: 今回の聖杯戦争に参加したがる理由も「聖杯を見てみたい」「英霊と友達になりたい」といった軽いにも程があるものだけで、それでいながら、サーヴァントの召喚触媒(と勘違いした模造ナイフ)を手に入れるや否や、命の保証など一切ない死地へと躊躇なく、準備も予備知識もろくにない状態で飛び込んでいくほどの無茶な行動力を持ち合わせているのが本当に始末に悪い。
 
: 今回の聖杯戦争に参加したがる理由も「聖杯を見てみたい」「英霊と友達になりたい」といった軽いにも程があるものだけで、それでいながら、サーヴァントの召喚触媒(と勘違いした模造ナイフ)を手に入れるや否や、命の保証など一切ない死地へと躊躇なく、準備も予備知識もろくにない状態で飛び込んでいくほどの無茶な行動力を持ち合わせているのが本当に始末に悪い。
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; 能力
 
; 能力
: 「天恵の忌み子」「天才馬鹿」などなどと渾名される通り、理想とされる魔術師像からはかけ離れた性格を度外視すると、魔術の才能は時計塔の全学生の中でもトップレベル。
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: 「天恵の忌み子」「天才馬鹿」などなどと渾名される通り、単純な才能や実力だけを見ると魔術の才能は時計塔の全学生の中でもトップレベル。
 
: ロードや教授陣も加わっている魔術協会幹部による極秘会議の内容を、幾重にも張り巡らされた結界をものともせず、「試しにハッキングしてみたら上手くできた」と干渉したことすら悟られずに傍受する、自らの手に宿った令呪を少し調べただけで大体の仕組みを把握する、他人が使役している使い魔とのラインに介入して視覚情報を覗き見る、果ては'''聖遺物でも何でもない玩具同然の模造品を「魔力の流れとかいろいろ弄ってたら『繋がっちゃった』」で触媒とし、白昼堂々、儀式の祭壇も呪文の詠唱も無しでサーヴァントの召喚に成功する'''、など、真面目に魔道を追求している者や聖杯戦争の秘匿性や前準備の難しさを良く知る者が見たら確実に激怒するか絶句するレベルの所業を当たり前のように、しかも全く躊躇なくやってのける。<ref>『Fake』3巻では勝手に渡米した件諸々を仕出かしたフラットを説教したエルメロイⅡ世にバーサーカー召喚の経緯を正直に答えたところ、数分の絶句の後にそれまで以上の勢いで説教が再開された一幕があった。</ref>
 
: ロードや教授陣も加わっている魔術協会幹部による極秘会議の内容を、幾重にも張り巡らされた結界をものともせず、「試しにハッキングしてみたら上手くできた」と干渉したことすら悟られずに傍受する、自らの手に宿った令呪を少し調べただけで大体の仕組みを把握する、他人が使役している使い魔とのラインに介入して視覚情報を覗き見る、果ては'''聖遺物でも何でもない玩具同然の模造品を「魔力の流れとかいろいろ弄ってたら『繋がっちゃった』」で触媒とし、白昼堂々、儀式の祭壇も呪文の詠唱も無しでサーヴァントの召喚に成功する'''、など、真面目に魔道を追求している者や聖杯戦争の秘匿性や前準備の難しさを良く知る者が見たら確実に激怒するか絶句するレベルの所業を当たり前のように、しかも全く躊躇なくやってのける。<ref>『Fake』3巻では勝手に渡米した件諸々を仕出かしたフラットを説教したエルメロイⅡ世にバーサーカー召喚の経緯を正直に答えたところ、数分の絶句の後にそれまで以上の勢いで説教が再開された一幕があった。</ref>
 
:魔術的な構造を感覚的に読み解く能力を有しており、クラスメイトや教授たちの力量を正確に把握するのは勿論、一目見ただけの私服姿のギルガメッシュやジェスターの正体を看破し、街を覆うペイルライダーの魔力の出所を探り当て、スノーフィールド全域に張り巡らされた監視網を辿って警察署長やファルデウスの工房を割り出すなど、おおよその魔術に関する事柄を精緻に把握・解析することが可能。
 
:魔術的な構造を感覚的に読み解く能力を有しており、クラスメイトや教授たちの力量を正確に把握するのは勿論、一目見ただけの私服姿のギルガメッシュやジェスターの正体を看破し、街を覆うペイルライダーの魔力の出所を探り当て、スノーフィールド全域に張り巡らされた監視網を辿って警察署長やファルデウスの工房を割り出すなど、おおよその魔術に関する事柄を精緻に把握・解析することが可能。
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:結界のような大規模かつ複雑な術式に対するハッキングも得意としており、他人の設置した魔術工房などであっても触れた部分から新たな術式を流し込むことで己の魔力を浸透させ、「結界の製作者のものである」と感知機能を騙しながら綻びを修復しシステムを乗っ取ってしまう。スノーフィールドの警察署でこれを行った時に要した時間はわずか4秒程。
 
:結界のような大規模かつ複雑な術式に対するハッキングも得意としており、他人の設置した魔術工房などであっても触れた部分から新たな術式を流し込むことで己の魔力を浸透させ、「結界の製作者のものである」と感知機能を騙しながら綻びを修復しシステムを乗っ取ってしまう。スノーフィールドの警察署でこれを行った時に要した時間はわずか4秒程。
 
:ただし弱点がないわけではなく、本人の適正というか気質その他と相まって格闘戦能力が非常に低い。肉体を魔術で強化していてもそれを戦闘方面に運用するセンスがなく、結果として物理で殴られるとあっさりやられてしまう。エルメロイⅡ世が日ごろ、彼をとっちめるのにアイアンクローなどの肉体言語に訴える理由もそこにあり、「双貌塔イゼルマ」の劇中では魔術など併用もしていない蒼崎橙子のハイキック一発で沈められた。
 
:ただし弱点がないわけではなく、本人の適正というか気質その他と相まって格闘戦能力が非常に低い。肉体を魔術で強化していてもそれを戦闘方面に運用するセンスがなく、結果として物理で殴られるとあっさりやられてしまう。エルメロイⅡ世が日ごろ、彼をとっちめるのにアイアンクローなどの肉体言語に訴える理由もそこにあり、「双貌塔イゼルマ」の劇中では魔術など併用もしていない蒼崎橙子のハイキック一発で沈められた。
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:また、一般的な魔術師としては心構えや価値観が余りにも逸脱していると言われており、その特殊な精神性故に魔術を知る者達から恐怖や不快感を抱かれ、手に負えないものとして忌避される事が非常に多い。<ref>両親からも全く底が見えない才能と典型的な魔術師像から逸脱した気質に恐怖され、時計塔に送り込まれたのも、エスカルドスの麒麟児のお披露目としてではなく、厄介払いをするような形で追い払われたため。時計塔でも自らの利権のために自分の才能を利用しようとする講師達にあちこちから引き込まれるが、その悉くが彼の気質を変えようとしては失敗して逆にプライドを傷つけられて匙を投げてばかりであり、エルメロイⅡ世と出会うまでは彼らからたらい回しにされるという冷遇ぶりだった。『Fake』作中ではその在り様を「一流の原石があるのに磨くことができず、その原石が原石のまま宝石以上に眩い輝きを放つ」と揶揄されている。</ref>
    
== 登場作品と役柄 ==
 
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