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:鎧と兜で覆っているため普段はわからないが、本当は20歳にも満たぬ少女。しかし女と呼ばれることを極端に嫌っており、やや粗雑で男性的な口調で話し、一人称も「オレ」。<br>性格は自信過剰で好戦的。円卓と父である騎士王には誇りを超えてある種の怨念を抱いており、触媒となった円卓の木片すら粉々にしてしまうほど。<br>自分こそが王にふさわしいと信じており、聖杯に託す願いも「王になる」のではなく『選定の剣に挑戦する』こと。獅子劫にも「剣を抜けない可能性」を指摘されるが、彼女は「オレが引き抜けないはずがない!」と豪語している。<br>普段の態度はやや粗雑だが、民草を犠牲にするのを嫌い、魂喰いをせず、それを行うサーヴァントや悪を憎む高潔な騎士であり、英霊としての精神は間違いなく騎士王から受け継がれたものである。愛も憎悪も紙一重の感情であり、『選定の剣への挑戦』という願いも王への対抗心から来るだけのものではなく、その根底には『父に認めて欲しい』という切なる想いがある。<br>また、獅子劫から褒められれば、照れながらも素直に喜ぶ可愛らしい一面も。
:鎧と兜で覆っているため普段はわからないが、本当は20歳にも満たぬ少女。しかし女と呼ばれることを極端に嫌っており、やや粗雑で男性的な口調で話し、一人称も「オレ」。<br>性格は自信過剰で好戦的。円卓と父である騎士王には誇りを超えてある種の怨念を抱いており、触媒となった円卓の木片すら粉々にしてしまうほど。<br>自分こそが王にふさわしいと信じており、聖杯に託す願いも「王になる」のではなく『選定の剣に挑戦する』こと。獅子劫にも「剣を抜けない可能性」を指摘されるが、彼女は「オレが引き抜けないはずがない!」と豪語している。<br>普段の態度はやや粗雑だが、民草を犠牲にするのを嫌い、魂喰いをせず、それを行うサーヴァントや悪を憎む高潔な騎士であり、英霊としての精神は間違いなく騎士王から受け継がれたものである。愛も憎悪も紙一重の感情であり、『選定の剣への挑戦』という願いも王への対抗心から来るだけのものではなく、その根底には『父に認めて欲しい』という切なる想いがある。<br>また、獅子劫から褒められれば、照れながらも素直に喜ぶ可愛らしい一面も。<br>粗野な振る舞いをして入るが、最終決戦の混乱に乗じて聖杯を掠め取るつもりでいることや、ブリテンを崩壊させた過去から、中々の策略家であることが分かる。
;能力
;能力
:母。「母上」とは呼んでいるが、彼女に似た雰囲気を持つアサシンを嫌っており、複雑な感情を抱いていた模様。
:母。「母上」とは呼んでいるが、彼女に似た雰囲気を持つアサシンを嫌っており、複雑な感情を抱いていた模様。
;[[バーサーカー (第四次)|ランスロット卿]]
;[[バーサーカー (第四次)|ランスロット卿]]
:父を侮辱したため嫌っている。<br>伝承によれば、モードレッドは彼と王妃の浮気の現場を他の兄弟たちと一緒に暴いたとされる。これがブリテン崩壊の嚆矢となった。
:父を侮辱したため嫌っている。<br>伝承の通り、王位簒奪の障害となる円卓を排除するため、彼とギネヴィアの不倫現場を暴いて流布した。
;[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン卿]]
;[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン卿]]
:「忌々しい優等生」と呼び、彼とも仲が悪かったらしい。<br>伝承によれば異父兄であり、最後にはモードレッドが彼を討ち取る。
:「忌々しい優等生」と呼び、彼とも仲が悪かったらしい。<br>伝承の通り、最後にはモードレッドが彼を討ち取る。
===コハエース===
===コハエース===
**もっとも、そんな尾崎豊マインドで国を滅ぼされたセイバーは堪ったものではなく、上述のエイプリルフール企画でも怒り狂っていた。ただ、コハエースでは「私だって顔合わせづらいんですよ」とそれなりに気まずい模様。<br>そしてギャグ抜きの実際の設定はと言えば、「Character material」では「貴公を憎いと思った事は一度も無い。」と反乱時のモードレッドに対して語っており、「Apocrypha」での回想でもモードレッドに対しては憎しみを抱いていなかった。その事がモードレッドをより激怒させる事になったのだが……。
**もっとも、そんな尾崎豊マインドで国を滅ぼされたセイバーは堪ったものではなく、上述のエイプリルフール企画でも怒り狂っていた。ただ、コハエースでは「私だって顔合わせづらいんですよ」とそれなりに気まずい模様。<br>そしてギャグ抜きの実際の設定はと言えば、「Character material」では「貴公を憎いと思った事は一度も無い。」と反乱時のモードレッドに対して語っており、「Apocrypha」での回想でもモードレッドに対しては憎しみを抱いていなかった。その事がモードレッドをより激怒させる事になったのだが……。
**コハエースでは大好きな父上と微笑ましい親子喧嘩を繰り広げている。まさかコハエースが誰かを幸せにするとは……。
**コハエースでは大好きな父上と微笑ましい親子喧嘩を繰り広げている。まさかコハエースが誰かを幸せにするとは……。
*伝承ではアーサー王がランスロットと戦うためにブリテンを留守にする間、統治の代行を任ぜられた。結果として彼女が反旗を翻した時、殆どの豪族がアーサー王を見限り、10万もの兵が彼女の味方になっていたため、為政者の資質や人望はそれなりにあったではないか推察される。<br>一方で、騎士としての実力はよく分かっていない。ガウェインを討ち取り、アーサー王に致命傷を与えたとされるが、両者ともランスロットとの戦いで疲弊していた上に、乱戦の最中のため不明瞭な点が多い。<br>Fateでは名高い騎士だったらしく、彼女はそうあろうと努力し、実際にそうあったらしい。人望や器ついては、兵の戦意を高揚させ「彼女がどこまで行けるのか見てみたい」と熱狂という名の信仰を得る将器は間違いなく天才的だが、彼女自身は「兵など勝利の後に勝手に増えるもの」という認識だったため王としては微妙である。
*伝承ではアーサー王がランスロットと戦うためにブリテンを留守にする間、統治の代行を任ぜられた。結果として彼女が反旗を翻した時、殆どの豪族がアーサー王を見限り味方に付いたため、為政者の資質や人望はそれなりにあったのではないかと推察される。<br>一方で、騎士としての実力はよく分かっていない。ガウェインを討ち取り、アーサー王に致命傷を与えたとされるが、両者ともランスロットとの戦いで疲弊していた上に、乱戦の最中のため不明瞭な点が多い。<br>また指揮官としても微妙で、ギネヴィアに執拗に自分との婚姻を迫るも彼女は当然拒絶して城に立て篭もってしまい、対策を考案している最中にアーサー王に背後から攻められるなど危機意識に欠ける部分がある。
**一例を上げると、ギネヴィアに執拗に自分との婚姻を迫るも彼女は当然拒絶して城に立て篭もってしまい、対策を考案している最中にアーサー王に背後から攻められるなど危機意識に欠ける部分がある。
**Fateでは概ねの流れは同じが、名高い騎士だったということになっている。アルトリアは円卓の騎士達が去っていく中で、変わらず自分に忠誠を誓う彼女を不気味に感じながらも、他に適役がいないために摂政に任ずるしかなく、彼女の謀略に嵌る結果となった。<br>人望や器については、兵の戦意を高揚させ「彼女がどこまで行けるのか見てみたい」と熱狂という名の信仰を得る将器は間違いなく天才的だが、彼女自身は「兵など勝利の後に勝手に増えるもの」「自分のために豪族たちを唆しただけ」という認識だったため王としては微妙である。<br>ギネヴィアにも興味は無かったが、アルトリアから全てを奪うために、自分が不義の息子であることを明かした。
*12世紀頃に書かれた「ブリタニア列王伝」では、ギネヴィアを娶って王位を簒奪したと記されている。また、アーサー王との最後の決戦の地はカムランの丘ではなくコーンウォールのカンブラム川と記されるなど、後年の伝承とは大きく異なる内容となっている。
*12世紀頃に書かれた「ブリタニア列王伝」では、ギネヴィアを娶って王位を簒奪したと記されている。また、アーサー王との最後の決戦の地はカムランの丘ではなくコーンウォールのカンブラム川と記されるなど、後年の伝承とは大きく異なる内容となっている。
*獅子劫に「お前の運転に耐えられるのは戦車だけ」と評されているが、戦車は耐久性や信頼性の面では優れていても、通常の乗用車より繊細な操縦が要求される車種も多い。獅子劫がそれを知らないはずもないだろうから、あくまで彼女の操縦の荒っぽさへの皮肉だろう。
*獅子劫に「お前の運転に耐えられるのは戦車だけ」と評されているが、戦車は耐久性や信頼性の面では優れていても、通常の乗用車より繊細な操縦が要求される車種も多い。獅子劫がそれを知らないはずもないだろうから、あくまで彼女の操縦の荒っぽさへの皮肉だろう。