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| ……だから、友人は気づいたのだ。今まで彼によって抹殺された相手は、未来の自分の姿だと。権力者である限り、いつかは自分も倒されると。<br>ならば、急いで――この暴走した「正義の味方」を、陥れずにはいられなかった。<br>生前の彼も、今の『アーチャー』も、友人を恨みはしなかった。ただ一つ、心遺りだったのは――<br>いつか、自分が死ぬ時は、己が切り捨て、犠牲としてきた無辜の人々の、正しい糾弾によって……必要悪は、人々の善性によって断たれるべきだ、と。<br>それこそが、唯一と言えた人間的な救いであったのに……<br>誰かに憎まれての死ではなく、単に、誰かの利益にならないから殺された。<br>それが、理想の正しさだけを心の寄る辺にしてきた青年の、当然の末路。 | | ……だから、友人は気づいたのだ。今まで彼によって抹殺された相手は、未来の自分の姿だと。権力者である限り、いつかは自分も倒されると。<br>ならば、急いで――この暴走した「正義の味方」を、陥れずにはいられなかった。<br>生前の彼も、今の『アーチャー』も、友人を恨みはしなかった。ただ一つ、心遺りだったのは――<br>いつか、自分が死ぬ時は、己が切り捨て、犠牲としてきた無辜の人々の、正しい糾弾によって……必要悪は、人々の善性によって断たれるべきだ、と。<br>それこそが、唯一と言えた人間的な救いであったのに……<br>誰かに憎まれての死ではなく、単に、誰かの利益にならないから殺された。<br>それが、理想の正しさだけを心の寄る辺にしてきた青年の、当然の末路。 |
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− | 「――より多くの人々を守る」
| + | 「――''より多くの人々を守る''」 |
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| 因果応報。彼は彼が切り捨ててきたものと同じように、人間性を剥奪されて消え去った。 | | 因果応報。彼は彼が切り捨ててきたものと同じように、人間性を剥奪されて消え去った。 |
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| ;「フェイト/エクストラ」劇場 | | ;「フェイト/エクストラ」劇場 |
| :記憶を失い、状況もよくわからないままゲームの解説をする。 | | :記憶を失い、状況もよくわからないままゲームの解説をする。 |
| + | ;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]] |
| + | :赤王・キャス狐と共にチーム名「電子の海から豪華絢爛」を結成し、元の世界への帰還を目指す。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| ;[[遠坂凛]] | | ;[[遠坂凛]] |
− | :「彼女とは関係者でもないし、サーヴァントとして契約した事もない」と断言している。凛の方も、彼に反応することはない。<br />だが、「はじめて見るクセに、妙に懐かしい」と、互いに出所のわからない複雑な感情が湧き上がるようで、彼の推測によれば、「根源に刻まれた腐れ縁」らしい。<br />『CCC』にて、実は主人公と同じく面識があった可能性が仄めかされている。彼女の方は彼の面影に似た人物を呟き、アーチャー当人は「生前手を焼いた生徒」が話題に出たとき、彼女を示唆する人物像を挙げた。 | + | :「彼女とは関係者でもないし、サーヴァントとして契約した事もない」と断言している。凛の方も、彼に反応することはない。<br />だが、「はじめて見るクセに、妙に懐かしい」と、互いに出所のわからない複雑な感情が湧き上がるようで、彼の推測によれば、「根源に刻まれた腐れ縁」らしい。<br>『CCC』にて、実は主人公と同じく面識があった可能性が仄めかされている。彼女の方は彼の面影に似た人物を呟き、アーチャー当人は「生前手を焼いた生徒」が話題に出たとき、彼女を示唆する人物像を挙げた。 |
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| ;[[間桐桜]] | | ;[[間桐桜]] |
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| ;[[ライダー (EXTRA)]] | | ;[[ライダー (EXTRA)]] |
− | :一回戦の対戦相手。[[セイバー|史実と異なり女性であった人物]]と深い関りが有ったため、彼女を貶さずその健闘を称える。<br />また彼女のマスターである[[間桐慎二]]に対して、「名前というものはここまで強い縛りがあるのか。別人と分かっていても、因縁を感じずにはおられんよ」とコメントをしている。 | + | :一回戦の対戦相手。[[セイバー|史実と異なり女性であった人物]]と深い関りが有ったため、彼女を貶さずその健闘を称える。<br>また彼女のマスターである[[間桐慎二|間桐シンジ]]に対して、「名前というものはここまで強い縛りがあるのか。別人と分かっていても、因縁を感じずにはおられんよ」とコメントをしている。 |
| ;[[アーチャー (EXTRA・緑)]] | | ;[[アーチャー (EXTRA・緑)]] |
| :二回戦の対戦相手。英雄になった経緯や戦いへの考え方など共通する面は多いが、決定的な所でお互いに相容れない存在らしく、嫌っている。 | | :二回戦の対戦相手。英雄になった経緯や戦いへの考え方など共通する面は多いが、決定的な所でお互いに相容れない存在らしく、嫌っている。 |
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| ;[[ランサー (CCC・赤)]] | | ;[[ランサー (CCC・赤)]] |
| :彼女の歌声を聴いて、てっきり「こちらの精神を破壊して弱体化させてから確実に勝利する」という作戦かと思ったと漏らしている。下手をすると瞬殺もあり得たらしく、安堵していた。<br>「………なんて哀しいサーヴァントだ」。 | | :彼女の歌声を聴いて、てっきり「こちらの精神を破壊して弱体化させてから確実に勝利する」という作戦かと思ったと漏らしている。下手をすると瞬殺もあり得たらしく、安堵していた。<br>「………なんて哀しいサーヴァントだ」。 |
| + | ; [[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]] |
| + | :月の裏側で戦うことになってしまったサーヴァント。弱き者のために戦い、「悪」として裁かれたもの同士。だがお互いに相手の生き方に思う所が有り、いまいち相性が良くない。むしろ互いに同族嫌悪に近い感情を抱いている。 |
| ;[[メルトリリス]] | | ;[[メルトリリス]] |
| :マスターが女主人公の場合、彼女から猛烈なアプローチを受ける。そのせいで女性遍歴に関する彼のちょっと怪しい過去が明らかに。<br>'''令呪を以て命じる、爆ぜてアーチャー'''! | | :マスターが女主人公の場合、彼女から猛烈なアプローチを受ける。そのせいで女性遍歴に関する彼のちょっと怪しい過去が明らかに。<br>'''令呪を以て命じる、爆ぜてアーチャー'''! |
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| :真名の開示。だが主人公はその「無銘」という名に疑問を覚える。それに対し、アーチャーは「自分は英雄ではない」と語る。 | | :真名の開示。だが主人公はその「無銘」という名に疑問を覚える。それに対し、アーチャーは「自分は英雄ではない」と語る。 |
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− | ;「――そうか。それは辛い決断だな、マスター。<br> だが、誠実だ。恨みも憎しみもなく、あるのは敬意だけ。<br> それでも、生きる為に押しのけるのだと、君は言った。<br> ならば、俺から言うことは何もない。君は一人の、自分だけの結論を持った戦士になった。<br /> 行こうか、マスター。せめて今日一日、出来るかぎりの準備をしておこう」 | + | ;「――そうか。それは辛い決断だな、マスター。<br> だが、誠実だ。恨みも憎しみもなく、あるのは敬意だけ。<br> それでも、生きる為に押しのけるのだと、君は言った。<br> ならば、俺から言うことは何もない。君は一人の、自分だけの結論を持った戦士になった。<br> 行こうか、マスター。せめて今日一日、出来るかぎりの準備をしておこう」 |
| :六回戦にて。ヒロインとの対決に覚悟を定めた主人公に対して。 | | :六回戦にて。ヒロインとの対決に覚悟を定めた主人公に対して。 |
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| *何気にこれまでの主人公が召喚したサーヴァントの中で、男のサーヴァントは彼が初めてだったりする。 | | *何気にこれまでの主人公が召喚したサーヴァントの中で、男のサーヴァントは彼が初めてだったりする。 |
| *CCC発売決定に伴い発表された彼の新衣裳は、'''とにかく話題になった'''。<br>「ガトー・モンジスタイル」「HG?」「士郎もかなりセンス悪かったけど、ここまでじゃなかっただろう」と前評判は散々なものであった。<br>実際彼も当初この衣裳を着せられたことに「言語に尽くしがたい耐えがたさ」を感じていたそうだが、いつの間にか慣れてしまった。更に後半、「ハードに決めるぞ!」「ハードにロックでキメるゼ、MASTER」と、もう'''ノリノリ'''。そのせいかこの衣裳を批判するファンもいつのまにかいなくなってしまった。 | | *CCC発売決定に伴い発表された彼の新衣裳は、'''とにかく話題になった'''。<br>「ガトー・モンジスタイル」「HG?」「士郎もかなりセンス悪かったけど、ここまでじゃなかっただろう」と前評判は散々なものであった。<br>実際彼も当初この衣裳を着せられたことに「言語に尽くしがたい耐えがたさ」を感じていたそうだが、いつの間にか慣れてしまった。更に後半、「ハードに決めるぞ!」「ハードにロックでキメるゼ、MASTER」と、もう'''ノリノリ'''。そのせいかこの衣裳を批判するファンもいつのまにかいなくなってしまった。 |
− | *『[[Fate/EXTRA CCC]]』では、着せ替え衣装として5種類のコスチュームが登場。<br>『クール&ワイルド』は、今作「CCC」における衣装。<br />『赤原礼装』は、前作「Fate/EXTRA」における衣装。「Fate/stay night」からお馴染みの格好である。<br />『黒色の現代衣装』は、シックな部屋着。伊達だが眼鏡を着用している。<br>『ぶらっくすいまー』は、ビキニタイプの水着。<br />『錬鉄の神話礼装』は、物語終盤で彼が獲得する神話礼装。特撮ヒーローのコスチュームにどことなく似ている。 | + | *『[[Fate/EXTRA CCC]]』では、着せ替え衣装として5種類のコスチュームが登場。<br>『クール&ワイルド』は、今作「CCC」における衣装。<br>『赤原礼装』は、前作「Fate/EXTRA」における衣装。「Fate/stay night」からお馴染みの格好である。<br>『黒色の現代衣装』は、シックな部屋着。伊達だが眼鏡を着用している。<br>『ぶらっくすいまー』は、ビキニタイプの水着。<br>『錬鉄の神話礼装』は、物語終盤で彼が獲得する神話礼装。特撮ヒーローのコスチュームにどことなく似ている。 |
− | *「熾天覆う七つの円環」は本来、B+の投擲宝具をほぼ無傷で防ぐものであるが、EXTRAアーチャーのそれは、投擲ではなく近接技の「刺し穿つ死棘の槍」を無傷で防ぎ、明らかに近接で対城宝具の「輪転する勝利の剣」をも防ぎ、果てはモノ殺しのスペシャリスト、[[両儀式]]の「空の境界」をも花弁一つ散らすことなく防ぐ。更にCCCでは、それより恐ろしい、カルナの「神殺しの槍」や魔人となった[[殺生院キアラ]]が放つ「知的生命体では耐えられない対界宝具」すらも完全に防ぎきる。<br>ゲーム的な仕様が多分に影響しているだろうが、無敵といってもいいほどの防御性能を誇る脅威の宝具と化しており、もし英雄アイアスが持っていた物も同様の性能だったとしたら、彼を傷つけられる者はまずいなかっただろう。 | + | *「熾天覆う七つの円環」は本来、B+の投擲宝具をほぼ無傷で防ぐものであるが、EXTRAアーチャーのそれは、投擲ではなく近接技の「刺し穿つ死棘の槍」を無傷で防ぎ、明らかに近接で対城宝具の「輪転する勝利の剣」をも防ぎ、果てはモノ殺しのスペシャリスト、[[両儀式]]の「空の境界」をも花弁一つ散らすことなく防ぐ。更にCCCでは、それより恐ろしい、[[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]]の「神殺しの槍」や魔人となった[[殺生院キアラ]]が放つ「知的生命体では耐えられない対界宝具」すらも完全に防ぎきる。<br>ゲーム的な仕様が多分に影響しているだろうが、無敵といってもいいほどの防御性能を誇る脅威の宝具と化しており、もし英雄アイアスが持っていた物も同様の性能だったとしたら、彼を傷つけられる者はまずいなかっただろう。 |
| *「永久に遥か黄金の剣」だが、こちら3Dスタッフによって密かに「エクスカリバー投影」のモーションが作成されたとのこと。奈須氏も始めはびっくりしたらしいが、せっかくの新モーションなので没にすることもなしと判断。劣化品ならばギリギリアリということで採用されたようだ。これといいAUOキャストオフといい、CCCスタッフはよくやってくれたものである。脱帽。 | | *「永久に遥か黄金の剣」だが、こちら3Dスタッフによって密かに「エクスカリバー投影」のモーションが作成されたとのこと。奈須氏も始めはびっくりしたらしいが、せっかくの新モーションなので没にすることもなしと判断。劣化品ならばギリギリアリということで採用されたようだ。これといいAUOキャストオフといい、CCCスタッフはよくやってくれたものである。脱帽。 |
| **一応『Fate/stay night』でも真に迫った贋作ならば投影可能といわれていたので、練鉄の可能条件が上がったEXTRAのアーチャーならではの奥義といえるだろう。 | | **一応『Fate/stay night』でも真に迫った贋作ならば投影可能といわれていたので、練鉄の可能条件が上がったEXTRAのアーチャーならではの奥義といえるだろう。 |