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− ***しかし、いずれにしても自身の防御性や機動性などへの特化に偏っており、多くを持ちながらも逆に攻め手に欠けてしまっているという難点も持ち合わせている。
: 由来:アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。
: 由来:アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。
: 踵を除く全身に不死の祝福がかかっており、如何なる攻撃を受けても無効化する。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が無効化されてしまう。『神性』がアキレウスと同等以上のCランク以上であれば無効化でき、それ以下の『神性』ではダメージが削減される(Dランクでは75%まで、Eランクならば50%までダメージ削減)。その他、神造兵装による攻撃ならば『神性』を持たない者でも通じる。その際のダメージ数値は神造兵装のランクによって変動する。
: 踵を除く全身に不死の祝福がかかっており、如何なる攻撃を受けても無効化する。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が無効化されてしまう。『神性』がアキレウスと同等以上のCランク以上であれば無効化でき、それ以下の『神性』ではダメージが削減される(Dランクでは75%まで、Eランクならば50%までダメージ削減)。その他、神造兵装による攻撃ならば『神性』を持たない者でも通じる。その際のダメージ数値は神造兵装のランクによって変動する。
: また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がなく、踵を破壊されると不死自体が消失する。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。
: また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。踵は『勇者の不凋花』と『彗星走法』の楔でもあり、踵が貫かれた場合、この二つの宝具は消滅する。実は踵の治癒は可能ではあるが極めて困難で、よほどの術でなければ完全な走力を取り戻すことはできない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。
:更に真偽は不明だが、 [[Fate/Apocrypha]]のアニメにおいて神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、その方法でも傷つけられる可能性がある。
:更に真偽は不明だが、 [[Fate/Apocrypha]]のアニメにおいて神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、その方法でも傷つけられる可能性がある。
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: 由来:師のケイローンが作ったアキレウス愛用の槍。
: 由来:師のケイローンが作ったアキレウス愛用の槍。
: ケイローンが作った青銅とトネリコの槍。だが、アキレウスはこの槍を用いてケイローンすらも知らない独自の能力を編み出した。その能力は「闘技場」。突き立てた槍を基点として空間そのものを切り取る形で、闇の壁に包まれた特殊な空間を作り出す、固有結界と似て非なる大魔術である。
: ケイローンが作った青銅とトネリコの槍。だが、アキレウスはこの槍を用いてケイローンすらも知らない独自の能力を編み出した。その能力は「闘技場」。突き立てた槍を基点として空間そのものを切り取る形で、闇の壁に包まれた特殊な空間を作り出す、固有結界と似て非なる大魔術である。
: この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。また、この闘技場を塗り潰せるようなものでなければ宝具の使用も制約される模様(武器の使用は可能)。空間内では通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する。
: この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。この空間内ではあらゆる加護や魔術、宝具に至るまで使用不能となる(武器の使用は可能)。治癒能力があろうとも通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する。
: この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。
: この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。
: つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている。
: つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の培った武技・実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている。
: しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・ペンテシレイアをこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。
: しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・ペンテシレイアをこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。
: 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。
: 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。
===関連===
===関連===
;アキレス腱
;アキレス腱
:「強者が持つ弱点」を指す言葉。
: 人体の踵にある急所であり、転じて「強者が持つ弱点」を指す言葉。
: 生前において不死でない部分である踵をパリスに打ち抜かれて戦死した逸話から。
: 生前において、唯一不死でなかった踵をパリスに射抜かれたことで弱体化し、その後さらに心臓を射抜かれて戦死した逸話から。
: そのためか、人体の急所に彼の名が記されている。
: その逸話ゆえに人体の一部に彼の名が記されており、そのためにアキレウスは数多の英雄の中でも十指に入ると評される程の圧倒的な知名度を誇る。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
===Fateシリーズ===
===Fateシリーズ===
*伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。
*伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。
*[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。
*[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。
*ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される。
*ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される。東出氏によるとこの場合、神速で走り回りながら神速でこの槍を振り回してくるので、どちらにせよ手が付けられないとか。
*東出氏によると、伝承から宝具に使える逸話を真面目に拾うと膨大な数になってしまうので、不死性と俊足をスキルに回して宝具を3つに絞る予定だったらしい。奈須氏に宝具候補のリストを見せて相談したところ、「彼くらいの英雄ならばいっそ5つ位持たせてしまおう」と意見を貰い、今の形になったとの事。それでも宝具候補にあった'''黄金聖衣みたいな鎧'''は出せなかったらしい。
*東出氏によると、伝承から宝具に使える逸話を真面目に拾うと膨大な数になってしまうので、不死性と俊足をスキルに回して宝具を3つに絞る予定だったらしい。奈須氏に宝具候補のリストを見せて相談したところ、「彼くらいの大英雄ならばいっそ5つ位持たせてしまおう」と意見を貰い、今の形になったとの事。それでも宝具候補にあった'''黄金聖衣みたいな鎧'''は出せなかったらしい。
**ギリシャにて召喚された場合、この黄金聖衣みたいな鎧が宝具として追加されるとのこと。オミットされた槍の不治の呪いを含めれば、合計'''7つ分'''という異常に豊富な宝具を所有することになる。その様は奈須・東出両氏から「'''宝具山盛りの超強力サーヴァント'''」「'''ウルトラハイスペックサーヴァント'''」と評される程だが、当然ながら魔力消費も尋常でないほど激しく、本来の聖杯戦争なら即魔力切れで、彼を真っ当に扱えるならば間違いなく超一流のマスターであるという。[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]という舞台であったからこそ、彼の実力が発揮できたと言える。
**ギリシャにて召喚された場合、この黄金聖衣みたいな鎧が宝具として追加されるとのこと。オミットされた槍の不治の呪いを含めれば、合計'''7つ分'''という異常に豊富な宝具を所有することになる。その様は奈須・東出両氏から「'''宝具山盛りの超強力サーヴァント'''」「'''ウルトラハイスペックサーヴァント'''」と評される程だが、当然ながら魔力消費も尋常でないほど激しく、本来の聖杯戦争なら即魔力切れで、彼を真っ当に扱えるならば間違いなく超一流のマスターであるという。[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]という舞台であったからこそ、彼の実力が発揮できたと言える。
**アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノーンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスにこの鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。
**アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノーンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスにこの鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。
**更にこの鎧はパトロクロスを打ち倒したへクトールが戦利品として持ち帰りアポロンが彼用に仕立て上げ、彼の鎧となったとされている。この逸話通りならへクトールもまたこの鎧を得られることになるのだろう。ちなみにアキレウスは鎧が奪われた故にまた神々から新しい鎧の二着目をゲットしてたりしている。つくづく豪勢な話である。
**更にこの鎧はパトロクロスを打ち倒したへクトールが戦利品として持ち帰りアポロンが彼用に仕立て上げ、彼の鎧となったとされている。この逸話通りならへクトールもまたこの鎧を得られることになるのだろう。ちなみにアキレウスは鎧が奪われた故にまた神々から新しい鎧の二着目をゲットしてたりしている。つくづく豪勢な話である。